「奥野かるた店」をのぞいてみました。
2階の展示場で「出庫物」セールをしていました。
倉庫に眠っている珍しい商品の販売です。
おそらく、何十年と奥野かるたの会長さんが
個人的に集めた商品のはずです。
古いボードゲームが目立ちます。
その中に、パッケージが英語の
『人生ゲーム』と『モノポリー』を発見しました。
パッケージが英語表示なので、アメリカ版のような感じがします。
「人生ゲーム」がアメリカで最初に開発されたのは1860年です。
チェスのボードをベースに聖書からの
出来事をマス目にしたとされています。
展示品は、まさにチェス版のイメージがします。
なんとなく、歴史的商品を目にして感激します。
日本で始めた発売された「人生ゲーム」は
このアメリカ版の商品をそのまま日本語に
置き換えた直訳版といわれています。
現在のような完全日本語版「人生ゲーム」の
発売は1968年となっています。
あの「モノポリー」も並んでいます。
アメリカで1933年に開発されたそうです。
開発者は、失業中のエンジニアです。
1929年は、世界恐慌の始まった年です。
世界的不況の影響で失業したことから
せめてゲームの上だけでもお金持ちになりたくて
このようなマネーゲームをつくったのでしょうか?
展示している商品は、ボード・カードすべて英語表示です。
完全アメリカ版がどうしてここにあるのか不思議です。
アメリカ版のゲームをするには、英語の能力が必要になります。
昔は、アメリカのボードゲームは、頭の良い人たちが楽しむ
最先端の知的ゲームだったのかもしれません。
貴重な商品を見ることができたのですが
残念なことにこの展示会は今日(4月16日)で終了します。
この後は古書の展示だそうです。
ゲーム関係の本も出てくると思います(?)ので
ご関心ある方は奥野かるた店にお問い合わせください。
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