野々村 洸 日経クロステック
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NTTは2023年5月12日、2027年度までの新中期経営戦略を発表した。具体的な取り組みとしては、次世代ネットワーク構想「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」を支える光電融合デバイスの製造会社の設立、2027年度までの5年間で成長分野に対して約8兆円を投資することなどを挙げた。
IOWNとは、光通信技術を中心とした新たな高速大容量通信、膨大な計算リソースなどを提供するネットワーク・情報処理基盤を指す。その中で光電融合デバイスは電気信号と光信号を変換し、大容量通信や低消費電力などを支える技術である。
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2023/03/27
NTTは光電融合デバイスの早期事業化を狙うため、2023年6月に新会社「NTTイノベーティブデバイス」を設立する。NTTの100%子会社で、資本金・資本準備金は計300億円である。同年8月ごろにはNTTイノベーティブデバイスにNTTエレクトロニクスを統合。NTTエレクトロニクスが持つ光電子部品などの開発・製造ノウハウを取り込んで光電融合デバイスの製造体制の確立を目指す。NTTエレクトロニクスを統合後のNTTイノベーティブデバイスの売上高は2000億円を計画する。
光電融合デバイスの製造会社を設立
(画像:NTT)
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2021/04/26
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