ストレスが減ると内臓脂肪はたまりにくくなる
ストレスがあると食べ過ぎてしまうのは、もう1つ理由があるのです。
人間はスイーツや油脂などおいしいものを食べますと、脳内で「βエンドルフィン」という快感物質が出せます。
これが食欲中枢を刺激し、必要以上の量を食べてしまうのです。
この快感物質が一瞬、ストレスを忘れさせてくれるのでしょう。
人間の脳は、いっぱいのことを同時に考えられません。
ストレスを感じました場合、できるならその環境から逃げ出したいと考える気持ちになることがあるでしょう。
しかしながら、食品を口にすると脳は食べることに集中して一瞬、厳しい状況から解放されるのです。
その為、ストレスから発生する食欲は一種の現実逃避なんです。
ただし、息抜きにおやつをちょっと食べる程度なら良くなったのですけど、スイーツには脂肪分がいっぱい含まれています。
「脂」という字に「美味しい」が入っているのは意味深です。
実は食欲中枢には、満腹中枢と摂食中枢がありまして、こちらも隣りあっています。
満腹中枢は「もうお腹たくさん、満足です」というサインを出し、食欲にブレーキをかける場所。
摂食中枢は「お腹が空いた、なにか食べたい」「おいしいから、もっと食べたい」と食欲をうながす場所です。
両方が満足しないと食欲はおさまりません。
ところが、脂肪分たっぷりのスイーツや肉は摂食中枢を刺激してしまうので、頭では「このくらいでやめておこう」と考えても、なかなか食欲をとどめることができない。
つまり、脂肪の多いものをいっぱい食べると、さらに食欲が旺盛になる悪循環におちいるわけです。
太ってる人が脂っこい食物が好きなのは、そのせいでもあげられます。
さらにストレスを感じると食欲が増すので、おいしい食物が身近にあって、忙しく生きる今の時代では、私たち人間はなかなか食欲に勝ってるはずないのです。
ストレスをためこむと脂肪もためこんでしまう。
上手なストレス解消は食欲を抑えるためにも必要なのです。
「ストレス=過食」は人間のシステム。
ストレスを減らすように努めましょう。
ストレスをためない考え方。幸せになる生き方
知らず知らずのうちに、“くよくよ”“イライラ”して過ごしてしまうことがありませんか?
“くよくよ”というのは、何かを考えて、暗い気もちになり、それがある程度続くことです。
くよくよするよりもイライラすることのほうが多いという人もいるでしょう。
“くよくよ”も“イライラ”もその元・種は同じで、イヤなことや悩みについて考えて、自分が「くよくよ」と感じるか「イライラ」と感じるかの違いです。(イライラしやすいという人は、以降は“くよくよ”を“イライラ”に読み替えるといいでしょう)
小さいことでくよくよすることが多いと、知らないうちに長い時間をイヤな気分で過ごすことになってしまいます。
小さいイヤなことはしょっちゅう起こります。そのたびにくよくよしているようでは、なかなか心安らかには暮らせません。
くよくよは小さいことのようですが、実は生活に大きな悪影響を与えているのです。
くよくよすると「イヤな気もち」になります。
イヤな気もちは「悪い気分」につながります。
悪い気分は「悪い考え」を誘発しやすくなります。
悪い気分や悪い考えに流されて「悪い行動」をしてしまうこともあります。
くよくよすると「健康によくない」「長生きできない」などとよく言われます。「美容上よくない」という女性もいます。
そういうことも大きいとは思いますが、何よりもくよくよすると今を愉しめなくなってしまいます。
くよくよしてしまうのは「性格だからしかたがない」とあきらめている人が多いような気がします。
くよくよしてしまうのは、「性格というよりも、そういう考え方のクセ」と考えたほうがいいでしょう。
「クセ」なら、「努力すれば変えることができる」と思えるのでしょう。「性格だから」とあきらめてしまうよりもいいのではないでしょうか。
と言っても、身についたクセや習慣を変えるのは、そう簡単にはできないでしょう。それなりの努力が必要です。
まずは、「くよくよするのはやめよう」と決意することだと思います。
くよくよするような(不幸になる)考え方をストップして、くよくよしないような(幸せになる)考え方を心がけることを続ければ、それがいずれは「いい習慣」となるでしょう。
習慣になればくよくよする時間が減り、その分生活を愉しめるようになれるのではないでしょうか。
(参考文献・サイト:なるだけ楽して内臓脂肪を減らす最新の研究に基づくすぐできる55の方法 板倉弘重 角川テーマ21 2014年6月10日初版発行 サイトhttps://m.shiawasehp.net/index.htm 幸せのホームページより)
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