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2017年07月29日

ダイエット人生の下地

週刊マーガレットや月刊リボンを語らずして子ども時代を語ることができないほど、マンガは夢中になって読んでいました。もちろん、主人公に自分を重ね合わせて読むのですが、あの頃のマンガに主人公に多かった設定は「チビで、目ばかり大きな、痩せっぽちの女の子」。しかも主人公はその容姿にコンプレックスを持っているのです。私には大いなる疑問でした。「デカくて、目の小さな、太っちょの女の子」なら、決して少女マンガの主人公にはなれなかったでしょう。

@背が低い、A目が大きい、B痩せている、これは、白馬の王子と出逢うための三大必須条件として、当時の少女たちの潜在意識に刷り込まれていきました。もちろん私もそのひとりです。私は太ってはいませんでしたが、背が高くしっかりとした骨格でしたし、目だって大きくはありませんでした。

まだ幼いころから何年間か、私は近くのバレエ教室に通っていました。とてもバレエなどと呼べる代物ではなく、ただのお遊戯にすぎませんでしたが、私はその頃から、美しいもの、可憐なもの、愛らしいものが好きでした。トウシューズやチュチュ(レースのスカート)に限りない憧れを持っていました。大人になったらバレリーナかピアニストになりたいと思っていました。華奢な体に美しい衣裳を纏い、軽やかに舞ったり演奏する自分の姿を夢想していましたが、現実はそうではありませんでした。

5年生にって鼓笛隊に入ったらいきなり大太鼓担当に指名されました。もう半世紀近く前のことなのにとても傷いたことをよく覚えています。新入部員はみんなピアニカなのに、私だけ大きいから選ばれたことは明らかでした。決して悪意で指名されたのではないことはよくわかっていました。この中で誰が大太鼓にふさわしいかと問われれば、私でさえ自分自身を選んだと思います。今、初めて、長年心の奥深くにしまいこんでいた自分の気持ちを表しました。大役の大太鼓に選ばれて傷ついたなんて、誰にも言えませんでした。
タグ:肥満症
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