2017年07月26日
ウェイトサイクリング
今日、偶然、部長医師とお話しする機会があったので、思い切って私のような高度肥満症の者は、やはり胃を切除する手術を受けた方が良いのかと尋ねてみました。すると、大勢の患者を診ておられるにも関わらず、部長医師は私の名前もこれまでの履歴もすべて覚えておられたので、まずそれに驚きました。
部長医師が仰るには、私のような状態を「ウェイトサイクリング」を呼び、現在これは一種の遺伝子の作用であるかもしれないと考えられているそうです。人類の歴史は飢餓との闘いの歴史ですが、減った体重を元の体重に戻そうという作用は人によって違うそうです。しかし、私のように繰り返し大幅減量に挑み、それを達成してもすぐにまた戻ってしまうというのは、他の人に比べてこの作用を起こす遺伝子をより多く持っているのではないかということでした。
そして、そういう遺伝子を持つ以上、通常のカロリーダイエットは難しく、胃の外科手術はひとつの効果的な方法であるだろうと仰いました。この短い会話の中に、部長医師の口から「15キロの減量は簡単なことではありません。でもそれを何度も成功させてこられた。しかし繰り返しリバウンドしてしまう、その挫折感を味わい続けると…」という言葉が出た時、これまでのつらさ、苦しみをわかってくれる人がいてくれたのかと、思わず目頭があつくなってしまいました。
しかし、いかなる理由づけも合併症の前では何の役にもたちません。部長医師は、私の場合また15キロ減量して、90キロになれば、現在抱えている問題のほとんどは解消されるでしょうとも仰いました。とにかくまずは減量を成功させることが何より大切なのです。
部長医師が仰るには、私のような状態を「ウェイトサイクリング」を呼び、現在これは一種の遺伝子の作用であるかもしれないと考えられているそうです。人類の歴史は飢餓との闘いの歴史ですが、減った体重を元の体重に戻そうという作用は人によって違うそうです。しかし、私のように繰り返し大幅減量に挑み、それを達成してもすぐにまた戻ってしまうというのは、他の人に比べてこの作用を起こす遺伝子をより多く持っているのではないかということでした。
そして、そういう遺伝子を持つ以上、通常のカロリーダイエットは難しく、胃の外科手術はひとつの効果的な方法であるだろうと仰いました。この短い会話の中に、部長医師の口から「15キロの減量は簡単なことではありません。でもそれを何度も成功させてこられた。しかし繰り返しリバウンドしてしまう、その挫折感を味わい続けると…」という言葉が出た時、これまでのつらさ、苦しみをわかってくれる人がいてくれたのかと、思わず目頭があつくなってしまいました。
しかし、いかなる理由づけも合併症の前では何の役にもたちません。部長医師は、私の場合また15キロ減量して、90キロになれば、現在抱えている問題のほとんどは解消されるでしょうとも仰いました。とにかくまずは減量を成功させることが何より大切なのです。
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