2011年09月27日
未曾有と想定外 感想
本書は東日本大震災のことで
津波と原発事故のことの二つを中心に書いている。
津波については、どこまで防波堤などで
津波対策をしていても何十年かごとにその防波堤を超える
災害がくるから「津波が来たら逃げる」という
避難の面が抜けている書いている。
原発については
「見たくないものは見えない」という意識が組織中に
蔓延しているのが問題だと書いている。
ここで東電などの批判で、「単なるガス抜きでやってる人いる」
ということを書いているのは正しいと思うが
だからといってこのまま放置するのがいいとは思えない。
東電の下のほうの社員はそこまでの悪人ではないかもしれないが
最近では「電気代を値上げしなければならない」「補償のための資料が複雑すぎる」
という放置しておくと、事故の責任をできるだけ払わないように
する可能性だってある。
普通の企業は倒産するレベルだろうが、
東電は現在ものこっているのでやはり責任を果たさないといけないと思う。
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