風流最高

4月からの新しい職場の仕事で利用者さんのお宅を家庭訪問する事になった。
そこは、約50年前想い出の宝が詰まった母校の小学校前のマンションだった。
勿論、昔はマンションなんかなくて古い日本家屋ばかりだったが、今は見る影
なくマンションが乱立していた。

私の在校時校舎は木造建てで、離れに汲み取り式の便所があったが当然今は
その場所に面影はない。すっかり鉄筋コンクリートに様変わりしてるが、その場所
は、校舎も講堂もそのままだった。

鉄棒、滑り台、ブランコ、棒登り等の場所は昔のままだが、防火用水の小さな水
貯めが無くなっている。

私の時代は用務員のおじさんが宿直でおり、いろいろお世話になったのを覚えている。
当時の私は、勉強よりも運動特に野球の王選手に憧れ、ユニフォームを買ってもらい
背番号も1番をつけ、下校すると直ぐにユニフォームに着替えて小学校に向かい、
遊び友達と日が暮れるまでボールと戯れてた。走る、跳ぶ、投げる・・・・・・・・・・・
その当時の運動神経が私のピークだったかもしれない〜。

理科の時間には横を流れる樋井川の土手を下り、河川の魚やザリガニ、ゲンゴロウ等の
生物採取が楽しみだった。今は、護岸工事で人工的な味も素っ気もない川になって
寂しい気がする。

マンションの階上から昔の野球をしていた校庭を眺めていると、とても懐かしく50年後に
こんな近くに仕事で来ることが信じられず、これも何かの縁であろうと思う。

もし、運動場に入れたら校庭の土を見つめて自分の足跡を探したい・・・・・・・・・。
あの頃の級友は皆どうしてんだろう？