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2014年04月24日

神さまの国へ

福岡県に三潴というのどかな田園の広がる田舎町があります。
皆さんご存知でしょうか?そこに母の知人の85歳のお婆さんが在住してました。
若いころは教員で教頭先生の時退職されたそうです。

そのお婆さんのご主人は、15年位前に亡くなり独り娘さんと二人暮らし。
お婆さんは坊さんではないが、ご主人を弔う為か自分で仏の道に入り
四国八十八か所巡りや、西日本の霊山と言われる山にお参りに行かれてました。

元々の素養があったのか、修行の賜なのか少し霊力があり、人の悩みの相談に
応じ、遠方からもお尋ねに人がお婆さんの家を訪れてました。
私も人生の岐路に際し、何度かお尋ねに訪れた事がありました。

今年も転職にあたり、三月初めに門をたたきました。
お婆さんは、一月に庭の石につまづいて骨折し入院生活に〜
退院したら、下肢筋力は衰え家の中でも車イス生活に〜

そして、寝てる生活からの認知症が少し・・・・・・・。
そこにいるのは、昔のお婆さんでなく弱々しく痩せこけた別人でした。

私は四月になり、少し落ち着いてきたのでお婆さんに就職が決まった報告と
お礼状を送ったのですが・・・・・・・・。
4〜5日してお婆さんから封書が届きました。

でも、中に入ってた手紙は〜娘さんからの便りでした・・・・・・
「四月二日に亡くなりました」・・・・と
人生、明日はどうなってるか分からないと言いますが〜
流石にショックが大きかった〜又一人知ってる人が旅立ちました〜
90歳の母にはこの事を伝えるのが辛くまだ話せない〜
私の気持ちの整理がつくまで、いやいやこのままそっとして
母が旅立ち神さまのお国で再会するまで黙ってようか〜

 雪

「誰も知らない野の果で 青い小鳥が死にました。 さむいさむいくれ方に」
「そのなきがらを埋めよとて、お空は雪を撒きました。ふかくふかく音もなく」
「人は知らねど人里の、家もおともにたちました。しろいしろい被衣着て」
「やがてほのぼのあくる朝、空はみごとに晴れました。あおくあおくうつくしく」
「小さいきれいなたましいの、神さまのお国へゆくみちを、ひろくひろくあけようと」

私と四周り先輩のうさぎ年生まれの同月同日誕生日の明治の歌人 金子みすずの詩集より抜粋
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