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2009年04月27日

介護問題の複雑さ

 元アイドルの自殺、高齢者の両親を殺害した娘の事件・・・・・・・。
本当に何とも云えない、身につまされる悲しい出来事が続きました。

 高齢化社会の今、誰にでも起こりえる身近な問題です。
昼のワイドショー番組の大物歌手司会者が、元アイドルが私に一言相談してくれたら・・・
と、偽善者ぶって言ってましたが、そんな単純な問題じゃないんですよね。

 年老いた親を看ると、ショートステイに預けるのが可哀相と考え、自分に無理して
自宅介護する人、自宅から出たくないと言う介護される親・・・・・・・・。

 私はまず介護する子供の生活サイクルを確立する事を優先すべきだと思うのです。
介護する方が疲れ果て、どうしょうもなくなると共倒れしてしまうからです。

 勿論話し合いをし、お互い譲歩すべきところは譲歩して、素直な気持ちでお互いの
立場を理解しあう事が大切だと思うのです。

 スウェーデンでは、高齢者が子供と同居するのが少なく、ホームヘルプサービスを
利用したり、介護付き住宅に入居したり・・・・・・・・・
 ドイツでは、家族に介護労働を期待して「介護手当」や「サービス給付」が給付され
国家の介入を避ける考え方・・・・・・・・・
 アメリカでは、公的な在宅サービスは、生活保護受給者のみで一般の人はサービス
事業者と直接契約するが、高価であり虐待等レベルが低いとか・・・・・・・

 年取ると赤ちゃんに戻ると言いますが、一点だけ赤ちゃんに無い物を身に着けて
いるんです・・・・・・我が儘をね!

 介護される親は、時には感謝の気持ちでショートステイに泊まり、子供に憩いの時を
プレゼントする優しい気持ちを、又介護する子供達も出来るだけお話をして、孤独感を
和らげてあげたりする気持ちが大切な様な気がします。

 でも認知症になったら家族だけでは困難だと思うので、ケアマネージャーと相談しな
がら、施設を考えた方が良いと思うのです。施設に入れると親不孝と言う考え方は、
やめた方がいいとも思うのです。プロに任せる所は任せて・・・・・・・・・・。
 素直な気持ちを皆が持ったら素晴らしい世界になるのにね。
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