風流最高

人生、何がその人の生き方に影響を与えるかわからない・・・・・・・・・・・・

その人自身の人格にもよるのかもしれないが・・・・・・・・・・・・・

種田山頭火〜明治１５年生まれで昭和１５年没・・・・・・・・・・・

防府市に生まれ、祖父の代で大地主・・・・・・・・・

山頭火の父の浮気が母の自殺に〜心の傷

山頭火が経営していた種田酒造場は破産し父は行方不明に・・・・・・・・

良妻賢母の妻は裕福な家庭に育った常識人・・・・・・・・

二人の間には齟齬が生じてくる・・・・・・・・・・

一家を支えるという世間的な常識が希薄な山頭火・・・・・・・

社会の枠組みから外れ、家庭からも無用者とされる・・・・・・・

やがて単身で状況〜妻との離婚・・・・・・・・

関東大震災の被災者となり浮浪者のごとく妻の住む熊本へ・・・・・・・・

やがて出家して旅に出る・・・・・・・・

「分け入っても分け入っても青い山」

社会性欠如による常識からの脱出・・・・・・・・・・

でも、誰にでも出来る事ではない。

だから束縛の世界に生きる俗人にはある種の憧れを感じる。

行乞流転の旅〜乞食を行じ全てを捨てる旅・・・・・・・・・

「こころつかれて山が海がうつくしすぎる」

「波音遠くなり近くなり余命いくばくぞ」

本当は家族と温かい家庭を築きたかった〜

しかし、どうしても出来なかった〜

心の中に枠の中に生きる事を遠く望みながら、悲しみを秘めたまま泣きながら歩き続けた・・・・・・人

「すべってころんで山がひっそり」

「この旅、果てもない旅のつくつくぼうし」


無一物志向の凄い生き様を歩んだ山頭火に何故か惹かれるものがある・・・・・・・・・・。