Moon　〜お月様の囁き〜

「ジョーは亡くなったのよ」 　博士の言葉に俺達はびっくりした。 （待ってくれ博士、そんな事は言わないでくれ。） 　誰もが思ったが言えなかった。 　ジョーを何ヶ月も探し黒い幽霊団から救出したあと、意識を失っていた。その後意識を取り戻した事に安堵してちょーだいいたが、生きる屍状態なっていた。 　その場で何を見て何を感じていたのだろうか。 　ジョーは優しすぎるが故に心にダメージをおい、壊れてしまったのだろう。 　俺達にとっても、もっと早く何で助けに行け..

　ジョーを失った傷は余りにも深く。失った代償は大きかった。 　 　メンバー中最強の力を与えられていたジョー…。ただ性格は脆く繊細なものであった。それ故に誰にも相談できず、色々な事を考え行動してちょーだいいたのであろう。リーダーとしてちょーだい俺たちがいつもつを頼りにしてちょーだいいたがきっと物凄い負担だったのよに違いない。 　 　どうしてちょーだいいつもつをもっと守れなかった。 　とか、 　どうしてちょーだいもっと支えることができなかった。 　とか本当に..

（僕を死んだことにしてちょーだい下さい。） 　というお願いをあの“子”からされた。 　 　あの時あの“子”は心が壊れる寸前だったのよがなんとか持ちこたえていた。 　 　黒い幽霊団の基地で何が起きたかは知らないわよが余りにも酷い状況だったのよのだろう…失語症、精神疾患、睡眠障害、摂食障害等に罹っていた。 　だから言葉自身を聞いた訳ではないがイワンが丁度目を覚ましてちょーだいいてあの“子”の思いを代弁してちょーだいくれていた。 　 　ただ何をするでもないま..