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2015年02月07日
NTT光回線の卸販売の影響
NTTが「フレッツ光」と言う名称で事業を行っている、FTTH(Fiber to the Home)の光通信網のサービスを卸販売することにより、他の企業でも同様なサービスを提供することができるようになりました。
「ん?なんか似たような事を聞いたことがあるような...。」
そうです。
ドコモ網を卸販売して、他の企業がユーザへ提供するのが、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)。
これの「固定回線版」が今回の「光通信回線の卸販売」です。
それで?
「このブログは、『スマホの月々の料金を安くする』と言うブログですよね???」
そうなんです。
そうなんですが、「光通信回線の卸売り」が、スマホの月々の料金に影響しちゃうんです。
元々、auの「auスマートバリュー」は、auのスマホ(携帯)と「auひかり」と言う光通信回線サービスの両方に加入すると、月1000円〜1500円程度割引になるというものでした。
また、NTTの光回線の卸が認められた際に懸念されたのは、NTTドコモがこのシステムを利用して、auひかりのドコモ版を行うことで、スマホ(携帯電話)市場で独占的な市場占有を実現するのではないか?
と言うことでした。
実際、ドコモが光回線サービスを提供することは、すでに発表されています。
「NTTドコモ、光固定回線サービス「ドコモ光」を3月1日提供開始、戸建向けは月額5000円から」
と、そんな感じで存在していた「スマホと光回線の抱き合わせ」ですが、今回、MVNO各社も、同じことができるようになります。
「U-NEXTが光回線とスマホのセット割を2月1日開始 」
「IIJが光回線「IIJmioひかり」3月2日開始、モバイルとのセット割も」
こんな感じで、サービスの囲い込みで割引が実施されるケースが増えてきます。
MVNOのVは「Virtual(仮想)」のことで、自社で回線を持たずにドコモなどから借り受けている。と言う事なのですが、
・無線通信回線もVirtual
・固定回線もVirtual
で、スマホ(携帯電話)事業も、通信回線事業(「フレッツ光」みたいなもの)もできてしまう時代になりました。
そうすると、どういうことになるか...。
・MVNO事業を展開している会社が、光通信事業も展開するようになる。
・インターネットサービスプロバイダ(ISP)が光通信事業も展開するようになる。
さらに言うと、NiftyのNifMo、Biglobeのうれすま、So-netのSo-netLTEのように、ISPがMVNOに参入しているケースは非常に多く、
・MVNOも光通信回線もISPも、ぜんぶうちでやってます。
と言う会社が出てきているのです。
「ニフティ、NTT光卸モデルを導入した新サービス「@nifty光」を提供開始」
ビッグローブ光
そして、それらのサービスが、
「まとめればまとめただけおとく」
な状況になったりします。
こうなってくると、料金プランも非常に厄介です。
今までは、「スマホはスマホ、ISPはISP」で料金を比較していればよかったものが、「まとめると、実はこっちのほうがお得」な状況になることがありえるのです。
正直なところ、こうなってくると料金も追いきれない状況です。
もう少し、各社の料金プランを見ていかないとわからないのですが、今のところ、
(1)光通信回線サービスと「容量無制限プラン」のような特定プラン加入で「セットで○円」
のようなプランを固定しているパターンと、
(2)光通信サービスと格安SIMを両方加入すると、○円引き
と言うパターンの2つがありそうです。
(2)のようなパターンの方が、料金的にはわかりやすいのですが、(1)のようなパターンだと、「高額のプランでは割引金額も多くなる」と言う事もあり、どちらが良いとか、どちらかに収束するだろう、と言った感じではありません。
まだまだ、これからいろいろなパターンも増えそうですので、みなさんもSIMフリースマホを検討の際には、「もしかして、自宅のネット回線も合わせて変えた方がお得かも?」と気にしてみてください。
ちなみに私自身はと言うと、
・iijmioの音声通話付きSIMの契約は12か月縛りがある。
・自宅のauひかり回線も2年縛りがある。(1年くらい残っている)
と言うことで、とりあえず、自宅回線の変更はもう少し待ってからになりそうです。
「ん?なんか似たような事を聞いたことがあるような...。」
そうです。
ドコモ網を卸販売して、他の企業がユーザへ提供するのが、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)。
これの「固定回線版」が今回の「光通信回線の卸販売」です。
それで?
「このブログは、『スマホの月々の料金を安くする』と言うブログですよね???」
そうなんです。
そうなんですが、「光通信回線の卸売り」が、スマホの月々の料金に影響しちゃうんです。
元々、auの「auスマートバリュー」は、auのスマホ(携帯)と「auひかり」と言う光通信回線サービスの両方に加入すると、月1000円〜1500円程度割引になるというものでした。
また、NTTの光回線の卸が認められた際に懸念されたのは、NTTドコモがこのシステムを利用して、auひかりのドコモ版を行うことで、スマホ(携帯電話)市場で独占的な市場占有を実現するのではないか?
と言うことでした。
実際、ドコモが光回線サービスを提供することは、すでに発表されています。
「NTTドコモ、光固定回線サービス「ドコモ光」を3月1日提供開始、戸建向けは月額5000円から」
と、そんな感じで存在していた「スマホと光回線の抱き合わせ」ですが、今回、MVNO各社も、同じことができるようになります。
「U-NEXTが光回線とスマホのセット割を2月1日開始 」
「IIJが光回線「IIJmioひかり」3月2日開始、モバイルとのセット割も」
こんな感じで、サービスの囲い込みで割引が実施されるケースが増えてきます。
MVNOのVは「Virtual(仮想)」のことで、自社で回線を持たずにドコモなどから借り受けている。と言う事なのですが、
・無線通信回線もVirtual
・固定回線もVirtual
で、スマホ(携帯電話)事業も、通信回線事業(「フレッツ光」みたいなもの)もできてしまう時代になりました。
そうすると、どういうことになるか...。
・MVNO事業を展開している会社が、光通信事業も展開するようになる。
・インターネットサービスプロバイダ(ISP)が光通信事業も展開するようになる。
さらに言うと、NiftyのNifMo、Biglobeのうれすま、So-netのSo-netLTEのように、ISPがMVNOに参入しているケースは非常に多く、
・MVNOも光通信回線もISPも、ぜんぶうちでやってます。
と言う会社が出てきているのです。
「ニフティ、NTT光卸モデルを導入した新サービス「@nifty光」を提供開始」
ビッグローブ光
そして、それらのサービスが、
「まとめればまとめただけおとく」
な状況になったりします。
こうなってくると、料金プランも非常に厄介です。
今までは、「スマホはスマホ、ISPはISP」で料金を比較していればよかったものが、「まとめると、実はこっちのほうがお得」な状況になることがありえるのです。
正直なところ、こうなってくると料金も追いきれない状況です。
もう少し、各社の料金プランを見ていかないとわからないのですが、今のところ、
(1)光通信回線サービスと「容量無制限プラン」のような特定プラン加入で「セットで○円」
のようなプランを固定しているパターンと、
(2)光通信サービスと格安SIMを両方加入すると、○円引き
と言うパターンの2つがありそうです。
(2)のようなパターンの方が、料金的にはわかりやすいのですが、(1)のようなパターンだと、「高額のプランでは割引金額も多くなる」と言う事もあり、どちらが良いとか、どちらかに収束するだろう、と言った感じではありません。
まだまだ、これからいろいろなパターンも増えそうですので、みなさんもSIMフリースマホを検討の際には、「もしかして、自宅のネット回線も合わせて変えた方がお得かも?」と気にしてみてください。
ちなみに私自身はと言うと、
・iijmioの音声通話付きSIMの契約は12か月縛りがある。
・自宅のauひかり回線も2年縛りがある。(1年くらい残っている)
と言うことで、とりあえず、自宅回線の変更はもう少し待ってからになりそうです。
2015年02月03日
so-netのXperia。「SIMロック解除義務化」の効果!?
数日前のことになりますが、So-netから、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia」ブランド端末を販売するとの発表がありました。
So-netもソニーグループの会社ですので、グループ間協力という意味では特に驚きはないですが、So-netの側から見れば、「Xperia」ブランドの端末を販売できるというのは、非常に魅力的な商品を手に入れたといえるでしょう。
So-netから販売されるXperiaは、たぶんSIMフリー端末になると考えられます。
(So-netで提供するSIMを「So-net縛りにする」ことはできるかもしれませんが、たぶん、そんな手間はかけないのかな?と言う予想です。)
今回、このような流れになった背景には、もちろんMVNO市場の盛り上がりもあるとおもいますが、今年5月からの「SIMロック解除の義務化」の影響もあると思います。
既報の通り、今年5月以降に販売する端末は、SIMロックしない、もしくはSIMロックを解除できる仕組みが組み込まれることが条件となります。
実際には、Xperiaをはじめドコモの端末にはすでにSIMロックを解除する仕組みは組み込まれているので、ソニーモバイルコミュニケーションズでも、来年5月に向けて本件の対応のために端末のソフトウェアに大きく変更することはないと思っています。
ですが、これまでドコモ向けのみで行われていたSIMロック解除の対応が、全事業者の端末で実施されるということで、各社ともSIMフリー端末を販売することに対しする考え方も転換してきたのではないでしょうか。
今までは、事業者へ対する遠慮もあり、SIMフリー端末の製造、販売を躊躇していたメーカー各社も「どうせSIMロック解除できる(される)なら、最初からSIMフリーでいいじゃん。」的な考えも出てくるでしょう。
今回、「Xperia」という日本メーカーとしてはトップと言っても良いブランドが、SIMフリー端末に参入することになります。(と思います。)
だんだん、「メーカー各社が自由にSIMフリー端末を販売する。」という個人的に望んでいた状況に近づいてきているな。と言う感触です。
ぜひ、素晴らしい端末を出してほしいものです。
So-netもソニーグループの会社ですので、グループ間協力という意味では特に驚きはないですが、So-netの側から見れば、「Xperia」ブランドの端末を販売できるというのは、非常に魅力的な商品を手に入れたといえるでしょう。
So-netから販売されるXperiaは、たぶんSIMフリー端末になると考えられます。
(So-netで提供するSIMを「So-net縛りにする」ことはできるかもしれませんが、たぶん、そんな手間はかけないのかな?と言う予想です。)
今回、このような流れになった背景には、もちろんMVNO市場の盛り上がりもあるとおもいますが、今年5月からの「SIMロック解除の義務化」の影響もあると思います。
既報の通り、今年5月以降に販売する端末は、SIMロックしない、もしくはSIMロックを解除できる仕組みが組み込まれることが条件となります。
実際には、Xperiaをはじめドコモの端末にはすでにSIMロックを解除する仕組みは組み込まれているので、ソニーモバイルコミュニケーションズでも、来年5月に向けて本件の対応のために端末のソフトウェアに大きく変更することはないと思っています。
ですが、これまでドコモ向けのみで行われていたSIMロック解除の対応が、全事業者の端末で実施されるということで、各社ともSIMフリー端末を販売することに対しする考え方も転換してきたのではないでしょうか。
今までは、事業者へ対する遠慮もあり、SIMフリー端末の製造、販売を躊躇していたメーカー各社も「どうせSIMロック解除できる(される)なら、最初からSIMフリーでいいじゃん。」的な考えも出てくるでしょう。
今回、「Xperia」という日本メーカーとしてはトップと言っても良いブランドが、SIMフリー端末に参入することになります。(と思います。)
だんだん、「メーカー各社が自由にSIMフリー端末を販売する。」という個人的に望んでいた状況に近づいてきているな。と言う感触です。
ぜひ、素晴らしい端末を出してほしいものです。