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2017年10月21日
全商情報処理検定―2つの部門には共通点がある!
全商情報処理検定は全商簿記実務検定と同じく、商業高校であればどの学科の人も受けさせられると思います。
受験者数も結構多いです。授業でも情報処理に結構時間を割くと思うので、避けては通れないです。
全商情報処理検定にはビジネス情報部門とプログラミング部門の2種類があります。
どう違うのか?
共通点はあるのか?
なぜ別々の検定ではなく、部門で分けてるのか?
といった疑問を解消しましょう!
● ビジネス情報部門
ほとんどの商業生が受ける検定です。
検定内容は、ただのExcelのテストです。ただし、1級ではデータベース(Access)の問題も出ます。
どちらにしても、Excel関数の使い方が主な問題内容です。2級と3級には筆記だけでなく、Excelの実技問題があります。でも1級は平成24年から筆記のみになりました。
ビジネス情報部門と聞くとなんかカッコイイかもしれませんが、実質は「表計算ソフト部門」でいいと思います。
● プログラミング部門
ビジネス情報部門に比べ受験者はかなり少ないです。主に情報系の学科の生徒が受けます。合格率は低く、レベルも比較的高いです。
検定内容は、名のとおりプログラミングのテストです。
プログラミングとは、簡単に言えばコンピュータのソフトウェアを作ることです。コンピュータプログラムの流れが書かれた図であるフローチャートの問題、プログラミング言語(Javaかマクロ言語のみ)の問題が出ます。商業科の人で1級に合格するのは結構難しいですし、プログラミングを授業で習っている人でも受からない人もいます。
ここで見てきた通り、ビジネス情報部門とプログラミング部門は別物です。
ならば、「全商情報処理検定 ビジネス情報部門」「全商情報処理検定 プログラミング部門」というように部門を作るのではなく、ビジネス情報は「全商ビジネス情報検定」、プログラミングは「全商プログラミング検定」にすればいいと思いませんか?
問題内容も難易度も異なるのに検定名が同じだと混乱を招くと思います。
しかし、この2つの部門には共通点もあります。
プログラミング部門の最初の15問(30点)の内、10〜11問はビジネス情報部門と出題範囲が同じです! 用語問題は重複しているところがあるということです。
商業高校生の皆さんにはありがたいことだと思います。プログラミングの勉強を全くしていなくても20点くらいは取れるということですから。
テストを分けているなら出題範囲も違うものにした方が、個人的には良いと思いますが。。。
全商の考えとしては、用語は出題範囲がかぶっているから、検定の名前を分けるよりは、検定名は「全商情報処理検定」という同じ名前にしといて、代わりに2つ部門を作っているのかもしれないです。
あと、全商情報処理検定3級というものがありまして、そちらは部門に別れていないのも理由だと思います。
以上、全商情報処理検定についてでした。
受験者数も結構多いです。授業でも情報処理に結構時間を割くと思うので、避けては通れないです。
全商情報処理検定にはビジネス情報部門とプログラミング部門の2種類があります。
どう違うのか?
共通点はあるのか?
なぜ別々の検定ではなく、部門で分けてるのか?
といった疑問を解消しましょう!
ビジネス情報部門とプログラミング部門の違い
● ビジネス情報部門
ほとんどの商業生が受ける検定です。
検定内容は、ただのExcelのテストです。ただし、1級ではデータベース(Access)の問題も出ます。
どちらにしても、Excel関数の使い方が主な問題内容です。2級と3級には筆記だけでなく、Excelの実技問題があります。でも1級は平成24年から筆記のみになりました。
ビジネス情報部門と聞くとなんかカッコイイかもしれませんが、実質は「表計算ソフト部門」でいいと思います。
● プログラミング部門
ビジネス情報部門に比べ受験者はかなり少ないです。主に情報系の学科の生徒が受けます。合格率は低く、レベルも比較的高いです。
検定内容は、名のとおりプログラミングのテストです。
プログラミングとは、簡単に言えばコンピュータのソフトウェアを作ることです。コンピュータプログラムの流れが書かれた図であるフローチャートの問題、プログラミング言語(Javaかマクロ言語のみ)の問題が出ます。商業科の人で1級に合格するのは結構難しいですし、プログラミングを授業で習っている人でも受からない人もいます。
ここで見てきた通り、ビジネス情報部門とプログラミング部門は別物です。
ならば、「全商情報処理検定 ビジネス情報部門」「全商情報処理検定 プログラミング部門」というように部門を作るのではなく、ビジネス情報は「全商ビジネス情報検定」、プログラミングは「全商プログラミング検定」にすればいいと思いませんか?
問題内容も難易度も異なるのに検定名が同じだと混乱を招くと思います。
しかし、この2つの部門には共通点もあります。
共通点とは?
プログラミング部門の最初の15問(30点)の内、10〜11問はビジネス情報部門と出題範囲が同じです! 用語問題は重複しているところがあるということです。
商業高校生の皆さんにはありがたいことだと思います。プログラミングの勉強を全くしていなくても20点くらいは取れるということですから。
テストを分けているなら出題範囲も違うものにした方が、個人的には良いと思いますが。。。
検定名を別々にしない理由
全商の考えとしては、用語は出題範囲がかぶっているから、検定の名前を分けるよりは、検定名は「全商情報処理検定」という同じ名前にしといて、代わりに2つ部門を作っているのかもしれないです。
あと、全商情報処理検定3級というものがありまして、そちらは部門に別れていないのも理由だと思います。
以上、全商情報処理検定についてでした。
タグ:全商情報処理検定
2017年10月22日
情報処理検定1級(プログラミング部門) 勉強のコツとは?
ここでは、全商情報処理検定(プログラミング部門)1級の合格できる勉強法をお伝えします。
【1】 最初の15問は全問正解を狙え
大問1〜3の15問(30点分)は用語と計算の選択問題です。
最初の15問は用語とある程度の計算問題を覚えれば、全問正解も目指せます。しかし、そのあとの問題は遥かに難易度が高くなっています。プログラミング部門は他の全商検定に比べ、全体的に問題が難しいです。貴重な30点を落とすわけにはいきません。
また、そのうち約20点分はビジネス情報部門でも出題される問題となっています。ビジネス情報を受けたことのある人は対策しやすいでしょう。
【2】 フローチャートを理解せよ
プログラミング部門1級で出題される主なアルゴリズムは以下の通りです。
・ コントロールブレイク
・ 多次元配列の利用
・ 多分岐
・ 順位付け
・ バブルソート
・ セレクトソート
・ インサートソート
これらのアルゴリズムを理解すればフローチャート(流れ図)の問題(45点分)を攻略することができます。種類としては決して多くはありません。
高校で使う問題集には必ずアルゴリズムの学習のポイントや説明が載ったページがあります。基本的なフローチャートも載せられていると思います。
このフローチャートが理解できなければ、後の問題を解くのは困難です。プログラミング部門の場合は、分からないまま問題を解いても、分かるようにはなりません。他の全商検定とは違って暗記では対処できません。
フローチャートが分からないと、それより難しいプログラム言語の問題(25点分)も解けるわけがありません。
しっかり代表的なフローチャートを理解できるようにしておきましょう。後で苦労することになるよりは、先に理解する努力を払う方が得策です。
【3】 過去問演習は必須
プログラミング部門では特に問題演習が必要となります。暗記ではなく、理解を意識して問題を解いていきましょう。
ただ、問題集の問題は注意が必要な場合があります。本試験に出ない難しすぎる問題や変にひねった問題が出るからです。
ですので、過去問題集を解くのが一番よいでしょう。
【4】 マクロ言語の方が簡単
大問7(プログラミング言語 25点分)は「Java」と「マクロ言語」のどちらかを選べるようになっています。
授業で習っている方を選択すればよいのですが、独学の方は「マクロ言語」を選択することをおすすめします。
なぜかというと、「マクロ言語」のほうが文法は簡単だからです。プログラミング初心者にはマクロ言語はハードルが低めです。ExcelVBAで簡単にコーディングして実行できるのも魅力です。
もちろんプログラマーを目指している人はJavaのほうが将来的に役立つので、Javaを学ぶのはよいことですが、独学の人はマクロ言語のほうが合格しやすでしょう。
プログラミング部門の勉強で大切なのは、暗記より理解です。
まずは基本的なフローチャートを理解することが合格への近道です。
情報処理検定1級(プログラミング部門)合格への4つのポイント
【1】 最初の15問は全問正解を狙え
大問1〜3の15問(30点分)は用語と計算の選択問題です。
最初の15問は用語とある程度の計算問題を覚えれば、全問正解も目指せます。しかし、そのあとの問題は遥かに難易度が高くなっています。プログラミング部門は他の全商検定に比べ、全体的に問題が難しいです。貴重な30点を落とすわけにはいきません。
また、そのうち約20点分はビジネス情報部門でも出題される問題となっています。ビジネス情報を受けたことのある人は対策しやすいでしょう。
【2】 フローチャートを理解せよ
プログラミング部門1級で出題される主なアルゴリズムは以下の通りです。
・ コントロールブレイク
・ 多次元配列の利用
・ 多分岐
・ 順位付け
・ バブルソート
・ セレクトソート
・ インサートソート
これらのアルゴリズムを理解すればフローチャート(流れ図)の問題(45点分)を攻略することができます。種類としては決して多くはありません。
高校で使う問題集には必ずアルゴリズムの学習のポイントや説明が載ったページがあります。基本的なフローチャートも載せられていると思います。
このフローチャートが理解できなければ、後の問題を解くのは困難です。プログラミング部門の場合は、分からないまま問題を解いても、分かるようにはなりません。他の全商検定とは違って暗記では対処できません。
フローチャートが分からないと、それより難しいプログラム言語の問題(25点分)も解けるわけがありません。
しっかり代表的なフローチャートを理解できるようにしておきましょう。後で苦労することになるよりは、先に理解する努力を払う方が得策です。
【3】 過去問演習は必須
プログラミング部門では特に問題演習が必要となります。暗記ではなく、理解を意識して問題を解いていきましょう。
ただ、問題集の問題は注意が必要な場合があります。本試験に出ない難しすぎる問題や変にひねった問題が出るからです。
ですので、過去問題集を解くのが一番よいでしょう。
【4】 マクロ言語の方が簡単
大問7(プログラミング言語 25点分)は「Java」と「マクロ言語」のどちらかを選べるようになっています。
授業で習っている方を選択すればよいのですが、独学の方は「マクロ言語」を選択することをおすすめします。
なぜかというと、「マクロ言語」のほうが文法は簡単だからです。プログラミング初心者にはマクロ言語はハードルが低めです。ExcelVBAで簡単にコーディングして実行できるのも魅力です。
もちろんプログラマーを目指している人はJavaのほうが将来的に役立つので、Javaを学ぶのはよいことですが、独学の人はマクロ言語のほうが合格しやすでしょう。
まとめ
プログラミング部門の勉強で大切なのは、暗記より理解です。
まずは基本的なフローチャートを理解することが合格への近道です。