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2018年01月23日
貯金はリスク〜米国は小学4年生から投資教育をしている〜
貯金はリスクである。
考えてみれば簡単。みんな理屈ではわかる。
例えば100万円の貯金がある。
金利0%、インフレ率2%なら
貯金のまま放っておくと
100万円の価値は2%目減りする事になる。実質98万円に。
貯金なので、元本100万円は減らない。
実質目減りしても、見た目が減っていないので
誰もリスクと感じないのである!
日本銀行の2017年8月18日のレポートによれば、
日本の金融資産総額は1809兆円
「現金・預金」比率
日本は51.5%。
米国は13.4%。
欧州は33.2%。
いかに日本人が貯金好きかがわかる。
米国での投資教育は、米国教育法で小学校4年から始まり
高校3年生で「家計と金融資産」「証券市場」まで
学ぶらしい。それに比べて日本には投資教育は全くない。
金融庁によれば現状の投資教育の問題点は
@投資で金儲けする事に対して偏見があること。
A教育カリキュラムが作られていないこと。
B金融関係団体が投資普及をしているが活動がバラバラ。
C金融関係団体の活動が消費者のニーズに合っていない。
顧客のためのの販売(教育ではない)でなく
利益優先の販売である。
以上を踏まえると、利害の絡まない学校教育が必要。
前近代的な日本の教育。
このままでは日本の投資教育も世界に立ち後れた
ままである。