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2018年05月23日

雪は降らなかった

寂しい夜は 亡くなった友人を思いだす
彼の名前は洋樹

私たちは一日に往復40通ものメールを
やりとりしていた

彼は病気で
彼には好きな人がいた
病気だから ぶつかっていけない
っていつも恋愛に消極的
彼女にもふられたというから
お気の毒になって
「じゃあ私が仮の恋人の役をやってあげる」
そう言ったのがきっかけで
私たちの恋人ごっこは始まった

それからしばらくして彼はこの世を去った
彼が亡くなったあと
彼の運営するHP掲示板に姿をみせた彼の想い人
名前は桜

私は彼女に近付いた
彼女は泣いて泣いて
毎日自分を責めていた
「嫌いでふったわけじゃない」
彼女は彼が病気だし
短い命の彼と現実的に付き合えないと判断したようで…
またもやお気の毒になった私は
「私、実は交霊できるんです」
と、とんでもないことを言った
そんなの嘘に決まってる
でも そうでも言わなければ 彼女は彼に言えなかったこと
ずっと胸にとどめておかなくちゃならないから
洋樹の書きそうな文面なら
私は熟知してる
なにしろ一日40通もメールしてたから

桜は 半信半疑ながら
それでも私と しばらく恋人のようなやりとりのメールをするようになった
しばらくして…
このまま いつまで嘘をつき続けるのか…
そんな罪悪感が私の頭を悩ませるようになり
とあるカケをすることにした

「桜さんの地方、明日雪が降るから」

そうメールに書いて送った

実は私彼女の住んでいる場所すら知らない
雪がもし降ったら
このまま彼女とメールを続ける
もし降らなかったら
嘘はすべてばれてしまう

雪は降らなかった

桜さんは私に言った
「今までありがとう
ちゃんとわかっていました
メールのやりとりをしていたのは あなただってこと
だってね
彼、私にはそんな口調のメール送ってくれなかったもの
いつも、敬語よ
お姫様みたいに扱ってくれた
でもあなたには そういう書き方でメールを送っていたのね
あなたとのメールで
本当の彼の姿が見えました
本当に彼が戻ってきたみたいだった
ありがとう」

私の肩の力は抜けた
すべて わかっていたのか…
彼女は私に礼を言って去った
それからは 軽いメル友
最近メールしてないな
また 送ってみよう

いとしの桜へ…


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ゆいゆいと申します。 ご主人様の調教に日々応えられるように頑張ってます。 アラフォーですが、毎日若くいられるよう努力はしてます。 バレーボールを長年やっていて、今年は全国大会目指してます。 夜勤で働いているので、更新はお昼間です。 よろしくお願いします。(*´▽`*)
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