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2017年04月21日

オノマトペ

私は自転車通勤しているのですが、
今日、学校の帰りにたんぽぽの綿毛を顔に浴びました。

どういうことかというと、
歩道に立っていた男の子とすれ違ったのですが、
その子が道端に咲いていたたんぽぽを摘んで、
綿毛をふーっと吹いたんです。

彼は、
私に嫌がらせをしたわけでも、
わざと顔を狙ったわけでもないと思うのですが、
たまたま吹いてきた風の方向が悪く、
拭かれた綿毛の塊が、
自転車に乗っていた私の顔を直撃したというわけです。

その男の子は小さかったけれど、
学ランを着ていたので、
どこかの中学一年生だと思います。

学校でちょうど工藤直子の「のはらうた」を習ったところなのでしょう。
「あしたこそ」という詩は、
「たんぽぽはるか」というたんぽぽの綿毛の女の子目線で書かれた詩なので、
つい吹いてみたくなったのかも……
と思ったら、なんだか可愛くて笑えました。

さて、詩の中によく使われる技法に
「比喩」があります。
読んで字のごとく、「たとえ」なのですが、
細かく分けると5種類あります。

直喩(明喩)…「ように、みたいに」など、あきらかにたとえだと分かる表現
隠喩(暗喩)…たとえだと分かる言い回しを用いず、直接たとえる表現
擬人法…人間でないものを人間に見立てる表現
擬音(声)語…その音をなるべくそれに近い言葉で表したもの
擬態語…そのようすを分かりやすく音で表したもの。

この中で、
今日は擬音語と擬態語について説明します。

擬音語は、ある音をそのまま言葉にしたものです。
どう聞こえるかは、聞く人の耳によるので、個人差がありますが
(いぬのなきごえでも、ワンワンだったりバウワウだったり、色々あるように)
なんとなくそう聞こえる、
それが擬音語です。

救急車のピーポーピーポー、
ガラスが割れるガシャン、
猫のニャー……
全て擬声語です。

擬態語は、その様子を音で表しただけで、
実際にその音が出ているわけではありません。

みんなが静かで教室がシーンとしずまりかえる、
夜空の星がキラキラ光る、
ブランコがユラユラ揺れる…
全て擬態語です。

シーン、キラキラ、ユラユラなどは、
本当にそういう音が出ているわけではありません。

擬音語か擬態語かで迷ったら、
本当にそういう音が出ているかどうかで判断してください。

そういう音なら擬音語です。

ちなみに、擬音語と擬態語をあわせて「オノマトペ」といいます。
もともとフランス語で「擬音語」を表す語だったのですが、
片仮名で「オノマトペ」と書くときは、
擬態語も含みます。




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