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2017年02月02日

作文

少し前に、中学一年生に「私の冬休み」というテーマで
400〜600字の作文を書かせ、スピーチさせました。

比較的裕福な学区で、
「どこどこへ行きました」的なネタには困らない子が多いのですが、
それでも「特にどこにも行かなかった」「部活三昧」という子もいます。

「冬休みをテーマにスピーチしてもらうね」
と授業で予告した瞬間、
「冬休み、どこにも行かなかったし、書くことないよ〜」
という生徒が何人もいました。

そこで私は、
作文を書かせる前に自分の冬休みについて、
600字で書いたものを読んで聞かせました。

内容としては、
「家族でディズニーランドなどにも行ったけど、それより健康診断が印象的だった」から始まり、
初めてのマンモグラフィやバリウムの経験を面白おかしく話し、
大腸癌検診で癌になりかけのポリープが見つかって摘出してもらったので、
健康診断が大切だと実感した冬休みだった、で締めくくり。

みんな、聞きながらゲラゲラ笑っていました。

それで、「どこにも行かなかった」生徒たちはどんな作文を書いたのかというと、
「家にあったトマト味のプリッツにチョコレートをかけて食べました」
「大晦日に豪華な魚介類の刺身盛り合わせを食べたら生牡蠣にあたり、元旦はトイレで過ごしました」
「部活で〇〇や〇〇などのトレーニングをして、筋肉モリモリになりました(女子)」
「買ってもらったファイルファンタジーを1週間でクリアして、エンディングで感動して泣きました」
などなど、とにかく聞き手を笑わせようと工夫し、
面白いスピーチを披露していました。

なんでもないことでも、スピーチのネタになると気づいたんですね。

作文とか読書感想文、絵画などの鑑賞文は、
小学生の頃から書かされていて、
作文の得意な子は喜んで何枚でも書くけど、
大抵の子には大変な作業なのではないでしょうか。

それは、「こんな文を書いたら良い」という
テンプレートを知らないから。

学校の先生は「自分の思ったように書きなさい」と言います。
だから、作文のお手本を見せてくれない先生も多いです。
お手本を真似して書くと、個性が出ないと思うから。

でも、上手な文章を書くには、
上手い文章を模倣することから始めれば良いと
私は思っています。
真似して書いているうちに、
自分らしさも出せるようになってきます。

だから、作文が苦手、という人は、
たとえば作文コンクールの受賞作品などを読んでみて、
「こんなことを書けばいいんだ」
「こんなふうに構成すると読みやすいな」
「こういう工夫をすると読者を惹きつけるんだ」
などということを学び、
初めは真似でも良いから書いてみることです。





posted by 良岑吏茶 at 17:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 作文
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