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2017年04月28日

活用表の覚え方(動詞のカ行変格活用・サ行変格活用)

昨日の続きです。

カ行変格活用の動詞は、「来る」のみです。
もちろん、「くる」と平仮名で書かれていても、
「〜てくる」と補助動詞になっていても、
カ行変格活用とみなしますが、
覚えるのは「来る」1語と思っておいて良いでしょう。

サ行変格活用の動詞は、「する」のみです。
ただし、こちらは「名詞+する」の複合動詞も全て含むので、
数は相当ありますが、
「帰宅する」「説明する」「スタートする」など、
見慣れてしまえば、
サ行変格活用とすぐに判別できます。
気をつけなければならないのは、
「名詞+する」の間に「を」などが入っている場合。
「帰宅をする」「説明をする」「スタートをする」のように、
間に「を」が入ると、
それはもう「名詞+助詞+サ行変格活用動詞」と
3単語になるので、
複合動詞にはなりません。
「する」が単独でサ行変格活用動詞になります。

さて、
活用表の覚え方ですが、
カ行変格活用は、
「ない・う・た・て・ます・。・とき・の・こと・ば・!」が使えます。
名前の通り「変」な活用をするので、
「こ・き・くる・くる・くれ・こい」と
丸覚えするほうが確実ですけどね。

しかし、
サ行変格活用は、
「ない・う・た・て・ます・。・とき・の・こと・ば・!」ではちょっと足りません。
【未然形】
し(ない)
し(よう)
せ(ず・ぬ)
さ(れる)
さ(せる)
【連用形】
し(た)
し(て)
し(ます)
【終止形】
する(。)
【連体形】
する(とき)
する(の)
する(こと)
【仮定形】
すれ(ば)
【命令形】
しろ
せよ

未然形が3つもあるのです。
だから、サ行変格活用は、
「し・さ・せ・し・する・する・すれ・しろ・せよ」
と丸覚えした方が、
ミスを防げると思います。

ここからは、
名古屋弁話者への注意喚起。
「宿題なんかしずに、すぐこればいいじゃん」
を標準語に直してください。

「は?これのどこが名古屋弁?」と思った人、
気をつけてね。

正解は、
「宿題なんかせずに、すぐくればいいじゃん」
でした。
打消しの助動詞「ず」の上のサ行変格活用動詞は未然形の「せ」で、
仮定を表す助詞「ば」の上のカ行変格活用動詞は仮定形の「くれ」だからです。

ちなみに「じゃん」は三河弁ですが、
横浜に輸出され、
カッコイイ若者言葉として全国区になった感があるので、
標準語として扱います。




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