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2021年05月03日

紀州のドンファン事件 逮捕の元妻追い込む 警察の「驚愕シナリオ」




 紀州のドンファン事件 逮捕の元妻追い込む 警察の「驚愕シナリオ」

 FRIDAYデジタル 5/3(月) 8:01配信



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  事件から3年経ち逮捕された紀州のドンファンこと野崎幸助さんの元妻・早貴容疑者 5-3-5

 迷宮入りも囁かれた「紀州のドン・ファン事件」が新局面を迎えた。 和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(享年77)が変死した事件で、県警は4月28日、多量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、元妻の須藤早貴容疑者を殺人と覚醒剤取締法違反容疑で逮捕した。
 野崎さんは‘18年5月24日夜、自宅の寝室のソファに全裸で座り込んだ状態で亡くなっていた。遺体に不自然な点があり、警察が司法解剖を行った結果、体内から致死量を上回る覚醒剤成分を検出、県警は殺人容疑で捜査していた。

 「4月下旬に和歌山県警の捜査員が大挙東京に遣って来て『いよいよ』と云う空気だった。当初はゴールデンウィーク明けの6日の逮捕を想定して居たが、Xデーを察知した須藤容疑者がドバイに高飛びする計画を立てて居ることが判り(逮捕を)早めたと聞いている」(全国紙社会部記者)

 都内タワマンに住む須藤容疑者は2週間ほど前から新宿・歌舞伎町で派手に“ホスト遊び”を繰り返して居たと云う。電撃逮捕にネット上では「やっぱり」と云う声が大半だが問題はここからだ。立件の可否を巡って意見が割れて居るのだ。
 野崎さんが亡くなった時間帯 @自宅には須藤容疑者しか居なかったこと A台所や掃除機から覚醒剤が検出されたこと Bそして彼女自身がスマホで覚醒剤について調べ  C密売人と接触して居た可能性が高い事が新たに判って居る。

 それでも『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に出演した弁護士の橋下徹氏「この事件の立証を巡っては公判で相当し烈な戦いに為る」と予測。理由として 「覚醒剤は自分で使う為だった・・・とする可能性は排除出来るのか。離婚を持ち出されたのが動機として居たが、だったら殺人じゃ無く財産分与の方が安全でしょ・・・と云うストーリーもある。覚醒剤の密売人が言う事なんかも何処迄信用できるのか」 と話した。

 4月29日放送の『キャスト』(朝日放送)に出演したジャーナリストの大谷昭宏氏「仮に売人を捕まえ覚醒剤のブツを押さえたとする。そしてブツと野崎さんの体内から出て来た覚醒剤の不純物が一緒かどうかを調べる。変な話『私達夫婦生活の中で覚醒剤を使ってました』と言い逃れられたらどうしようも無い。果たしてこれで本当に立件する気だったのか?」 と首を傾げた。異論や疑問が続々出るが、他方で当局も入念にシミュレーションして来た。

 「覚醒剤取締法違反容疑は“保険” それで拘留し続け、須藤容疑者から殺人の自白を促すことが狙いだろう。それが無理でも状況証拠の積み重ねで立件は可能と踏んでいる。事前に検察とも打ち合わせており、裁判に為れば、殺人だから裁判員裁判の対象と為る訳で、一審は有罪判決に持ち込めると考えて居るのではないか。
 当初は“共犯者”の存在も疑われた。しかし、家政婦や野崎さんの会社の“番頭”さんにはアリバイがある。(犯行は)計画的に思えるが、好く見ると短絡的かつ幼稚。須藤容疑者の“単独犯”と云うのが当局の見立て」(前出・全国紙記者)


 須藤容疑者は警察の事前の聴取に「身に覚えが無い」と繰り返して居たと云う。法廷で“真実”が明らかになる日は来るのか・・・



 「紀州のドン・ファン」捜査の焦点は新妻Sさんとの「性生活」

 スクープ第3弾 独占告白 新妻Sさん「夜の供述調書」

 FRIDAYデジタル 2018年06月15日


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 都内に戻ったSさん 免許は4月に取ったばかりだが、和歌山・田辺からの約700qを自ら運転したと云う。 5-3-6

 「和歌山県警の取り調べでは、社長(野崎氏)との極めてプライベートなことまで聞かれました」

 「紀州のドン・ファン」こと和歌山の資産家・野崎幸助氏(享年77)が怪死を遂げてから3週間。真相は明らかに為っていない処か、寧ろ捜査は暗礁に乗り上げた感すら漂い始めているが、どうやら和歌山県警は事件発生当初、完全に容疑者を55歳年下の新妻・Sさん(22)に絞って居た様だ。
 前号(6月22日号)に続き、本誌はSさんを独占取材。県警は、野崎氏との性生活についても聴取して居た事が明らかに為った。

 『セックスはして居ましたか』と聞かれました。私は正直に答えました『1回もしたことはありません』と」

 野崎氏と云えば「美女4000人を抱いた」「一日3回はしないと眠れない」と豪語していた人物。それだけにSさんの証言は驚きだが、紛れも無く事実だと断言する。

 「本当に1度もありません。昨年末に出会い2月に入籍しましたが、結婚する前からセックスはした事がありません。社長の名誉の為に言いますが、オンナ好きだった事は絶対に間違いありません。でも私が出会った頃にはもう、社長は出来なく為って居たんです。機能し無く為って居たんです。
 勿論、ベッドに呼ばれる事は何度かありました。只それも『手を握っていて』とか『一緒に寝て』とか『ホッペにチューして』と言われるだけで、セックスを求められたことはありません。一度だけ『抜いて欲しい』と頼まれたことがあったので『頑張るね』と言って手でした事があるんですが、それでもダメで『社長、ヤッパリ歳だよ』と言ったら『そうか』と」


 殺人事件の捜査では動機の解明が重要なポイントに為る。和歌山県警は野崎夫妻に性交渉を巡るトラブルが無かったか「夜の供述調書」を捕りたかったのだろう。しかし、トラブル処か、性交渉の実態すら無かったと云うのだ。

 「社長はセックスの相手と云うより、話し相手が欲しくて私と結婚したんだと思います。だから猶更(なおさら)私が社長を殺すなんて絶対に有り得ません」

 野崎氏はSさんに、結婚の条件として「月100万円」を提示。夜の相手をする必要も無く、それだけ貰えるのだから動機は何一つ無いと云う訳だ。

 新妻が見た愛犬の死に際

 「それに私は、社長から結婚を申し込まれた時『田辺(和歌山)に一緒には住め無いよ。東京と行き来する形だけど好いの?』とチャンとと聞きました。社長が『それでも構わ無い』と言うので籍を入れたんです。それなのに何で私が財産目当てで結婚して殺したと・・・ここまで疑われないといけないんでしょうか」

 度重なる事情聴取やSさんの東京の自宅の家宅捜索でも、確たる証拠は出なかったのだろう。いよいよ捜査に行き詰まった県警は6月7日、5月6日に亡くなって土葬された、野崎氏の愛犬・イブちゃんを掘り起こすと云う強硬手段に打って出た。死体から覚醒剤が検出されれば、野崎氏を殺害した容疑者が絞られ、捜査が一歩前進することになる。

 「愛犬が亡く為ってから1ヵ月以上経って居るが、死体の腐敗はそれ程進んでおらず、臭いも左程キツクはありませんでした」(捜査関係者)

 だが、Sさんに「犬の死体は直ぐにお返し出来ます」と説明して居たにも関らず、1週間経っても検死は終わら無かった。

 「突然死したように言われていますが、イブちゃんは16歳で、亡くなる前からズッと寝て居る事が多く為って居ました。寿命なのかな・・・と皆心配して居たんです。それで、亡く為る前日にご飯を食べ無く為っちゃって。次の日の夜中2時頃に痙攣を起こして苦しみだしたので、私が携帯で病院を探したんです。
 和歌山県内に深夜診て呉れる処は無くて大阪迄クルマで行きました。お手伝いさんが運転して私は助手席。社長は後ろでイブちゃんを抱き抱えて居た。その時、イブちゃんが暴れて社長の胸のあたりには傷が出来ました」


 病院に着いた時には、既にイブちゃんの息は無く、獣医からは「老衰」と伝えられたという。

 「私やお手伝いさんが仮にイブちゃんを毒殺したなら、ワザワザ病院まで連れて行きますか? 警察が捜査をしなくちゃいけないのは判りますが、早くイブちゃんの遺体を引き取って、ちゃんと埋葬して挙げたいです」

 検死の結果、野崎氏の愛犬から覚醒剤が検出され無ければ、警察の捜査は更に混迷を深めて行く事に為る。

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     愛犬は5月6日に亡く 後、野崎氏の寝室に安置され、通夜も行われた 5-3-8


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 田辺市内にある自宅の庭に建つ愛犬の墓に、線香をあげる家政婦。6月7日、和歌山県警は墓を掘り起こした 5-3-9


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 4月27日 愛犬の生前最後の一枚 抱き抱えているのはSさんで、隣は野崎氏の会社に勤める男性 5-3-10




 紀州のドンファン「逮捕された新妻」が語っていた事件の深層

 フライデー 2021年04月28日

 まさかこんな事に為るとは・・・遂に・・・と云うべきか 4月28日、和歌山県警は「紀州のドンファン」と呼ばれた資産家・野崎幸助さん(享年77)を殺害した疑いが強まったとして、元妻の須藤早貴容疑者(25歳)を殺人容疑で逮捕した。
 野崎さんが亡く為ったのは2018年5月24日。怪死だった為、以降、早貴容疑者は常に捜査線上に名前があがり容疑を疑われて居た。

 フライデーは野崎氏の結婚直後から早貴容疑者を取材していたが、事件が起こった直後にも早貴容疑者に話を聞いていた。語っているのは「身の潔白」であるが、捜査当局も十分な捜査の上で逮捕に踏み切ったのは言う迄も無い。
 果たして今後事態はどう動くのか…。2018年6月当時に行われたインタビューを再掲する。傍目には「素敵な夫婦」にも見えたが・・・

 「7回も聴取を受けて来た」

 「警察の聴取はもう7回も受けています。(和歌山県警)田辺署に呼ばれたのが3回、家や社長(野崎氏)が経営する会社の捜索に立ち会ったのが4回。携帯も2度取り上げられたし、6月に入ってからは私の東京の家も家宅捜索されて・・・
 警察が私を疑っているのは間違いありません。事情聴取の際にハッキリと『殺人容疑として捜査して居ます。家に居たのは貴女と家政婦だけなんだから疑うのは当然でしょ』と言われましたから。でも、私は絶対に遣って居ません」



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           毅然として語っていたが・・・

 「紀州のドン・ファン」こと和歌山の資産家・野崎幸助氏が亡く為ってから2週間。これまで沈黙を貫いて来た55歳年下の新妻・早貴さんは、静かな口調でそう語り始めた。
 遺体から致死量の覚醒剤が検出される等、まさに謎が謎を呼ぶ怪事件として大きな注目を集めている野崎氏の死。警察に”第一容疑者”として扱われて来た彼女は今どんな思いを抱いているのか。本誌の取材に答える55歳年下の早貴さん「(夫である野崎氏は)寂しがり屋な可愛い人だった」と云う。

 「事情聴取は同じ質問ばかりです。亡く為った日の私の行動や遺体発見の状況などを細かく細かく聞かれる。辛かったのは、亡く為ってから1週間後に、13時間拘束され取り調べを受けた時『ウソ発見器』に掛けられたんです。心拍数を測る様なテープを手首や足首に貼られて『質問にはすべて”いいえ”で答えてください』『(覚醒剤を)食べ物に混ぜましたか』『風邪薬として飲ませましたか』と、兎に角覚醒剤に関する質問をシツコク聞かれました」

 野崎氏が亡くなった5月24日、早貴さんは昼頃に起きた後、夕方から夫と2階の寝室で相撲中継を見ていた。相撲中継が終わった18時頃に1階のリビングへ降り共に食事。その際、野崎氏は「食欲が無い」と語り、自らビールをグラスに注いで飲んで居たと云う。
 その後、野崎氏は一人で寝室へ。そして、早貴さんが22時半頃に2階に上がると野崎氏が全裸で死亡していた。早貴さんによると「急性循環不全」と報じられて居た死因は、6月6日「急性覚醒剤中毒死」に変更されたと警察から説明があったと云う。

 結婚したら毎月100万円

 「事情聴取の他にも、(身体検査で)注射痕の確認も有りましたし、毛髪検査の為に髪の毛も100本位切られたし尿も提出させられました。田辺の家宅捜索では、シーツやタオル、社長の好く着て居た服やビールのグラスなんかを持って行った。私の東京の家を捜索した際には、レーザーみたいなもので光を当てて、持ち物を一つ一つ検査していました」

 それでも「潔白を証明出来るなら幾らでも捜査に応じる」と言い切る早貴さん。出会いから結婚に至った経緯も赤裸々に語った。

 「社長と初めて会ったのは昨年末。友人から『おカネ持ちを紹介して呉れる人がいる』と或る男性を紹介されたんです。その人とは電話でしか遣り取りしてないんですが、社長を引き合わせて呉れ田辺で会いました。社長には会ったその日にプロポーズされ100万円渡されました。
 そして、今年の年明けにもう一度会った時に、改めて真剣に結婚を申し込まれて『結婚して呉れたら毎月100万円渡す』と言われ、正直『美味しい話だな』と思って2月に結婚しました。『月100万円』をお得だと思って居たのだから私が遣る訳無いですよ。それに私は、社長がカネ持ちだとは知って居たけど、資産がどれ位あるかナンてゼンゼン把握していなかったんです。
 後、私に関する様々な情報も間違ったものばかりです。『通夜でスマホを弄って親族に怒鳴られた』と云うのは全くのデタラメ。確かに携帯依存症気味の処はありますが、通夜と葬儀では弄って居ませんし誰かに怒られても居ません。『交際クラブに登録して居た』と云うのもウソ。私はそんなものに登録したことはありません」


 では、事件の真相は何処に・・・

 「絶対に殺していません。社長も絶対に覚醒剤を遣る人ではありません。愛犬のイブちゃんが5月上旬に亡く為ってから、社長は『私も死にたい』と言い出す様に為りましたが、私が『そんな気無いでしょ』と言ったら『早貴さんが居て呉れるなら』と答えて居ました。
 自殺は無いと思います。田辺の家はセキュリティが甘いので、もしかしたら誰かが何かを仕込んだのかも知れませんし・・・真相は本当に判らないんです」


 最後に、野崎氏が亡くなった現在の心境を聞くと「社長は電話が大好きで引っ切り無しに私に電話をして来た。その電話が鳴ら無く為って寂しい気持ちはあります」と語った。

 <最後迄「自分は潔白だ」と主張した元妻。今後はどの様な主張を展開して行くのだろうか・・・>

 6月上旬に行われた東京に在る早貴さん宅の家宅捜索は、捜査員約10名が投入され8時間にわたった。5月8日、野崎氏宅で行われた愛犬の通夜。焼香している家政婦も現在、警察にマークされて居ると云う。遺体発見から2日後の5月26日に続き、29日にも家宅捜索が行われた家宅捜索の「押収品目録」にはハッキリと「殺人被疑事件」と明記されて居る。「カネ持ち」として有名だった野崎氏。昨年2月には強盗に入られ、金品4000万円相当を奪われた。


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 遺体の様子を再現する野崎氏宅のお手伝いさん 既に遺体はカチカチで横にするのも困難だった 5-3-12

 愛犬は5月6日に亡く為った後、野崎氏の寝室に安置され、通夜も行われた。田辺市内にある自宅の庭に建つ愛犬の墓に、線香を挙げる家政婦。6月7日、和歌山県警は墓を掘り起こした・・・


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      「サンプル」に沿って弔辞を読み上げた元妻 5-3-13

                   以上



 〜管理人のひとこと〜

 ・・・ウーン、彼女が犯人ならば実にトボケタ人間だ。が、その言葉を全て信用すれば、実に隠し事もせずに明け透けに話す素直な性格なのだろう。ホストに入れ揚げる・・・のは、自分に自信が無いのかチヤホヤされないと寂しい性格なのだろうか。
 実に不可解な話なのだが、5千万相当の窃盗被害に遭っていたとの・・・その犯行の捜査はどうなっていたのか・・・誰でも侵入できるセキュリティーに問題がありそうだが、元妻も始終田辺に居た訳でも無い様だし不可解なことがそのまま置き去りにされて次々と・・・今後の興味が満々である。彼女がAVに出演したとされるもの、顔が本人かは判ら無い。

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                 以上














天皇に為りたい人為りたくない人・・・天皇制を考える



 天皇に為りたい人為りたくない人・・・天皇制を考える!

 皇族でも無いのにコンナことを聞かれることも無いだろうが、万が一誰かに問われたら何と答えるだろうか。恐らく多くの人が「そんなメンドクサイこと遣りたくない、自由に生きて行きたい」と為るだろうと予想する。自分が生まれた環境が、物事を判断する上での一番の基本と為るのは理解い頂けるだろう。
 果たして皇族として生まれた方々がどの様に考えられているのか・・・恐らく「厄介な処に生まれたものだ」と深く溜息を着かれてるだろうと推測を禁じ得ない。



 大陸政権への見得・体裁で始まった皇統の作り話・・・団系男子継承の無茶な論法

 ・・・古事記・日本書紀に始まったお伽噺の世界は、真実の歴史とは相いれ無い幻の皇統の展開を生み出し、その無意味な嘘・作り話が幾多の苦悩を生み出しそれは現在迄生き続ける・・・


 「男系限定は中国の模倣」女系天皇コソが日本の伝統である理由


 女性自身 4/30(金) 11:07配信


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     女系天皇が認められれば愛子さまのお子さまも皇位継承者に(C)JMPA 4-30-11


 政府は3月、安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議を招集。女性天皇や女系天皇の是非を含め、皇位継承権の範囲などについて検討を進めている。現在、皇位継承権を持つのは、秋篠宮さま・悠仁さま・上皇陛下の弟の常陸宮さまの3人だけ。次世代の継承者は悠仁さまお一人しか居ない。

 女性天皇を容認すれば、愛子さまを初めとする内親王も皇位継承者と為る。又、女系天皇も容認すれば、内親王のお子さまも皇位継承権を持つと云う事に為り、安定的な皇位継承に近づくと云える。菅義偉首相はこれ迄「男系による継承が絶える事無く続いて来た重み」を事ある毎に強調して来た。
 しかし、その発言に異を唱える研究者が居る。今年1月『女系天皇 天皇系譜の源流』(朝日新書)を上梓した大東文化大学名誉教授の工藤隆氏だ。その中で工藤氏は「男系と女系が綯(な)い交(ま)ぜと為った継承コソが本来のヤマト文化」だと主張して居るのだ。一体、どう云う事なのだろうか?その根拠を工藤氏に解説して貰った。

 (以下「」内は工藤氏談)


 「去年の8月、河野太郎防衛大臣(当時)がインターネット番組で『安定的な皇位継承に向け、父方が天皇の血を引か無い女系天皇も検討すべきだ』と踏み込んだ発言をしました。女系天皇容認論を時の大臣が公言したと云う事で話題に為ったのですが、その河野氏ですら『我が国の皇室は、過去ずっと男系で継承されて来て居り』と云う前提で話して居ます。
 この認識がソモソモ正確では無いのです。男系での皇位継承が本格的に採用されたのは飽く迄も西暦600年代以降です。当時、隆盛を誇って居た中国大陸の唐を手本に国家体制を整える中で、皇位継承に付いても唐を模倣して男系に限定されたと考えられます」


 西暦600年代と云うと飛鳥時代に当たる。宮内庁のホームページにも掲載されている天皇系図では、初代の神武天皇が即位したのは紀元前660年の縄文時代とされて居るが

 「縄文、弥生等非常に古い時代にも天皇氏族が存在したかの様に記述された天皇系譜は『古事記』(712年)や『日本書紀』(720年)にまとめられて居るのですが、それ等は700年代初頭の権力集団である天皇氏族が整理・編纂したものであり、客観性と云う点では可成り疑わしいのです。
 近年の研究では、ソモソモ『天皇』と云う称号が登場したのは600年代末の天武天皇・持統天皇の時代です。『古事記』や『日本書紀』で、初代・神武から全ての『大王(族長)』『天皇』号を与えてしまった事に依って、非常に古い時期から天皇氏族が存在して居たかの様な錯覚が生じて居ます。
 王(皇帝)が男系継承でかつ男性で無ければ為ら無いと云うのは、元々中国・漢民族由来の思想です。日本でも、500年代位から族長位継承は男系継承優位に傾いては居た様ですが、600年代末から700年代初頭、唐の国家体制を模倣する内に天皇に繋がる古い時代の大王(族長)の系譜も男系でまとめた方が好いと云う観念が優位に為り始めたのでしょう。(男性で無ければ為ら無いと云う部分は受け入れませんでしたが)
 そして、以後の皇位継承を男系に限定するだけで無く、それ以前の大王の系譜にも、恐らくは幾つかの創作や改変を加え、初代・神武から続く男系の天皇の系譜として『古事記』や『日本書紀』にまとめたのではないかと考えられます。
 綏靖(すいぜい)天皇(2代)・懿徳(いとく)天皇(4代)の系譜に残された女性始祖の痕跡や、継体天皇(26代)の系譜に見られる女系継承の痕跡等は、男系継承への整理作業から漏れ落ちた事例だと考えられます」


 日本には数多くの女性リーダーが存在した

 それでは600年代以前、縄文・弥生から古墳時代に至る古い時代の族長位(皇位)継承は、どの様に為されて居たと考えられるのだろうか?

 「当時の日本列島には、弥生時代の卑弥呼を初めとして、数多くの女性リーダー(族長)が存在したらしいことは『古事記』『日本書紀』『風土記』から判ります。九州から関東迄、何人もの女性族長の存在が伝承されて居ます。又、同じ九州から関東迄の地域で、被葬者が女性と推定される古墳が少なくとも18例はあると云う考古学者の報告もあります。
 族長位継承の実態については歴史的資料が乏しいものの、文化人類学的資料を参考にすれば、古い段階では男性の族長と女性の族長の両方が存在して居たと考えられます。これも推測ですが、女性族長が居れば女系継承も在り得たでしょう。即ち、600年代以前の族長位の継承は、男系と女系の両方が綯い交ぜに為って居たのではないかと推測されます。
 『古事記』『日本書紀』の天皇系譜でも、推古天皇(在位592〜628年)等、600年代以後にも女性族長(女性天皇)が珍しくありませんでした。矢張り、男系と女系が綯い交ぜに為って継承されて居た古くからの感覚が600年代以後にも生き続けて居て、少なくとも女性天皇は可とする考えはハッキリと維持されて居たのでしょう」


 701年には日本初の成文法である「大宝律令」が制定されて、その中の「継嗣令(けいしりょう)」には、皇族の世継ぎや婚姻についても規定されて居た。

 《およそ天皇の兄弟と皇子を、皆親王とせよ》とした上で《女帝の子も又同じ》と云う注が着けてあるのですが、女帝の子の父に付いての条件は書かれていません。この条文の解釈には諸説がありますが、私は、女帝の夫が男系の皇族では無い人だったとしても、詰り“女系”の子でも、皇位継承権の有る親王に為れると云う共通認識が当時の権力者にあった可能性があると考えています。
 その後『古事記』や『日本書紀』がまとめられた奈良時代(710年〜)には、皇位継承は男系重視に強く傾いて行ったのですが、それが明文化される事はありませんでした。女性天皇は勿論のこととして、女系天皇も許容される余地が微かに残されて居たのだと思われます」


 ヤマト文化本来の姿に戻る時期が来た

 女性天皇に限って云えば、実際、江戸時代(1603年〜)にも、明正(めいしょう)天皇(109代、即位1629年)・後桜町(ごさくらまち)天皇(117代、即位1762年)と云う2人の女性天皇が居た。

 「皇位継承の規定を『男系』ばかりか『男子』と迄明文化したのは明治時代(1868年〜)の大日本帝国憲法下で制定された旧皇室典範が初めてなのです」

 天皇氏族が紀元前から存在しその系譜が男系継承だけだったとする考え方が国家の法によって支持されたのは、明治時代以後のことである。それを踏まえた上で、工藤氏は皇位継承問題についてこう提言する。

 「現行の皇室典範にも規定されている“男系かつ男子継承絶対主義”に固執する限り、皇位継承の危機的状況から抜け出す事は出来無いでしょう。元々日本列島のヤマト文化では、族長位(皇位)の継承にも男系と女系が併存して居て、恐らく臨機応変に両者が使い分けられて居たのだと思われます。
 男系継承の強化は唐の皇帝制度の、日本古代国家整備の必要性に後押しされた模倣</span>だったのであり、それに男子継承まで加えたのは西欧列強との対抗を意識した明治政府の選択だったのです。21世紀の近代国家日本では、ソロソロその模倣の行き過ぎから脱して、ヤマト文化本来の姿に戻る時期が来たのではないでしょうか」


                  以上




 未来の天皇「ヤッパリ愛子さまが好い」「当然、悠仁さま」色んな意見があるけれど・・・

   
 講談社「週刊現代」2015年1月3日・10日合併号より 

 一度は大議論に為ったが、男児誕生によって消えた「女性天皇」論争。ソモソモ「男系男子」で無いと絶対いけないものなのだろうか?未来の天皇候補二人に関する国民的議論を 一度考える。

 何故愛子さまじゃダメなの?

 「愛子さまを天皇にすると云う考え方はそんなに可笑しいでしょうか。イギリスやオランダなど、ヨーロッパでは女帝なんて普通ですし、寧ろ『女帝の方が栄える』なんてジンクスすらある。男女関係無く一番上の子が継げば好いのに。愛子さまが可哀想です」(日本駐在の外国人ジャーナリスト)
 「伝統を守る意味でも悠仁さまが天皇に為るのが当然です。ソモソモ、法律でそう決まってるのだから、愛子さまが即位するのは無理な話ですよ」(皇室担当記者)
 
 「女性の輝く社会をつくる」そう掲げた安倍首相は、第二次改造内閣では5人の女性閣僚を起用し、女性登用促進のアピールに余念が無い。しかし、手をつけようとしないデリケートな女性関連問題がひとつある「男系男子」に限定されている皇位継承権問題がそれだ。

 「現在の皇室典範では、皇位は男性の天皇や皇太子の皇子しか継ぐ事が出来ない。詰り、父親側に天皇の血が流れている男子で無いといけないんです。皇位継承者は現在5人。皇太子殿下、秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さま三笠宮さまの順です。しかし、未来の天皇と云う事に為れば、悠仁さましか居られ無い」(皇室ジャーナリスト)

 今上天皇は現在81歳。今でも精力的に公務や宮中祭祀に取り組んでおられるものの、それがいかに肉体的・精神的に大変なことか。そう遠くない未来、現在の皇太子殿下が天皇に即位すれば、天皇より年下の皇位継承者は、弟の秋篠宮殿下と甥の悠仁さましかいなくなってしまう。
 そして、次の天皇の唯一の実子でありながら、天皇になれ無い愛子さまはどのようなお気持ちで国民に接すればよいのだろうか・・・悠仁さまという次世代の継承者がいるとはいえ、思春期を迎えている愛子さまの心中を忖度する人も少なく無い筈だ。

 悠仁さまが生まれるまでは一定の勢力を占めていた女性天皇容認論者も、すっかり問題は解決したとばかりに沈黙を守っている。だが、いまはまさに女性の時代。愛子さまが未来の天皇になることを議論してもおかしくはあるまい。まず「愛子さま即位派」の意見から聞いてみよう。

 '12年、野田政権の元で行われた「皇室制度に関する有識者ヒアリング」にも参加したジャーナリストの田原総一朗氏が語る。

 「2,000年近くも一つの皇室が続いた国は、日本以外何処にも無い。天皇と云うのは世界に例の無い存在で、まさに日本の民族性・文化の象徴なのです。その伝統を守っていかなければいけ無いと思うけれど、だからと云って女性天皇はダメと云う現状は可笑しい。
 明治以前には8人10代の女性天皇が居た。明治に為り、女性の存在しない陸海軍のトップである大元帥の地位に天皇が就いた為、男である必要があったけれど、戦後は事情が違います。天皇は軍事力も財政力も持って居ないんです。
 憲法でも男女同権に為り、六三制の教育制に為って男女共学にも為った。女性自衛官も生まれて来た。天皇は国の象徴に留まる上、男性と女性の性差が無く為りつつある今、僕は女性天皇も有りだと思って居ます」


 現法律では悠仁さま

 ここで「女性天皇」と「女系天皇」の違いを説明して置こう。歴史上の女性天皇は、何れも男性の天皇や皇太子の皇女だった女性が即位したもので、詰りは「男系女子」の天皇だ。仮に愛子さまが皇位に就いた場合も、父が天皇家の血統なので男系女子の天皇と云う事に為る。
 一方「女系天皇」とは、仮に女性天皇が非皇族の婿を貰って子を産み、その子が皇位を継承したら、その天皇は男女に関らず女系天皇と云う事に為る。詰り、愛子さまが天皇に為ったとして、その子を天皇と認めるか否かと云うのがポイントだ。文化学園大学客員教授の渡邉みどり氏も、愛子さまが天皇に為る道は開いて置くべきだと主張する。

 「女性の時代だからコソ、逆に男系男子で繋がって来た天皇家の希少性・伝統の価値を大切にしたいと云う考えも判ら無くは無い。只、伝統を守りつつも新しい風を入れて行かないと、皇室そのものが滅びて行く可能性がある。
 過つて、皇后美智子さまが初の民間出身皇太子妃と為った時、昭和天皇は喜んで居られました。意外かも知れませんが、男系男子を主張する人々より皇室の方々の方がヨッポど新しい風を入れて行く姿勢をお持ちだと思います。時代に合わせてリベラルに考えることが、皇室の将来に繋がるのではないでしょうか」


 渡邉氏は、皇位継承資格を「男系男子」では無く「皇統に属する長子」が継承出来る様に皇室典範の改正を考えるべきと言う。現行の皇室典範は憲法下にある為、他の法律同様に国会で改正が可能だ。
 「天皇の直系が次の天皇に為る」と云う考え方は非常にシンプルに思えるが、事はそう単純では無い。麗澤大学の八木秀次教授はこの意見に強く反対している。

 「ソモソモ、現皇室の直系の祖先は江戸時代中期の光格天皇。その光格天皇は先代の天皇に取っては傍系に当たるのです。ですから、直系を重視すると云う事は、今の皇室の血統を否定する事に為り兼ね無い」

 次世代の後継者である悠仁親王が天皇に為るべきだと言う八木氏は、皇位における男系男子の重要性に付いてこう説く。

 「一般の家庭では、男系継承と云うのは馴染みが無いかも知れませんが、それは財産継承が基本だからです。祖先の築いた財産を守る為、能力が高い人物が後継者に為るのが望ましい。しかし、天皇の地位は日本の最高の祭祀者の地位であり権力者の地位では無い。能力では無く純粋に男系の血筋による系統で無くては為らないんです。
 日本が中長期的に安定した歴史を築いて来られたのも男系継承を守って来たから。もし、女系に迄皇位継承権を広げてしまったら、収拾が着か無く為り必ず争いに繋がりますよ。日本が根本から変わってしまうかも知れない」


 最も、現行法通りに悠仁さまが天皇に為るべきと語る識者の中には、愛子さまの立場を考えて「女性天皇」のみを容認してはどうかと云う意見もある。

 教育方針もそれぞれ

 今上天皇の「ご学友」の橋本明氏が語る。

 「男系皇族による皇位継承は維持すべきだと思います。この条文は天皇存立の基盤ですし皇室と関係の深い神社本庁の宮司達が、一致して『女系はダメ』と言っている以上、そこは変えられ無い。
 そこで、言い方は悪いですが、愛子さまには歴史上と同じく繋ぎの天皇に為って頂くのです。そして愛子さまが婚姻された時には、本来の継承権を持つ悠仁さまに譲位して頂いた上で、皇室に留まって頂いてはどうでしょうか。こうすることで皇室のご公務も分担され、悠仁さま一人に負担が掛かる事も避けられます」


 現在の皇室典範に従うと、将来、愛子さまが結婚と云う事に為れば、法律の定めの通り皇族の籍から離れる。足った一人残る男系男子の悠仁さまに、皇統の全てを担うと云う重圧が伸し掛かる事に為る可能性が高い。
 今上天皇も悠仁さまが生まれる前「皇室の中で女性が果たして来た役割については私は有形無形に大きなものがあったのではないかと思います」と、女性天皇への一定の理解があるとも取れる発言をしている。

 或いは、男系と女系と云った、歴史的な原則論とは別の観点からも議論が出ている。愛子さま、悠仁さまと実際に接している皇室関係者や宮内庁の人々の間で話されているのは、未来の天皇として、より相応しい教育をされているのはどちらかと云う問題だ。

 「悠仁さまは女性の学校であるお茶の水女子大学の附属小学校で教育を受けている。本当なら学習院初等科で帝王教育を施されてしかるべき悠仁さまだけに、将来の天皇として、今の教育で大丈夫なのかと云う声はあります」(宮内庁OB)

 最近では、悠仁さまの次姉の佳子さまが学習院大学を中退して国際基督教大学に入り直した時も、秋篠宮殿下は佳子さまの意思を尊重した。その自由な教育方針に不安を覚える人も少なく無い様だ。只、これも「愛子さま派」か「悠仁さま派」かで見方は大きく異なる。先ずは「悠仁さま派」

 「悠仁さまは天皇陛下に好くお会いに為って居ますし、伊勢神宮や神武天皇陵、春日大社にも行かれている。秋篠宮殿下が、自分達天皇家のルーツと為る所に連れて行ってキチンと教育されて居るのです。寧ろ、余り両陛下とはお会いに為って居ない東宮家の方に不安があります。帝王教育で一番大切なのは、直に天皇にお目に掛かって、天皇と云うのがどう云う存在なのかを学ぶことなのですから」(前出・皇室担当記者)

 確かに秋篠宮家と比べ、皇太子一家は天皇皇后両陛下と距離を置いて居る様に思われ勝ち。雅子妃の「適応障害」も未だに癒えず、そんな複雑な家庭環境で育った愛子さまの「不登校」問題など、何かと目立ってしまう部分は多いかも知れない。一方「愛子さま派」で皇太子一家を好く知る或る皇室関係者は語る。

 「皇太子殿下は自立し、次代がどうあるべきかと云う事を真剣に考えて居られる。宮中祭祀も陛下の後についてキチンと熟しておりその姿勢は本当に素晴らしい。これも幼少の頃からキチンとした帝王学を教え込まれ、天皇と云う立場を好く理解して居るからこそです。
 その様子を日頃から見て居る為か、愛子さまも日々勉学に励んで居られ、内親王と云う立場も自覚し始めて居られる様です。現状では、愛子さまの方が国の象徴と為られる資質が備わって居る様に感じます」


 教育にこれだけ大きな注目が集まっているのは、次の様な問題が控えているからだ。皇室ジャーナリスト・久能靖氏が説明する。

 「現行の皇室典範のママであれば、愛子さまは紀宮(黒田清子)さまと同じ様に皇室を離れ無ければ為りません。皇后美智子さまは、紀宮さまが民間に嫁いでも大丈夫な様に様々な教育を行い、結婚前には一緒に旅行して、お二人が布団を並べてお休みに為ったりしました。従来の皇室では親子が枕を並べて寝る様な事は無いが、民間では当たり前。だから、一般生活を教えて挙げて居たのです。
 それと同じ事を、これから雅子さまは愛子さまにして挙げなくてはいけ無いが、愛子さまが天皇に為るのか民間に行くのかによって教育が違って來る。そこがどう為るか判らないから、皇太子殿下と雅子さまは悩んで居るのです」


 学習院幼稚園の時、愛子さまはICカードを使って目白駅からJRで帰られたりミニバスに乗られたこともある。これらは、愛子さまが民間に嫁ぐ事を考慮した雅子さまの教育の一環だと久能氏は言う。

 どちらが自然に感じるか

 愛子さまと悠仁さま。未来は未だ誰にも判らない。将来、悠仁さまがご家庭を持った時、女児のみを授かる可能性もある。愛子さまが天皇と為った場合でも、前述の様に、民間から婿を迎え男児をご出産に為った場合、その子供に皇位を継ぐ資格があるかと云う問題は残る。そんな複雑な事情を孕んだまま、お二人はどんどん成長を続けている。

 「議論しているのは、伝統や歴史を研究して居る人達。けれども、そう云う事を知ら無い一般国民の多くに取っては、この問題は、お二人のうちどちらが天皇に為られる方が自然に感じられるかと云う感情の問題です。
 そして、天皇と云う存在はその国民の感情こそが重要でもある。しかも、当事者である皇室の方々に発言権は無いのです。担当政権の意見だけでは無く、もし、国民全体に皇位継承権問題を問うと云う事に為れば、どう云う流れに為るか判りません」(宮内庁関係者)


 どちらが即位する方が良いのか。もう一度向き合って、国民的な意見を集約して行くべき時期ではないだろうか。

 「週刊現代」2015年1月3日・10日合併号   以上






 山尾志桜里議員が考える皇位継承問題 

 天皇制の存続と女性皇族の豊かな人生に「唯一解はある」


 AERA  5/1(土) 8:00配信


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 内親王である愛子さま・秋篠宮家の眞子さま・佳子さまは、現行制度では婚姻に伴い皇籍を離れることになる (c)朝日新聞社 5-1-1

 3月23日から始まった、安定的な皇位継承を議論する政府の有識者会議。その大きな論点と為っている女性天皇や女性宮家に付いて、AERA 2021年5月3日〜5月10日合併号で取り上げた。
 
 20年2月の予算委員会で「安定的な皇位継承策の検討」を質問、菅義偉官房長官(当時)から「『立皇嗣の礼』終了後」に本格化させると云う答弁を得たのは山尾志桜里衆院議員だ。
 生前退位実現以降、皇位継承問題が国民の関心事で無く為って居ると感じて居る。次世代を担う男性皇族が悠仁さましか居ないのは事実だが、その事を正面から取り上げるより、女性皇族の立場を話す方が自分事化して貰い易いと云う。

 「自分が将来天皇に為るのか為ら無いのか、結婚後に皇族で居るのか居ないのか、自分達で決められ無いのに決めるべき人が決めて呉れ無い。男の子を産ま無いと国家の礎が揺らぐ。そんな状況に生身の女性が置かれて居て今後も置かれ続ける。だから人と人同士、思いを寄せましょう・・・制度は私達しか変えられ無いのだから」

 と山尾さん。女性天皇・女系天皇・女性宮家は「幸運な、偶然の一致」なのですからと続けた。

 「制度の為に人が犠牲に為ると云う事が少なからず在るのだけど、この手段は偶然にも『天皇制と云う制度』を続けて行く事と女性皇族の皆さんに少なからず豊かな人生を歩んで頂く事・・・その両方が出来るんです。凄く幸運な偶然の一致ですよね」  

 女性・女系天皇は、各種世論調査で国民の7割以上が容認して居ると云う結果も出ている。

  「多くの国民が望み、制度も続き、皇族の皆さんも今より良い環境に置かれる。そんな唯一解が此処に在るのに、実現され無いのは可笑しいですよね」

 担っているのは人  

 但しこの問題は、敵味方に分かれて一分も譲ら無いと云う遣り方では無く少しずつ歩み寄って行く、そう云う柔らかな進め方が必要とも考えていると山尾さん。

 「女性宮家・女性天皇まで共有出来るなら、そこ迄を実現して『女性天皇の可能な社会って問題ないよね』と同じ景色を見てから、女性天皇のお子さんについて話して行く。そんな方法があって好いかなと思います」  

 その為にも一政権が人選した「有識者」が同じく「専門家」から話を聞いて、国民の見え無い処で議論すると云う今の有識者会議だけでは無く、生前退位の時の様に衆院議長のもと国会議員が超党派で集まり議論をする形を取りたいと山尾さん。最後に小室さんの問題ばかりに国民の目が行って居る事に付いて尋ねたら、こんな答えが返って来た。

 「国家とか皇室制度は、皆で作って居る一種のフィクションだと思うんです。フィクションを担って居るのは人で、人は誰にでも足らざる処はある。そう云うものを補完しながら守り繋いで行くと決めたのが現代社会における天皇制度だから、その核心部分は優しさとか思いやりではないかと思います」

 コラムニスト・矢部万紀子  ※AERA 2021年5月3日−5月10日合併号より抜粋



 〜管理人のひとこと〜

 世界の他の国には、何人かの女王や政治的リーダーが存在し何等不自然な事も無く仕事を熟している。無論男女を区別して論じるのは全く無意味で在り、適性と成果で論ずるのが礼儀であろう。アメリカ合衆国もバイデン氏の後ろに控えて居る副大統領が、何となく調和と誠実さを象徴している様に見えるのは、管理人だけだろうか。
 最も自然に感じられる・・・との前提で問われるのなら、断然「愛子天皇」に手を挙げる人が多いのは判り切っている。秋篠宮さまに男子が生まれるまでは、多くの国民が我が子の様な気持ちで成長を見守っていたのだから。増してや卑弥呼の国の後裔・日本の女王なのだから。「女だからダメ」と云う法律が果たして憲法上認められるのか・・・法律として無効だ! と提訴したらどうなるのだろうか・・・以上













2020 BEST5 小室圭さんとの結婚「生きていくために必要な選択」




 眞子さまホワイトドレスに込められた“迷いなき強い決意” 

 小室圭さんとの結婚「生きていくために必要な選択」 


 文春オンライン 5/3(月) 6:12配信


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      2020年 眞子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供 5-3-1

 2020 BEST5 2020年(1月〜12月)文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。皇室部門の第2位はこちら!(初公開日 2020年11月13日)


 秋篠宮家の長女・眞子さま(29)が、小室圭さん(29)との結婚についてのお気持ちを文書で公表された。

 〈私たち2人がこの結婚に関してどのように考えているのかが伝わらない状況が長く続き、心配されている方々もいらっしゃると思います。また、様々な理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております。
 しかし、私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です〉
 

 小室圭さんの母・佳代さんと元婚約者である男性との間の金銭問題が一つの切っ掛けと為り、眞子さまと小室さんの結婚に関する行事は「来年は一連の重要な儀式等が執り行われることから、それら一連の儀式等が滞り無く終了した再来年に為る見込みです」(宮内庁発表)として、2018年2月から延期されて以来、眞子さまが結婚についてのお気持ちを示されたのは初めてのことだ。  
 世間からの懸念の声を受け止められながら、これほど率直に小室さんとの結婚に対する強い思いを綴られたことにとても驚いた。そして直ぐに、2017年9月3日に行われた婚約内定記者会見で、はにかみながら見つめ合う眞子さまと小室さんの姿を思い出した。

 「一言で申し上げるのは難しゅうございますが、小室さんは私を温かく励ましてくださる存在でございます。最初に惹かれたのは、太陽のような明るい笑顔であったと思いますが、性格を深く知るうちに真面目でご自分の考えと強い意志を持ちながら努力されるお姿、また、物事に心広く対応される姿に惹かれました」  

 3年前にこう述べられた眞子さまの初々しいお気持ちは、今でも全く揺るがず「宮様は私のことを月のように静かに見守ってくださる存在でございます。とても愛情深く、確たる信念をお持ちのところに強く惹かれました」と呼応するように話した小室さんの思いも変わら無いのだろう。

 具体的な「対応」や「結婚後の生活」については明かされ無かった

 秋篠宮さまは2018年11月の誕生日会見で、眞子さまと小室さんの結婚には「相応の対応」「多くの人が納得し喜んで呉れる状況」が必要だと述べられた。しかし、少なくとも今回眞子さまが公表された文書で、具体的な「対応」「結婚後の生活」への準備について明かされる事は無かった。その点でも、眞子さまと小室さんの姿勢は余り変化して居ないと云う印象を受ける。

 眞子さまと佳子さまの“紅白ドレス”

 只近頃、眞子さまのご様子からは“迷い”が無く為って来られたと感じることが多かったように思う。取り分け、11月8日に行われた「立皇嗣宣明の儀」に臨まれた眞子さまのホワイトドレスからは、柔らかい雰囲気と共に粛然(しゅくぜん)とした決意が感じられた。
 ウエスト部分の切り替えが、マルでお祝い事の“水引”のようなデザインでアクセントに為っている。佳子さま(25)は真紅のドレスを選ばれて、高い位置のウエスト部分にあしらわれたリボンやレース素材などから、より華やかさを感じさせる。ご姉妹の“紅白ドレス”を拝見した時、眞子さまの装いから迷いの無い潔さが感じられた。  

 10月23日の眞子さまの誕生日に際して公開されたご近影でも、結婚について「姉の一個人としての希望が叶う形に為って欲しい」と述べられた佳子さまと顔を近づけてインスタントカメラで自撮りされる等、吹っ切れた様な明るい笑顔を見せられて居た事が記憶に新しい。  
 そして今から思えば、眞子さまの心象風景のようでもあったのが「研究者コラム」だ。勤務先である「インターメディアテク」のウェブサイト上で9月10日に公開されたもので、眞子さまが暗いギャラリーを歩き回られ、パっと明るく電気が点いた時のことを綴られている。

 「どこへ行こうかと思った瞬間に電気が点いた」

 〈さて次はどこへ行こうかと思った瞬間に電気が点いた。わずか十数分の小旅行は終了し、見慣れた風景が戻ってきた。それはまるで時計の針が再び動き出したかのような感覚で、しかし私は、いつもと違うIMTも結構好きだった・・・などと、思い返すのである〉  

 眞子さまは今回の文書公表について〈11月8日に立皇嗣の礼が終わった今、両親の理解を得たうえで、改めて私たちの気持ちをお伝えいたしたく思います〉と、秋篠宮ご夫妻の「理解」を得た上で行われたことを明言されている。
 〈結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたいと思っております〉
 と眞子さまが述べられた箇所については「宮内庁によると、天皇、皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻、上皇ご夫妻も眞子さまと小室さんのこのお気持ちを尊重されている」(産経ニュース、11月13日)と云う。

 秋篠宮さまの誕生日会見は間もなく行われる

 9月11日、紀子さまは54歳の誕生日を迎えられた際の文書回答で

 「長女の結婚については、対話を重ねながら、親として娘の気持ちを受け止め、一緒に考えていくことが大切だと考えています。その中では、共感したり意見が違ったりすることもありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合いつつ、長女の気持ちをできる限り尊重したいと思っております」

 と述べられている。注目されるのは、11月30日に55歳の誕生日を迎えられる秋篠宮さまの記者会見だ。記者会見は今月中に間もなく行われる予定で、眞子さまの結婚についても質問が用意されているという。結果的に秋篠宮さまの誕生日会見よりも早く、眞子さまの文書は公表された。秋篠宮さまはどう受け止められ、父としてどのような思いを語られるのだろうか。

 佐藤 あさ子 文藝春秋 digital  以上



 〜管理人のひとこと〜

 冒頭の「生きていくために必要な選択」との言葉からは《宮内庁・皇室や国民が幾ら私達の結婚を妨げても》生きて行く為には必要なのだ。これ以上反対するのは私達に死ねと云う事なのか? との強い意志と深い憤りに溢れていると見るべきだろう。
 結婚は両性の合意のみで・・・との、今までの教育や憲法でも散々と教えられて来たお二人からしたら、何をゴタゴタ云ってるのだ、祝福したくないなら責めて黙っていて欲しい・・・との自分達以外の全ての人々へのメッセージなのである。
 多くの人達は、果たしてお二人の幸せを願っているのか、それとも何と無く人間性に欠け人気の無い婚約者に対する不興をブツケテ居るだけでは無いのか、彼の何を知っていると云うのだ・・・真子さまの為だと多くの人達が騒いでいるのだが、単なる興味本位でしか無いのではないか・・・と。 

                以上














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