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2021年04月19日

福島第一原子力発電所 汚染水処理の実態解説 三菱重工



 
 福島第一原子力発電所 汚染水処理の実態解説 三菱重工


4-19-25.jpg
    

 福島第一原子力発電所では、放射性物質を含む汚染水を浄化設備で処理し、処理後の水をタンクに貯蔵して居ます。汚染水に関するニュースでは「凍土壁」「サブドレン」「トリチウム」等、余り聞き慣れ無い用語が出て來ることが多く判り難い面があるかも知れません。「福島第一原子力発電所の汚染水問題とは?」「『トリチウム水』とは?その性質や現状は?」を中心に汚染水を巡る状況を解説します。

 1 福島第一原子力発電所の汚染水問題とは?

 @ 何故汚染水が発生するのか?

 原子力発電所では通常、運転に伴い発生した放射性物質の殆どが原子炉圧力容器内の燃料棒の中に閉じ込められて居ます。しかし福島第一原子力発電所では事故により燃料棒が溶融し、原子炉圧力容器及びその外側に在る原子炉格納容器内で発生した「燃料デブリ」(※1)に含まれる放射性物質(セシウム・ストロンチウム・トリチウム等)が燃料デブリの冷却水と触れ「汚染水」と為りました。
 更に、その汚染水が原子炉格納容器の中だけで無く原子炉建屋内やタービン建屋内等にも広がりました。現在も尚、原子炉建屋内には地下水が日々流れ込んで居り、汚染水は流入した地下水の量だけ新たに発生しています。

 図1 福島第一原子力発電所における原子炉建屋内の汚染水の状況 4-19-20

4-19-20.png

          出所 参考文献(※2)を基に 三菱総合研究所作成

 A 汚染水への対策状況は?

 汚染水対策は「汚染源に水を近づけ無い」「汚染源を取り除く」「汚染水を漏らさナい」の三つの基本方針に沿って行われて居ます。

 一つ目の「汚染源に水を近づけ無い」とは、新たな汚染水の発生を抑制する為、原子炉建屋内へ流入する地下水量を減らす対策です。所謂「凍土壁(凍土方式による陸側遮水壁)」とは、この「汚染源に水を近づけ無い」為の対策の一つです。
 土壌を凍結させた氷の壁を設置する事により、原子炉建屋に流入する地下水を減らすことを目的として居ます。併せて、地下水の上流側に井戸(サブドレン)を設置し、原子炉建屋内に流入する前の地下水を汲み上げる事で、原子炉建屋内に流入する地下水を減らす対策も執られて居ます。凍土壁の設置や地下水の汲み上げ等の対策を行った事で、それ以前は1日辺り490t発生して居た汚染水が、現在は110t迄低減されました(※3)。

 二つ目の「汚染源を取り除く」とは、汚染水を浄化設備で処理する事で、汚染源である放射性物質を除去する対策です。汚染水からセシウム、ストロンチウムを重点的に除去した後、多核種除去設備・ALPS・アルプスを用いて大半の放射性物質を除去して居ます。
 ALPSで浄化処理を行った水(以下「処理水」)は、タンクに入れて福島第一原子力発電所の敷地内に貯蔵されて居ます。尚、この処理水にはALPSでも取り除く事が出来無い放射性物質の「トリチウム」が含まれて居る事から、タンクに貯蔵された処理水は「トリチウム水」とニュース等で呼ばれる事があります。

 最後の「汚染水を漏らさ無い」とは、汚染水や処理水の漏洩(ろうえい)による周辺環境への影響を防止する対策です。その一つとして、福島第一原子力発電所の1〜4号機の海側に「海側遮水壁」と呼ばれる鋼鉄製の杭の壁を設置する事により、1〜4号機の敷地から放射性物質を含む地下水が海に流出するのを堰き止める対策が執られて居ます。又、処理水がタンクから漏洩するのを防ぐ為、漏えいのリスクが低い型のタンクを使用しています。

 図2 三つの基本方針に基づく汚染水対策イメージ 4-19-21

4-19-21.png

          出所 参考文献(※2)を基に 三菱総合研究所作成

 2「トリチウム水」とは?その性質や現状は?

 @「トリチウム」とはどんな物質なのか?

 汚染水対策の三つの方針で、二つ目の「汚染源を取り除く」でも触れましたが、ALPSでも除去出来無い放射性物質が「トリチウム」です。トリチウムと云う名前を聞いても、余り馴染みが無くどんな物質か見当がつか無いと感じる方も多いかも知れません。
 トリチウムは、日本語で「三重水素」と呼ばれる水素の仲間(同位体)です。水素と聞くと、原子核の陽子一つの周りを電子が回って居る「軽水素」を想像される方が多いでしょう。水素の仲間には、原子核が陽子一つと中性子一つで構成される「重水素」そして原子核が陽子一つと中性子二つで構成される「三重水素」の「トリチウム」があります。

 トリチウムは、原子力発電所を運転する事で発生しますが、自然界でも大気中の窒素や酸素と宇宙線が反応する事で生成されて居ます。水分子を構成する水素として存在するものが多い事から、トリチウムは大気中の水蒸気・雨水・海水だけで無く水道水にも含まれて居ます。
 軽水素や重水素は安定な同位体で放射線は出しませんが、トリチウムは12.33年の半減期(元の原子核の数が半分に為る時間)でβ線を出してヘリウム-3に変わる放射性同位体です。(β線については後述)

 図3 水素の仲間(同位体) 4-19-22

 14-19-22.png 

                 出所 三菱総合研究所

 A 何故トリチウムの除去は難しいのか?

 トリチウムは、処理水中で水分子の一部と為って存在して居ます。この為、水の中にイオンの形で溶けて居るセシウムやストロンチウムと云った他の放射性物質とは異なり、トリチウムが含まれる水分子のみを化学的な方法により分離し除去する事は容易ではありません。
 福島第一原子力発電所で発生した処理水に含まれるトリチウムを含む水分子(下図のHTOやT2O)の濃度は最大でも1L辺り数百万Bq(※4)です。これは1Lの処理水に含まれるトリチウムが僅か100ng〈n・ナノは10-9〉(重量の割合にして100万分の一より遥かに少ない)程度である事を示しています。
 トリチウムを含む水分子だけを処理水から分離して取り出す方法も開発されて居ますが、この様な僅かな量のトリチウムを大量の処理水から取り出すには膨大なエネルギーとコストが必要に為り、現実的に利用可能な効率的な分離を行うには更なる技術開発が必要と為ります。

 図4 トリチウムを含む水分子の構造 4-19-23

 4-19-23.png

             出所 三菱総合研究所

 B トリチウムの人体や環境への影響は?

 トリチウムは放射線の一種であるβ線を出しますが、このβ線はとてもエネルギーの低い電子である為紙一枚で遮る事が出来る程弱く、外部から被ばくしても人体への影響は殆どありません。又、水として飲んだ場合でも、特定の臓器に蓄積する事は無く、他の放射性物質と比べて速やかに体外に排出されます。
 その為、内部からの被ばくの影響も、取り込んだ放射能当たりで見れば他の放射性物質よりも小さく為って居ます。これ迄も水道水等を通じてトリチウムは日常的に私達の体内に取り込まれて居ますが、通常の生活を送る事で取り込んだトリチウムによる健康影響は確認されて居ません。

 原子力発電所など国内外の原子力関連施設において発生したトリチウムは近海に排出されて居ます。日本でもこれ迄40年以上に渉ってトリチウムが排出されて居ますが、排出に当たっては濃度上限が定められて居り、原子力関連施設の近海に置けるトリチウム濃度のモニタリングも継続して行われています。
 近海のトリチウム濃度は、WHO・世界保健機関が定める飲料水のトリチウム濃度(10,000Bq/L)を下回って居る事が確認されて居ます。

 C「トリチウム水」の処理・処分の取組状況は?

 2018年4月時点で、処理水(※5)は、容量が約1,000tのタンクに換算すると1,065基程の量(※6)と為って居ます。処理水を貯蔵するタンクの数や敷地は膨大に為る一方です。タンクが増え続けるのに伴い、廃炉を進める為の設備増設等が必要と為っても、その用地が確保出来ず作業が遅延する等の影響が生じる可能性もあります。
 又、貯蔵し続けることで管理コストが懸かり、処理水漏洩のリスクを常に抱える事にもなります。この様に、処理水をタンクに貯蔵し続けることにはデメリットがあり、根本的な解決には為ら無い事から、処理水の処分方法を検討・決定する必要があります。

 処理水の処分方法については「地層注入」「海洋放出」「水蒸気放出」「水素放出」「地下埋設」と云った選択肢が検討されて居ます。処分方法の決定に当たっては、技術的な観点(技術的成立性・規制成立性・期間・コスト・作業員の被ばく等)に加えて社会的な観点(風評被害の発生など)も必要である事から、経済産業省が委員会(※7)を設置し、専門家を交えた総合的な検討が行われて居る処です。

 図5 タンクの大きさ(※8)のイメージ図(身長170cmの人との比較)4-19-24

4-19-24.png

              出所 三菱総合研究所


 図6 福島第一原子力発電所敷地内の様子 4-19-25

4-19-25.jpg  

 出所 東京電力ホールディングス「2017/6/28(水)「福島第一原子力発電所は、今」〜あの日から、明日へ〜(ver.2017.6)」(2018年6月12日閲覧)http://www.tepco.co.jp/decommision/news/movie/index-j.html


 3「トリチウム水」の処理・処分を巡る今後の課題は?

 トリチウムが出す放射線が非常に弱く人体や環境への影響が小さいとは云え、トリチウムを含む処理水を海洋や大気に放出することを不安に感じる方も多いでしょう。福島県産の農林水産物への影響や風評被害発生の懸念も指摘されています。
 トリチウムは、余り馴染みが無い物質であり、好く判らない為不安に思われている面があると考えられます。処分方法の説明は勿論ですが、先ずはトリチウムそのものや影響についての丁寧な説明が不可欠と云えるでしょう。

 加えて、処分方法の決定に当たっては、決定後にのみ処分方法を周知するのでは無く、決定前に於いても処分方法の検討・選定の観点、各選択肢のメリット・デメリットを丁寧に周知させる等、決定プロセスの透明性を高める事も重要です。
 処理水が処分されれば、福島第一原子力発電所の廃炉作業が一歩前進する事に為ります。国内外から「再汚染」「負の影響の発生」等と捉えられる事の無い様、処分方法の決定プロセス及びその結論に対し、国民の理解・納得が得られる様最善を尽くす事が望まれます。

                 以上










 



「福島第一」 汚染水海洋放出問題の現状と行方




 「福島第一」染水海洋放出問題の現状と行方



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     4-19-30 九州大学大学院教授 出光 一哉 氏 (いでみつ・かずや)氏

 プロフィール 出光 一哉 氏 1958年 福岡県生まれ 専門は核燃料工学・環境同位体 九州大学大学院工学研究科応用原子核工学専攻修士課程修了 82年動力炉・核燃料開発事業団(現・日本原子力研究開発機構)入社 その後 九州大学工学部助教授 スイス連邦ポール・シェラー研究所客員研究員等を経て2002年に九州大学教授 経済産業省の汚染水対策委員会委員を務めて居る

 本文 汚染水とは何か

 ・・・福島第一原子力発電所の汚染水漏れ問題がナカナカ収束しません。先ず、汚染水とはどんなものか教えて下さい。

 汚染水にも何種類か在ります。3.11の事故で炉心に在った燃料が溶け落ち、圧力容器の外に出てしまいました。その燃料と冷却水が混ざり更に津波で建物の中に入り込んだ海水と混ざった水が大量に建物の底に溜まって居ます。これが一つ目の汚染水です。
 そして、その一つ目の汚染水を処理して居るものの、未だ放射性物質を除去し切れて居無いものも汚染水です。詰り建物の中に @未だ残って居る水と Aその水を処理してセシウム等が若干減った水 B「ALPS・アルプス・多核種除去設備」と云う装置を使って更に殆どの放射性物質を取り除いた水・・・@ABこれ等が全て「汚染水」と呼ばれます。

 タンクには様々な度合いの汚染水が貯められて居る

 ・・・問題に為って居るタンクから漏れて居る汚染水はどの様なものなのでしょうか。

 当初は最も放射能濃度が高い汚染水をキュリオン社やアレバ社等外国が作った除染装置を使って処理して居ましたが、その後「サリー」と云う東芝の装置でセシウムを主に除去する様に為りました。又、海水が混ざって居る為「逆浸透膜」と云う設備を通して海水を淡水に変えて居ます。淡水にした水は冷却の為に再度原子炉に注入して居ます。処理後に残った(セシウム以外の放射性物質を含んだ)少し濃く為った塩水がタンクに貯蔵されます。
 漏洩(ろうえい)を起こしたタンクからは、或る程度放射性物質が含まれて居るものが漏れてしまいました。タンクには、淡水に為ったもの等、汚染の度合いが様々な汚染水が貯蔵されて居ます。どの様な汚染水が漏れたかは、どのタンクから漏れたかによって変わって来ます。

 ・・・タンクからの汚染水漏れの原因は何なのでしょうか。

 日々、汚染水が大量に発生して居ます。それに合わせてタンクを大変なスピードで作って来て居ますので、その中で品質管理の問題が在ったと思います。タンクのパッキンが劣化してソコから漏れが生じた為、今は溶接型のタンクを出来るだけ増やそうとして居ます。

 「ALPS・アルプス」の稼働で問題に為る放射性物質はトリチウムだけに

 ・・・「ALPS・アルプス・多核種除去設備」が稼働し始めましたが、効果はどれ位見込めるのでしょうか。

 今迄放射性物質を除去する為に稼働して居た「サリー」は、主にセシウムを除く為のもので、セシウム以外の放射性物質はそれ程取り除く事が出来ませんでした。「ALPS・アルプス」は、トリチウム以外の放射性物質62核種を安全な基準レベル迄取り除く事が出来る装置です。少しトラブルがあり未だ本格稼働迄は至って居ませんが(10月16日現在)本格稼働した場合には、処理後に残るのはトリチウムだけに為ります。

 ・・・トリチウムとはどんなものでしょうか。

 「トリチウム・三重水素」とは水素の仲間で、普通の水素の原子は陽子と電子1個ずつで成って居ますが、トリチウムはそれに中性子が2個クッ付いて少し重く為って居る水素です。化学的な性質は水素と同じで、トリチウムと言われて居るものは全てトリチウム水と云う水の形に為って居ます。化学的な性質等は普通の水と同じです。
 トリチウムは自然界にも存在しますが、福島第一の汚染水に含まれるものは、原子炉の中で生じたトリチウムです。

 水素に中性子が一つ加わった重水素と云う元素が冷却水に僅かに含まれて居ますが、その重水素が中性子を吸収しトリチウムに為ったのです。トリチウムは放射性で、非常に弱いエネルギーのベータ線を出し半減期が12年程です。セシウム等に比べると、同じベクレル数でも危険性は1,000分の1以下です。
 トリチウムは、ヒトの細胞膜を透過出来無い位弱いベータ線しか出さ無いので、基本的に外部被ばくによる影響は無いと考えて好いでしょう。体の中に入った場合の内部被ばくも、ベータ線のエネルギーは非常に弱いので、直接細胞を破壊する力は余りありません。

 また、新陳代謝で普通の水と同じ様に排出され体内に溜まって行く事はありません。只、水素体の構成元素と同じなので、体の中に入って、例えばDNA中の水素と置き換わって放射性壊変でヘリウムに変わった時にDNAを壊してしまうと云う事が心配されます。しかし、非常に大量のトリチウムを取り込ま無ければ、人体に影響を及ぼす様な状況は起こら無いと考えられて居ます。

 トリチウムは安全なレベルで排出して好いと法律で決められて居る

 ・・・トリチウムは全国の原子力発電所から海に排出されて居ますが、どの様に規制されているのでしょうか。

 トリチウムは毒性が低い事と、水と同じ性質で閉じ込めて置くのが難しい為、或る濃度以下であれば発電所から廃棄して好い事に為って居ます。その排出基準ですが、法律上の濃度上限は1リットル当たり6万ベクレルに為って居ます。
 この算出根拠は、ヒトは1年間に1トン位水を体に摂取しますが、その水が全てその濃度で在ったとしても内部被ばく量として1ミリシーベルト以下に為る濃度とされて居ます。

 仮に1リットル6万ベクレルのトリチウムが含まれる水を飲み続けたとしても、影響が出無いとされる濃度です。その濃度とは別に、原子力発電所は夫々の発電所で放射性物質をどれだけ出して好いと云う総量規制があり、年間で10〜100兆ベクレル迄放出することが許されて居ます。
 トリチウムは水と同じ性質なので、セシウム等と違って生物濃縮を考え無くて好いのです。又、世界全体で1京ベクレル(1兆の1万倍)以上のトリチウムが毎年自然界で生成されて居ます。その内の1割以下位を発電所等から放出して居ます。この様に、自然界の濃度を殆ど変え無いレベルで発電所からの放出の総量の規制がされて居るのです。

 ・・・トリチウムの処理は今後どうするか考えられて居るのでしょうか。

 トリチウムを水素から分離出来ないかと云う技術的な調査も行われて居ますが、水から水を分ける様な話で、同位体分離に為りますので多大なエネルギーを使います。仮に取り出す事が出来たとして、濃くしたものはどうするか・・・それも又難しい問題で、或るものを100分の1にすると濃度が元より100倍に為って居るものが出来てしまうのです。
 そうすると、今度は濃度が100倍濃く為ったものをどうするのかが難しく為って来ます。ですから、総量規制をしつつ濃度を基準値以下に薄めて「害を十分低く抑えた」レベルにして放出した方が安全ではないかと思います。

 ・・・蒸発させるのはどうなのですか。

 同じ事なのですが、要は水で薄めて捨てるか空気中に薄めて捨てるかの違いですね。空気中に出す時の規制濃度も決まって居てより厳しく為ります。蒸発させる時にもエネルギーが必要な為、矢張り水と混ぜて希釈して放出する方が良いと思います。
 しかし、現在、福島第一原子力発電所の現場に溜まって居る量は、元々の福島第一発電所の放出規制総量の10倍以上あるので、一度に1年で出してしまう訳にはいきません。10年程度掛け少しずつ薄めて出して行く等の対応が必要に為って来ます。
 雨が降っても地下水が流れ込んでも、溜まる一方なのでそれを10年も20年も溜め込んだママで置く事は物理的に不可能です。何処かの段階で基準値以下の安全なレベルの汚染水は放出し無ければ事態は改善されません。

 1,000トンのタンクを2日に1個ずつ作って行かなくては為ら無い

 ・・・汚染水漏れの話に戻りますが、貯蔵タンクの施工をもう少し何とか出来ればと思います。

 普通の状態で竣工出来れば好いのですが、タンクの増設も次から次へと追われての作業ですから難しいですね。一体1,000トンのタンクですが、地下水の流入で汚染水が毎日400トン増えて行くので、2日に1個ずつタンクを作ら無ければ間に合いません。アレだけ大きなタンクを2日に1個ずつ作って行くと云うのは非常に大変です。尚且(なおか)つ普通の条件では無くて、皆防護服を着て通常の作業とは又違う注意をしながらの作業です。ミスを出してはいけ無いのですが、完全を求めるのはナカナカ難しい処もあると思います。

 ・・・良い解決策は無いのでしょうか。

 打ち出の小槌的な魔法の様な対策は直ぐには出て来ないのですが、幾つかの対策を積み重ねて少しでも汚染水を減らして行くしか今は方法がありません。地下水バイパスや幾つか水を減らす対策が検討されて居ます。

 @ 山側の凍土壁と海側で水を止めるもの それから 
 A 汚染して居る部分に水が入ら無い様にサブドレインと云う所から水を抜いて 
 B 建物に水が入ら無い様にする等・・・様々な対策は考えられて居ます。

 只、工事が必要なものはどうしても時間が掛かるのでナカナカ直ぐには行きません。地下水バイパスは、原子炉に流れ込む前に地下水を手前で抜いて捨てるのですが「放射能が無くても、捨ててはいけ無い」と言われるとどうしようも無い。
 抜く量は流れ込むより多いのです。それを「捨ててはいけ無い」と言われた途端に、今度は何もし無いより汚染水が増えて行ってしまう問題があります。「或るレベル以下で安全なものは捨てて好い」と云う確約が取れ無いと水を抜く事も出来ません。

 規制値以下の濃度が薄いものを捨てる事自体は法律違反でも何でも無いのですが、風評被害を怖れた反対等もありますので、東京電力が幾ら説明してもナカナカ理解を得られ無い処は、国が確りと安全性の説明をする必要があると思います。
 問題は風評被害です。汚染されて居様が居まいが、兎に角発電所の敷地から何かが海に放出された・・・そう云う報道が有るだけで影響を受けると云う恐れがあります。ですから、風評被害を起こさ無い様に何とか手立てをし無ければ為りません。

 今は周囲の地下水を流れ込ま込ま無いにするしか無い

 ・・・地下水が1日400トン流れ込んで居る事には驚きました。

 福島第一の土地は、海沿いから高低差が有るのですネ。高い所は30〜40メートルありますし、海沿いは津波が来た所は10メートル位の高さがあり、海に向かって地下水が流れて居たのです。建物も大きいですから、津波で壊れて配管等に穴が開くとそこからドンドン入って来てしまうのです。
 直ぐその様な箇所を埋められれば好いのですが、地中で壊れていたり、線量が高くて近付け無い様な所の配管が壊れて居るとナカナカ修理に行けません。ですから、出来るだけ流れ込ま無い様にその周囲の地下水を減らすしか今の処方法は無いでしょう。

 地下水バイパスは、事前に地下水を抜いて建物全体の水位を下げ様と云う方式です。元々原子炉の周りにサブドレインと云う水を抜く穴が在って、原子炉に水が流れ込むのを防ぐ事もあるのですが、浮力で建物全体が浮き上がろうとする力を減らす役目も在ったのです。
 しかし、水素爆発で瓦礫などが飛んで来て上手く動か無く為り水位が上がってしまった状態なので、サブドレインを復活させて、そこの水を抜いて濃い汚染水がドンドン出来無い様にする事も考えられて居ます。

 今は、只汚染水を処理するだけが目的では無くて、廃炉作業に入る為に建物をドライにして除染をしアクセス出来る様にし無ければいけ無いのです。その為には、先ず地下水・タービン建屋の下や炉の建屋の下に在る水を1回全部抜いてしまうと云う操作が必要です。
 そして、水が流れ込んで居る部分を完全に保修して、水が出入りし無いものを造り上げ、又水を張って解体工事を遣って行く事に為ります。

 ・・・最初のステップの処がナカナカ上手く行か無くて、苦労して居ると云う感じですね。

 そうですね。地下水の流入を防ぐ為の山側だけの凍土壁だけでもダメなのです。全体を取り囲む処まで遣らないと効果は出て来ませんし、原子炉建屋の下から入って来ている水は止められません。下からはそれ程沢山は来ないのですが、それでもゼロでは無いので凍土壁が万能だと云う訳ではありません。
 作る順番も難しくて、例えば海側を先に遣ると今迄出て行った水が出て行か無く為るので地下水位が上がって、今よりも地下水が流れ込むかも知れ無い事もあるので、作る順番等も考え無ければなら無いのです。

 また、一度に全て水の流れを止めてしまうと云う事も出来ません。中に汚染して居る水が未だ入って居り、周りの地下水が下がってしまうと、逆に中の汚れた水が外に出て來るかも知れないので、地下水位は常に中の水位よりも高目にして於いて、全体を少しずつ下げて行く様なコントロールが必要です。

 タンクはキチンとしたものを作り直す必要があるかも知れない

 ・・・その他、今後の見通しや課題はいかがでしょうか。

 汚染水は未だ増えて行く事を考えると、矢張りタンクの増強は必要だと思います。もう少し本格的に溜めて置ける様なもの、或いはタンカーの様なものを持って来て、ソコに一次貯蔵すると云う話もあります。兎に角何処かに一度貯蔵して、キチンとしたタンクを作り直す事も必要かも知れませんね。
 その為には、タンクの容量を空け無ければ為ら無いので、汚染水を何とかして減らし少し時間稼ぎをしながらキチンとしたものを作って行く事が重要かと思います。

 少なくともトリチウムは直ぐに全ての量を放出する事は無理ですから、その分を溜められるだけの漏れの無いものを準備し無ければ為りません。1,000トン規模のタンクが何百基とある為メンテナンスも非常に大変です。一日も早い汚染水処理の為にも、確りとした貯蔵タンクを作ると云う事が何より重要です。

                 以上

 「汚染水について」経済産業省HP 総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会代3回会合資料3(平成25年9月)より

 科学者と云うより行政官と云う立場での説明の様です。文章だけで図解が無い為、理解し難いので次には、三菱重工・民間の科学者のお話を掲載します・・・管理人












「隠し録りして居たかも・・・」宮内庁が抱く小室圭さんへの深刻な懸念



 「隠し録りして居たかも・・・」宮内庁が抱く小室圭さんへの深刻な懸念

 4-19-1.png 4/19(月) 7:05配信



     4-19-2.jpg

        小室圭さんに別の心配が・・・(写真/共同通信社)4-19-2

 眞子内親王の婚約内定者・小室圭氏が母親・佳代さんの借金トラブルに付いて詳細を明かした“説明文書”は日本中を驚かせた。「借金なのか否か」「どういう形であれ返すべき」等金銭の“貸し借り”に関心が集まって居るが、宮内庁内では「別の心配」が上がっている。それは録音テープを“証拠”として提示すると云う小室氏の行動だった。

 “父親代わり”にさえ・・・
 
 長い沈黙から一転、小室圭氏が大きく動いた。4月8日、母・佳代さんが抱える金銭トラブルに付いて、小室氏はA4用紙28枚・計4万字と云う長文の“説明文書”を発表した。そこには、眞子内親王との結婚に強い意志を示した上で、佳代さんの元婚約者から金銭が渡った経緯、そして小室母子がそれを「借金」とは認識して居らず、何故返済し無かったかが詳しく綴られていた。  

 その翌日、眞子内親王が「今回発表された文書を読まれて色々な経緯があったことを理解して下さる方が居れば有難い」とコメントを発表。西村泰彦・宮内庁長官も「非常に丁寧に説明されている印象だ」と評価した。  
 しかし国民の反応は非常に厳しいものだった。ネット上には「只の言い訳にしか聞こえ無い」「自己弁護に終始している」「益々不信感が高まった」等バッシングが溢れ、眞子内親王が事前に文書を確認して居た事も「眞子さまはこれで国民が理解すると思っているのか」と批判された。  

 その反応を見て方針転換したのか、文書発表から僅か4日後の12日、小室氏は代理人弁護士を通じて、最大400万円の「解決金」を支払う意向が有る事を明らかにした。しかし、例え解決金を支払ったとしても、結婚への障壁は多く残って居る。宮内庁関係者が特に懸念して居るのが、文書で明らかにされた「録音テープ」の存在である。
 小室氏は2012年9月13日に元婚約者から〈婚約を解消したいと云う一方的な申し入れを突然受けました〉とした上で、以下の様に記した。

 〈この時母が、婚約期間中に受けた支援に付いて清算させて頂きたいとお伝えした処、元婚約者から「返して貰う積りは無かった」と云うお返事が返って来ました。以上の様な理由から、母は、婚約解消に当たって2人の間でお金を遣り取りする必要は無く為ったと理解しました〉

 この場に同席した当時20歳の小室氏は、その遣り取りを録音して居た(以下・文書より抜粋)

 元婚約者「返して貰う積りは無かったんだ」
 「ソンなのって在るの?」
 元婚約者「イヤア、在るんですかねって、だって、その時はだって・・・」
 「だって在るんですかねって、ソンなの私不思議。そう云う方と出会った事無いから。そう」
 元婚約者「ウン。返して貰う積りは全く無く…お金出してましたよ」

 小室氏はこの内容に付いて〈録音をして置いた方が好いのではと考え咄嗟に録音したものだった〉と記して居る。後に為って元婚約者側に録音の存在を明かした経緯からも“隠し録り”であった可能性が高い。宮内庁関係者は驚きを隠さ無い。
 「別れを切り出されてしまったとは云え、それ迄この元婚約者は小室さんに取って物心両面でお世話に為って居た“父親代わり”の様な存在だった筈です。それなのに“お金を返さ無くても好い”と云う発言を記録した上で公開した・・・事前に文書を確認された眞子さまは、この点をどうお感じに為ったのでしょうか」

 録音は“交際直後”

 小室氏が眞子内親王と出会ったのは国際基督教大学・ICU在学中の2012年6月。学内の交換留学説明会が切っ掛けだったとされて居る。その後、8月には交際がスタートしたと報じられている。元婚約者との遣り取りは、それから僅か1か月以内の出来事だった。

 「未だ20歳の大学生なのに、後々の為に録音テープを保存して置く周到さには驚きました。用心深さもさる事ながら、普段から習慣的に録音をして居るのではないかとさえ思えてしまいます。  
 交際期間中から小室さんは何度も赤坂御用地内の秋篠宮邸を訪れ、皇嗣殿下や紀子さま初め秋篠宮ご一家と交流を続けて居ました。2017年12月に『週刊女性』で佳代さんの金銭トラブルが報じられてからは、ご夫妻に事情を説明する為親子で秋篠宮邸を訪問したこともある。それらの遣り取りも録音されて居たりするのではないかと、宮内庁内で心配する声が上がって居るのです」(前出・宮内庁関係者)


 『週刊女性』の報道から約2か月後の2018年2月、宮内庁は結婚に向けた行事の延期を発表した。その前後、小室母子は夫々複数回、秋篠宮邸を訪れて居る。『女性セブン』(2019年1月3・10日号)はこう報じている。

 〈佳代さんは2017年末と2018年1月中に、秋篠宮邸に足を運んだとされる。紀子さまがトラブルに付いての説明を求められ佳代さんが応じたのだと云う。その際、佳代さんが、俄には信じられ無い要求を宮内庁側に伝えたそうだ。
 「佳代さんは“騒動を収める為にも、皇室でお金をサポートして貰えないか”と提案したそうです。“大変な事に為らない為にも”と云うニュアンスもあり、伝え聞いた紀子さまは唖然とするばかりだったそうです」(宮内庁関係者)
 

 両家の間でどの様な遣り取りが行なわれたかは定かで無いが、そこで金銭を巡るシビアな話が交わされて居たとしても不思議では無い。それを小室氏が〈録音して置いた方が好いのでは〉〈咄嗟に〉思い付いたとしたら・・・宮内庁担当記者が言う。

 「小室さんは2018年8月にアメリカ・ニューヨーク州のフォーダム大学に留学しますが、その直前の6月10日にも佳代さんと親子で秋篠宮邸を訪れました。そこでは金銭トラブルや結婚問題に付いて、相当踏み込んだ遣り取りがあったと噂されて居ます。  
 もし今後、結婚問題が暗礁に乗り上げてしまった場合、小室さんが自らの“正当性”を示す為に、その時の録音を持ち出す事もあるのではないか。今回の文書を見ているとそんな懸念すら覚えます」


 ※週刊ポスト 2021年4月30日号

                    以上




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 小室文書 遺族年金不正受給疑惑など都合の悪いことは書かれていない


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    4-19-3 小室さんの意思は変わっていない(2017年9月 東京・港区 撮影/JMPA)

 秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約内定者である小室圭さんは4月8日、全28ページに及ぶ文書を発表した。結婚の障壁と為っている母・佳代さんと元婚約者Aさんとの借金トラブル解決に向け動きを見せたのだ。文書によると、佳代さんとAさんの結婚に向けた話し合いの中で、Aさんは《保険に入って居るので自分に何かあっても当面は路頭に迷う様な事はありません、安心して下さい》と伝えたと云う。
 何れ夫婦に為るとは云え、結婚前に“保険があるから路頭に迷う心配は無い”と云う会話をするカップルはどれ程居るだろうか。

 皇室記者の解説「佳代さんは、Aさんと結婚する迄の計画を『プランニング』と称し、お金に纏(まつ)わる条件をAさんに要求して居ました。そのうちの1つが『生命保険』だったのです」

 佳代さんは2010年9月初旬にAさんと婚約した。同時期、次の様なメールを送ったと云う。「パピー(編集部注・Aさん)の生命保険の受取人を私にして下さる事」可成り露骨なお願いである。
 「生命保険に関しては、メールを読む限り、Aさんから申し出たのでは無く、佳代さんが主導して居たものでしょう。結局、佳代さんはメールの2か月後にAさんの生命保険の受取人と為りました。処が、保険証書を見るなり“死亡時の生命保険金額が500万円じゃ少ない!”とAさんに電話を掛けたそうです」(前出・皇室記者)

 『週刊文春』(2020年12月17日号)には、佳代さんからAさんに送られたこんなメールが掲載されて居る。

 「私は主人の年金を受け取っている間は(Aさんと)内縁の関係には為れません。(中略)ですので私達の事実婚は為るべく何方(どなた)にも知られたく無いのです。万が一何方かが役所に告発すると最悪の事態に為りかねません」

 佳代さんは、地方公務員だった夫・敏勝さん(享年38)を2002年に亡くしたので、相当額の遺族年金を受け取って居るとされる。だが、夫と死別した後、新しいパートナーと再婚したり事実婚でも生計を一にして居る実態が在れば、役所にそれを申告して遺族年金の受給資格をストップさせ無ければ為ら無い。そうで無いと不正受給が疑われる事に為る。
 「だからコソ、佳代さんはAさんに“事実婚をバラさ無いで”と工作を持ちかけた訳です。今回の文書では、小室家に取って都合の好い部分はフンダンに書いてありますが、そうした遺族年金の不正受給の様に都合の悪い事は、何処にも書いていないのです」(前出・皇室記者)

 ※女性セブン 2021年4月29日号

                     以上






 小室さん母の元婚約者 小室家に大金投じローン払えず転居 車も売却


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  4-19-5 小室さんは何度も秋篠宮邸に足を運んでいた(写真は1月 東京・港区 宮内庁提供)

 秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約内定者・小室圭さんは4月8日、全28ページにわたる文書を公表。そこには、母・佳代さんと元婚約者Aさんの金銭の生々しい遣り取りが記述されている。例えば《元婚約者の方は11月1日に45万3000円を母の口座へ送金してくださいました》と云う部分。Aさんが小室さんの大学の学費にと振り込んだものだが、小室さんは奨学金を得たので、この約45万円は丸々浮いた。それを小室さんは大学の「入学祝い」として《有難く頂きました》と云う。

 「文書全体を通じてAさんは、高級な飲食店で食事をしたりクルージング婚約パーティーを提案したり200万円をポンと渡す等“経済的に余裕のある資産家”と云う印象を受けます。ですが、Aさんはそれ程余裕のある生活を送っては居ません」と語るのは、Aさんの知人だ。
 「Aさんには離婚歴があり慰謝料や養育費の負担もありました。勤め先は外資系企業とは云え、平均的なサラリーマンを上回る収入でもありません。只、Aさんは優しいので、小室さん親子に“どうしても”と頼られると、断れ無い面があったのでしょう」

 小室文書を読んだ人には、Aさんが積極的にお金を小室家に“提供”して居た様に見えるのだが現実にはそうでは無かった。佳代さんは「当分の生活費を借りたい」「取り敢えず10万円程お願いしたい」と云った“ヘルプメール”を事在る毎にAさんに送って居た。

 《婚約破棄の理由が、支援が増え過ぎて元婚約者の方の負担に為って居た事だとは思いもしませんでした》

 小室さんはそう、尤もらしく綴るが、元々Aさんは小室親子と同じマンションに住んで居た位だ。小室家に湯水の様にお金を渡せる程の生活レベルだったかどうか好く判って居なかった筈が無い。
 「小室家に相当額を拠出した結果、Aさんは家のローンが払え無く為り、引っ越しする羽目に為り、愛車も売却せざるを得無く為りました」(前出・Aさんの知人)

 困窮するAさんを尻目に、小室さんは全米で有数の学費の高さを誇る“セレブ大学”へ留学中だ。

 「学費や生活費は年間で1,000万円とされ、元々働いていた法律事務所から年間300万円程の支援を受けて居るとされます。眞子さまと結婚を決め将来も経済的に困る事は無いでしょう。当時、お金に困っていた頃に助けて貰ったAさんに、少しでも恩を感じて居たら、ここ迄攻撃的な文書に為ら無かった筈です」(皇室ジャーナリスト)

 眞子さまはこの事実を知って居られるのか。そして、眞子さまを気遣う秋篠宮ご夫妻は、この事実をどう受け止められるのだろうか。

 ※女性セブン 2021年4月29日号




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 「咄嗟に隠し録りする人」小室圭さんに屈服せざるを得ない秋篠宮家


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     4-19-6 小室さんが結婚で得られるのは愛と・・・(写真/JMPA)

 その行く末が注目されていた秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚問題。4月8日に小室さんが全28ページに及ぶ文書を発表し、母・佳代さんと元婚約者Aさんとの金銭トラブルに関して、金銭での解決を望ま無い方針を明らかにした。しかし、その4日後に前言を撤回し、解決金を渡す事で事態を収める方向に進む意思を示した。
 
 小室家の「お金を返さ無くて好い」と云う最大の根拠に為って居たのは、Aさんの「返して貰う積りは無かった」と云う一言に尽きる。それを以て文書は《母が元婚約者の方へ金銭を返済する義務は無く為った》と説明。そのAさんの発言は小室さんによって録音されて居たと云う。
 
 2012年9月13日の深夜。Aさんは佳代さんに「婚約を解消したい」と突然、申し出た。隣で話を聞いて居た小室さんは咄嗟の判断で録音を回し、Aさんの「返して貰う積りは無かったんだ」と云う“決定的な一言”が記録されて居ると文書に記されて居る。
 小室さんの代理人によれば「録音を相手(Aさん)が認識して居たかは判ら無い」ので「隠し録りデータ」である可能性が高い。しかし、九段下総合法律事務所の伊倉秀知弁護士は「この録音は決定打には為り得無い」と断言する。

 「第一に、一部だけを切り取った録音データは証拠として不充分です。録音データは“全て出す”事が大前提。どの様な流れでその言葉が出たのかが判ら無いと判断のしようが無いからです。
 また、この録音が“隠し録音”であることも問題です。当事者間の合意が無い録音は証拠として認められ無い事もあります。そうした性質の録音データなので、法的な証拠と云うよりも、世間に公表した事を含めて、或る種の“牽制”の材料の様なものに為って居ると云えます」


 それでも公表に踏み切れたのは、眞子さまの存在があってコソではないか。

 「眞子さまは借金トラブル発覚後、暫くして録音の存在を打ち明けられた様です。それを以て“法律の専門家”の小室さんの言葉を信じられ“お金を返す必要は無い”と云うご意向を持たれたと云います」(皇室記者)

 この録音データは、眞子さまを懐柔しただけでは無い。宮内庁関係者は云う。

 「常識的に、一般の会話の中で録音する人がどれだけ居るでしょうか。余程の意図が無ければ録音するなんて思いも依ら無い人が大半でしょうが、小室さんは咄嗟に“隠し録り”をする人なのです。小室さんに取って、録音は特別な事では無く、日常的な手段であることが一番恐ろしい事です。 
 これ迄の眞子さまとのプライベートな遣り取りも、音声録音や動画・写真・様々な方法で保存されて居る可能性があります。今後、結婚の行方が小室さんに取って納得の出来ない事態に為れば、それらが暴露されてしまう可能性を、関係者たちは本当に恐れている」


 録音のターゲットに為った可能性があるのは眞子さまだけでは無いだろう。

                     以上




 4-19-1.png 2021年4月29日号


 「咄嗟に隠し録りする人」小室圭さんに屈服せざるを得ない秋篠宮家


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 4-19-7 チェキで自撮りされる眞子さまと佳子さま(2020年10月6日 東京・港区 写真/宮内庁提供)


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      4-19-8 姉妹の絆は強い(左から佳子内親王・眞子内親王 時事通信フォト)

 「小室さんは何度も秋篠宮邸を訪れています。そこで、秋篠宮さまや紀子さまと交わしたゴクゴク私的な会話や、結婚に関連するお金の話・金銭トラブル発覚後の相談などが逐一記録されて居たとしたら・・・眞子さまから録音データの存在を聞かれ、秋篠宮ご夫妻も強く憂慮されたのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 「家族全体の苦しみ」美智子さまのご憂慮

 秋篠宮さまは昨年11月「結婚は認めるが、婚約は別」と云う見解を示された。

 「眞子さまと小室さんは、納采の儀などの儀式を伴わ無い“駆け落ち婚”をし、1億5000万円程の一時金も支払われ無いだろうと云う見方が強まって居ました。しかし、小室さんが『録音する男』であることが判明した以上、秋篠宮家は小室さんに屈服し希望通りにせざるを得ないでしょう。一時金は支払われ儀式も行われると思います。小室さんが準皇族的な活動をしたいと言えばそれも認めざるを得ない。
 最短のスケジュールである10月での結婚で、小室さんと佳代さんはカネも地位も手に入れる事が濃厚に為って来ました」(前出・皇室関係者)


 眞子さまを止められ無かった秋篠宮家に、将来の天皇家に声を上げられ無かった宮内庁。この結婚にもう壁は無いのか・・・

 「皇室のトップである天皇陛下か、平成の30年間で天皇家の要であり続けた美智子さま。お二人しか“最後の砦”に為り得ません。秋篠宮さまも眞子さまも、お二人のお言葉は受け入れざるを得無いでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 陛下は今年2月、眞子さまのご結婚問題について“ご両親と好く話し合うように”と対応を促して居た。

 「国民との信頼関係を誰よりも大切にされて来た陛下と美智子さまが、国民からこれ程不満が噴出して居るご結婚をどうお考えに為られるか。当初より、眞子さまのご結婚問題は“家族全体の苦しみ”と捉えられ、一早く小室さんの性質を心配されたのも美智子さまでした。
 国民と皇室の結び付きは今、危機的な状況を迎えて居ると云って好い。国民の抗議がこれだけ宮内庁に届いて居るのです。“小室文書では国民は結婚を祝福出来ない”と秋篠宮家周辺に助言され、解決金等の更なる対応を求められたのは、お二人のどちらかかも知れ無いと実しやかに囁かれています」(別の皇室関係者)


 令和皇室は今まさに大きな試練を迎えて居る。

 ※女性セブン 2021年4月29日号

                    以上













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