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2019年12月24日

結局は政治家の懐へ 「IR利権」巡る私欲に塗れた仁義なき戦い




 




 結局は政治家の懐へ 「IR利権」巡る私欲に塗(まみ)れた仁義なき戦い

            〜まぐまぐニュース! 12/24(火) 16:15配信〜


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               江田憲司衆議院議員(無所属)

 江田憲司衆議院議員(無所属)は、毎日新聞政治プレミアに「カジノは政治家の利権に化ける」と寄稿したと毎日新聞が報じた。横浜市が誘致を表明して居る、カジノを含む都合型リゾート施設(IR)に付いて断固反対の姿勢を示したものだ。

 政治家の懐に入る「カジノ利権」

 江田衆院議員は、世論調査で一貫して反対意見が多数を占めて居るにも関わらず複合型リゾート施設の建設を強行する政府に付いて触れ「バックには利権がある。カジノ・国際会議場・ホテル・・・多大な投資が有る事は確か」と述べた。そして、一時的な経済効果はあるとし「結局は政治献金に為って政治家の利権に化ける」と訴えた。

 カジノ誘致への懸念点

 又、江田氏はカジノ誘致への懸念点として「深刻な依存症」「治安や風紀の乱れ」を挙げて居る。江田氏によると、ギャンブル依存症の患者は日本に約320万人居り、先進国では最も多いとされて居るとの事。
 依存症対策で多額のコストが掛かる為、プラスの経済効果だけで無く、マイナスも含めた費用効果を分析すべきだと指摘した。

 カジノ利権を狙う政治家

 国内に作るカジノの数は、当初は2〜3ヵ所に絞られる。正式に誘致を発表して居るのは、大阪・横浜・北海道・和歌山・長崎の5ヵ所。週プレニュースによると、現時点での有力候補地は「神奈川県」「大阪府」だとIR関係者が力説したと云う。
 と云うのも、横浜は神奈川2区選出の菅義偉官房長官のお膝下。既に横浜市では用地取得の為に150億円の予算も手当されて居るとの事。又、大阪も、日本維新の会が早くからカジノ誘致に乗り出し、関西空港に近い用地70ヘクタールを確保して居る。

 IR関係者は、橋下徹元市長と松井一郎府知事は菅義偉官房長官と親しい点や、改憲に積極的な維新を安倍首相が補完勢力として協力の姿勢を打ち出した点に付いても触れ、官邸も大阪をプッシュして居る事を明かした。又、カジノ管理委員会が自治体を選ぶ際に付いて「菅長官との太いパイプがモノを云う」と話したと云う。


              MAG2 NEWS    以上









 【関連報道】 「日本のカジノは100%成功しない」
 
 ラスベガスで活躍する日本人ディーラーが断言 欠けて居る3つの目線不足とは・・・


              〜AbemaTIMES 12/19(木) 8:37配信〜        

 カジノを含む統合型リゾートIRの誘致が動き出して居る。現時点で誘致を正式表明して居るのは横浜・大阪・和歌山・長崎だが、東京・千葉・名古屋は検討中だ。最終的に名乗りを挙げた候補地の中から、国が最大で3カ所を選定される事に為って居る。
 横浜市は多くの観光客が訪れて居るものの、その9割が日帰り客。「残念ながら東京に行かれてしまう。横浜でお金を落として頂け無い」(林文子横浜市長)と云う市に取って、大きな経済効果が見込めるIRは是が非でも欲しい処だ。
 東京ドーム10個分の敷地を持つ山下埠頭を予定地に指定、民間企業の投資で様々な施設を作る計画で、その投資規模は1兆円に上る。

 只、港湾業者等を束ねるハマのドンこと横浜港運協会の藤木幸夫会長はギャンブル依存症への懸念からカジノ建設に猛反対「俺を殺すか何処かに拉致するか。俺が生きて居る内はダメだ」と主張。
 協会の水上裕之常務理事は「ディズニーさんもF1もそうだし、ご本人達が此処での可能性を探りたいと言って来た訳だから、可能性としては非常に高い」とし、協会は豪華客船で巡るディズニークルーズやF1レース開催と云う独自再開発プランで対抗する構えを見せて居る。更に先月には反対派の住民が新団体を組織、是非を問う住民投票の署名活動も始まって居る。

 一方、着実に準備を進めるのは府・市がガッチリタッグを組んだ大阪だ。2025年の大阪万博と同じ夢洲の一画に予定地にして居り「MGM+オリックス」「ギャラクシーエンターテインメント」「ゲンティン・シンガポール」の3社が事業者として名乗りを上げる。「事業者からは9300億円を上回る提案が出された」(大阪府・大阪市IR推進局の那須雅之氏)

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 横浜や大阪が目指す世界最大規模のIRだが、専門家はその投資額に懸念を示す。

 「日本と云う市場は世界的に見ても有望な市場ではあるが、巨額投資が本当に回収し切れるのか言われると、建てたは好いけど儲から無い、と云う状況が発生してしまう可能性がある。継続的な施設のクオリティの維持だったり、サービスレベルの維持と云うのが出来無く為ってしまって、残念ながら観光集客施設としての質が落ちて行く事に為るのではないか」(国際カジノ研究所の木曽崇氏)


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                片桐ロッキー寛士氏

 更に本場ラスベガスにも、日本のIR構想、特にカジノの行く末を気に掛ける人物が居る。ディーラーやVIPのお世話係等をするカジノホストを務め、日本からのカジノ誘致関係者の案内役等も務めて来た、カジノディーラーの片桐ロッキー寛士氏だ。
 ディーラー学校の講師もして居るロッキー氏は大阪の誘致成功を見込み、ディーラー学校を設立準備の為に大阪を視察した。その上でロッキー氏は「ソモソモ誰も来無い。今のママでは100%成功しない」と断言する。

 17日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、ロッキー氏に加え、カジノで100億円以上を溶かし、特別背任の罪で収監された経験を持つ大王製紙前会長の井川意高氏と、日本版カジノの「失敗の理由」を分析した。

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 失敗の理由(1)顧客目線

 先ずロッキー氏が指摘するのは、顧客目線の不足だ。賭け金やゲーム時間によってポイントが貯まり、宿泊や飲食、飛行機代等が無料に為ったり、キャッシュバック等の優遇が在ったりする「コンプ」が、カジノ管理委員会の検討結果次第で禁止される可能性が有ると云う。
 又、日本居住者はマイナンバーカードで全プレイが記録され、勝ち分が一時所得として課税、非居住者は勝ち分に対して源泉徴収等の案がある点だ。

 ロッキー氏は「業界内では、コンプが可成り規制されるのではないかと云う話出て居る。矢張り利益を多くしたいと云うのが理由ではないか。又、ラスベガスの場合、テーブルゲームに関しては配当が300倍以上のものは課税対象で、5000万賭けて5000万勝ったと云うのが何回か続いて5億勝ったとしても、それは課税対象に為ら無い。
 そして、スロットマシンの場合は1200ドル以上の配当が源泉徴収の対象に為る。そう考えると、海外から来た人に取って、日本のルールは全く魅力的なものでは無く為る可能性がある。矢張り他国のカジノとの競争を考えれば、お客さんに対して何らかのメリットを示さ無いといけ無い」
と指摘。
 
 井川氏も「日本の近くにはマカオも在ればシンガポールも在る。ソコが遣って居る事を取り入れ無ければ顧客を呼べ無いのに、役人は競争があると云う事が分かって居ない。
 課税に付いては、贈与なのか交際費扱いに為るのか等、そう云った問題が大きいのだと思うが、ソモソモ勝つのが難しいのに、偶々勝った者に課税するのはセンスが無い。ギャンブルは愚か者への課税と云う言葉がある位だ。私は106億も課税されてしまった」
と苦笑する。

 失敗の理由(2)ディーラー目線

 次にロッキー氏が主張するのは、ディーラー目線の不足だ。中でもラスベガスのディーラーはチップで稼ぐと言い、優秀なディーラーを集める上で、日本版ではチップが賄賂に当たるとして禁止される事に警鐘を鳴らす。

 「ラスベガスに限っての話だが、カジノディーラーはネバダ州が定めた最低収入しか頂か無いので、チップが全体の収入の8割かそれ以上に為る。お客様から頂いたチップをその日働いたディーラー全員で割って、そこから税金を引いた状態で給料として貰う。チップが無ければ、ハッキリ言って生活出来ないレベルに為ってしまう。
 最後に働いていたカジノでは、1日当たり350〜400ドル位を貰って居て、最高で1人のお客様から30万ドル頂いた事がある。只、全員で割らないといけ無いので、実際は悲しい結果に為る事もある。マカオでも収入は30万円も行か無いと思うし、日本もその位に為ると予想して居る。
 日本人で足り無ければ必ず外から連れて来ないといけ無く為るが、人が集まるだろうか。矢張りチップは賄賂では無く心付けだ。仲居さんに心付けとしてお金を渡したり、タクシーに乗ってお釣りは好いと云うのと同じ感覚だと云う考えが定着して欲しい」


 井川氏は「国にもよるが、韓国でディーラーと話した時に聞いたのは、収入の可成りの部分がチップだと云う事だった。シンガポールやマカオはメインのお客が中国人で、チップを挙げて居るのを見た事が無い。そして、アメリカのディーラーはチップが欲しいからタイに駆けろと言う。タイで当たるとチップを挙げるのが基本的なマナーに為って居る。
 私の場合、シンガポールで大きく勝って居た時は一張りで50万ドル張って居た。気分次第だが、負けて居るとそのチップも惜しく為る。今回のトリップは勝ったなと云う時には、最後に1万ドル位はチップを挙げていた。でも次に負けると『畜生、アノ時にアレ挙げ無ければ良かった』と思う(笑)」
と明かした。

 又、飛行機やホテルの手配、資金繰り(回収)迄アラユル面倒を見て呉れる執事的存在の「ジャンケット」も禁止される可能性もあると云う。これに付いて井川氏は、

 「マカオでは中国語の名前が付いたジャンケットの部屋やテーブルがあって、セールスして来る。しかしミイラ取りがミイラに為って本人がジャンケットのセールスに為ってしまった日本人も居た。
 彼等は箸の上げ下ろし迄面倒を見て呉れる位、24時間、最大限のサービスをして呉れる。『今回は全部使っちゃって無いけれど、もう少し遣りたい』と言うと、お金も与信によるが貸して呉れる。日本では禁止しても好いと思うが、シンガポールではカジノがジャケットの代わりに担当のマーケティングスタッフを着けて呉れる」


 とコメント。カジノ企業のVIP専用担当者で、身の回りの世話の他、資金貸付等の相談も受ける、言わばクリーンなジャンケットと云うイメージの「カジノホスト」の導入を提案した。
 ロッキー氏も「僕もジャンケットは反対派だ。マカオに入って来たアメリカ企業が凄い売上げを叩き出したが、それは正しくジャンケットが居たからだ。要は汚いお金をスクリーニングせずにカジノにドンドン落として行くと云う反社的な側面があった。矢張りサードパーティー、第三者がカジノにお金を入れる形に為るのは良く無い。カジノホストは完全にカジノに雇われて居る者なので健全だ」と話した。

 失敗の理由(3)カジノ事業者目線

 最後にロッキー氏が指摘したのが、カジノ事業者目線の不足だ。日本では一つの区域にカジノが一つだが、遊び慣れた客は複数のカジノを渡り歩く為、直ぐに飽きてしまい、お金が落ち無く為ってしまう懸念があると云う。
 又、投資額は9600億円以上で、経済波及効果は建設時1兆2400億円・運営時7600億円(年間)を想定する大阪は49万平方メートルでディズニーシーと等しい面積。投資額は1兆円規模で、経済波及効果は建設時7500億円〜1兆2000億円・運営時は6300億円〜1兆円(年間)を想定する横浜は47万平方メートルで、東京ドーム10個分・・・と、規模が大き過ぎるとも話す。

 「又、競争が起き無いと云う事は、長い目で考えると投資が集まり難く為ると云う事でもある。お客さん目線でもあるが、矢張り一つしか無いと、毎年同じ部屋に泊まって同じ所でご飯を食べて同じショーを見る事に為り、必ず飽きが来る。そうして離れたお客さんは二度と戻って来ない。
 どう遣って継続的に来て貰うかを考えると、複数のカジノを巡らせるのが好い。そして、事業者としては直ぐに投資額を回収し無いといけ無いが、余りにも規模が大き過ぎると思う。どう云う形でお客さんを呼び込むのかが気に為る」









 そして最後にギャンブル依存症対策に関連しては、

 「筋を通すのであれば、現存して居るパチンコ等のギャンブル依存症に対して手を打つべきだと思う。僕が最もダメだと思うのは、年齢確認をし無い事だ。ラスベガスでもし未成年者が遊んで居る事が分かると、数億円単位の罰金か、ライセンスを剥奪される位事業者に厳しい。
 実際に僕が働いていたカジノでも、17歳の男の子がスロットで遊んで居た。彼が十数億当てた事で管理委員会が来て、罰金の他、彼が遊んで居た時に居た従業員60人位が全員クビに為った。勿論17歳には支払いが為され無かった。カジノはそれ蔵い厳しい処だが、業界が働き掛ければ簡単に出来る事だ」
と訴えて居た。


                  以上






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「野党共闘で保革伯仲を」  中村喜四郎衆院議員インタビュー(上)




 「野党共闘で保革伯仲を」中村喜四郎衆院議員インタビュー(上)

               〜47NEWS 12/24(火) 7:12配信〜


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      衆院議員会館の自室で11月26日 インタビューに答える中村喜四郎衆院議員

 〜自民党を離党後、長年無所属だった中村喜四郎衆院議員が、自民党に対抗する野党勢力結集の為に、汗を掻いて居ます。安倍1強を許し続けて来た弱体野党の体質改善に取り組むキーマンに11月26日、話を聞きました。
 インタビューしたのは、共同通信政治部野党クラブの佐伯健太郎記者・大塚卓キャップ・松浦基明政治部長です。このロングインタビューの編集は、デジタル編成部の西野秀編集委員が遣りました〜









 ・・・長く自民党に所属し、離党後も無所属を貫いて居ましたが、最近は野党勢力の結集の為努力して居ます。どうしてですか。

 中村 色んな事を考えながら無所属の時代を続けて来た。こうして動こうと考えたのは、第2次安倍内閣が出来上がってからこの6年、選挙の度に投票率が下がって来た。選挙の度に投票率が下がるとは、一体どう云う事か考えた。
 簡単に言えば、国民に政治を諦めさせて居る。諦めさせて居ると云う事は、国が壊れて行く。民主主義が崩壊して行く深刻な事態に為って居る。そう云う考え方が非常に強く為って来た。

 ・・・国民が政治を諦めて居るとすると・・・

 中村 民主主義が壊れる。こう云う流れが、権威主義的な流れとして非常に顕著に為って居る。その権威主義と云うのは、安倍政権で言えば『選挙権威主義』と言える。勝つ為なら何でも遣る。それが、どう云う事を齎(もたら)して居るかが問題だ。
 
 2014年の衆院解散は、消費税を上げ無い為の解散だった。一体何だったのか。消費税を上げると言って解散するなら、国民は賛否の意見を持って選挙に参加出来るが、上げ無いと云う選挙にワザワザ行ける訳が無い。上げた方が好いと云う人は投票に行か無い形に為る。
 だけど、この国の財政は1100兆円もの借金を持って居る。国民一人辺り728万円もの借金を持って居る国で、消費税を上げ無い解散ナンて、とても常識的には考えられ無い。
 更に2017年は、北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)に搭載出来る核兵器の実験を行った直後に、国難突破解散と云って衆院を解散した。国難突破解散とは一体何なのか。何をどうしようとして居るのか。そんな事国民に判断しろと言っても判断出来る事では無い。こう云う事を解散の理由にし、選挙に勝てば好いと考えて居る。とても真面(まとも)な政治の遣り方とは思え無い。

 憲法改正急ぐ必要無し

 ・・・大義が無い衆院解散が繰り返されて来たと云う認識ですね。一方、安倍晋三首相は、2018年の参院選後、憲法改正に前ノメリです。

 中村 そう云った事が重為って来ると、例えば、憲法改正と云った問題に、非常に熱心に取り組む事に為る。何が何でも憲法改正をヤルンだと言って居る背景は、日本会議の人達が集めた、憲法改正を進めるべしと云う100万の人達の動きが一つの理由だと思う。
 だけど、憲法を急いで改正しろ等と言って居る国民が果たしてどの位居るのか。とても急いで遣らなくちゃ為らない必要があるとは思え無い。
 それよりは、皇位継承の問題に早く決着を着け無ければ為ら無いでしょう。女性宮家も早く遣らなくちゃいけ無いのではないか。2017年の天皇陛下の退位特例法の付帯決議に書かれて居て、それは待った無し。今の状況の中で一刻も早く遣らなくちゃと云う問題は出来て居ない。
 何故、こんなに遅れて居るのか。それは神道政治連盟の人達の活動と、密接に関係があるのではないかと思われる。こうした事は『非自由主義的民主主義』と言う事が出来ると考えて居る。

 ・・・閣僚が不祥事で相次いで辞めたり、国会がヤジで荒れたり。政治の質がドンドン落ちているとは感じませんか。
 
 中村 形式的には民主主義は有るけれど、勝てば何遣っても好いと云う様な事に為って居る。実際、河井克行法相の妻の公選法違反の問題・菅原一秀経産相の公選法違反の問題等、色んな問題が起きても、何時の間にか有耶無耶に為って片が付いてしまう。
 そして、安倍首相が予算委員会で質問して居る人をヤジったり「民主党の時代の様な悪夢に戻って好いか』と堂々と言ったりする。或いは選挙の時に、政党の名前を忘れたと嘯(うそぶ)く。トテモ真面な政治とは言い難い。
 私が知って居た自民党はそう云う政党では無かった。皆の意見はチャンと聞くし、反対意見が出れば、何日間でも議論してマトメ様と云う努力をして来た。下の人の言い分も良く聞いた。








 子どもの喧嘩

 ・・・それでは、過つての自民党はどうだったのでしょうか。

 中村 忘れもしないが、私が自民党の独禁法調査会長代理を遣って居た1991年頃の話だ。
 米国からの課徴金をダブルで上げると云う事に対して、当時の公取委(公正取引委員会)の委員長に厳しく反対意見を言った。すると、金丸信自民党副総裁から「公取委の委員長が頼みに来た。反対して居るらしいな」と言われた。
 私は「私も副総裁も同じ国会議員だ。選挙民に選ばれて居る。正しいと思って発言して居る事に対して、副総裁だ・派閥の会長だと言って議論を封じ込めるのは辞めて貰いたい」と言い返した。そしたら、金丸さんは、ニヤッと笑ってそれ以上言わ無かった。それが昔の自民党だった。

 だから活気が有った。上も下も無い。派閥は選挙の時に応援したりする互助会であり、或いはポストを取る部分での役割はあっても、国会議員は選挙民に選ばれたと云う意味では対等だ、俺達も国会議員なんだと。ナンで頭を下げて唯々諾々と言い為りに為ら無くちゃいけ無いのかと、そう云う考え方があった。
 だから何とか、そう云う事を止める為に、過つての自民党や政権の事情を知って居る人が発言したり、行動したりする時期ではないかと考えた。その為に20年間、無所属の経験をする中で、何時かタイミングがあれば動か無ければ為らないとタイミングを見計らって居たが、今がこの時だと判断して動き出した。

 野党は政権チェックが出来て無い

 ・・・安倍首相の在任期間は憲政史上最長に為りました。色々問題点は多いが、これだけ長く続いた原因は何処にあると分析して居ますか。

 中村  先ずは、政策の出し方だ。次から次へと目先を変えて来る。このヤリ方に野党がキチっと検証・対抗出来て来たかと云うとそうでは無い。殆ど垂れ流し的な情報を鵜呑みにせざるを得無い様な議論を重ねて来た。
 アベノミクスは(日銀による)『大胆な金融緩和』『機動的な財政運営』『成長戦略』と言ったので、それジャアと思って期待した。その結果が出無い内に、今度は『希望を生み出す強い経済』『夢を育む子育て支援』『安心につながる社会保障』、その事の結論が出無い内に今度は『働き方改革』『生産性革命』『人づくり改革』『1億総活躍社会』だと。

 ・・・野党が政権をチェックする役割を果たせて居ないと云う事でしょうか。

 中村 安倍政権の経済政策は、財政を拡大させ金融を緩和し、円安に誘導して日銀と一緒に為って成長戦略を遣った。だが、それがどう云う結果を齎(もたら)して居るのか。野党がキチっと国会で、議論して来たとは思わ無い。
 第2次安倍内閣以降、平成25年(2013年)から4年半の首相の発言の特徴を調べてみた。衆院と参院で『もうデフレでは無い』と発言したのは63回。そして『プライマリーバランス(基礎的財政収支)を2020年迄に黒字化する』これを何回言ったか国会図書館で調べたら、衆院本会議で8回、衆院予算委員会で8回、参院本会議で9回、参院予算委員会で5回、合わせて30回言った。それがどう為ったか。
 或いは「消費税を10%にしたら社会保障に充てると云う三党合意は必ず守る」と、4年半の衆参両院で何回言ったか、何と154回言った。








 財政再建、首相は何も言って居ない

 ・・・確り調べて居ますね。その結果、何が明らかに為りましたか。

 中村 154回言ったり63回言ったり30回言った事が、果たしてどう云う形に為ったのかと云ったら、2020年のプライマリーバランス黒字化は出来無い。そして10%に上げた消費税は、教育にも使うんだと言い出して、何時の間にか社会保障の話と平行する話に擦り替えられた。
 「デフレは無い」と言い切ったけど、この6年間の間に目標の2%の物価達成出来て居るかと云えば出来て居無い。実質2%も出来無い・名目3%も出来無い。そして600兆円のGDPも出来無い。出生率1・8も出来無い・・・何も出来無い。
 残念だけど調査した4年半で、国と地方の借金が178兆円増え124兆円が企業の内部留保に回って居る。日銀が319兆円国債を引き受けた。

 ・・・野党は数字を基に、確り批判出来ていないと云う認識ですね。

 中村 この国の財政はどうするのか。安倍首相は「悪夢の様な民主党政権」等と言って居るが、1千兆円の借金をどうするのか。どう遣ったら返せるのか。野党を批判する前に、責任ある政党としてその辺の処をキチンとした事を言って居るか。何も言って居ないじゃないか。
 だから国民は可笑しいと思って、呆れ返って選挙に行か無いし、政治にも関心を持た無い。こう云う事に為って居るのではないか。

 ・・・それを打破して行く為、野党は何をすべきでしょうか。

 中村 消費税を下げるとか下げ無いとか、そう云う議論に入っちゃうから国民は又してもかと呆れて居る。借金返しをどうするかとか、痛みを伴う改革をどうするかとか「一番嫌な事だけど、そう云う事を野党が言う様に為ったよね」「そうじゃ無くちゃダメだよね、本当の事を言って居るのは野党だよね」と、言って貰える様な主張をして来たか。そこに非常に臆病ではないか。

 本当のことを言わなくては

 ・・・外交や安全保障に付いては、どう考えて居ますか。

 中村 外交や、安全保障問題に確りと意見を言える野党に為って行けば、国民は安心して政権を任せられる。
 外交の安倍ナンて言って居るけど、今年の7月23日、中国とロシアの爆撃機が、日本海で領空侵犯して来た。1993年にロシアと中国の軍事協定が結ばれて、2012年から6年間の間に7回も合同軍事演習を遣って居る。こう云う事実を踏まえた上で、北方領土を返して呉れと云う運動を遣って居るのか。
 4島一括返還論を諦めて、2島先行返還だと本当に返って来ると思って言って居るのか。プーチンとファーストネームで呼び合って居るから返して呉れるナンて思い違いだ。

 そう云う時に韓国との関係が拗(こじ)れてしまった。どう遣って日本の国の安全を守るのか。北朝鮮はトランプを完全に手玉に取る様な事まで言い出した。そう為ったら北朝鮮、中国、ロシア、完全に包囲されて居る日本が、集団的自衛権を行使したりホルムズ海峡に海上自衛隊を派遣したりと云う事を遣って居れば、米国が守って呉れると云う事を、私達は本当に信用して好いのか。
 トランプ大統領は、米国に届か無い短距離弾道ミサイルは構わ無いと言って居る。私達日本国民が射程圏に置かれて居ても構わ無いと言って居る発言を、私達は軽視出来無いのではないか・・・そう云う事コソ、野党が言うべきだ。そこで野党と与党が防衛問題、安全保障問題、外交問題だって外務省と話が付いて遣って居るのかと。ロシアの問題でも北方領土の問題でも、首相官邸が、外務省を飛び越えて遣っている動きが最近非常に目に余る。

 ・・・官邸主導の外交と、安倍政権は誇って居ます。

 中村 「安倍さん、凄いよね」と能天気な事を言って居たら、大変な事に為っちゃうんじゃないかと誰かが言わなくてはいけ無い。それは、野党が言うべきでしょう。
 この間、私は、共産党の志位和夫委員長に会った時に「志位さん、北方領土の事を言わ無くちゃダメだ」と言った。それに対し、志井さんは、千島がどうたらこうたらとか、尖閣諸島の事を言い出したから「違う。北方領土の事を言わなくちゃダメだ」と意見した。「共産党が、どう云うか皆見て居るよ」と。

 そう云う事から逃げて、議論をしようとしたって国民は付いて来ない。本当の事を言わなくちゃ、国民に注目して貰う為には、野党は好い事だけを言って居たんじゃダメだ。
 本当の事を言って、イチかバチか、国民が離れちゃうかも知れ無いと勝負に出た時に、初めて意見を皆聞こうとする。「消費税を下げます」「福祉を良くします」みたいな話を何時までもして居るだけで、野党に国民が関心を向けると思ったら大間違いだ。残念ながら国民は冷静に見ている。こう云う風に私は言って居る。








 衆院小選挙区で候補者調整を

 ・・・2019年秋の臨時国会から野党の共同会派が出来ました。国会運営で新たな会派が出来た効果はどうご覧に為って居ますか。

 中村  人数は増えるだけで政治ですから、大変活気は出て来る。政策に対しての協力も出来て来る様に為ったし、色んな事が出来る。「桜を見る会」の追及チームとか、アンナ問題も起きて来て、皆で立ち向かって行かなくちゃいけ無いよネと云う考え方が育って来た。バラバラよりは、二つのグループが一つに為った事によって、認識を共有出来る様に為った事は好い事じゃないか。

 ・・・次の衆院選を睨んで、立憲民主、国民民主を中心に合流する動きが具体化して来ました。幹事長会談も持たれました。一つの党に為った方が好いのか、それとも緩やかに会派レベルで、選挙協力に留めた方が好いのか、どう思いますか。

 中村 先ず大切な事は、国民に説明出来る様な事を遣らないとダメだ。野党がクッ付いても分かれても、何遣って居るか分から無い。国民にすれば、クッ付いたのは何の為にクッ付いたんだと。分かれたのは何の為に分かれたんだと云う事を国民に説明出来る様な事を遣っていますか、と問われている。
 国民の事を忘れチャって、国会の中でクッ付いたり分かれたりと云う事を遣って居るんじゃないか。ソコが野党から国民が離れて居る一つの大きな理由だ。私は一つに為る為には条件があると言って居る。
 第1番目に衆院の選挙が近付いて居る。各小選挙区で候補者調整出来ますかと。キチンと出来る事が最低の条件だ。田中派を割る事に為った政治改革問題でも、当時の小沢一郎さんと激しくブツかって派閥を割った。命懸けで信じた事をキチンと主張した。

 ・・・その気風は今の自民党には全く感じられません。

 中村 今の自民党は議論が無いママ、反対意見を言った野田毅税調会長が更迭されたり、船田元・憲法改正推進本部長が学識経験者を呼んで来たら飛んでも無い発言をした為に更迭されたり。正しい事を言って居る人の首が飛ばされると云う、無茶苦茶な事を、安倍首相が平気で遣って居て、誰もそれを可笑しいとも言わ無い。
 首相に対抗し、総裁候補に出た石破茂さんが人事等で、雁字搦(がんじがら)めにされて全く立ち上がれ無い状況にして、それを喜んで居る。誰も近付か無い方が好い、アア為ったら大変だみたいな、子供の喧嘩と同じ様な事を政治家が遣って居る。こんな事を遣って居たら、国民はドンドン政治から離れてしまう。

 ・・・どうしたら、こんな状況を変えられるのでしょうか。

 中村 後は、参院選で色々とトラブったシコリが残って居る。立憲民主党と国民民主党の参院が一緒に遣るか遣ら無いとかその辺も解決出来ますかと。

 ・・・「野合」批判が心配ですね。

 中村 政策が違うか違わ無いかは、違う政党なんだから違っても好い。だけど選挙が戦え無い様な人達が、クッ付いたり分かれたりして居たって、それは国民を無視した茶番だと映ってしまう。だから、一緒に為る努力をする。努力をするんだけど、努力したから好いってもんじゃ無い。結果が出て来なくちゃダメだ。
 結果と云うのは、最低でもそう云う条件を先ずクリア出来ますかと。それが出来てからの方が、私は好いと思いますよ。それが出来ないで遣ると又割れますよ。そうすると、談合して割れて・談合して割れて、こんな事を遣って居たのでは、未だ野党より与党の方が好いと言われちゃうんじゃないですか。そう云うのはソロソロ卒業しなくちゃいけませんよねと。








 政権取りは時間掛けて

 ・・・知事選では、選挙協力が始まって居ます。

 中村  国会のそうした動きと、並行して選挙協力をキチンと遣って行かないといけ無い。新潟の知事選・埼玉の知事選・高知の知事選。こうした知事選を、協力して確り戦って行くと云う事だ。何でかと言えば、偶々2009年、民主党は力も無いのに政権を取った。風が吹いたから政権を取った。取ったと言うだけで直ぐ離れた。今後取る時にはどうしたら好いか。
 時間を掛けて取りに行くべきだと今は言って居る。どう云う時間の過ごし方かと言うと、先ず47都道府県知事選をチャンと戦う。相手は政権与党ですから、知事選はどうしたって与党に有利だから1勝2敗で好い。3回の内1回勝てば好い。1勝2敗で10年間遣れば、必ず2勝2敗に為る。
 そう為れば、政令指定都市も戦う・県庁所在地も戦う・オール野党で与党と戦って行けば好い。そうすれば力が付いて行く。力が付いて政権を取って行けば、安定した政権交代が出来る。

 ・・・地方の足腰が弱い、旧民主党系政党の体質改善に為りますね。

 中村  自民党が強い訳では無い。自民党に群がって居る人達が、既得権益を守りたいと云う人が支えて居るだけだから、力勝負で倒せば、アッと云う間に離れて行く。それを一番知って居るのは自民党の国会議員だ。

 ・・・では政権交代は次の衆院選では無く、或る程度時間が掛かっても仕方無いと云う考えですか?
 
 中村 そんな事を考えて無理な事を遣るから、ドンドン国民が愛想を尽かせちゃう。それよりは、次の選挙で例えば、小選挙区でオール野党で今より50議席勝ったらどう為りますか? 50近く増えたと云う事に為れば、与党が50減るので100の効果がありますよ。一遍に保革伯仲ですよ。そう為ったら自民党、こんな事言ってられますか?
 権威主義だの、物言えば唇寒しだナンて言ってられますか? 飛んでも無いと、このママだと落っこちちゃうと。もう何としても自民党を変え無くちゃ行け無いと云う動きが出て来る。それだけだって、今よりズッと良いですよ。保革伯仲にすれば。そうすると昔の、私が知って居た自民党に戻るかも知れない。

 ・・・もし、自民党が真面に戻ら無かった時は

 中村 倒しに行くと云う事です。だから、10年位のスパンで物事を考えて行かないと。








 昔の自民はカジノに反対

 ・・・野党の閣僚経験者や党幹部も務めた人材が、次々と自民党に入って居ます。

 中村  もう一回政権取ってポスト貰って、政策を実現したいみたいな、そんな夢みたいな事言って居るから、何時も夢疲れして駄目だなと言って諦めて、そしたらそれを今度は受け入れる自民党の人が居て、コッチ来い、コッチ来いと言って。
 でも、昔の自民党は遣りませんでしたよ。そんな人の懐に手を突っ込んでね、裏切って来いと、そしてコッチに入れて遣ると。これはネェ、マア一寸、エゲツ無いと云うか。こんなの地方議会が遣って居ても、アンマリ程度が良く無いと言われるのを、国政で遣って居るのかと。

 ・・・・昔の自民党では、遣りそうに無かった事は、他にありますか。

 中村   カジノを含む統合型リゾート施設整備法。アア云うのだって、昔の自民党は絶対遣ら無いですよ。こんな事を遣ったら国が潰れちゃうと、飛んでも無いと言って、皆でそう云う事は止めましたよ。
 処が、何もかも遣りたい放題でしょ。それは何でかって言ったら、野党が弱いからですよ。だけど何で弱いかと言ったら、戦わ無いからですよ。別に急に強く為ら無くたって良いんですよ。戦えば良いんですよ。
 今度、高知の県知事選で約6万2千票の差が出来たけど、オール野党で戦って行ったら自民党は慌てた。戦って来れば、慌てるに決まって居るんですよ。何万票差着けたって、戦って来るのは怖いんですよ。今度ヒックリ返されるかも知れないと。当然そう思いますよ。


                   続く


 【管理人のひとこと】

 昔の自民党の若手・口八丁手八丁の元気な議員が、今は何十年もの間無所属を通して頑張って居る。この事は、手厚い自民党・保守層の組織の応援も無く、野党の様な地方の組織の応援も無い、中村氏個人の崇高な戦いで勝ち得た指定席なのだろう。
 未だ前半の話なのだが「昔の自民党・・・」の言葉の中に、矢張りベテランのジャーナリスト・田原総一朗氏と似た様なニュアンスを感じる。自民党内での競い合う空気が消滅し安倍一本の体制が出来上がり・・・延いては政党としての活気や躍動感を捨て去った、形骸だけが残って居るのが今の「安倍自民党」なのだろう。 現在は一強安倍に、官僚までが私淑し跪(ひざまづ)く有様に為った・・・この国の政治的退廃と国民の疲弊を置き去り、指導者安倍氏は、何時までこの様な愚かな政治を続けたいのだろうか。彼は、国民が全滅しても国家は残ると心から信じて居る「安倍的愛国者」なのだろう。後半も取り上げますのでご期待ください。















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