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2019年12月20日

「次の総理」世論調査の異変のワケを分析 何故石破氏トップに? 燻る安倍4選論と菅人気の変化




 




  「次の総理」世論調査の異変のワケを分析  何故、石破氏トップに?

   燻(くすぶ)る安倍4選論と菅人気の変化


        〜FNN.jpプライムオンライン(FNN PRIME)12/20(金) 6:34配信〜


 「次の総理」調査で石破氏がトップに浮上

 FNNは12月14・15日の両日、全国の有権者1000人を対象に電話世論調査(固定電話+携帯電話・RDD方式)を実施した。その中で「次の総理大臣に最も相応しいと思う政治家は誰か」に付いて10人の政治家の名前を挙げて聞いた。結果は次の通りだった。

 世論調査の詳細結果を見る

  石破茂  18.5%
 2 安倍晋三  18.2%
  小泉進次郎  14.5%
 4 河野太郎  5.3%
 5 枝野幸男  4.7%
 6 菅義偉   3.0%
 7 岸田文雄  2.7%
 8 野田聖子  0.9%
 9 茂木敏充  0.6%
 10 加藤勝信  0.2%
 11 この中には居ない 25.3%


 去年の自民党総裁選挙で安倍首相に敗れた後、人事でも冷遇され党内で孤立を深めて居るとも言われる石破茂元幹事長がトップと為った。そして、安倍首相・小泉環境相と続き、以下は1桁台と為って居る。今回の石破氏のトップ浮上は永田町でも聊(いささ)かの驚きを以て受け止められた。その訳の1つは、過去の調査と比べてのトレンドにある。

 FNNは同様の調査を、今年4月と9月にも行って居る。4月には、安倍首相を選択肢に入れて居なかったが、それも含めて、各氏の数字の変化を見てみたい。

        4月  9月  12月
 安倍晋三    ―・17.3%・18.2%
 石破 茂    20.7%・16.0%・18.5%
 小泉進次郎  25.9%・14.3%・14.5%
 菅義偉     5.8%・6.3%・3.0%
 河野太郎    3.4%・5.9%・5.3%
 岸田文雄    8.4%・5.0%・2.7%
 枝野幸男    4.0% 4.1% 4.7%
 茂木敏充    0.2%・1.1%・0.6%
 野田聖子    2.0%・0.9%・0.9%
 加藤勝信    0.7%・0.5%・0.2%


 ご覧の様に、石破氏は9月の調査では、4月の調査に比べ5ポイント近く数字を落とし、安倍首相の後塵を拝して居たのだが、今回は反転して2.5ポイント上昇しトップに立った。そして石破氏を推す人の内訳を安倍内閣の支持・不支持でみると、安倍内閣支持派が39.9%、不支持派が45.4%と、不支持派の方が上回って居た。
 石破氏が自民党支持者の中のアンチ安倍層や、安倍内閣を支持しない無党派層・野党支持層から期待されて居る事が判る。そうした中で、桜を見る会問題等により安倍内閣の支持率が下落したのと連動する形で、安倍首相に批判的な石破氏が浮上したと見て好さそうだ。

 「令和おじさん人気」はヤヤ失速?

 そして、調査の推移を見るともう一つ顕著な変化が見られる。それは、菅官房長官を推す人が6.3%から3.0%へと半減した事だ。
 新元号の発表に伴い「令和おじさん」として人気が急上昇した菅氏だが、令和おじさん効果が切れた可能性に加え、桜を見る会を巡り記者会見で説明に苦労する姿や、側近だった菅原前経産相と河井前法相の辞任等が影響したものとみられる。
 一方で、安倍首相が有力な後継者の1人と位置付けて居るとされる岸田政調会長も2.7%と数字を落として居り、ポスト安倍レースは混沌の度を増した様にも見える。

 自民党支持層では安倍4選論が拡大か

 そのポスト安倍を考える上では、自民党総裁選での党員投票が重要となる事を踏まえ「次の総理に最も相応しい人」に付いて、自民党支持層に限って数字を取って分析してみた。今回の調査と9月の調査の結果は以下のようになる。(野党の枝野氏は除く)

       9月   12月
 安倍晋三  28.4%  34.4%
 石破茂   11.8%  20.6%
 小泉進次郎 14.2%  10.9%
 河野太郎  7.8%  6.5%
 菅義偉    8.4%   5.7%
 岸田文雄  6.9%  4.6%
 茂木敏充  1.7%  1.1%
 野田聖子   0.7%  0.5%
 加藤勝信   0.3%  0.0%


 9月に比べて顕著に上昇して居るのが安倍首相と石破氏で、数字を減らして居るのが小泉進次郎氏と菅氏・岸田氏と云う構図だ。そして安倍首相が34.4%と、2位の石破氏に大きく差を付けてトップに立って居ることは、二階幹事長に続いて麻生副総理が安倍4選論を月刊誌でブチ上げた事の効果等、自民党支持層の中で4選に期待する声が膨らんで居るのかと思われる。

 安倍首相は4選を否定して居るが、今後も党内で4選論はクスぶり続けると見られる。そして、4選が無い場合でも、これだけの存在感を示している安倍首相が誰を後継指名するかはポスト安倍の大きなカギを握るであろうし、安倍首相が総理を退任後もキングメーカーとして影響力を発揮する可能性はそれ為りに高そうだ。







 無党派層からの人気は進次郎氏と石破氏の2トップ

 一方で、解散総選挙が仮に2021年秋の任期満了近くに為った場合は、その直前に自民党総裁の任期満了を迎える為、目前に迫った総選挙での顔を選ぶ自民党総裁選挙に為る可能性がある。その場合、無党派層の支持を得る事が自民党の勝敗を左右すると云う事を念頭に「支持する政党は無い」と答えた人に限って「次の総理」の回答を見てみると、以下の通りと為った。

 小泉進次郎  19.3%
 石破茂    18.2%
 安倍晋三    7.5%
 河野太郎   4.8%
 岸田文雄   1.1%
 野田聖子   1.1%
 菅義偉   0.8%
 茂木敏充  0.2%
 加藤勝信   0.2%


 この様に、小泉環境相と石破氏が2トップを形成して居る。そして、ポスト安倍として名前の上がる岸田氏と菅氏は何れも1%前後で、無党派層からの支持は低く、飽くまで現時点での数字上は、無党派層の支持を一気に集める効果は余り見込め無いと云う事に為りそうだ。

 各氏の支持層と憲法改正の複雑な構図

 一方、安倍首相が「自らの手で成し遂げる」と強い意欲を示して居る憲法改正との関連に付いても探ってみた。今回の調査で憲法改正に付いて賛成か反対かを聞くと、全体では賛成が42.6%・反対が42.2%と半々に分かれて居る。
 先ず「次の総理」の質問で安倍首相と答えた人達が、憲法改正に賛成か反対かを調べると、62.5%が賛成・21.3%が反対だった。賛成が多いのは当然だが、安倍首相の更なる続投を望む人でも、2割の人が反対と答えて居るのは意外と言えるかも知れない。

 そして、石破氏と答えた人で見ると、賛成が41.0%・反対が46.6%と反対が上回った。石破氏は本来、熱心な憲法改正論者なのだが、安倍首相主導の元での憲法9条改正の議論に異を唱えて居る。
 そうした中で憲法改正反対派の支持を得る様に為ったのはヤヤ皮肉な結果だ。それだけに、石破氏が今後憲法改正に付いてどの様なスタンスを取るかは、微妙な判断に為りそうだ。一方、小泉氏と答えた人の中では賛成が41.4%で反対が35.9%、そしてリベラル系派閥の岸田派を率いる岸田氏を推す人の中では、賛成が54.6%で反対が38.6%と、夫々反対が3割を大きく上回った。

 憲法改正には慎重と見られていた岸田氏は今、安倍首相から憲法改正に向けて積極的に動く様指示を受け、安倍首相からの将来的支援を得る為にも奔走して居るが、今後、憲法改正推進を一層アピールした場合、憲法改正に慎重な支持者の離反を招く可能性も考えられる。
 また、菅長官に関しては、菅氏を推す人の中での憲法改正賛成派の割合が68.4%と各氏の中で一番高い結果と為った。只、菅氏を次期首相に推す永田町の勢力の中には、憲法改正反対を強く主張して居る古賀誠元幹事長等も居るだけに、菅氏が仮に将来、次期総裁への意欲を示す場合、憲法改正に関するスタンスに付いては、難しい選択を迫られる可能性もありそうだ。
以上






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志位氏と玉木氏「共鳴」? 連合政権協議「閣外協力でも」 ショパンと「酒と泪」演奏




 




  志位氏と玉木氏「共鳴」? 連合政権協議「閣外協力でも」 

 ショパンと「酒と泪」演奏


              〜毎日新聞 12/20(金) 20:44配信〜


        12-20-50.jpg

 国民民主党の玉木雄一郎代表の前でピアノの腕前を披露する共産党の志位和夫委員長(手前)国会内の玉木氏の事務所で20日

 国民民主党の玉木雄一郎代表と共産党の志位和夫委員長は20日、東京都内で会談し、共産が各党に呼び掛ける「野党連合政権」構想に付いて意見交換した。
 志位氏は会談後、連合政権への協力に付いて「閣内、閣外の両方がある。閣内で無いと絶対にダメとは言わ無い」と記者団に述べ、柔軟に対応する考えを示した。共産党が閣内に入る事への警戒感に配慮したと見られる。

 会談には、国民の平野博文幹事長・共産の穀田恵二国対委員長も同席し、格差是正を目指す事等で一致した。志位氏は、既に立憲民主党・社民党・「れいわ新選組」の各党の党首と連合政権に付いて協議して居る。今回の会談で、主要野党との協議は一巡した。志位氏は記者団に「野党連合政権に向け一歩一歩前進して居る」と強調した。
 これに先立ち、玉木氏と志位氏は、国会内でインターネット番組の収録を行い、ピアノ演奏を夫々披露した。玉木氏は時々、弾き語りを他人に聴かせる事があると云うが、志位氏が公の場で演奏するのは珍しい。両氏は互いの腕前を称えた後に対談に臨み、政党同士の連携強化を約束し合った。

 収録したのは、玉木氏が運営するユーチューブ番組。志位氏が昨年秋の共産党イベントで約40年振りに人前で演奏した事に触れ、玉木氏は「クラシックで度肝を抜かれた。委員長を迎える為に買った」と電子ピアノを購入した事を紹介。志位氏は「大変好きな曲です。不思議な曲ナンだよね」と述べ、ショパンのマズルカ第17番を演奏した。
 玉木氏は「素晴らしい。神秘的な感じで好いですね」と絶賛すると、志位氏は「旋律が不思議な感じでショ」と応じた。玉木氏は、歌手の河島英五さんの「酒と泪と男と女」の一節を弾き語りした。

 立憲との合流協議を抱える玉木氏は「忘れてしまいたい事が一杯ある・・・今の私の心情だ」と冗談も飛ばして居た。
    

           毎日新聞 浜中慎哉 東久保逸夫   以上







 【管理人のひとこと】

 この報道を読んで一つのヒントを得た。立憲と国民とが無所属を含めた旧民主勢力と、合同・統一を話し合って居るが、互いの思惑とバックに居る支援者団体等を考えると、スンナリと一つにマトマルのは難しいようだ。
 自分達の思いを引っ込め一緒に為ると、自分達のメンツも支援者への説明も建た無く為り「単なる選挙対策の為の野合だ」と批判され、互いに自からの首を絞める事に為る。そして、互いに遠慮し相手を思ん慮(ぱか)って居ては共倒れに為る可能性も高い。
 ここは一つ、互いの立場や思いを尊重するに留め、統一政党作りは諦める事だ。政策と選挙協力で社民・共産・れいわ・無所属を含めた「大野党統一連合」で自公に向かって行けば好い。所謂、小沢氏が昔語っていた「オリーブの木」方式だ。互いの立場の違いを批判するよりも協調出来る点をバネに「対安倍政権」に向けた強力な包囲網で向かって行く。何とか候補者を絞り、決定された候補者を統一連合で応援する。

 それでは、今までと一緒だろうと思われるが、小沢氏が連合の選対本部長と為り、選挙区を調査し候補者の選定から初める。応援・広報局長を山本太郎氏が引き受ける・・・選対本部の総参謀で作戦の責任者・・・この小沢・山本コンビで次回の衆院選を戦う事に為れば、自公に対決する候補者全てが「大野党統一連合」と為り、選挙民も選択し易く為り、自公との一対一の対決と為る。これが成功したら一人区は圧勝で、複数区も最低一人は取れる。
 無論、選挙資金や人員・作戦を一つにして戦うのだから、或る程度は強引な手法も採ら無くては為ら無い。多くの不公平さや不満を抱える事に為るだろうが、それを一つずつクリアーして行かなくては、到底自公には勝て無い。

 要は、各自が自分の都合・利益を度外視し「統一連合」に身を任せられるかの度量と度胸が必要だ。それが無ければ、大きな事は為されようも無い。だから、この候補者選定から漏れた人達は、今回は応援へと転向し次回迄待つ事に為る。
 その間の活動は「統一連合」で責任持つ事も約束し無ければ為ら無い。自公に対抗する「統一連合」が出来上がれば、多くの安倍批判勢力がスポンサーと為り国民が挙って応援するだろう。果たして彼等が、小沢・山本コンビを迎え入れられるかが焦点と為る。



 













「山口敬之」記者はいかに「安倍官邸」とベッタリか 週刊新潮の取材から再検証





 




  「山口敬之」記者は如何に「安倍官邸」とベッタリか 週刊新潮の取材から再検証


              〜デイリー新潮 12/20(金) 16:31配信〜


            12-20-30.jpg

                   山口敬之氏

 〜2019年12月18日に判決が下った総理ベッタリ記者・山口敬之・元TBSワシントン支局長(53)とジャーナリスト・伊藤詩織さん(30)との名誉棄損訴訟。
 山口記者に330万円の支払いが命じられた一方で、準強姦逮捕状を握り潰した当時の警視庁刑事部長、更に総理のペットと称される内閣情報官はその後トントン拍子に出世。政権と運命を共にするエリートの人生スゴロク・・・2017年7月13日号掲載記事を編集の上再掲載〜


               12-20-31.jpg
             
            警視庁の刑事部長だった中村格(いたる)氏

 先ずは事件当時、警視庁の刑事部長だった中村格(いたる)氏に付いて。山口記者に、安倍晋三首相に食い込んだ『総理』『暗闘』(幻冬舎)の著書があるのはご存じの通り。その中村氏と菅義偉官房長官との関係に付いて・・・中村氏は事件の後、警察庁組織犯罪対策部長、そして警察庁の総括審議官を経て、現在は警察庁ナンバー3の官房長を務めて居る。同期には刑事局長の露木康浩、警備局長の大石吉彦等人材が揃うが、差し当たって次の次の警察庁長官の大本命だ。

 以前に本誌(「週刊新潮」)は、中村氏を直撃して居るが、その際に〈(逮捕は必要ないと)私が判断した〉と主張。そのあと御当人は周辺に 〈ナンで2年前の話が今頃出て来るのか不自然でしょ。女も就職の世話をして欲しいと云う思惑があったから飲みに行ったのであって所詮男女の揉め事。彼女は2軒目にも同行して居るんだしさ。その就職の話が結局上手く行か無かった事とか、最近、山口さんがテレビに好く出て居るからと云う、そう云う事も(告白の)背景にあるんじゃないの〉そう漏らして居た(※本人は否定)が、目下その人生スゴロクに瑕(きず)は付いて居ない。








 「ご存知の様に、格さんは菅義偉官房長官の秘書官を長く務め、絶大な信頼を得て居ます。2人は1日1度、会うか電話をして居る間柄」(社会部デスク)

 〈週刊新潮より質問状が来ました。伊藤の件です〉

           12-20-32.jpg
  
          前内閣情報官で国家安全保障局長の北村滋(しげる)氏

 もう一人、前内閣情報官で国家安全保障局長の北村滋(しげる)氏にも触れて置こう。国内外のインテリジェンスを扱うのが内閣情報調査室(内調)であり、そのトップ・情報官を長らく務めた後、谷内正太郎氏の後を襲って国家安全保障局長に就いた。
 情報官時代から「首相動静」に登場し過ぎる官邸官僚として話題だった。「ワーカホリックではありますが、首相との距離の近さをアピールしたい事の裏返しなんでしょう」とは、政治記者の評。

 一方、政治ジャーナリスト・鈴木棟一氏の言葉を借りれば「北村って云うのは安倍のペットだよネ。安倍が好きな官僚だよ。次の内閣官房副長官と言われて居ますでしょう?それは間違い無いよ。安倍と会うのが一番多いって言われて居るでしょ。安倍と北村は表裏一体。それで好いでしょ」

 北村氏の名を聞いて思い出されるのは、本誌が山口氏へ取材依頼書をメールで送った後の出来事だ。それに対して直ぐに 〈北村さま、週刊新潮より質問状が来ました。伊藤の件です〉とメッセージが届いた。「北村さま」に転送しようとし、誤ってそのママ此方へ返信してしまったのだ。
 その文面から察すると、予てより〈山口・北村間〉で今回のレイプ事案が問題視され話し合われて来た事が判る。ちなみにメール誤送信の件に付いて山口氏は 「この件を含む様々な相談を差し上げて居る民間人」と否定し、北村氏は 「何もお答えすることはありません。スイマセンが。(何時から相談を?)イエイエ、ハイ。どうも」と云う対応だった。








 更に山口氏は2019年12月19日の会見で、この件を問われ「私の父が弁護士をして居りまして、その友人の方です。北村滋さんとは全く違う方です」と話した。山口記者の父は昨年亡く為ったと言い、その友人が弁護士か否かは答え無いとした。とは言え、ノーコメントではあったものの否定する事は無かった北村氏の反応は気に為るものだった。
 内調は情報の交差点であるが故に、そこから秘密の話が漏れ出る事も。或る記者から仕入れた話を内調職員が幹部に報告した処、有ろうことか、それがそっくりコラムに抜けて居たことがあった。その先は、前出・鈴木氏の5600回を超える夕刊フジ連載「風雲永田町」である。ご当人に聞くと 「ハハハハ。それは有るかも知れない」とアッサリ認めた。
 漏れた事で弁明出来ず職員は困って居たと重ねると 「だから、マア、そう云う事があったのかも知れないけど、今はもう……」
 
 為らばその漏洩元は北村情報官なのかと質すと 「情報は貰ってるんだ。俺は、無茶苦茶親しいんだよ。(北村氏との)関係は判っているか? アノね、30年位の仲なんだよ。パリに旅行した時に大使館の職員として応接しに来たんだよ。それで知り合ったんだよ。それからズッと長い仲でね。(当時は北村なんか)下っ端も好い処だよ。そうだろう?」
 交際の長さはサテ置き 「俺が聞くじゃないの、色々。この問題はどう為ってるんだって言って居ると、その問題に関するペーパーはありますって云う事はあるんだよ」
 だが、本誌記者との都合4度に亘るヤリトリを通じ「北村本人じゃ無く、内調が政治家2人に渡して居るペーパーを受け取った」と鈴木氏は漏洩ルートを慌てて修正。北村氏にも聞くと、代理人の弁護士から警告書が本誌に届き、こうあった。

「職務上知り得た秘密を違法に漏洩する事はおよそ有り得ません」

 最も、この点を法律の専門家に聞いてみると〈内調⇒政治家⇒鈴木氏〉と云う情報の流れであったとしても「内調は内閣の政策決定に関わる情報を集める機関。その職員が職務として集めた情報は全て『秘密』と見做されても仕方が無い」と守秘義務違反の可能性を指摘するのだった。


   週刊新潮WEB取材班 2019年12月20日 掲載 新潮社    以上







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【となりの外国人】「ハーフは得」って何で思うの? 当事者のモヤモヤ、探ってみた 70年代に広まった「理想像」に苦しむ子ども




 




 【となりの外国人】 「ハーフは得」って何で思うの? 当事者のモヤモヤ 

 探ってみた 70年代に広まった「理想像」に苦しむ子供


             〜withnews 12/20(金) 14:02配信〜


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  就職活動の面接で「ハーフに生まれて得だったこと」を聞かれた。悪意無く、何かを引き出そうとした質問だったのかも知れないが・・・幼少期の苦い思いが蘇(よみがえ)った(写真はイメージ)

 「ナンだか自分だけ浮いて居る気がする」・・・そんな時に、周囲に期待される理想像を演じたことはありませんか。
 上手く演じて嬉しく為る一方で、自分の気持ちや容姿を否定したり、偽って居ることに悩んだり。理想的な娘や息子、理想的な妻や夫を演じて悩む友人が居る中、「ハーフ」の当事者として生まれた私が翻弄され続けたのは「理想的なハーフ」でした。 (朝日新聞記者 国米あなんだ)

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      笑顔の男性に「損の方が多かったです」と答えました(写真はイメージ)

 「ハーフに生まれて得ですか 」

 大学4年生の春、就職活動をして居た私は或る出版社の面接を受けました。会議室の一室。社員2人を前に和やかな雰囲気で面接は進んで居ました。志望動機や学生生活で取り組んだこと等通り一辺の質問を幾つか聞かれた後、人当たりの良い年配の男性が身を乗り出す様にして尋ねました。
「ハーフに生まれて得だった事って何ですか」笑みを浮かべた男性の顔を見て、思考が停止しました。私の父親は日本人、母親はフランス人です。鼻は高く、二重の目で「この人、日本人っポク無いな」と思われる様な容姿をして居ます。

  口から咄嗟に出た答えは「得よりも損の方が多かったです」 一瞬、驚いた表情を浮かべた男性は再び笑顔に為り「ナンで?皆からハーフで羨ましいって言われるでしょう」と言いました。
 彼が抱いて居るであろう「ハーフ像」が分かり、モヤモヤした私は繰り返す様に「損の方が多いです」と答えました。幼少期、ズッとその地域で暮らして居るにも関わらず「異質なもの」の様に扱われて来ました。







 目立た無い顔に為りたかった

 私は生まれも育ちも岡山県です。田園風景の美しい町で、高校卒業まで暮らしました。物心着いた時から廻りの大人に「本当に日本人?」「何人?」「日本語話せるの」と聞かれた事は数知れず、道行く子供から「ガイジンだ!」と言われた事も何度もあります。
 フランス人の母親と一緒に居る時はヨリ一層、周囲の目が気に為りました。一緒に歩きたく無いとすら思う事もありました。ズッとその地域で暮らして居るにも関わらず「異質なもの」の様に扱われる事にウンザリし、出来ることなら「目立た無い顔に為りたい」と思って居ました。

 思春期に為ると、顔の骨格にヨリ立体感が出て来た上に、太り易く為りました。「ヤバい!太るとメッチャ外国人!」と焦って居ました。そんな時、テレビや雑誌等で活躍して居た、明るく容姿端麗な「ハーフタレント」「ハーフモデル」の女性達は「適度に日本人っポイ、適度なハーフ」として、社会に認められ、受け入れられて居る様に見えて居ました。
 一方で鏡に映る「外国人寄りに為って行く自分」を見るのは恐怖に近いものでした。段々と食べ物を過剰に食べたり食べ無かったりと、摂食障害の様な状況が10年近く続きました。

 私はハーフを理由に虐められた事はありません。面接官の男性が言う様に「ハーフで好いね」と褒められる事もありました。東京の大学に進学後は、表参道で声を掛けられてカットモデルをする等「ハーフ」に対しての需要を理解し、楽しんだのも事実です。飲み会の席でウケる為にハーフタレントの物マネをした事もあります。
 同時に、幼い時から自分に取って掛け替えの無い母親の存在や自分のルーツを否定し、社会に受け入れられる「ハーフ」を演じる事で追い詰められ、心が擦り減らされて居ました。「ハーフで得」就活の面接で突然投げ掛けられた、その言葉に当時の私は強く反発して仕舞いました。







 そもそもハーフって何?

 辞書で「ハーフ」を調べると「混血児」と為って居ます。国の人口動態調査によると、2017年に生まれた子供94万6065人の内、父母のドチラかが外国籍の子供は1万8134人。これは52人に1人に当たります。
 この統計には、親が日本国籍を取得したり、外国で生まれ日本に移住したりした子は統計に含まれ無痛め、もっと多くの当事者が居ると推測されます。両親の一方が外国人の場合でも、過半数を占めるのは、中国・韓国・朝鮮人等アジアの国々からの人です。

 只、一般的に「ハーフ」と云う言葉を使う時、欧米系の「ハーフ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。こうした事からも「ハーフ」と言っても、実際には多様なルーツや背景を持つ人が居て、抱えて居る問題も多彩だと云う事が分かると思います。

 1970年代以降に広まったハーフ像

 実態は多彩なのに、画一的な「ハーフ像」が、日本に広がったのは何時頃からなのでしょうか。「ハーフ」に付いて研究をして居る大阪市立大学都市文化研究センター、研究員のケイン樹里安さん(30)は、70年代以降に広まったと言います。

 「1970年代頃から、ハーフのモデルやタレントがテレビ等で活躍する様に為りました。国際的なファッションブランドや化粧品ブランドが白人的な身体特徴を持つ人を広告に多く起用する等、白人的な容姿を良しとする価値観は日本社会に留まらず浸透して来ました。そんな中で、アジア的な特徴も合わせ持ったハーフのモデルやタレントは親しみ易い美しさとして広がったのでしょう」

 ケインさんはハーフに対して、例え肯定的であっても、一面的なイメージが広がる事のマイナス面も指摘します。

 「女性らしさや男性らしさに窮屈さや生き辛さを感じる人が居る様に『タレントの様な欧米系ハーフ』に重ね合わされ違和感を抱く『ハーフ』は少なくありません。一重の人が二重に為りたいと思うのも、二重の方が社会的に認められた理想像に近いとプレッシャーを感じて居るからかも知れません。限られた理想像に自分らしさを規定されるのは、時に苦しい事でもあります」

 社会で何と無くイメージされて居る様な「ハーフ像」に自分を重ねられ無い「ハーフ」は沢山居ます。イラン人の父親を持つ同世代の女性は、思春期に「痩せて、理想のハーフに為り、認められたい」と何年も摂食障害を患ったと言います。彼女は「知らず知らずに美しい=『ハーフタレントに近い外見』として自分を否定して来た」と言います。
 ポーランド人の母親を持つ女性は「ハーフらしく無い」奥二重に悩み鬱病に為りました。中国や韓国等ハーフであっても、見た目の差が分かり辛いアジアにルーツがある場合は「自分達の存在は蔑(ないがし)ろにされて居る様」と感じたりする人も居ます。

        12-20-23.jpg

     阿部医師(左)が、国米(右)にハーフが抱くモヤモヤの原因を説明して呉れた








 キラキラ「ハーフ像」が苦しかった理由

 自分の抱えて居た苦しさはどうして生まれてしまったのか、精神科医の阿部大樹さん(29)に話を聞きました。阿部さんは母親が日本人、父親がフランス人です。

  国米 「私はハーフですが、10代頃から周囲が『ハーフ』に求める『ハーフタレント』や『ハーフモデル』を意識し、彼女達に似なければと云う焦りがありました。他のハーフの人も同じ様な経験があるようです」 
 阿部医師>「『ハーフ』に限らず、人は誰でも特定の誰かと自分を比べ勝ちです。特に思春期には、その傾向は強く為り殆どの人が経験します。只、一目で海外ルーツが有ると分かる人は、幼い時から周囲に『親は何処の国の人?』『どんな生活をしているの?』と繰り返し聞かれる事が多いです。
 段々と周りに期待されて居ることを敏感に感じ取る様に為る人は少なくありません。病院を受診するハーフの女の子には思春期の体の変化を切っ掛けに、拒食症に為っている子も多く居ます」

 国米 「その原因は何処にあるのでしょうか」 
 阿部医師 「マイノリティに取って、社会の中に目標と為る『ロールモデル』が少なく、探し辛い事も原因です。例えば、少年漫画に『海外にルーツを持つ主人公』は余り登場しません。10年程前は、ハーフの活躍の舞台が芸能界に偏って居ました。ハーフとしての理想像を彼らに置いて、周囲との立ち位置を見い出す人は或る程度居たでしょう。限られたロールモデルと比べて『自分との違い』に目が向き、寧ろ辛くなってしまう可能性もあります」

 国米「どうすれば目の前の辛さを和らげられますか」
 阿部医師「色々な社会課題に付いて広く勉強して見るのが好いかなと考えて居ます」
 国米「『ハーフ』に付いてでは無く、他の問題と云う事ですか?」
 阿部医師「そうです。例えばジェンダー論や、LGBTを巡る問題がどうして改善され無いのかを調べて見ると、ハーフと呼ばれる自分達を取り巻いて居るのと似た種類の偏見や先入観が他の社会課題にも働いて居ると気付く事も出来ます。そうすればヨリ広い視点から自分の周りで起きて居ることを考えられるのではないでしょうか。もっと広い世界からロールモデルに為って呉れる人も見付けられるかも知れません」









 様々な人が生きる社会の「理想」とは

 阿部さんの話を聞き、私自身も中高生の時、マイノリティの問題を扱う新聞記事を熱心に読んで居たことを思い出しました。当時の私は、自分が感じて居る生き辛さとの向き合い方は分から無いけど、他の人が抱える問題は冷静に考える事が出来ました。
 今は仕事を通じて、障害がある人や在日外国人・LGBTの当事者等この社会でマイノリティとされる人達に聞く機会があります。彼らとの出会いを通じて、社会には多様な在り方があって、多様な在り方を受け入れて呉れる世界も有ると改めて実感する事が出来ました。

 一つの理想を追い求めるのも素敵な事です。でも、様々な背景を持つ人が生きる日本で、理想的な姿が一つだけな訳が無いし、理想的な姿に為る必要も恐らく無いと思います。自分に対しても、周囲に対しても、そのママの姿を受け入れて挙げると少し楽に為れるかも知れません。


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                国米あなんだ氏(左)

 【となりの外国人】の本音を発信します

 この記事は朝日新聞とYahoo!ニュースによる連携企画記事です。日本のコンビニで、職場で、出会う機会が増えて来た「となりの外国人」外国人が感じて居る日本の「生き辛さ」は、もしかしたら日本人が無意識に我慢してしまっている社会の歪みかも知れません。
 本音を聞きながら一緒に考えたら、もっと優しい社会に近付けるかもと思い、この企画を始めました。「女性」をテーマにした記事を4回に渡って配信します。 日本語に未だ慣れて居ない人の判り易さを考える「やさしい日本語ニュース」も始めました(ツイッター「@yasashiinews」でも発信します)
 皆さんの気に為って居ること、身近な人のこと、優しい日本語で読みたいニュース「#となりの外国人」で呟いてください。



 【管理人のひとこと】

 確かに田舎者の私にしてみると、外国人とのハーフは押しなべて、女性は美人で男性はカッコ好い風貌を生まれ乍らに授かった理想的な人々に思えてしまいます。しかし、その様な思い込みは捨てて、同じ人間で有る事を再認識し、個々の持つ夫々の個性を尊重し、一緒に悩み喜び理解しながら暮らして行けたら最高です。
 しかし見た目の外見は兎も角、ハーフの特徴の多くは、何れも両方の遺伝子を受け継いだ・・・良い意味の頭脳明晰で頭の回転の速さでは無いでしょうか。私達の目に留まるのは、TVで活躍する人達やタレントや政治家等露出度の高い人々に限定されますが、殆どが優秀な人達なので、どうしてもその様にカテゴライズされてしまいます。
 しかし、このママ人類がハーフだらけに為ってしまったら、恐らく人種・民族・国境を飛び越えたオール地球人として、大いに仲良く暮らせそうな社会が出来る・・・その先兵の人達なのだと、矢張り期待と尊敬が先に立ってしまうのです。自分も含め、その様な世界へと発展する事を祈っています。







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山口組 高山若頭の「日本統一」作戦とは 「通夜欠席」山健組組長は造反か




 山口組 高山若頭の「日本統一」作戦とは 「通夜欠席」山健組組長は造反か

            〜文春オンライン 12/19(木) 17:42配信〜


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                  高山若頭

 11月30日、尼崎市の福祉施設で行なわれた「三代目古川組」の古川恵一総裁(59)の通夜には2015年8月に「六代目山口組」から離脱した「神戸山口組」の井上邦雄組長ら20人を超える幹部らが参列。しかし、そこに井上氏の最側近とされた山健組の中田浩司組長の姿が無かった・・・山口組ナンバー2の高山清司若頭(72)の出所から2カ月弱。3つに割れた山口組を取り巻く環境は風雲急を告げて居る 。

 阪神尼崎駅から程近いアーケード商店街に銃声が鳴り響いたのは11月27日午後5時頃のことだった。「古川氏は息子が経営する居酒屋の前で撃たれ、現場からは空薬莢が15発、不発弾が13発見付かっています。犯行に使われた自動小銃は模造銃の疑いもある粗悪品でしたが、全身に撃ち込まれた弾は何れも身体を貫通して居り即死状態でした」(社会部記者)
 古川氏は今年3月と7月にもバットや傘で襲撃されて居り、当初から標的にされて居たと見られる。古川氏を知る暴力団関係者が明かす。

 「山口組分裂時、古川氏は収監中だった高山氏に代わって組織の引き締めに動いて居た竹内照明若頭補佐から激励の訪問を受け、カネを受け取った直後に神戸山口組に寝返ったとされて居ます。
 その後は求心力が低下し、2017年4月に神戸山口組からの離脱組が『任侠山口組』を設立すると傘下の組員の多くが移籍して居ます。最近では特殊詐欺事件で逮捕された息子の店を自ら切り盛りし、買い出しから調理まで熟して居ました。年内には引退の意向で、危機感を感じて居る様子は無かった」









 警察の意図を巧みに利用

 凶行に及んだ朝比奈久徳容疑者(52)は元山口組系竹中組幹部で、昨年12月に覚せい剤絡みで破門処分を受けて居たと云う。

 「今年8月に覚せい剤取締法違反の罪で起訴され保釈中でした。下見がてら数回古川氏の店を訪れ『私もヤクザでした』等と語って一緒に飲みに行った事もあった様です。逮捕後、彼は『一人で遣った』と供述して居ますが、周囲には『極道としての死に方を全うしたい』等と漏らして居る。偽装破門の疑いが濃厚です」(前出・社会部記者)
 
 山口組関係者が語る。「武闘派として鳴らした竹中組は分裂後に名跡復活として再興された組織です。只、3年前に姫路市内にある武器庫が摘発を受け、拳銃や散弾銃等が押収されたり、一年前には情報管理の問題で執行部から責められたと言われて居る。追い詰められる中、10月18日に高山氏が出所。高山氏からも厳しい言葉を浴びせられ、最早選択の余地は無かったのだろう」

 高山氏は「ワシが居る所が本家だ」と豪語
 
 古川氏襲撃に先立つ11月18日には福岡に有る山口組二次団体「二代目伊豆組」系組員が、熊本の神戸山口組系組織の会長を切り付け、翌日には北海道でも三次団体「福島連合」系組員が神戸山口組系組織の会長宅に車で突っ込む事件を起こして居る。何れも団体のトップが高山氏から激励を受けた後の犯行だったとされる。

  「当初警察側は高山氏が懲役ボケであるかの様な情報を頻りに流し、山口組を再統一するには抗争も辞さ無いとする高山氏と抗争を避けたい司忍組長(77)ら現幹部との温度差を煽り立てて居ました。高山氏はその意図を巧みに利用して組織の締め付けを図って行ったのです。
 出所当日は首にコルセットを巻き、体調が悪いかの様に装って居ましたが、実はアレはブカブカでコルセットの体を成して居ない。言わばカモフラージュの様なものです」(同前)


 三つ巴による抗争で、神戸に在る山口組総本部等の事務所が使用制限を受ける逆風の中、高山氏は放免祝いの席で「ワシが居る所が本家だ」と豪語、復活の狼煙を上げたと云う。

 「プラチナと呼ばれる本家直参が集まる定例会を中止し、当番と云う名の名古屋詣でを強制。しかも、運転手やお付きの待機を禁じ、単身で指定場所に入る様指示して居ます。表向きは警察対策で、情報漏洩を防ぎ、集合場所を特定され無い為とされますが、そこで直参の親分の自由を奪い、アレコレ仕事を言い着けるのです。高山氏は好んで馴致(じゅんち)と云う競馬用語を使う様ですが、飼い慣らして忠誠を誓わせる事が目的です」(警察関係者)
 
 高山氏は組織内の統廃合にも着手。11月13日付で解散した二次団体「極心連合会」を巡る動きは、内外に驚きを持って受け止められた。

 「極心連合の橋本弘文会長と言えば、島田紳助の引退の引き金に為った大物ですが、元々は神戸山口組の中核組織である山健組の出身。分裂後は二つの組織の間で板挟みと為り、厳しい立場に追い込まれて居ました。
 11月上旬、高山氏は極心連合の若頭から直参に昇格した『極粋会』の山下昇会長を連れて橋本氏の元を訪れ『お前の引退を認める代わりに山下に跡を継がせろ』と迫った。橋本氏は最後の意地を見せて、これを拒否。『それなら組を解散させる』と開き直り、引退の道を選んだのです」(前出・山口組関係者)


 高山氏は粛清と並行して出身母体である弘道会の人事を刷新、自らの組織作りの方向性を示しても居る。

 「注目は若頭の交代です。実は高山氏の放免祝いは弘道会の前若頭、中野寿城組長の事務所で行なわれる予定で準備を進めて居たのですが、直前に中野氏が岐阜刑務所で山健組の中田氏と兄弟分に為って居たことが問題視され、急遽別の場所に変更に為った経緯があります。
 新たに若頭に就いた『野内組』の野内正博組長は資金力が豊富で、弘道会の切り込み隊長として名前が轟いている存在。岐阜を拠点にして居ますが、今では古川氏亡き後の尼崎を席巻して居るとも言われます。この人事を見る限り、時計の針が、高山氏が恐怖政治を敷いて居た5年前に戻ったと感じざるを得ない」(前出・警察関係者)









 獄中で描いた高山王朝構想

 戦闘モードにギアを入れる一方、高山氏は11月中旬に東京を訪れ、住吉会等他団体との友好関係を積極的に深めても居る。

 「高山氏は獄中で出所後の青写真をノート数十冊に書き留めて居たそうですが、その骨格になって居るのは組織犯罪処罰法の適用から逃れ、民事の使用者責任も交わす新たな組織像。山口組にホールディングス制を取り入れて名古屋山口組・畿内山口組等とし、朝廷の官名を真似た東百官に倣って官位を授ける高山王朝とでも云うべき構想もその一つです。最近は極道社会を描いたVシネマ『日本統一』シリーズを好み、天下取りの策を巡らせて居る様だ」(同前)

 目下、山口組統一の鍵を握ると見られるのが、冒頭の山健組の中田氏の動きだ。

 「今年8月に弘道会系組員が銃撃された事件後、井上氏と中田氏の関係は修復不能なレベルまで悪化したとされて居ます。報復を巡る見解の相違が根底にあると見られますが、12月13日のヤクザ社会の新年行事に当たる事始めまでに中田氏が組織を割って出る観測すら出て居ます。高山氏がこの造反の動きをどう捉えて居るかが、一つの試金石に為ると見られています」(前出・山口組関係者)

 抗争か和戦か。運命の期限は刻々と近付いて居る。

 ※本記事校了後の12月3日、兵庫県警は中田浩司容疑者を殺人未遂と銃刀法違反の疑いで逮捕した。

 「週刊文春」編集部 週刊文春 2019年12月12日号   以上









 【関連報道】  《顔面にM16連射》山口組抗争激化のキーマン超武闘派 高山清司若頭の素顔

 〜ノンフィクションライター・溝口敦氏インタビュー 溝口 敦 2019/11/30  source 週刊文春デジタル〜


 11月27日、兵庫県尼崎市で「神戸山口組」の古川恵一幹部(59)が射殺され、兵庫県警は29日、京都府警が銃刀法違反容疑等で逮捕して居た朝比奈久徳容疑者(52)を殺人容疑で再逮捕した。
 朝比奈容疑者は山口組傘下組織の元組員。犯行に使われたのは、殺傷能力の高い軍事用の自動小銃「M16」と見られている。遺体は激しく損傷し、顔にも正面から撃たれた弾痕が複数あったと云う。朝比奈容疑者は取り調べに対し「30発くらい撃った」と供述して居る。

 ここに来て抗争が激化している山口組。分裂した「神戸山口組」の中核組織「山健組」の事務所の近くで、「六代目山口組」傘下の組員が射殺事件を起こし、ヒットマンが68歳だった事が話題を呼んだ。その1週間ほど後の10月18日には、分裂前から山口組のナンバー2を務める山清司若頭(72)が約5年4カ月振りに出所する等、俄かに山口組の周辺が騒がしく為って来た。
 内部抗争が続く中、今何が起ころうとしているのか。長年暴力団取材を続けて来たノンフィクションライターの溝口敦氏へのインタビューを再公開する。 (初出:2019年10月28日)


 出所した山若頭とは?

 山口組は今、6代目の司忍組長の「六代目山口組」そこから分裂した「神戸山口組」「任侠山口組」と云う3つの組織に分裂した状態にあるのはご存じの通りかと思います。この混乱した状況は、未だ収拾のメドも付いていません。
 この深い対立のキーマンが、今回出所して来た山若頭です。彼の人物像から、現在の山口組の状況を俯瞰してみましょう。

 この山と云う人物は、山口組の中でも名古屋に基盤を持つ「弘道会」の出身。同じ弘道会出身の司組長は就任直後から銃刀法違反の罪で約5年4カ月服役しましたから、今の6代目の山口組の形を作ったのは立ち上げ直後から運営を担って居た山若頭と言っても過言ではありません。
 片目が閉じられた様子から独眼竜とも呼ばれ、組織運営能力が高く信賞必罰の強権的な組運営を行って来ました。

 「遣られたらヤリ返す」と云う暴力団の掟を重視する強硬派としても知られて居ます。68歳のヒットマンの事件も、今年8月に起きた襲撃事件の報復と言われており「ヤリ返すなら、目前に迫った山若頭の出所前に」と考えられた結果の事件である可能性も高いのです。
 しかし、幾ら山が大物だとしても、彼の出所がここ迄騒ぎに為るのは、幾つかの要因があります。その一つは、山口組の後継者争いが関わって居ることです。

 山は恐喝罪で起訴された後、裁判の途中に上告を取り下げる形で服役して居ます。その事から「ワザワザ大人しく自ら服役したのは、服役後に7代目を継ぐと云う黙約が司組長との間で有ったのではないか」と外部から見られたのです。
 それまで、山口組の組長とナンバー2の若頭は、別の組から出すのが慣例でした。それを破った事に加えて、山の組織運営が他の組からすれば強権的で、組内では不満が積もり積もって居た。そんな状況の中で、山が7代目に為ると云う話がでて来た訳ですから弘道会が続けて組長に為るのは可笑しいじゃないか」と、大きな火種に為った。

 彼の服役を契機に「山健組」の井上邦雄組長らそれ迄山口組の中核を担って居た組織が次々に去って行ったのです。詰まり、分裂の引き金を作った山が戻って来たからには、山自身がこの問題を終わらせる為に動くのではないかと周りは見て居る。それが、彼の出所に注目が集まる理由なのです。








 ソモソモ何故3つに分裂したのか?
 
 今山口組の中枢に居る弘道会と云う組織は、名古屋が本拠地です。弘道会を率いて居た司忍は、大分の水産高校を経て大阪に出、その後名古屋に移った。山口組系の組織に加わって、愛知の津島出身の山と出会い、東海道筋のヤクザを次々と潰して来た。
 そして、司は5代目の渡辺芳則組長(山健組出身)を、半ばクーデターの様な形で引き下ろし、6代目にノシ上がったのです。

 弘道会方式とも呼ばれる彼らの支配方法は、月々の厳しい上納金の設定に加え、組長の誕生日、お中元、お歳暮と、何かに着けて更なる上納金を要求。又、飲料水や洗剤、歯磨き粉に至るまで、多い組で月1000万円も強制購入させられたと言われています。
 この状況に反発して誕生したのが「山健組」等を中心とした「神戸山口組」でした。彼らは「弘道会方式の様な運営はしない」と云う理想を掲げた筈でしたが、神戸山口組においても、その厳しい運営に批判が高まり、更に分裂する一派が出た。これが兵庫・尼崎等に本拠を置く「任侠山口組」です。

 何故急に6代目の時代に為って組織への不満が高まったかと言えば、暴力団を巡る社会情勢の変化が大きいと思います。要するに、弘道会方式は「これ迄のヤクザ」の運営方法です。
 シノギで金を集め、それを組織の中央に集める。組織の為に服役した人間を手厚く迎えて行きながら、組織を巨大化させて行く。高度経済成長と共に発展して来た「広域暴力団」と云う組織の流れにあると言えるでしょう。

 処が、今は暴力団員の不当行為を規制する暴力団対策法、各都道府県の暴力団排除条例等が生まれて取り締まりが厳しく為り、どの暴力団も資金繰りに苦労して居る状況です。そんな環境の中で、それ迄と同じ様に下部組織からお金を吸い上げて居ては、上が潤っても下は困窮してしまう。
 今の山口組は、この新たな環境に対応出来ないでいるのです。新しい形の暴力団の有り方が打ち出せていない。それコソが、山口組分裂騒動の本質です。

 只、この新しいビジョンと云うのが非常に難しい。例えば、任侠山口組の織田絆誠組長は、暴力団員にしては珍しく論理的に物事を考えるタイプで、新しい試みを進めようとして居る。実際、任侠山口組の上納金は六代目山口組や神戸山口組と比べても圧倒的に安く、ヤクザの置かれた状況を理解して居る人物とされます。
 その彼が掲げる最終目標は「脱・反社」外国人不良グループを街から排除し「半グレ」に特殊詐欺を辞めさせ、更には、テロ対策として裏社会の情報網を使って治安維持で社会に貢献する事で、存在意義を示したいとして居ます。言わば「私設警備団」ですが、当然ながら警察権力がそう云う活動を許さ無いでしょう。








 山口組が再結集出来ない理由

 山が出所した事で、山口組が再び一つに為るのではないかと楽観論も聞かれますが、私はそう簡単な話では無いと思います。そう考えるのには、幾つか理由があります。

 1つ目は、仲裁者が存在し無いことです。過去の暴力団の抗争には、外の組が仲裁に入って手打ちをさせたものですが、今や暴力団員の2人に1人が山口組と云う状況ですから、規模が大きく為り過ぎて他組のトップが仲裁人や調停者に為り難いのです。
 と為ると、もう自分達で何とかするしかありませんが、お互いの妥協点が無い。神戸山口組や任侠山口組が六代目山口組に戻る条件は、要するに「行政改革」しかありません。仲裁者も居らず解決策も無い中で、弘道会が何処で折れるか、その弘道会に対して他の組が何処で折れるか・・・と云うチキンレースに為っている。落とし所は、長年取材して来た私にも見えません。

 2つ目は、組織の高齢化です。神戸で事件を起こした68歳のヒットマンは、そんな状況を象徴して居たと言えるのかも知れません。ソモソモは先述の通り、8月に弘道会系の組員が襲撃された事を受けて山健組に復讐したと云う事件ですが、2人射殺と云う罪の重さからして、実行犯である丸山俊夫の年齢では生きて刑務所を出られ無い公算が高い。獄死する覚悟です。
 元々、ヤクザの世界では高齢のヒットマンは珍しくありません。衣食住が保証される刑務所は、老残の暴力団組員に執っては最後のセーフティネットとも言える存在。家族は兎も角、最低でも自分一人の身は養える。最近はその意味合いが強く為っている。昔で有れば組の為に刑務所に入ると、出所後に組は功労者として温かく迎えて呉れました。でも、今は出所後に組が残って居るかも判りません。
 この苦境で、若いカタギが組に入ろうとしても、敢て組員にはせず、フロント企業で活動させる様に指導をする組もある。更に若者の側も、規制に縛られた暴力団より半グレ的な生き方を選んで行く。この2つの筋の交差する処が、今回の68歳のヒットマンだとも言えるのです。

 3つ目は、暴力団の名が着いている以上、暴対法を始めとした法令によって何をするにも制限が付いて回る事です。とは云え「半グレ」の様な単なる犯罪者組織に為るのは、ヤクザとしてのプライドが許さ無い。任侠山口組の織田組長らが主張するように「反社会的勢力とは呼ばれたく無い」と云う意識が強い。これだけ追い詰められても、矢張り暴力団は辞められ無いのです。

 ヤクザが居なくなれば好いのか?

 今後、山口組は縮減して行くでしょう。余程のスポンサーでも現れ無い限り、その先に有るのは「緩やかな死」です。そして確実に他の暴力団も縮んで行く。街の揉め事を仲裁する「顔役」の様な道はあるかも知れませんが、今の広域暴力団と云う形は維持出来ないでしょう。
 そう言うと、全てが良い方向に進む様に聞こえるかも知れませんが、暴力団が無く為ったからと云って犯罪集団が無く為る訳ではありません。日本の暴力団の様に、堂々と看板を掲げて居る犯罪組織は世界的には珍しく特殊です。これからは目に見える暴力団と云う犯罪組織から、半グレの様に地下化して目に見え無い組織に変容して行く。新しい犯罪組織の時代に為って行くのです。


                    以上







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赤穂の旧藩士は、何故吉良邸に討ち入ったのか? 東大名物教授が解説




 


 

 赤穂の旧藩士は何故吉良邸に討ち入ったのか? 東大名物教授が解説

           〜PHP Online 衆知(歴史街道) 12/19(木) 12:07配信〜


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                 山本博文 東京大学教授

 赤穂の旧藩士は、何故吉良邸に討ち入ったのか?

 浅野内匠頭の武士としての体面

 日本人の大好きな「忠臣蔵」は、赤穂事件と云う本当に起こった事件を基にはして居ますが、随分脚色が為されて居ます。
 歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』が、現在の「忠臣蔵」ものの映画やテレビドラマの原型に為って居ますが、これは非常に脚色が多く、事実とは全く異なります。最近は、可成り史実に忠実なものが出て居ますが、それでも色々と脚色されて居ます。歴史学者は誤解を避け「忠臣蔵」では無く「赤穂事件」と言います。

 その「赤穂事件」とは、元禄14年(1701)3月14日に起こった、赤穂藩主の浅野内匠頭が高家筆頭の吉良上野介に斬り着けた刃傷事件と、その翌年12月14日に、赤穂の旧藩士達が吉良上野介の屋敷に討ち入り、上野介の首を取った事件・・・その一連の事件を総称したものです。では、その刃傷事件の原因とは何だったのでしょうか?

 浅野が吉良に何か含む処が有ったと云うのは、浅野自身が証言して居ますので確かです。しかし、どうして刃傷に及んだのかは、浅野自身も話しては居ないのですが、勅使饗応役を務める内に、吉良から老中の前で面子を潰される様な事を言われ、その屈辱を晴らさ無いと自分の武士としての名誉は傷付くと思って吉良を討とうとした様です。
 ですので、発作的では無く、吉良をどうしても殺さ無ければ自分の面子が立た無いと思い込んで斬り掛けたと云うのが真実の様です。

 しかし、即日切腹と云うのは、余りに厳し過ぎるのではないかと好く言われます。では、これは当時、当たり前の事だったのでしょうか? 仮に、刃傷事件を起こして相手が死ねば、理由の如何を問わず切腹です。それが喧嘩両成敗です。しかし、この場合、相手の吉良が生きて居たので、もう少し審議があっても好かったのでは無いかと思います。
 しかし、丁度その日は、将軍綱吉が勅使に答礼する日でした。その儀式の場を血で汚したと云う事で、綱吉は怒りに駆られて、即日切腹と云う拙速な沙汰を下してしまった様です。もう少し事情を聴いて居れば、又、成り行きは違ったと思うのですが、そのママ浅野が切腹してしまった事によって、その後に赤穂の旧藩士による討ち入り事件が起こる事に為る訳です。








 大石と浪士が考えていた名誉に対する違い

 赤穂の旧藩士達は、実は藩主が切腹した事に付いては理不尽だとは一言も言っては居ません。これは、江戸城内で人に斬り掛かれば切腹に為るのは仕方が無いと、藩士達も判って居たからです。只問題なのは、吉良が生きて居ると云う事でした。
 
 刃傷事件を起こしたと云う事は、武士の世界では「互いに喧嘩をして居る」と云う事に為る訳です。だから、喧嘩両成敗と云うのが当時の法律的な常識であって、喧嘩をして浅野が切腹に為ったのなら、相手の吉良も切腹するのが当然であろうと考える訳です。その喧嘩相手の吉良に切腹をさせ無いと云う処置に対して、赤穂の旧藩士達は怒って居るのです。

 しかもそう云う状態を放置して居ることは、自分達に恥が降り掛かって来ることを意味します。だからコソ、吉良を何とかし無ければいけ無いと云うのが、赤穂の旧藩士達の考え方なのです。これは、当時の史料にも出て来る言葉の「片落ち」と云う事です。
 吉良は生きて居ました。しかも軽傷です。赤穂旧藩士の急進派としては、兎に角吉良が死んで居ないのなら、吉良を殺す事によって喧嘩両成敗を実現する事が出来る訳です。

 赤穂藩家老の大石内蔵助は、最初に浅野家再興を考えます。この浅野家再興と云うのは、単に浅野家を内匠頭の弟・浅野大学が継いで復興する事だけで果たせるものでは無く、同時に吉良上野介に何らかの処分が無ければ意味が無いと大石は言って居ます。
 処分が下れば、浅野家は本当の意味で再興が叶い、大学の面子も立つ訳なのですが、それも最終的には実現しませんでした。

 その頃、江戸の町人達も、この赤穂の武士は討ち入りするのではないかと噂して居た様です。主君が切腹に為りながら、吉良上野介が生きて居ると云う状態は、赤穂の武士達が許す筈が無い、当然討ち入りに行くだろうと考えて居ました。
 しかし、その討ち入りがナカナカ無いものですから、赤穂の武士達は腰抜けであると云う評判も立ってしまいます。他藩も、腰抜け侍を雇う訳には行きませんから、再就職も上手く行きません。
 だから彼等は、名誉を回復し無ければいけ無い。その一番手っ取り早い手段が、吉良上野介の屋敷に討ち入って、吉良の首を取る事だったのです。

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 結局、浅野の切腹から討ち入り迄に1年9カ月も掛かるのですが、堀部安兵衛達は、そうした江戸の噂が我慢為らず、大石に一刻も早く吉良邸に討ち入ろうと突き上げて居ます。
 只堀部が面白いのは、最初に直ぐに討ち入ろうと思ったけれど、その時には吉良の親戚である上杉家の家臣達が屋敷を警護して居たので、此処で討ち入れば当然死ぬ、死んだら名誉は回復される訳ですが「犬死にする必要は無い」と言って居ます。
 要するに、自分一人が死ぬ事によって武士としての名誉は回復するかも知れないが、赤穂藩全体の名誉は回復出来ないので、此処で討ち入る訳には行かないと考えたのです。

 本当は自分は直ぐにでも討ち入りたいのだけれども、多くの同志が居ないと討ち入りが成功し無いので、大石が自分に同意するのをズッと待って居ると云う状況に為ったのです。
 元禄15年(1702)7月、浅野大学が本家の広島藩浅野家にお預けに為ると決まり、これで最終的にお家再興の希望は潰えます。大石は最初から堀部に「お家再興の望みが未だある。それがダメだったら自分にも考えがあるから待って呉れ」と云う風に抑えて居ましたが、その望みが潰える事で遂に決断します。

 只大石も、浅野家再興と吉良上野介への処分を幕府が遣って呉れるとは恐らく思って居なかったので、最終的には討ち入りを遣ら無ければいけ無いだろうとは思って居たでしょう。
 大石は家老の身分と云う事もあって、当初、何とか浅野家自体の名誉を回復し無ければいけ無いと考えて居ました。主君に対する忠義だけでは無くて、お家に対する忠義があるので、色々な手段を使って名誉を回復する事は出来ると考えて居た様です。浅野家再興もその一つの手段だったのです。只それが潰えれば、これはもう吉良を討つしか無いと為る訳です。

 それで12月14日「四十七士」と言われて居る47人の討ち入りと為ります。討ち入り後、一人居無く為るので「四十六士」と言われる事もあります。
 大体赤穂藩には藩士が300人位居ました。討ち入ったのはその内の47人です。6分の1近くに減って居ます。赤穂藩が断絶して赤穂城を明け渡した時、大石と行動を共にすると誓った者が未だ120人位居たことを考えると、随分減ったと言えるかも知れません。
 只、討ち入りすれば、成功したとしても必ず幕府の処罰があって死ぬ事に為ると彼らは考えて居る訳で、そう云う意味では47人と云う数は少無いと云うより、好くこれだけ残ったと言えると思います。


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              歌舞伎 仮名手本忠臣蔵

 赤穂事件が現代人の心を打つ理由とは?

 では、赤穂浪士達の一番の目的は、矢張り主君の仇を討つ事だったのでしょうか。実は、討ち入りの時に持参した「浅野内匠頭家来口上」と云うのがあります。自分達が討ち入る理由書ですが、その中には「君父の仇は共ニ天を戴かず」と書いてあります。詰まり吉良は「不倶戴天の敵」だと云う事で、討ち入りは主君の仇を討つ行動だとして居ます。

 しかしこれは、幕府に対してそう言う方が聞こえが好いからであって、この討ち入り自体は、矢張り自分達の武士としての面子や名誉を守る為の行動だったと私は考えて居ます。
 それ迄赤穂の旧藩士は、仇討ちと云う事を殆ど言って居ないのです。例えば堀部は、兎も角自分達の一分を守る為に討ち入ら無ければいけ無いと言って居ます。上方に居た旧藩士達もそう思い、討ち入る為に皆江戸に集まって来る訳です。
 討ち入りを直前に控えた12月に為ると、討ち入りに参加する旧藩士達は、家族に手紙を送って居ます。その中で、討ち入りは主君の仇を討つ為だと書いて居る者は少なく、なんで自分は遣るのかと云うと、これは「人としての務め」或は「武士の倣い」であると書いて居ます。








 「人(当時の用法では武士の事)としてコレは絶対に遣らなくてはいけ無い」「ここから逃げ出して居るのでは子供や弟の為にも好く無い」として、自分は討ち入りに参加するのだと書いて居るのです。詰まり「自分達の名誉を守ると云う事が、武士としての道を行くと云う事」で、仇討ちと云うのは形に過ぎ無かった、兎に角名誉を守ると云う事なのでは無かったかと思うのです。

 本質は何かと云うと、矢張り喧嘩両成敗法の実現と云う事だと思います。浅野と吉良は「喧嘩」をした訳です。喧嘩は両成敗と云うのが「天下の法」詰まり「正義」であると考えて居る訳です。それなのに主君だけが片落ちに切腹させられて吉良は生き残って居る。
 幕府はその吉良をどうにもして呉れ無いのだから、そう云う不正義な状態が罷り通る世の中では良く無いので、自分達が実力で吉良を討つ事によって、社会の正義を実現しようと云う事です。彼らがした事は、誤った幕府の政治を実力で是正する事でした。

 現代から見れば、主君が勝手に斬り掛かった訳ですから、逆恨みの様なものですが、彼らとしては正義の行動だと思って遣って居る訳です。
 赤穂の旧藩士に執って吉良邸討ち入りは正義であり、正義を行う為に自分の身を捨てた訳です。そこには、「自己犠牲の精神」が感じられます。詰まり正しい事を行う為なら、自分個人はどう為っても好いと云う気持ちが表れて居るのです。これが「忠臣蔵」が日本人好みである一つの理由ではないかと思います。

 正しくこの事件を見ると、吉良は浅野にそれ程意地悪をして居ないかも知れないのですが、その場合、現代人である我々は、吉良を討つと云う行動に共感が持てません。だから歌舞伎や映画やテレビの時代劇では、吉良を殊更悪者に描く事によって、赤穂の武士達の行動を正当化しようと云う風に作り上げる訳です。
 ドラマとしての「忠臣蔵」が人気のある理由には、仇を討つとか、皆で協力するとか、色々な要素があるのですが、その一番根本にあるのは、正しい事の為には自己犠牲を厭わ無いと云う気持ちです。それが現代でも人の心を打つ理由ではないでしょうか。

 第二次世界大戦の時もそうですが、自分達は家族や友人・同胞、そう云う人達を救う為に死な無ければいけ無いのなら、それは仕方の無いことだと思って特攻などに出て行った訳です。彼らの手紙を見ると、矢張り自分が死ぬ事は覚悟して居るのですが、自分が死ぬことによって悲しむ人間達の気持ちを思い遣って居ます。そう云う手紙が多いのです。

 赤穂事件も同じです。自分の死を悲しむ気持ちは無く、残された母や妻を思い遣って居ます。赤穂事件は、日本人の心情を考える上で非常に示唆に富むものだと云う事を強調して置きたいと思います。


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    山本博文 東京大学教授     以上



 【管理人のひとこと】

 師走の慌ただしい時期、この様な浮世離れする話も大いに貴重だろう。時勢に併せセカセカしても、一つの後利益にも為ら無い世知辛い浮世。東大の先生が解説する「忠臣蔵」の真実・・・とても面白く読ませて頂いた。それにしても、悪人にされた吉良上野介さんに「ご苦労様」の一言を差し上げたい。
 物語の構成上、彼が悪人で有れば有る程、赤穂の武士達の苦労が観客の心や身に沁み、本懐を遂げた際の感動が頂点に達する訳だ。彼等を引き立てる絶好の敵役に仕立てられたが、そのお陰で令和の時代にも忘れられず、赤穂事件も大石内蔵助も吉良上野介さんの名も残る。
 来年は信長の仇の明智光秀が、NHK大河ドラマの主人公に抜擢され、彼の隠された人と為りを紹介される様だ。彼の復権は成功するだろうか、それとも信長への批判が沸き上がるのか・・・全ては脚本家の手により為されるので、どの様な筋立てなのか大いに気に為る処だ。







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受験生を利権の被害者 にしては行け無い  ゲスト 阿部雅彦 (東京大学教授)





 




 
 連載対談 中島京子の「扉をあけたら」 ゲスト 阿部公彦(東京大学教授) 

 〜2020年度から、センター試験に替えて始まる大学入学共通テスト。そこでは英語の試験を8種類の民間業者の試験で代用しようと云う動きがある。業者有りきで推し進められる入試の民営化に反旗を翻して居る東京大学教授阿部公彦さんに、今英語教育の現場で何が起こって居るのか、お話を伺いました〜

 第二十六回 受験生を利権の被害者にしては行け無い  ゲスト 阿部雅彦 (東京大学教授)


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               阿部雅彦(左)中島京子(右)

 英語の四技能化は誰の為?

 中島 阿部さんは、ご専門の英文学は勿論、日本近代文学に関しても魅力的なご本を沢山出されて居て楽しく拝読して居るのですが、今回の『史上最悪の英語政策 ウソだらけの「4技能」看板』(ひつじ書房)は、大学の先生として、政府の英語政策に怒り爆発と云う感じです。
 阿部 これでも随分ソフトに書いた積りなのですが・・・(笑)

 中島 英語学習には「読み、書き、話し、聞く」四つの技能が必要ですと言われると確かにそうでしょうと思うんです。でもその先が可笑しい。四技能が必要だから、大学入試の英語は英検やTOEIC・TOEFL等の民間業者の試験に任せる。論理が一っ飛びして居て全く理由が判ら無い。
 阿部 謎です。東大は入試の出願資格にこの民間試験の成績を提出必須としないと云う方針を発表して居ますが、今回の英語政策の方針を決めたのが「英語教育の在り方に関する有識者会議」この会議にしてもメンバーの選び方が酷く、恣意的で反対意見を言いそうな人は殆ど入れて居ないし、民間試験の導入を検討する協議会ナンて、民間の英語試験業者がズラリと名を連ねて居るんです。民間試験を導入するかどうかを話し合う会議に、利害関係者が居る事自体可笑しいでしょう。

 中島 本当ですよね。ゴールは学生の四技能習得では無く、民間業者を大学入試に参入させる事なのかと思えて来ます。
 阿部 基を辿れば、1989年3月に文部省(当時 現・文部科学省)の英語の学習指導要領が、コミュニケーションを重視すると云う方向に変わったんです。
 中島 そんな昔に! コミュニケーションと云うのは、具体的には会話を優先すると云う意味ですよね。
 阿部 そうです。それから30年近くその方針で教育して来たけれど、ヤッパリ上手く行か無い。それはコミュニケーション重視の英語教育がダメだったと云う事です。誰が考えても明白です。

 中島 それなのに、今回の改革も「コミュニケーション重視」だと。自民党の遠藤利明議員は「中高6年間も英語を遣って来たのに、パーティーでワイワイ英語が喋れ無い。そんな英語教育を直しましょう」と云う持論を改革の根拠にして居ます。パーティーでワイワイなんて、日本語でもし無いでしょうとツッコミを入れたく為りましたが(笑)
 阿部 遠藤さんは数年前に大学入試の英語をTOEFLで代用しようと云う提言を出した教育再生実行本部長でした。
 中島 民間試験導入と云う政策が、如何に無知と思い込みに基づいて居るかと云う事ですね。
 阿部 30年遣ってもダメだった事実に全く目を向けずに、今回何故か更にその方向に舵を切ろうとして居る訳です。読み書きやヒアリングなら未だしも、スピーキングのテストをどう遣って一律に実施するのか。大学入試の場合、毎年50万人位の学生が受験する訳でしょう。

 中島 一人一人チャンと採点しようとすると、物凄い数の試験官が必要に為りそう。
 阿部 日本語でも、友達との井戸端会議みたいなお喋りなら日常的にして居ると思いますが、知ら無い人の前でキチっと手順を踏んで論理的に物事を話すのは結構難しい。その為の特別な訓練が必要です。
 中島 採点する側にも、相当なスキルが求められそうです。
 阿部 仮にスピーキングの試験を導入するとしても、先ず日本語で遣って、発展段階として英語で遣る。それが筋だと思うんです。日本語でスラ経験の無いことを、行き成り英語で遣ろうとしている。それで英語力が上がると云うのだから、もうチャンチャラオカシイとしか言い様がありません。

 中島 受験生を可笑しな英語政策の被害者にし無いで欲しい。第一、遠藤さんが目指す「パーティーでワイワイ」の様なインフォーマルな会話は、実は難易度が高いと、阿部さんは書かれて居ましたね。
 阿部 ソモソモ西洋には歴史的に公の場で口頭で色んなことを決めて来た伝統があるんです。ギリシャやローマの時代に、レトリックをフンダンニ使ったパフォーマンスを人前で行う技術が発達した。その技術が後世に伝授されて来ました。二千年以上の歴史の延長上に、今のパーティーワイワイがあるんだと思います。
 中島 それは面白い考察ですね。
 阿部 西洋では、印刷技術が発達した17〜18世紀頃には、先ず宗教関係の本が沢山出版されました。次いで出されたのがマナーの本なんです。マナーの中でも一番重要視されたのは人前でどう話すか。余り病気の話をするなとか、自分の奥さんや召し使いの話ばかりするなとか。プライベートな事を喋るべきでは無いと云うルールが書いてある。
 西洋社会では、その頃にコミュニケーションのマナーの一環としてプライベートとパブリックを区別する様に為ったのだと思います。


 中島 成程、欧米の政治家は演説が上手い筈です。それに引き換え日本の政治家は・・・
 阿部 海外の首脳の演説は、そのママ書き起こしても或る程度チャンとした文章に為って居ます。日本の政治家の演説は、そうは行きません。
 中島 書き起こす迄も無く、グダグダな話し方をする人が多いですから(笑)

 阿部 現在の英語は、ギリシャ・ローマ時代以来の話し言葉レトリックの伝統の上に築かれて居ます。話し言葉が先で、書き言葉の方が後に来た。
 例えば、話し言葉だと口から発した瞬間からドンドン音が消えて行くでしょう。だから、判り易く列挙したり、繰り返しが多く為るんです。英語の場合、書き言葉にも繰り返しが多い。
 対して、日本語は必ずしも話し言葉のレトリックをベースにした書き言葉ではありません。漢文を基に発展して来たのが日本語の書き言葉だったので、ポイントは雄弁さよりも簡潔さにある。明治の言文一致運動の時に問題に為ったのも、漢文調からどう離脱して書き言葉を喋り言葉に近付けるかと云う事でしたから。
 日本人は文章を読む時と喋る時は別のモードなんです。だから英語風に繰り返しや列挙を使って拡大して行く様なタイプの文章は、饒舌体と言われたりして一寸軽く見られる。


 中島 喋り言葉と書き言葉が違うと云う感覚自体が英語には無い。とても日本語的なものなんですね。それは凄く面白い。そんな処にある文化の違いを知る事にも意味があると思います。

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 ピンポン英会話ナンて誰も出来無い

 阿部 今回の「四技能」に対する疑問に戻すと、日本人は書き言葉と話し言葉を分けて考えるけれど、英語は言文が可成り一体と為って居る。だから読む事を通して喋るリズムも身に着けられるし、勿論逆もある。
 ネイティブスピーカーの人に「今日本では訳読文法派と英会話派が対立して、血で血を洗う戦いに為って居る」と話すと「えッ? その二つ何が違うの」って驚かれます(笑)

 中島 英会話派からは、訳読や文法は悪者扱いですが(笑)文法を判って無いと、チャンとしたスピーキングは出来ないんじゃないでしょうか。
 阿部 英語では元々一体化して居るものを、何故まるで違う領域の知的活動であるかの様に言うのか。全くナンセンスです。
 確かに60年位前には、英会話ナンて必要無いと云う偏った風潮がありました。極端なコミュニケーション軽視です。これも日本的な「言」と「文」の不一致の表れだったのでしょう。特に大学の英文科等では、英語をペラペラ喋りたいと云う人は、何と無く蔑まれて居た。


 中島 “ペラペラ”と云う音に、何処か馬鹿にしたニュアンスが含まれて居ますよね。
 阿部 当時は英文の本がチャンと読め無ければ、知的では無いと云う時代。そうした英語教育の方法に対する反発が非常に強く為った結果、この30〜40年はコミュニケーション重視に逆振れしたのでしょう。確かに当時の読解偏重は度が過ぎて居た。誤って居たと私も思います。が、今度は反対に偏り過ぎて居る
 中島 そうですね。どうしてそんなに対立し無ければ行け無いのか好く判らない。ネットに、或る英語の先生の意見が載って居たのですが、兎に角英語を一旦和訳する事程害のあるものは無い。英語で考え無きゃ行けない。英語で話し掛けられたら、ピンポン玉を打ち返す様にパーンと答えられ無きゃ行けない。そう云う練習をし無きゃ行けないと。

 阿部 面白いですね。日本語ですら、ピンポン玉みたいにヤリトリするのは難しい。そうだ、コミュニケーション英語が目指して居るものを「ピンポン英語」と名付けたらどうでしょう(笑)
 日本人には、英語圏の人は、喋るのが凄く速い、と云うスピード幻想があるんです。だから、グローバル化された今の世を生き抜くビジネスパーソンは、このスピードに遅れては行け無い。そんなロジックでスピードを売りにしたピンポン英語教育が依然として流行して居ます。それも私は、間違って居ると思うんです。

 中島 エッ、違うんですか?私も少しだけアメリカで暮らした経験がありますが、最初は皆早口で何を言っているか判らず苦労しました。

 阿部 英語圏に行くと、兎に角リスニングが出来ない。それは、話すスピードに付いて行けないと云うより、もっと別のことだと思うんです。
 だって英語圏の人が日本人より言語処理能力が異様に速いと云う事は有り得ない。だからスピードが原因だと日本人が感じて居るのは、単に聞き方のコツだと思うんです。
 中島 ご本にも、日本語は高低のアクセント、英語は強弱のアクセントで出来て居る。リズムが違うから習得が難しいんだと書いてありましたね。
 阿部 英語圏に住むと、半年位経った頃に突然英語が判る様に為ると、好く言うでしょう。それは英会話のスピードに対する処理能力が上がった訳では無く、英語的な会話の音のリズムに体が要約慣れたと云う事なんです。
 中島 そんな風に言語の特徴から教えて貰うと、英語に対するハードルが低く為る気がします。

 阿部 読め無いとか書け無いと云うのは、所詮机上のもの。辞書を引いたり人に教えて貰う事も出来る。でも周囲の人の会話を聞き取る事が出来ないと、自分の存在そのものの足元が崩れる様な根源的な不安に襲われると思います。
 中島 自分がソコに居る世界が把握出来なく為る訳ですから、英語に対するコンプレックスが更に強く為りますね。 
 阿部 でも、それは自分の英語力とイコールじゃ無くて、リスニングの問題なんです。私の考えとしては、語学は先ずはリスニングから。一言も喋れ無くても周りの人が言って居る事が判る様になれば、一体感があるし、パーティーに参加してもワイワイした気分になれます(笑)

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 実用英語は、AIに代替される

 中島 語学ナンて云うのは、その国で育てば誰だって喋れる様に為ると言う人も居るじゃないですか。でも、その国で育つと云う事は、何にも喋れ無いまま、お母さんやお父さんが喋って居る事をズッと聞いて居る。
 阿部 それも、全人生を賭けて。
 中島 凄く長い時間聞き続けて、ヤッと「パパ」とか「ママ」とかの単語を発する訳でしょう。

 阿部 全く言葉に関する認識が浅薄だなと思います。私は「英語教育の在り方に関する有識者会議」にも、作家や哲学者・言語学者等を入れるべきだと思うんです。残念ながら入って居るのは殆ど業者ですが・・・でもこれは文科省だけでは無く、日本の公共事業の典型的なヤリ口なんです。割と最初から出来レースみたいに為って居る。役人達も皆それに慣れっコに為っているから、ナアナアで済ましちゃう。
 中島 でも、今回は教育の問題です。対象は未来を担う子供・若者なんだから、次元が違います。
 阿部 しかも共通テストだけでは無く二次試験まで民間試験にする方向に持って行こうとして居るんです。そうすると大学入試は完全に民営化される。詰まり教育を一種の利権争奪の場にしようと云う政策です。業者さんだってそんな事は望んで居ないのに、政治の方がそれを嗾(けしか)けて居る。利権を生み出す事で、お金が政治家に戻って来る様なシステムを作ろうとして居る訳です。

 中島 それによって英語が出来る様に為れば未だ好いけれど、正反対の方向に向かって居るのは、日本に執ってもう悲劇でしか無い。国際競争力も落ちるし、国力が失われて行く感じが凄くしますね。
 阿部 もう一つ根っコにある大きな問題は「言葉ナンてものは、兎に角ヤリトリが出来りゃ好いんだ」と云う読み書きに対する軽視。詰まり「知」に対する侮蔑です。
 今回の入試改革の隠された目的は、一種の階級化を引き起こそうとする事では無いかと云う気がするんです。一般国民は英語の非常にベーシックなスキルだけ身に付ければ好い。知的な英語力は要りません。貴方達は読み書きをする必要が無いんですと云うメッセージを明らかに出して居る。
 それは英語に関してだけでは無く、恐らく国語にも及びツツある。英語の事は完全にその一部で、その向こうにある巨大なトレンドは見逃せ無いと思います。


 中島 最近、矢張り「教育改革」の一環で、高校の国語の教科書から近現代の文学が外されると聞きました。大騒ぎして皆で止め無いと大変な事に為ってしまう。正かとは思いますが、国は“バカ”な国民を作りたいって云う事なのでしょうか。
 阿部 思考力や判断力は邪魔でしか無い。言う事を聞く従順な国民を作りたいんです。TOEICは企業の人が好く使いたがる英語のテストですが、アメリカ版TOEICのサイトには「使える労働者を揃える為の道具」だと云う内容が堂々と書いてある。
 TOEICは、元々従業員英語。企業に使われる人の為の英語なんです。それを幾ら強化しても自分で主体的に判断する英語はとても身に付か無い。


 中島 とすると、日本政府に取って、モウ大学はアカデミズムの世界では無いと。
 阿部 本当に危機的だと思います。極論ですが、このママだと大学は社畜生産工場に為ってしまいます。
 中島 この間、フランスに帰る姉を見送る為に成田空港に行ったら、コンビニの店員さんが自動翻訳機を使って居たんです。中国の人に対して「このカードを使うには貴方では無く、貴方の娘さんのパスポートが必要です」と話し掛けると、機械が瞬時に訳して相手も納得して居ました。
 阿部 凄いですね。

 中島 今後こう云う現場では自動翻訳機がドンドン使われて行くことに為るでしょう。AIが発達して翻訳の精度もドンドン上がって行く。これコソ究極の実用英語。今政府が目指して居る英語の到達点ですよね。
 阿部 少なくともコミュニケーション英語を推進しようとして居る人達は、そう云うレベルの実用英語を目指して居ますね。
 中島 テクノロジーによって代替可能な英語なら、ソコに学習と云う努力は必要無く為りますね。

 阿部 正にソコが問題なんです。今の日本では明らかに「知」の権威が失墜して居ます。言葉でも、自然の摂理でも、何かを無性に知りたく為るのは、例えば神の事を知りたいと思うのと同じ気持ちだと思うんです。ドンな時代に為ってもそう云う神聖な気持ちは消えないし、それが心の豊かさであり、人間文化を支えるものだと思うんです。
 だから、どんなに大衆化して「知」の権威が失墜したとしても、襟を正す瞬間は訪れると思うし、それが無いと倫理やモラルも成り立た無い気がします。

 中島 今の日本は、大事なものを見失って居ると感じます。人は、実利だけでは全く説明の付か無い、色んなモヤモヤを一杯抱えて生きて居る。言葉が豊かであれば、そのモヤモヤの正体を言語化する事も出来るし、誰かに伝える事も出来る。それが「知」に対する欲求にも繋がって行く。
 言葉の豊かさを失うと云うのは凄く危険な状況なんだと気付いて欲しい。利益誘導型の政策によって犠牲に為るのは、これからの日本を支えて行く子供達なのですから。


                  構成・片原泰志


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 中島京子(なかじま・きょうこ)1964年東京都生まれ 1986年東京女子大学文理学部史学科卒業後出版社勤務を経て独立 1996年にインターンシッププログラムで渡米 翌年帰国しフリーライターに 2003年に『FUTON』でデビュー 2010年『小さいおうち』で直木賞受賞 2014年『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞受賞 2015年『かたづの!』で河合隼雄物語賞 歴史時代作家クラブ作品賞 柴田錬三郎賞を受賞 『長いお別れ』で中央公論文芸賞 2016年日本医療小説大賞を受賞

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 阿部公彦(あべ・まさひこ) 1966年生まれ 東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授 大学では英米詩を中心に教えて居る 東京大学文学部卒 同修士を経てケンブリッジ大学でPh.D.取得 2018年より現職 日本文学の評論や創作も行っている 1998年に「荒れ野に行く」で早稲田文学新人賞を 2013年に『文学を〈凝視〉する』でサントリー学芸賞を受賞


 豪華執筆陣による小説、詩、エッセイ等の読み物連載に加え、読書案内、小学館の新刊情報も満載。小さな雑誌で驚くほど充実した内容。あなたの好奇心を存分に刺激すること間違いなし。

                  以上




 



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立憲と国民の合流 遠いワンチームへの道のり




 立憲と国民の合流 遠いワンチームへの道のり


            〜東洋経済オンライン 12/19(木) 13:01配信〜


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 10月10日、連合の定期大会で挨拶する神津里季生会長(左)と、国民民主党の玉木雄一郎代表(手前右)立憲民主党の枝野幸男代表(手前左)(写真 時事通信)

 令和元年の師走、主要野党の議員太刀が忙(せわ)し無く走り回って居る。今年の流行語大賞の「ワンチーム」にナライ、合流新党を結成し迫り来る解散総選挙で巨大与党に対峙する狙いがあるからだ。只、主役となる立憲民主・国民民主両党は合流方式を巡って吸収か対等かで鬩(せめ)ぎ合って居る。
 政党としての主導権争いや政党助成金への思惑も複雑に絡み、年内は勿論、年明けの通常国会召集前の合流・新党結成も極めて不透明に為って居る。

 予想される合流協議の難航

 立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表は12月17日の党首会談で、合流に向けた協議を開始する事で一致した。枝野氏は会談後「私の合流したいとの申し出に対し、前向きな話を貰った」とし、玉木氏は「詳細は幹事長間で話し合いを重ねる」と述べ、当面は両党の幹事長同士が実務的な協議を進める事を確認した。

 政界では両党が何時迄に結論を出せるのかに関心が集中して居る。この点に付いて、枝野氏は「何時までにと期限を区切った訳では無い」と明言を避け、玉木氏は「簡単では無い、丁寧な協議が必要だ」と、見切り発車に慎重な姿勢を強調した。

 安倍晋三首相との連携が目立つ維新の党以外の野党議員の間では「国政選挙を戦える大きな塊に為ら無ければ、巨大与党を倒す事は不可能」(国民民主幹部)との判断が支配的だ。特に、前回の衆院選の直前に立憲と国民等に分裂した旧民進党系議員にはその思いが強い。にも関わらず、合流協議の難航が予測されて居るのは、立憲・国民両党議員の合流に対する思惑の違いや、分裂に起因する感情的対立が根強いからだ。

 両党の合流方式について、立憲は「吸収合併が当然」(幹部)とするのに対し、国民は「対等合併で無ければ話はマトマら無い」(同)とスレ違う。政党支持率では平均で8%前後の立憲に対し、国民は1%前後と大差が付いて居り、立憲幹部は「企業なら業績から見て吸収合併が当たり前」と主張。
 枝野氏が党内に「決着には時間を掛け無い」と繰り返すのも「桜を見る会」疑惑等に揺れる安倍晋三首相が「年明け解散に打って出た場合に、野党として備える必要がある」(立憲幹部)事を大義名分に、合流への国民の協力を当然視して居るからだ。

 枝野氏が敢て性急とも見える年内合流に言及するのは、政党助成金の交付額が1月1日時点の所属国会議員数を基に計算される事が背景にある。2018年の交付額は立憲民主の約36億円に対し、国民民主は約66億円。旧民進党分裂の際、同党を受け継いだ希望の党がその後、国民民主に衣替えした事等で、野党第1党の立憲への交付額が国民より少なく為って居る。更に、国民民主は旧民進党時代の「政党貯金」を受け継いで居るのに対し、枝野氏が裸一貫で立ち上げた立憲はそうしたものが無い。立憲は、年内合流に伴う国民の持参金へ期待して居るのだ。









 基本政策で広がる枝野・玉木の溝

 一方、肝心の選挙準備で見ても、衆院全小選挙区の3分の1近くが主要野党の候補が居ない空白区と為って居り、立憲や国民が夫々候補を擁立して居る競合区も増えつつある。 「だからコソ早期解散に備えた調整が急務」(立憲幹部)と云う訳だ。只、両党内には「合流したからと云って、候補者調整が一気に進む保証は無い」(国民幹部)との声も多く「強引に調整すれば合流新党からの離脱者が相次ぐ」(同)との不安も拭(ぬぐ)え無い。

 更に「政党としての生命線」(国民幹部)とも為る政治理念や基本政策でも「一致は困難」(同)との声が多い。枝野氏は「基本政策で譲れば支持層が離れる」として、原発ゼロを軸とするエネルギー政策や安倍改憲には反対とする憲法改正への対応等を「国民側にも飲んで貰う」(立憲幹部)との立場だ。
 これに対し国民は、原発ゼロに反対する産別労組を抱える連合を最大の支持団体として居り、当面の原発再稼働は必要との立場を維持して居る。玉木氏は17日の党首会談に先立ち、電力総連等支持組織の4産別幹部から意見を聞いたが、産別側は「立憲の原発ゼロ法案には反対」と釘を刺したとされる。

 憲法改正への対応でも、玉木氏は参院選後に「生まれ変わった」として国会での憲法改正論議に積極的に応じる考えを表明する等、国会での改憲論議に消極的な枝野氏とは一線を画して来た。玉木氏の姿勢転換の背景には、早期改憲実現に向けた「自公と国民の大連立構想」があったとされるだけに、憲法問題でも枝野・玉木両氏の溝は深い。

 2017年秋の衆院選を前に当時の民進党が大分裂して以来、既に2年2カ月余り。旧民進系勢力は立憲・国民両党と、ドチラにも所属し無い「無所属の会」等に分かれ、その後の国会運営や参院選でも多弱野党に甘んじて来た。その結果「安倍1強政権の跳梁跋扈を許す原因」(首相経験者)と指摘され続けて来た。
 しかし「参院選での不十分な野党選挙共闘が自公政権の勝利に繋がった」(国民幹部)との反省と次期衆院選への強い危機感から、10月上旬の臨時国会召集前に立憲・国民・無所属の会等旧民進系勢力による衆参両院での統一会派が実現。その先の目標として、合流と新党結成構想が動き出したのだ。

 17日の党首会談での合意を踏まえて、立憲・国民両党の動きは18日以降、様々な場を通じて活発化して居る。円満合流のカギを握ると見られる連合に対しては、枝野氏が18日、神津里季生会長と都内のホテルで会談し、合流に関する立憲の立場を説明して理解を求めた。続いて玉木も神津氏と会談して連合の意向を確かめた。








 容易に払拭出来ない立憲・国民両党の「壁」

 一連の会談で神津氏は「究極的には(合流は)望ましい姿」と従来の考えを述べるに留めたとされる。この会談には立憲の福山哲郎幹事長と国民の平野博文幹事長も夫々同席。両幹事長は19日にも合流に向けた協議を始める。
 そうした中、18日午前には衆議院で、立憲と国民の控室の間を仕切る壁の撤去工事も始まった。表向きは臨時国会前の統一会派結成を踏まえた工事とされるが、2020年1月20日とされる通常国会召集前に完成する見通しとあって、自公両党等には「早期合流実現を前提とした工事」(自民国対)との憶測も広がった。
 工事に立ち会った立憲・国民の関係議員からは「壁の1つや2つを乗り越えられ無いとダメだ」(立憲幹部)との声も出た。

 只、国民の現職候補が居る参院選の一部選挙区で立憲が候補擁立に動いた事に参院の国民幹部が反発し、立憲・安住淳と国民・原口一博両国対委員長が出席する「壁撤去式典」に反対論が出て、両党の政治的な壁は簡単に撤去出来そうも無い。
 ソモソモ、旧民進系勢力の再結集に付いては「民主党への先祖帰り」との批判が付き纏(まと)う。安倍首相が事ある毎に「アノ民主党政権の悪夢を繰り返しては為ら無い」と攻撃するのも、政治路線や政策を巡る党内対立で瓦解した民主党政権時代への国民の嫌悪感がなお根強いと見るからだ。

 合流に向けて動き出した枝野・玉木両氏は「政権交代のキチンとした受け皿を作るのが我々の国民への責務」と口を揃えるが、合流協議の実態を見る限り「何とか合流しても、理念や政策が棚上げされるなら『ワンチーム』処か『帰って来た民主党』そのもの」(自民幹部)との批判は避けられそうも無い。


            泉 宏 政治ジャーナリスト    以上








 【管理人のひとこと】

 立憲民主・国民民主共に旧民社党系の所謂、非自民・否保守系の中道からヤヤ左寄りのイデオロギーに属するリベラルな政党だと考える人が多いだろう。
 対して保守である自民党は今では、右は少無く限り無くこの中道に近付き比較的社会主義に近い政策をも取り込み政権を維持して来た。社会保障や経済政策も社会主義的要素を取り入れ穏健な規制や国家的バランスを尊重して来た。野党が国民を意識した改革をブチ挙げると、それ以上の具体的政策を持ち出し直ぐに実行してしまう・・・このヤリトリが続き、自公の政権は長期に渉り続いて来た。
 詰まり、野党としての政策は全て自公に刈り取られてしまい、与野党の経済政策に格別な違いも無く、野党の存在価値が危うく為って居る。だから現在の野党は、政策で論争出来ず政権の粗探しに没頭するしか無い・・・と考えても可笑しくない。

 現在の喫緊の問題は「日本のデフレ克服・日本経済の再興」しか有るまい。詰まり貧困・経済格差の是正・社会福祉等の経済問題だ。但し、この問題にイデオロギーの入り込む余地は少なく、経済政策が一番のポイントに為る。しかし、現在の野党にそのポイントを打破する何等の主張も政策も出て来ない・・・そればかりか、野党でありながら低所得者を弱らせる消費増税を推し進めたりする間抜けな政党でもあった。
 これが何時までも政権移動へと繋がら無い原因だ。今更イデオロギーを持ち出しても誰も耳は傾けまい。今日の暮らし明日の暮らしに追われる庶民は、もう少し余裕のある希望の持てる未来を夢見て居るのだが、現実は余りに酷い未来しか脳裏に浮かば無い・・・

 この閉塞感は、東京にオリンピックを招聘する事で解決する訳でも無く、万博を大阪で開催する事でも、増してや日本にIRを何か所も拡げる事でも無い。アメリカ・中国に次ぐ確りとした経済立国をどの様に築けるか、どの様な政策で未来へと挑戦するかを議論し、最低な生活から抜け出したい訳だ。その様な具体的目標と行動を示す指導者を育て無ければ、我々の子孫達に未来へのバトンタッチは出来無い。大道を貴び私欲を捨てられる野党の政治家が果たして存在するのだろうか・・・







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