アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2019年09月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
ヨリちゃんさんの画像
ヨリちゃん
プロフィール

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2019年09月30日

叩かれる程信者を増やす「MMT」の怪しい魅力




 叩かれる程信者を増やす「MMT」の怪しい魅力


           〜プレジデントオンライン 9/30(月) 15:15配信〜


        9-30-10.jpg

 7月都内で行われたケルトン教授(中央赤い服)の講演に集まった、松尾匡氏(ケルトン氏の右隣)・浜田宏一氏(その隣)・飯田泰之氏(左隣)等日本の経済学者や研究者  筆者撮影







 日本経済の有り方がMMT理論の正しさを証明

 「MMTがココ数十年主張して来た事が正しいと立証して呉れた」

           9-30-11.jpg

              ステファニー・ケルトン教授
 
 7月に来日したニューヨーク州立大学のステファニー・ケルトン教授はこう話す。MMT(Modern Monetary Theory現代貨幣理論)とは、独自の通貨を発行出来る国は、低インフレが続く限り無制限に国債を発行出来ると云う主張。米国で論争を巻き起こして居るが、ケルトン教授は今の日本経済の有り方が、その理論の正しさを証明して居ると云う。        
 
 「れいわ新選組」はMMT支持を鮮明にした

 米国を中心に突然巻き起こったMMT旋風。民主党左派のアンドレア・オカシオ・コルテス議員が旋風を巻き起こす原動力と為ったが、それ以上にこの旋風の裏には財政緊縮派(主流派)が主導する経済が大きな壁にブチ当たって居ると云う現実がある。

       9-30-12.jpg アンドレア・オカシオ・コルテス議員

 2015年1月、ギリシャで急進左派連合と右派の独立ギリシャ人による連立政権が樹立された。新政権はEUの財政緊縮路線に反旗を翻(ひるがえ)し、大幅な赤字予算の編成を訴えた。この動きを封じ込めたのがEUの盟主とも云うべきドイツとフランスを中心とした主流派。
 押さえ込まれたとは言え、ギリシャの連立政権が提起した積極財政論が、燻って居た反緊縮派に火を点けた。イタリアでは極右の「同盟」と左派の「5つ星運動」が手を結んで連立政権を樹立した。この政権は内部対立から遂最近瓦解したが、左翼と右翼が手を結んだ裏には反緊縮で、EUに一矢報い様とする政治的な思惑があった。

        9-17-25.jpg

 安倍一強で政局に波風ひとつ立た無い日本。立憲や国民等既成野党の支持率は低迷したママだ。そんな野党を尻目に「れいわ新撰組」が反緊縮にMMTを結び付けて政界に波紋を巻き起こした。
 「れいわ新撰組」は参議院選挙では予想外の票を獲得、重度身体障害者2人を国会に送り込んだ。選挙公約は@消費税廃止A奨学金チャラ(徳政令)B全国一律最低賃金1500円等、兎に角分かり易い。財源としてMMTを受け入れ「新規国債の発行」を容認した。これによって大胆な財源の投入が可能に為り、公約のアピール度が高まった。

 ちなみに立憲民主党の選挙公約は「立憲ビジョン2019」5つあるビジョンの第1は「ボトムアップ経済ビジョン」ここでは暮らしから始まる経済成長がテーマ。第2は「多様性ビジョン」個人の可能性が芽吹く社会へ、第3が「エネルギー・環境ビジョン」原発ゼロを実現し新エネ・環境立国を掲げて居る。
 何れも理念先行気味で、一見しただけでは何を言いたいのか判ら無い。「消費増税凍結」も掲げるが、代替財源は「金融所得課税や法人税等を見直し、税の累進性を強化して公平な税制へ転換します」と歯切れが悪い。

 政権を狙う左派勢力に取って鬼門は、政策の裏打ちと為る財源をどうするかだ。立憲民主の様に金融所得への課税や法人税の見直しを掲げるのは簡単だが、実現可能性と為ると途端に怪しく為る。その点国債の増発は分かり易い上に、取り敢えず有権者の負担も伴わ無い。そこにお墨付きを与えたのがMMTである。政策を訴えたい野党には渡に船とも云うべき理論だ。






 「ばら撒く」キャンペーン

        9-30-7.jpg 立命館大学の松尾匡(ただす)教授

 「れいわ新撰組」は国債発行を容認する事によって財源論をクリアした。代表を務める山本太郎の経済ブレーンは、立命館大学の松尾匡(ただす)教授である。松尾は日本を代表するマルクス経済学者。左翼系経済学者に付き纏(まと)う悲壮感は無く、明るく楽しく経済成長の必要性を説く学者だ。
 その松尾は「薔薇マークキャンペーン」を主宰して居る。緊縮財政に反対し積極財政への転換を求める政治運動だが、その一環として賛同する野党の政治家に薔薇マークのスタンプを贈呈して居る。ちなみに「薔薇マーク」は財政資金を「ばら撒(ま)く」に引っ掛けた造語。松尾らしいネーミングだ。
 
 薔薇マークキャンペーンでは4月の統一地方選挙や7月の参院選挙で、野党候補者に「反緊縮の経済政策」を掲げる様に呼び掛けた。具体的には消費増税の凍結・社会保障や福祉への大胆な財政資金の投入・最低賃金の引き上げ・公共インフラの拡充等。財源は国債である。
 ヨーロッパを初め世界中で今反緊縮キャンペーンが勢い付いて居る。欧州では右派と左派が連携してEUの緊縮財政路線に反旗を翻そうとして居る。来年に大統領選挙控える米国では、バーニー・サンダース上院議員を初め民主党左派が積極財政主義への転換を主張して居る。

         9-30-8.jpg サンダース上院議員

 サンダースは社会民主主義者を自称する民主党左派の政治家。その経済政策の顧問を務めて居るのが、ステファニー・ケルトンNY州立大学教授だ。ケルトン教授こそは、MMT推進派の第一人者である。国債を財源にすれば選挙で訴える政策の幅が大きく広がる。
 その教授と長年に渉って親交を温めて来たのが松尾である。ギリシャの元財務大臣を務めたヤニス・バルファキスとも親交がある。世界中の左派が反緊縮で手を結ぼうとして居る。

 新星オカシオ・コルテス議員の登場
 
 米国では主流派の新自由主義、或はリフレ派に対抗する経済理論としてMMTが頭角を現して来た。主流派はこの理論を「クズだ!(garbage)」(ブラロックのラリー・フィンクCEO)と批判するが、元を辿ればケインズに源を発する列記とした経済理論の一つ。
 MMTはこれ迄理論としては知られて居たものの、注目を集める事は殆ど無かった。それを政治の表舞台に押し上げたのは、昨年の中間選挙でNY州から民主党候補として立候補、弱冠29歳の最年少で下院議員に当選したアンドレア・オカシオ・コルテス(AOL)議員だ。

 ヒスパニック系の彼女は当選間も無い今年の2月、気候変動対策法案を仲間の議員と一緒にまとめた「グリーン・ニューディール」と呼ばれるこの法案は、環境対策に要する莫大な財源を国債で賄おうとして居る。
 政治家が政策を掲げる以上、財源を明記する義務がある。オカシオ・コルテスは莫大な財源の調達手段としてMMTを容認したのである。巨大な財政赤字を抱える米国で、新たな国債の発行と云う主張は一般的には理解され難い。だが同氏は財政赤字を積み増しても、必要な対策は遣るべきだと主張する。
 この辺は保守の中でも右寄りで、思想や理念で対立するトランプ大統領と相通じるものが有りそうだ。財政の健全性より経済成長や国民生活の向上を優先しようとする。思想信条は違っても、考え方は似て居る。欧州で左派と右派が連携を強める根拠もココに有る。






 主流派が批判すればする程増える賛同者

 オカシオ・コルテスの主張に、真っ向から異論を唱えるのは寧ろ主流派の人達だ。リベラリストの代表とも云うべきローレンス・サマーズ元財務長官はMMTを「フリーランチ」と感情的に批判する。その上で「MMTには重層的誤りがある」と理論そのものを否定。前FRB議長のジャネット・イエレンも「MMTは超インフレを招くものであり、非常に誤った理論だ」とサマーズに同調する。

 ココに挙げたのはホンの一例に過ぎ無い。何れも現在の米国や世界経済に大きな責任を有して居る主流派の官僚や学者・経済人である。この人達はミルトン・フリードマンの流れを汲む新自由主義或はリフレ派を代表するエスタブリッシュメントである。
 そんな人達がポッと出のオカシオ・コルテスの主張に怒りを込めて反論する。主流派が批判すればする程MMTの賛同者は増える。

 日本も事情は同じだ。麻生財務大臣・黒田日銀総裁等主流派はこの理論を「異端」として排除して居る。財務省は7月に開かれた経済財政審議会への提出資料の最後に「MMTについて」と云う4ページの説明文を潜り込ませた。この資料は世界中の有識者の反論や批判を集めたもので、さり気無く反MMTの雰囲気作りに精を出して居た。
 既成野党も今の処目立った動きを示して居ない。そんな中で「薔薇マーク」運動と「れいわ新撰組」が組んで、反緊縮の政治運動が芽吹いたのである。八方塞がりの世界経済。先行きの不透明感は強まる事は有っても弱まる事は無い。主流派から強烈なバッシングを受けるMMT。だが、叩かれれば叩かれる程支持者が増える。何やら宗教戦争の様な雰囲気を醸し出し始めて居る。

 欧米と異なり日本では保守派が推進役

 日米を初めドイツ・フランス・英国等主要先進国は、今保守派が中心と為って政権を担って居る。そして政権を担う主流派は、どの国も新自由主義をベースに緊縮財政を貫き、経済成長は金融政策に大きく依存して居る。
 MMTが飛び火した日本。安倍政権も例外では無い。消費増税で財政再建を図り、異次元緩和でデフレ脱却を目指して居る。だが、一向に成果が上がら無い。そんな中で安倍政権に近い保守派が、MMT推進のエンジン役を担い始めて居る。保守派と目される人々は、デフレ脱却と経済成長を実現する手段としてMMTを称揚して居る。

       9-30-9.jpg 藤井聡(さとし)京都大学教授

 第一人者は安倍内閣で官房参与を務めた藤井聡(さとし)京都大学の教授で、同大のレジリエンス実践ユニット長を務めて居る。安倍内閣ではアベノミクスのアドバイザーを務めた。
 7月にケルトン教授が来日、記者会見や講演を行った。この時の主宰者の一人が藤井である。立命館大学の松尾や経済評論家の三橋貴明等と組んでケルトン招聘(しょうへい)で主要な役割を担った。

    9-30-13.jpg 経済評論家の三橋貴明氏
 
 元経済産業省の官僚で、経済評論家の中野剛志は理論面でMMT普及を担う第一人者。『富国と強兵』と云うタイトルの大著がある。政治家では自民党参議院議員の西田昌司、若手では「日本の将来を考える勉強会」の代表である衆議院議員の安藤裕等が居る。

          9-30-17.jpg 衆議院議員の安藤裕氏

          9-30-14.jpg 経済評論家の中野剛志氏

 藤井はこの「勉強会」の講演(2017年4月)で「今日のテーマは二兎(財政再建と経済成長)だが、二兎では無い。成長すれば自ずと財政は再建される」と述べて居る。レジリエンスな公共投資を主張する藤井は、この頃既にMMTによる積極財政論を考えていた節がある。

        9-30-15.jpg 自民党参議院議員の西田昌司氏

 自らはリフレ派でありリバタリアン(※1)と自称する駒澤大学准教授の井上智洋もユニークな存在だ。AIの進化によって人間は労働所得が無く為り、ヘリコプターマネーやベーシックインカム(BI)(※2)が必要に為る時代が来ると説く。

        9-30-16.jpg 駒澤大学准教授の井上智洋氏

 その井上は、積極財政派としてMMTと重なる部分がある。安倍政権はデフレ脱却を経済政策の1丁目1番地に据えながら、一方でデフレ政策そのものである消費税を引き上げると云う矛盾を犯した。リフレ政策である大胆な異次元緩和と、これを否定する消費増税の推進。二兎を追った結果として、日本経済に再びデフレの足音が忍び寄ろうとして居る。

 (※1)個人的な自由、経済的な自由の双方を重視する政治思想・政治哲学の立場に立つ人のこと。
 (※2)全ての国民に生きるのに必要な最低限の金額を支給すると云う制度。


 




 積極財政主義への転換を模索する動き広がる

 そんな中で、反緊縮派(左派)と保守派(右派)がMMTを通して結び付こうとして居る。これにリバタリアンやBI主導者が加わり、積極財政への転換を模索する動きが水面下で広がり始めた。異次元緩和を推進した日銀にも政策的な手詰まり感が漂い始め、主流派であるリフレ派の主張も微妙に揺れて居る。

 財政均衡主義を頑(かたく)なに貫いて来たあのドイツで、気候変動対策として赤字国債を容認する動きもある。表舞台では米中の貿易戦争が華々しく火花を散らして居る。その陰に隠れて目立た無いものの、積極財政路線への転換を模索する動きがチラホラ散見される様に為って来た。
 今の処参加者は右と左のマダラ模様。この先大きな動きに為るのか、線香花火で終わるのか、先の事は判ら無い。只、新自由主義に牛耳られて来た経済政策の世界に、MMTと云う異論が国際的に広がりつつある事は間違い無さそうだ。
 (文中敬称略)


           松崎 秀樹(まつざき・ひでき)ジャーナリスト

1950年長野県生まれ 74年慶大卒 時事通信社入社 東証、日銀、大蔵省等担当 98年経済部次長、解説委員等を経て2009年6月取締役 13年7月からフリージャーナリスト ブログ「ニュースで未来を読む」運営 著書に共著『誰でもわかる日本版401k』(時事通信)今年1月には塩田良平のペンネームで初の小説『リングトーン』(新評論、著)を出版

     ジャーナリスト 松崎 秀樹    以上














山本太郎の政権奪取宣言に中身はあるのか



 山本太郎の政権奪取宣言に中身は在るのか

 「次の衆院選には100人を立てる」

         〜プレジデントオンライン編集部 PRESIDENT Online〜


           9-19-10.jpg

 今回の参院選で唯一の勝者と為った「れいわ新選組」

 〜今回の参院選は、勝者無き戦いだった。自民党は3年前より獲得議席を僅かに増やしたが、安倍晋三首相が執念を燃やす改憲の発議に必要な参院での「3分の2」を失った。野党・立憲民主党は議席を伸ばしたとは家、17議席では野党第1党の迫力には欠ける。
 そんな中で唯一の勝者を上げるとすれば、山本太郎氏が率いる「れいわ新選組」だろう。当初、泡沫政党扱いをされていたがが比例代表で2議席を獲得した。今後、さらなる飛躍を遂げることはあるのだろうか〜








 「小泉フィーバー」や「民主党政権」を超える盛り上がり

 「お早うございます。元気やな。もう直ぐ(電車の)始発が出ますよ皆さん」

 参院選の大勢が判明した7月22日午前4時半過ぎ、山本氏は底抜けに明るい笑顔で記者団に声を掛けた。公職選挙法などで政党要件を持たない「れいわ」は、新聞、テレビなどでは「その他大勢」を意味する「諸派」扱いをされ、殆ど報道されなかった。新聞、テレビだけを情報源にしていた人は、存在すら知ら無かったかも知れない。
 しかしツイッターなどのSNSを介して「れいわ現象」は急速に広がった。選挙戦最終日の20日夕刻から東京・新宿駅西口で行われた街頭演説は、SNSで知って集まった人で埋め尽くされ異様な盛り上がりと為った。

 長年、選挙取材をして来た全国紙記者は「1989年の参院選での社会党・土井たか子委員長、『郵政選挙』と言われた2005年衆院選での小泉純一郎首相、09年の民主党ブーム等よりも、遥かに大きなウネリだった」と証言する。それ位の「事件」だったと云う。

 「消費税廃止」に焦点を絞った訴えが奏功

 知名度もなく、マスコミにも無視される中での2議席獲得は大健闘ではある。但し、街頭の熱狂は、もっと議席を獲得するのではないかと予感させるものだった。比例区に「特定枠」として2人を擁立したため、3議席以上獲得し無ければ当選出来ない立場に身を置いていた山本氏も議席は得られ無かった。そう云う意味では「うれしさも中位」の結果だった。
 それでも山本氏は「10人擁立して10人通せ無かったのは私の力不足。私自身も議席を得られ無かったのは残念な事だ。しかし、一切後悔は無い」と前を向いた。次に繋がる結果だったと受け止めているのだろう。

 何故「れいわ」の声は国民に届いたのか。これは山本氏の存在感と演説に尽きる。元俳優だけにトーク力の高さは国会質問等で実証済みだったが、今回の選挙戦では「消費税廃止」に焦点を絞った訴えが分かり易かった。他の野党の訴えが「10%に上げるのは反対」等と回りくどかったのとは対照的だった。

 次の選挙では「100人位候補者を立てないといけ無い」

 中でも最も歯切れ好かったのが「政権を獲る」と宣言したことだ。今回の参院選で国会に足掛りを作り、来る衆院選等を通じて国会で多数派を形成すると断じて居る。その実現性はさて置き、兎に角聞く者に響いた。安倍1強と言われる現状に不満を持って居た人達の受け皿と為ったのだ。
 山本氏は22日未明の会見で「私達は無視出来ない存在に為っている。(次期衆院選には)100人位候補者を立てないといけ無いだろう。メンバーも揃えて皆さんの力を借りながら、政権を取りに行く気迫で行きたい。(自身も候補者として)出るしかないのではないか」と自ら衆院選に出馬する考えも明らかにした。

 「れいわ」がイメージするのは、細川護熙氏が代表を務めた日本新党ではないか。日本新党は1992年の参院選で国政初挑戦し4議席を獲得。そして翌年の衆院選では35人の当選者を出し、その流れで同年8月、細川氏は首相の座に上り詰める。まさにホップ、ステップ、ジャンプ。ゼロからスタートして1年で政権政党に上り詰めた日本新党の再来を「れいわ」は目指す事に為る。
 今の政治状況を見ると早ければ年内に衆院選があると云う予測もある。遅くとも2021年秋の衆院任期満了までには必ずある。山本氏も日本新党のことは頭の中に有る筈だ。







 同じ選挙区に野党が乱立すれば、共倒れに為るだけ

 ただし山本氏と「れいわ」の前途がバラ色と云う訳では無い。先ず難しいのは、野党の枠組みの中での立場だ。山本氏は「最も厄介な抵抗勢力」を自任するだけに安易な妥協は出来ないだろう。この為立憲民主、国民民主等の野党の中には、山本氏の発言を「人気取りのスタンドプレー」と見る向きもある。
 共闘関係が築け無ければ、同じ選挙区に野党が乱立して共倒れに為る。そう為れば共通の敵である自民党を利するだけだ。
 一方、野党内には「れいわ」との連携に期待を抱く向きもある。そこで野党共闘を優先して、山本氏が参院選で発言して居た事と違うことを口にし始めたとしたらどう為るか。参院選で山本氏の訴えに熱狂した人達は一気に冷めるだろう。

 「100人と云う数字には野党共闘も入って来る」

 山本氏は22日未明の会見では次のように述べ、野党共闘に含みを持たせた。

 「消費税廃止は譲らない。しかし、他党が減税と云う事で舵を切る為らば、話し合いの余地はある。一番は、この国に生きる人々の為に、本気で仕事をする気があるかってこと。そう為った上で一緒に為れる方とは、一緒に遣って行く。政権を撮る為らば、衆院選には100人位候補者を立てないといけない。この数字には野党共闘も入って来るので、立てる場所、立て無い場所も話し合いで出るだろう」

 社会党の土井氏、民主党の鳩山由紀夫氏、希望の党の小池百合子氏……。野党側からは新党や新しい指導者が次々に誕生して時代を作ったが、人気のピークは長続きし無かった。17年の衆院選でブームを起こした立憲民主党の枝野幸男代表も、今回の参院選では集客力に陰りが見られた。
 それ等の原因は、選挙では歯切れの好い事が言えても、現実の政治はそう簡単では無いからだ。過去の新党と同じ轍を踏ま無い為には、どうすれば好いのか。山本氏が支持を拡大する為には、他の野党との連携を意識しながら「最も厄介な抵抗勢力」で有り続ける必要がある。山本氏の道のりは険しい。


                 以上







 【管理人のひとこと】

 山本太郎氏の北海道での活動を動画数本で見させて頂いた。相変わらず精力的な活動を続けて居るのだが、その戦略はとても地味でコツコツとした歩みだ。それは、全国津々浦々を辻説法する法師の如く、自分の政治に対する真摯な考えを理解して貰う為の小さな石の積み重ねを続けて居る。
 無論、大きなイベントで盛大な催しを行うでは無く、小さな集会を重ね必死に同調者を求め資金を募り仲間を増やす着実な行動なのだが、余りにも個人プレーで始まりそれで終わって居るのではないかと心配だ。一応は全国的に名前を広めたのだから、次は組織としての拡大発展に取り掛からねば為ら無い時期に来て居るのでは無いだろうか。

 勿論彼の周りには優秀なブレーンが揃い一応の快挙を為したのだが、一過性の話題で終わらず、次のステップへの用意バンタンな計画を練る参謀がどうしても必要だろう。どの様なプランが必要なのかのアイデアが直ぐには無いのだが、管理人は、他の野党が恐れる共産党との共闘に興味がある。どの政党以上の清潔感があり、政治的に真摯なこの党には全国的組織がありそれなりに根強いファンが存在する。
 「共産党とは・・・」と二の足を踏む他野党とは異なり、山本氏ならそれに負けない個性と実行力が期待されるので、清新なムードを持つ実行力のある集団だと国民から熱望されると思うのだが・・・そして、他与野党へのシンパを拡げ組織の拡大へと躍進して頂きたい。自民党にも他野党にも山本氏の主張に同調する議員も取り込まねば為ら無い。イデオロギーを下ろし、完全な政策主義での共闘は互いに望むものだろう・・・消費税を増税せよ、と叫ぶ同盟に力を借りる元民主の諸党とは、どうしても相容れぬ素地が拭い切れ無いのだ。








┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━《ホームページ.com》┓
┃★初めてのホームページの作成なら!ホームページ.comで決まり!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┨
 ホームページ.comではお得にホームページが作れる!
▼さらに当社限定企画▼
 初期費《オール0円》サービス実施中!
 ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
 ◎会社設立、店舗オープン           
 ◎事務所拡大、移転              
 ◎ホームページのリニューアルご検討の方      
                         
        ☆年間制作1,200社の実績☆ 
 
 ⇒https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=35D45B+65H9TE+1MWA+4ATCFN
┗━━━━━《納得の価格とこだわりの品質!》━━━━━━┛
お急ぎの方も安心!《完成最短2週間》受付中















枝野氏も豹変させた山本太郎の圧倒的な存在感



 枝野氏も豹変させた山本太郎の圧倒的な存在感

 密かに進む「野党結集」の中心か


         〜プレジデントオンライン編集部 PRESIDENT Online〜


           9-30-2.jpg


 〜野党再編の動きが活発化して居る。野党と云うと、今は山本太郎代表が率いる「れいわ新選組」や「NHKから国民を守る党」と云った新興政党が注目されて居るが、秘かに立憲民主党を中心とした旧民主党勢力が、再結集に向けて動いて居るのだ。最大の要因は、参院選での「れいわ」旋風だと云う。野党結集の裏事情を解説しよう〜







 何故このタイミングで「超然主義」を捨てたのか

 「豹変」と表現しても好いだろう。立民の枝野幸男代表はこれ迄、他党から合流や統一会派、比例区での統一名簿作成等のラブコールを繰り返し受けて来た。しかし、その都度「永田町の数合わせと見られたく無い」等と拒否。結局、参院選での選挙協力は、1人区で野党を1本化する等限定的なものに留まった。その、頑なな姿勢は「超然主義」等と揶揄されて来た。

          9-30-3.jpg         

 その枝野氏が8月5日、国民民主党の玉木雄一郎代表・衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野田佳彦代表と相次いで会談し、衆院で統一会派を組もうと提案したのだ。提案後の記者会見では、当然の様に枝野氏の豹変に付いての質問が続いた。枝野氏の答えは「そうした事が必要なフェーズに入った」と云う歯切れの悪いものだった。
 ソモソモ枝野氏が国民民主等に手渡した文書も分かり難い。文書では、安倍政権が「数の力」を背景にした横暴を繰り返して居る事を強調した上で、それに対抗する為に「数の上でも、論戦力の上でもより強力な野党第1会派を作る」事が必要だとして居る。理屈は分かるが、安倍政権が数の力を背景にした政権を運営する状態は、もう何年も続いて居る。「何故今なのか」と云う疑問は残る。

 旧民主を結集してから「れいわ」と協議する戦略

 枝野氏が変わった理由はハッキリして居る。7月の参院選挙で立民が思う様な議席を確保出来無かったからだ。初めての参院選を改選7議席で臨んだ立民は17議席獲得。躍進した様に見えるが、選挙前には20議席を超えるとの見方も在った。伸び悩んだのだ。
 2017年の衆院選で見せた「枝野人気」も、今回は明らかに陰りが見えた。今のママでは「安倍1強」を脅かす事は出来無いと総括せざるを得無い結果だった。特に枝野氏が危機感を持ったのは山本太郎氏の存在感だった。参院選での山本氏の人気は、2年前の衆院選で自分に寄せられた期待を遥かに上回るものがあった。

             9-30-5.jpg

 立民と「れいわ」は、脱原発・弱者目線等、政策的に立ち位置が似て居る。しかも「れいわ」の方が、よりリベラルでより歯切れが好い。つまり「れいわ」は立民に取って強力なライバルと為る可能性がある。実際、「れいわ」が参院選比例区で獲得した228万余りの票は、本来為らば立民に行く票が多く含まれて居た。

 「数の力」を背景に参院でも共闘関係を作る

 仮に次の衆院選で「れいわ」と選挙協力が出来ず、競合する事に為ったら、間違い無く沈んでしまう。「れいわ」も含む野党共闘を確立するのが唯一の生きる道。しかも自分が主導する形で野党共闘を築きたい。そう云う枝野氏の心理を読めば、旧民主党勢力の国民民主と「社会保障」で統一会派を組もうと声を掛けた理由が手に取る様に分かる。先ず、旧民主党勢力で大きな塊を作った後、山本氏との交渉に入る考えなのだろう。

           9-30-4.jpg

 そもそも今回の枝野提案が衆院に限定した統一会派を念頭にして居る理由は何だろうか。「れいわ」は参院で2議席確保したが衆院はゼロ。衆参同時に統一会派を組むと云う事に為れば「れいわ」にも声を掛けるのが筋だ。しかし、枝野氏はその手は取ら無かった。先ず「れいわ」の居ない衆院で塊を作り、その後で「数の力」を背景に「れいわ」の居る参院でも共闘関係を作る。そう云った思惑が透けて見える。

 旧民主党勢力内で内輪揉めして居る暇は無い

 今の処衆院統一会派構想は、成就しそうな空気に為って来て居る。国民民主も、野田氏等「社会保障」も、枝野氏の声掛けを基本的には歓迎して居る。枝野氏の声掛けは、好く読むと「院内会派『立憲民主党・無所属フォーラム』に加わって、衆議院で共に戦って頂きたく」とある。 国民民主や「社会保障」と新しい統一会派を組もうと云う呼び掛けでは無く、自分達の会派に入る様求めて居る。対等合併では無く吸収合併を呼び掛けて居るのだ。

 これは玉木氏や野田氏に取っては屈辱的な提案だ。実際、国民民主内には反対論も根強い。それでも玉木氏が前向きの姿勢を示して居るのは、玉木氏も、枝野氏と同様に、嫌それ以上に自分達の党の将来に危機感を持って居るからだ。彼等も「れいわ」と競合する事の恐怖を感じて居る。旧民主党勢力内で内輪揉めして居る暇は無いのである。
 枝野氏が提起した「統一会派」構想は多少の曲折は在るだろうが、会派名を変えるとか、参院側の結集に付いても文書を交わす等の妥協を経て、成就するのではないか。

 「100人擁立」は取り下げへ 山本氏も共闘に乗る構え

 これ迄野党内では何度か結集の機運が出たが、その都度、温度差が露呈し、それをマスコミが報道する事で成就し無い事が続いて来た。
 今は山本氏やN国に注目が集まり、旧民主党勢力は余り関心を持たれて居ない。ネガティブな報道が出無いお蔭で、結集もし易いかも知れない。だとしたら、これも「れいわ」現象の余波と云う事に為るのだろう。

         9-30-6.jpg

          同じ方向性を確認した共産党との関係も注目される

 山本氏の方はどう考えて居るのか。参院選直後には、衆院選に候補者を独自に100人立てると云うアドバルーンを揚げた山本氏。この発言が、枝野氏等を「統一会派」に走らせたとも言えるのだが、山本氏は最近、時事通信社のインタビューに対し「(100人を立てると云うのは)単独で遣る場合だ。野党が共闘して行くなら協力する」と述べて居る。
 参院選期間中は、自分達の事を「最も厄介な抵抗勢力」と呼んで居た山本氏だが、野党共闘に向けては柔軟な様だ。

 衆院選は289ある1人区(小選挙区)が主戦場と為り、自民党候補との一騎打ちに勝た無ければ為ら無い。単独で戦うよりも野党結集に乗った方が成算があると云う計算が山本氏の頭の中には在る。山本氏は最近、政権交代の必須課題として「野党共闘の深化」を挙げて居る。

 天王山は10月27日の参院埼玉補選

 立憲・国民・「社会保障」の3会派が衆院で統一会派を組むと117人の勢力と為る。自民党は285議席なので「1強」を脅かす存在と迄は言え無いが、安定した支持を持つ立憲・労組の支持を受ける国民民主・首相経験者の野田氏等政治経験豊かで選挙にも強いメンバーが揃う「社会保障」が手を組めば、それ為りにインパクトが在る。そこと山本氏の「れいわ」が手を組めば、有権者は「今度コソやる気だ」と思うかも知れない。

 当面の天王山は10月27日に行われる運びの参院埼玉補選だ。そこで野党が統一候補を擁立し、街頭演説で枝野・玉木・野田の3氏と山本氏と並ぶ事が出来れば、ゲームは面白く為る。

 補選候補が山本氏なら更に盛り上がる

 この際、山本氏が補選の候補と為ると云うウルトラCも浮上して来るかも知れない。今、国会議員バッジを持た無い山本氏は、次期衆院選に出馬する意欲を見せて居る他、来夏の東京都知事選にも色気を見せて居る。
しかし、衆院選や都知事選よりも早く行われる埼玉の参院補選で山本氏「野党共闘深化の象徴」として立ち振る舞えば、注目度も高まる。当選すれば国会での野党の戦力も上がるだろう。
 枝野氏は自身の地元でもある埼玉の補選で、何処までリーダーシップを発揮出来るか。真価が問われる処だ。そして、その推移は野党共闘の行方を左右するのは勿論の事、安倍晋三首相の衆院解散戦略にも影響を及ぼす事に為る。

 



 【関連記事】安倍首相が怯える山本太郎の発想と爆発力


 「1強」が、足った2議席の新政党に怯えて居る

 参院選が終わってからも、永田町の話題は山本太郎氏が率いる「れいわ新選組」が独占して居る。山本氏は、相変わらず歯切れ好く破天荒な発信を続けて居る。「れいわ」から当選した重度障害者の2人の為に国会は突貫工事でバリアフリー化を進める。
 安倍晋三首相は、早ければ今秋にも衆院解散する選択肢を持って居たのだが、今は「来年の五輪後」に傾いて来た。これは「れいわ」の実力を慎重に見定め様と云う判断によるものだと云う。「1強」が、足った2議席の新政党に怯えて居て居るのか。 

 「総理大臣を目指す」とテレビ番組で明言

 25日朝、山本氏は、テレビ朝日の「モーニングショー」に出演した。参院選挙期間中は政党要件の壁に阻まれ、テレビでの露出は殆ど無かった山本氏。冒頭は「『放送禁止物体』としてこれ迄生きて来たので、今日、地上波で呼ばれる何てビックリです」とお道化て見せた。
 しかしコメンテーターの玉川徹氏から「総理大臣を目指すのですか」と聞かれると「そう云う事に為ります。本気じゃ無かったら(れいわを)旗揚げし無いですよ」と神妙な顔で語った。

 参院選で「れいわ」が2議席獲得したとは言え、山本氏自身は議員バッジを失った。「首相を目指す」と言っても普通なら誰も見向きもし無いだろうがが、今の彼の口から出る言葉は「大風呂敷」には聞こえ無い。

 小泉進次郎氏でも進められ無かった国会改革に動き

 山本氏の発言以外でも「れいわ」は注目を集める。筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の舩後靖彦さんと、重度障害者の木村英子さんの当選を受け、与野党は参院議院運営委員会を開き国会の改修や、代理投票を認める等の改革方針を確認した。

 「日本で一番改革が遅れて居る処」と揶揄される事が多い国会。単にバリアフリー化が進んでいないだけで無く、ペーパーレス等民間企業なら当たり前の改革が手着かずの部分が多い。自民党の小泉進次郎衆院議員らが、妊娠中や出産直後の議員が「遠隔投票」出来る改革等に取り組み「平成の内に」実現しようとしたが、実現には至ら無かった事は記憶に新しい。
 にもか変わらず「れいわ」の2人が当選した事で、これ迄崩され無かったバリアーがアッと云う間に崩された。障害が在る当事者が議席を得た事のインパクトと、山本氏の存在感の賜物だろう。

 「当分、衆院の選挙は無い」と森元首相が暴露

 山本氏は政見放送で「(重度障害者の擁立を)発表した際、こんな声が届きました。『障害者を利用する積りか』この言葉に対して私は言います。上等です。障害者を利用して障害者施策を変え様じゃないか」と訴えて居る。選挙が終わってから、僅か数日で山本氏は公約を実現した事に為る。

 「当分、衆院の選挙は無いと安倍首相は言って居る」東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は24日、都内で開かれた五輪関係の会合でこう語った。現職衆院議員である組織委副会長の遠藤利明氏に「選挙は未だ先だから五輪に向けた仕事に専念して欲しい」と云う意図での発言だったが、会場に居た人達は前段の「当分衆院選は無い」と云う部分に驚きザワツイタ。
 森氏は安倍氏の「元上司」に当たる。森氏が首相の時、安倍氏を官房副長官に抜てきした事もある。引退したとは言え、生臭い政界情報好きの森氏に対し、安倍氏は報告を怠ら無い。その森氏の発言だけに、多くの人は「ガセネタでは無い」と受け取った。

 「太郎」への警戒で解散戦略は変更に

 元々参院選に合わせて衆院解散し、衆参同日選に持ち込む事を考えて居た安倍氏は、同日選を見送った後も、今秋に衆院解散する「時間差同日選」を軸に政治日程を組み立てて居た。しかし選挙結果を踏まえて「五輪後の20年秋以降」に軸足を移した様だ。

 理由は2つ有る。1つ目は、参院で自民・公明・日本維新の会による「改憲勢力」で、改憲に向けた国会発議に必要な「3分の2」を割り込んだ事。足り無いのは「4」なので、今後野党に揺さ振りを掛ける事で回復は不可能では無いが、その前に衆院選を行って衆院の方も「3分の2」割れに為ると、憲法改正への動きが事実上ゲームオーバーに為ってしまう。だから、衆院選は「3分の2」回復後にしたい。

 もう1つの理由が、まさに山本太郎氏の存在だ。参院選で「れいわ」が獲得したのは僅か2議席だが、安倍氏はその存在感を過小評価して居ない。特に都市部での爆発力には脅威を感じる。
 例えば東京都では、比例代表で「れいわ」は45万8151票獲得した。これは日本維新の会の47万9908票とホボ同じ。社民党は勿論、国民民主党よりも多い。最早主要政党と言って好い。今の勢いのママ衆院選に突入したら「れいわ」は、無党派の若者層から大量得票して多くの議席を獲得する。その場合、最近の選挙では若者層の支持が高い自民党に対する影響は甚大だ。

 山本氏のスキャンダルをジックリ待つ作戦へ

 「れいわ」の躍進を受けて今、日本新党と云う1990年代に存在した政党が再注目される。細川護熙氏が立ち上げた日本新党は緒戦と為る1992年の参院選で4議席確保。翌年の衆院選では35議席獲得して注目を集めた。そして同年8月、党代表の細川護熙氏は非自民連立政権の首相の座に駆け上がる。

 「れいわ」は「令和の日本新党」に為るのではないか。自民党は警戒して居る。この辺りの経緯は「山本太郎の『政権奪取宣言』に中身はあるか」を参照頂きたい。但し安倍氏は、山本氏の事を過大評価もして居ない。今が旬の政治家である事は確かだが、今がピークである事も見切って居る。
 多くの人も同意するだろうが、山本氏は攻めには強いが守りは弱いタイプ。それをカバーする組織も無い。時間が経てば、スキャンダルが噴出したり、党内で内輪もめが起きたりするに違い無いと踏んで居る。又、山本氏のスタンドプレーで野党共闘がボロボロに為る事も考えられる。

 それだけに、衆院選は暫く先送りして「れいわ」の自壊を待つと云う作戦に出たと云う事なのだろう。勿論、衆院解散を先送りする事で「れいわ」が更に大きく為り、来年には手が就けられ無い様な勢力に為って居る可能性もあるが、安倍首相はそうは見て居ないと云う事だろう。

 幽霊の 正体見たり 枯れ尾花。「れいわ」は今、政界を揺るがす幽霊だ。それが実体を伴う政権を狙う勢力に成長して行くのか。それとも、枯れ尾花で終わるのか。


                   以上


 




初めてのホームページ作成なら、ホームページ.com!初期費オール0円キャンペーン実施中








×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。