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2019年07月11日

山本太郎の『れいわ新選組』 どう見ても「政界あらびき団」にしか見え無くて困る


 山本太郎の 『れいわ新選組』

 どう見ても「政界あらびき団」にしか見え無くて困る



  〜文春オンライン 7/11(木) 6:00配信 より引用します〜







 結論を言うと、山本太郎さんの様な政治家が日本に居て好いと思うんですよ。勿論、政治信条は私と違うし、少なくとも福島県民を不当に貶める様な東京電力・第一原発事故に絡んだ中傷は許容し難い面はありますよ。
 でもそれが、単なる日本の左翼・革新勢力の劣化と見るのは望ましく無いし、山本太郎さんの主義主張を一つずつ見ると山本太郎さんらしいオリジナリティがあり、必ずしも教科書的なリベラルの物言いとも又違う訳です。



 兎に角反自民の人達が興味を持ちそうなフレーズ


 前々回の参院選(2013年)では、東京に有る5つの議席の内、山本太郎さんが66万票取って堂々4位で議席を確保しました。その後、スッタモンダあって小沢一郎さんと合流して「生活の党と山本太郎となかまたち」とか恐ろしくヤッチマッタ感の強い名前の政党を作ったもののパッとせず、野党全体の合流と非自民票・政権批判票の受け皿を作る為に小沢さんが野党再編に打って出ると、山本太郎さんもこの流れを見限って、又、更に上を目指して、山本太郎政党が政党要件を満たす5議席をも狙える勢力にして行こうと乾坤一擲(けんこんいってき)の博打を打つ。

 凄いですよネ、動きが。これ等一連の流れる様な動きの果てに、これと言って何か成果を挙げた訳でも無いのが山本太郎さんであり、そのママじゃイケ無いと云う事で、根性見せて凄い事を遣ろうとして居るのが山本太郎さんではある訳です。

 政策面でも、所謂現状否定、安倍晋三政権を痛烈に批判する内容の公約をアピールし、現実性が疑われると云う批判に構わず、兎に角反自民の人達が興味を持ちそうなフレーズを精一杯並べてマーケティングして居ます。必死なんだと思いますね。
 だからコソ、山本太郎さんは面白い。ウッカリ本当に政権を執っても一個も実現出来無そうな内容ではあるけど、現状に不満を持つ有権者が「デモ、山本太郎なら何か遣って呉れそうだ」「面白そうだから応援してみようか」と思える様なキーワードは確りクッ付けて居るので面白いとは思うんですよ。



 




 「お前ら丸川珠代の何処が好いと思ってるの?」


 丁度近所の大学や企業研修で若い人達と話す時間が沢山あったので、興味を持ってアンケートをしてみたんですが、ザックリ20代合計440人で山本太郎さんを知って居る人は38.5%、今回の投票で山本太郎さんに投票しようと思って居る人は9人でした。期日前なので、マアそんなもんかなと思います。

 勿論サンプルに代表性は欠けるので、飽く迄興味本位のアンケートに過ぎ無かったのですが、自民丸川さんに投票する積りだと回答した人47人に「お前等丸川珠代の何処が好いと思ってるの?」と訊いた。
 そしたら、ホボ全員が丸川さんはどうでも好いらしく、安倍ちゃん政権や自民党支持を理由に手を挙げて居ました。でもこの「自民党だから投票して居る」のであれば、それコソへのへのもへじが書かれたカカシでも家の猫ちゃんでも被選挙権があればそれで好い訳で、一定の割合で遣って来る自民党が逆風に晒される時期は、本人の魅力じゃ無い分だけ皆落選するよナアと思います。

 それでも、マダ丸山珠代さんは救われて居る方なんですよね。もう一人、自民党から出て居る武見敬三さんに至っては「寧ろ武見さんじゃ無い方が好い」「武見さんは嫌いだけど、丸川さんは自分が投票し無くても勝手に通ると思うので」と医学部生にアルマジキ返答をして居ました。
 マア医学部生が武見敬三さんをリスペクトして居たら知性を疑われても仕方の無い局面ですから、アンケートのラップアップで「武見さんが好きです」と言ったら、翌週から授業で馬鹿にされる覚悟が必要なのかも知れません。



 




 大人同士の打算の果てに仲良く呉越同舟して居る


 その割に、大学生や若手社会人なら各々大体5%ずつ居る筈の公明党支持・共産党支持が殆ど居なかったのは印象的でした。確かにコチラも人前で三色旗ですレッズですと云うのは憚(はばか)られる事はあるのかも知れませんが、組織票に強い筈の政党の人達は皆何処に隠れて居るのでしょうか。
 私自身は、昔、通り掛かった街頭演説で浜四津敏子さんが車の上で大音響で絶叫して居るのを聴いて耳が可笑しく為り、それ以来余り公明党は好きでは無かったのですが、最近に為って、公明党が居ないと日本は駄目なんじゃないかと思う位に感じる様に為りました。
 どちらかと云うと独善的に暴走し勝ちな安倍政権にあって、自公連立の構造のお陰で上手く公明党がブレーキ役を果たして自民党を上手く牽制して居る様に思います。軽減税率以外は。

 寧ろ、自民一色の政治に為ったら窒息しそうに為る処を、公明党との連立であると云う本来なら不倶戴天の敵である筈の両党が大人同士の打算の果てに仲良く呉越同舟して居る辺りに平成後半の日本政治の奇妙な安定振りを感じずには居られません。
 安倍ちゃんはその取り巻きも含めて安倍ちゃんなので、安保法制からカジノ法案まで、何処を切っても安倍ちゃんな訳でして、その度に公明党が振り回されて、支援組織の説得が大変そうなものばかり押し付けられて居る状態で困惑して居るのがとても好く分かります。この世で「アベ政治を許さ無い」と本気で思って居るのは、野党の皆さんより寧ろ公明党支持者なんじゃ無いかと思うんですよね。

 又、自民党は自民党で何かを遣ろうとすると困った顔で難色を示す公明党が邪魔でしょうが無くて、でも公明党と喧嘩をすると包み紙の無いエロ本状態に為るこの政権がヤバいし、選挙でも激戦区は全敗する事が分かって居るから公明党を袖に出来無い訳ですよね。



 




 誰の利害関係を代弁して呉れる組織なのか


 逆に言えば、公明党が野党に居ないので野党側がオール左翼と維新位しか真面なのが居らず、玉木雄一郎さんがこの前「国民民主党を支持してください」と駅前で絶叫してましたけど、ソモソモお前等は誰を代表して居るのかすら好く分から無いんです。
 玉木さんがガンダムのパイロット、アムロ・レイのコスプレをしてジオンを倒すと息巻いてましたけど、アナタの面構えの方が余程ギレン・ザビじゃないですか。泉健太さん辺りに「戦いは数だよ兄貴」とか言わせれば好いんです。

 ソモソモ、政党と云うものは政策的な一致をしている集団であるだけで無く、誰かの代表であり、何処かの利害関係をキチンと国会に持って行きそこで堂々と権利権限の主張や法律とそれを支える予算、更にはこの国のグランドデザインかくあるべしと云う議論をするべき場だと思うんですよ。
 立憲民主党と言い国民民主党と言い、彼等が具体的に誰の利害関係を代弁して呉れる公党・組織なのかが好く分から無いし、日本人に6割近く居る浮動票頼みと言ってもそいつ等の7割は投票所に行か無いから、日本の国政選挙ですら投票率5割位しか行かないんですよ。(2013年参院選の投票率は52.6%)  
 好く「組織票が強い」と言われますけど、政党は誰かの利害や政策、思想を代弁して居るから、それを支持して居る人達が高い割合で投票所に行って呉れると云う仕組みな訳です。



 




「反安倍なら何でも好いのか」と云う話に為ってしまう


 それなのに、今の政権を批判する勢力を糾合して統一戦線を張ろうにも、共産党と立憲民主党の共通の利害なんて「反自民」「反政権」「反安倍」位しか無いから、選挙演説を聴いて居ても「安倍バーカ」位しか主張し無いんです。
 「年金が」と言ったって、確かに年金の将来は不安だけれども、共産党が議席一杯取って政権狙う方がヨッポド不安なので、共産党支持者かゴリゴリの反安倍の皆さん位しか共産党には投票し無く為ってしまうと云う。

 皆、何と無く安倍ちゃんじゃ不安だなと思うけど、野党の顔つき観てたら「野党の方が不安だから、マア安倍ちゃんで好いや」と思えてしまう。嫌、不安だからこそ夢のある事を宣伝し与党をヒックリ返しに行くべきなんだけれども、ジャア今の共産党・志位和夫さんを見て「オオ、彼等なら私達日本人を輝かしい未来へ導いて呉れるのか」「私もそう云う元首になら未来を託したい」と思えるのかどうか。
 そして、そう云うレッズと一緒に為って選挙を立憲民主党が遣ろうと云う話に為れば、本来ならレッズに流れる票が立憲候補に来る訳ですから多少は下駄を履くにしても、肝心の立憲民主党が好きな人は「共産党と一緒に為ら無ければ真面に選挙も出来無い政党に戻っチャッタのか」と醒めてしまって、政党支持率が上がらず追い風はビタイチ吹か無い事に為ります。

 一人区であれば野党統一候補で取り組めば善戦するかも知れ無いけど、トータルで見れば「反安倍なら何でも好いのか」と云う話に為ってしまう。そう云うマーケティングの弱さ、支持を強固にして呉れる筈の人達の気持ちを敢えて踏みニジリながら進軍する立憲スタイルには驚きを禁じ得ません。


 
 本当の意味で革新的な手法と立場で漬物石を投じて居る


 山本太郎さんの「れいわ新選組」は、野党に本来求められて居るものを上手く吸い上げて、弱い人達や、今の社会で割を食って、両手一杯に不安と不満を抱えて暮らして居る日本人をカキ集めるマーケティングを確りと遣って居る。
 メディアでウケる候補者を選び出しそれらしいことを言い、何か新しいことを遣って呉れそうな気配はあったんです。普通の政党では出来無い、シガラミがあって何も動かす事の出来無い仕組みに対して、本当の意味で革新的な手法と立場で漬物石を投じて居るのが山本太郎さんだと思うんですよ。

 只惜しむらくは、一足飛びに上を狙い過ぎました。2億円を集めたとされる政党への寄付も、薄く広く候補者を立ててしまったバッカリに、殆どの「れいわ新選組」の候補者は、泡沫候補以上の善戦をするのは困難じゃないかと思います。
 逆に言えば、金だけなら幸福実現党の方が余程潤沢な訳でして、政党要件を狙う5人に辿り着く為には山本太郎さん筆頭に確実に勝てる候補者による得票を積み上げ、自民党には合流出来無いけど野党共闘とも距離を置かざるを得無い人達と当選後ご一緒し、更に上を目指して行く方が合理的だったろうと思います。



 




 自分が前に出る、と云う気持ちが強過ぎる


 そして、山本太郎さんは頭を下げる事の出来無い人だと思うんですよね。小沢一郎さんとの合流で懲りたのかも知れませんが、自分の政党・自分が前に出る、と云う気持ちが強すぎて、結局大して知名度のある候補者を立てる事が出来ませんでした。
 真面な人程、山本太郎さんの下で働いたりパーツに為るのは嫌だと思うんですよね。そう云う弱点もあるものだから、一足飛びに5人を当選させ国政に送り込んで政党要件を満たそうと、自らも比例3位に回ると云う賭けに出た。

 そう云う博打、私は好きですよ。でもそれ、或る程度互角に行ける確証があって初めて、支持者や組織が引き締まるものであって、このママ行くと山本太郎さんも落選してしまい兼ねません。定数がひとつ増えた東京選挙区で山本太郎さん一人当選しても世の中は変えられ無い、だからお金を集め候補者を多く立て博打に挑むのは分かる。でもその命題への答えは、薄い戦力を分散させて全部寡兵で討ち死にさせる事じゃ無かったと思うんですよね。



 呂布が出て来て大暴れして居るけど戦争は負け


 山本太郎さんには、次に繋がる選挙にして欲しいと願って居ます。何よりも、今の日本の政治では野党が野党としてナカナカ機能しない、彼等は誰の為に戦い、誰を代表して、どう云う政治を実現しようとして居るのかを見失ってしまって居るのも又事実です。
 それを救える位に、政治的な面白さと強さを持ち合わせる事の出来る人物であることは確かですし、山本太郎さんを批判する人は全否定し、山本太郎さんを支持する人は全てを受け入れる様な、本当の意味で白黒着き易い特性も又、革新を担う革命家気質である事は間違い無いと思うんですよ。

 只何つーか、ブレーンが悪いのか本人が気負い過ぎて前に出過ぎちゃってるのか、城から呂布が出て来て大暴れして居るけど戦争は負け、みたいな処が何とも勿体無い。候補者にしても、誰が誰なんだか翌分から無いあらびき団みたいな人達率いてどうにか為る筈無いじゃないですか。ナンかこう、上手い事彼が引き続き面白野党政治家として活躍出来る日本であって欲しいと思いつつ、サテ選挙結果はどう為りますかね……。



          山本 一郎氏  以上


 





 【関連記事】


 消費税廃止を掲げる 「れいわ新選組」が大躍進するかも知れ無い



   〜7/11(木) 8:01配信 現代ビジネスより引用します〜


 「れいわ新選組」の人気が高い
 

 山本太郎代表が率いる「れいわ新選組」の人気が高い。東京選挙区から比例代表に回った山本氏は、全国を駆け回って遊説、数多くの聴衆を集めて居る。


 山本太郎「省費税廃止が、野党とこの国に残された唯一の活路である」


 参院選公示日前日の7月3日迄に2億3100万円の寄付を集め「3億円の寄付で10人を擁立」と云う条件は整ったとして10名の候補者を決めた。人気は日を追う毎に高まって居り、寄付金は5日迄に2億5200万を達成。2日で2000万円超を集めた計算で、無党派層を大きく取り込むウネリを感じさせる。
 その象徴が「れいわ新選組」のネット上での人気の高さ。選挙ドットコムの集計によれば、れいわ所属候補のツイートに対する「リツイート」と「好いね」の数は、1ツイート当たり1547.73に上り、自民候補の449.09立憲民主候補の109.71を圧倒的に上回る。

 マスメディアの間では諸派扱いが多く、山本代表が討論等に招かれる事は無いが、ネットを主な情報ツールとする若年層の間では、自公VS統一候補を含む野党と言った対立構図では無く、既存政党への対立軸として「れいわ新選組」が捉えられて居る。旧来の発想では「れいわ新選組」の公約と人選はポピュリズムの極地である。消費税の廃止・最低賃金1500円・奨学金徳政令・公務員増員・第一次産業戸別所得補償・・・
 「財源はどうする!」と云う批判も当然で、それに対して山本代表は、国債発行を柱とするMMT(近代貨幣理論)と、富裕層や大企業への累進的大増税で捻出すると主張する。そうして得た財源をバラ撒き政策に使う「左派ポピュリズム」である。


 




 常識的には無茶な発想だが、だから対立軸と為った


 人選に付いてポピュリズム批判が起きたが・・・民主党政権時代、民主党・自民党・公明党は、消費税を5%から8%更に8%から10%に段階的に引き上げる事を決めた。民主党を引き継ぐ立憲民主党と国民民主党は、この「三党合意」の“呪縛”から逃れられ無い。
 だから新鮮味が無く、期待度・支持率共に低迷。「れいわ新選組」が訴え掛ける1990年代から2000年代の非正規雇用が急増した就職氷河期、世に出たロストジェネレーション世代は既存政党に何の期待も抱け無い。

 山本代表は、選挙公報の中でロスジェネを、シングルマザー・障害者・非正規雇用・蓄えの無い高齢者等を含む「弱者」と位置づけ「弱者に明るい未来を与える政治」を訴える。その上で、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の舩後靖彦氏、重度障害者の木村英子氏の2人を比例特定枠の候補者とし、山本代表の上位に位置付けた。山本代表は3番目。300万票以上を得無ければ、議席は確保出来無い。
 この人選にも、ポピュリズム批判は起きた。だが、山本氏は「生産性で人の価値を図る社会で好いのか。その選別を合法的に行なう国会に、介助・介護無しには動け無い議員を送り込み、バリアフリーを実現、健常者だけが選抜される状況を改め、障害者の声を国会に届ける」と、意に介さ無い。
 


 




 反緊縮、反グローバリズム、反新自由主義経済

 高度経済成長の果てにバブル経済が発生。その崩壊で日本経済がガタガタに為って以降、国民は只管我慢を強いられた。ITが進展、インターネットが急速に普及する仲、経済的にはグローバリズムが世界各国を覆い、効率の良さで新自由主義経済が採り入れられた。
 当然の帰結として、能力ある者・力のある者・努力を怠ら無い者、その上で運の好い者が、一握りの成功者となる二極化が進展した。だが、政府も又効率化を迫られ、緊縮財政の中、公共工事や補助金は削減され、民営化を推進、失業者・落伍者・老齢者・貧困家庭に目配りする余裕は無く為った。それが失われた20年の間に起きた事である。

 ファンド資本主語の金融資本主義、そして今、データ資本主義と、経済社会を動かすエンジンは変化して居るものの、主たるプレーヤーは一握り。大半の一般大衆は「企業の力を強くする為には法人税減税は不可欠」「証券市場等を通じた成功者への手厚い報酬は経済成長に欠かせ無い」と云う言葉を受け入れて来た。
 日米欧のそうした経済常識が生んだのが、世界の最も裕福な26人が、世界38億人の総資産と同額と云う歪んだ二極化である。

 従って、反緊縮・反グローバリズム・反新自由主義経済は、米サンダースやオカシオ・コルテスに見られる様に、世界の一大潮流に為って居る。「れいわ新選組」は生まれるべくして生まれたのであり、山本太郎と云う「役者」を得て花開こうとして居る。



 




 参院選の一番の見所


 もうひとつ世界的潮流の中では「右派ポピュリズム」もあり、広く捉えれば米トランプ政権はそれに当たるが、日本ではトランプ流の自国第一主義は勿論、ネット右翼や在日特権を許さ無い市民の会(在特会)も含めて安倍政権を支持して居る。
 野党が対立軸に為って居ないのは前述の通りであり、小池百合子都知事の人気に乗ってブームと為った希望の党は、小池氏が踏ませた「安保の踏み絵」に象徴される様に、所詮「第二自民党」でしか無く「排除の論理」と共に雲散霧消した。

 自民の3倍の「リツイート」と「好いね」に象徴される様に「弱者へ向けたメッセージ」は、着実に拡散、支持を集めて居り、それが大河の流れと為る可能性もある。結果「れいわ新選組は何議席を確保するか」が、争点の無い今回の参院選の一番の見所と為って居る。


        伊藤 博敏  以上



 





 【管理人のひとこと】


 山本太郎氏を心情的に応援し、更に冷静に情勢を判断する・・・この前文のレポートには、その思いが溢れて居ました。山本太郎氏が悩み勉強され、今回の行動に出たのは大いに理解出来るし共感も覚える。そう云う人は数多く存在するのですが、現実に向かうと、今回の行動は矢張り大きな冒険だったのは否め無いのです。
 日本の選挙制度・資金・国民性・既存の色々な組織・・・それ等は、太郎氏が生まれる前から存在し、大きくても小さくても現在迄生き続けて来たものです。それ等の諸悪を一度に覆(くつがえ)すのは非常に困難な事なのです。

 それを一つ一つ除去するには、絶え間無い努力と忍耐の中から育って行くものであり、幾つかの成功や失敗を重ねた上で大衆を動かし大きなウネリへと拡がるものなのです。世の歴史を学べば限り無い血と涙の末の快挙だったのですが、例えばアメリカや南アフリカで起きた、公民権運動やマンデラ氏の闘争等は、或る程度の時間と歴史的必然性にも助けられたものだったのでしょう。
 確かに、現在の我が国の状況を分析しそれを解説する太郎氏の言葉に嘘は無く、彼が掲げる主張も多くの人が理解し共鳴する。その考えを広く深くより多くの人達へと深化させるのは、より困難なハードルと為るのは目に見えて居るのです。しかし、今の日本に山本氏の主張が受け入れられる多くの人達が存在するのは勿論で、その意味では歴史的必然性さえ呼びかねません。

 詰まり太郎氏の主張に共感し共鳴する仲間から、それ以外の人達へと広める運動は、山本太郎の私党から開けた大衆の政党へと脱皮するのが前提です。この参議院選挙での行動は、その運動の入り口でありワンステップなのです。
 選挙結果に関わらず太郎氏の主張は或る一定以上の市民権を得たと考えて好い。これからです・・・恐らく2%を超え、二人三人の当選者を出すでしょうが、より多くの人達の支持を得るには、或る意味「組織人」としての今後の努力と着実な実践の上から学ぶ、人間山本太郎の成長があっての事なのです。



 



 










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