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2020年05月10日

安倍首相は何故「言い間違い」を連発するのか




 安倍首相は何故 「言い間違い」を連発するのか

            〜東洋経済オンライン 泉 宏 5/9(土) 5:45配信〜


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               政治ジャーナリスト 泉 宏氏 

 矢張りと云うか、結局と云うべきか。新型コロナウイルス対策の為の緊急事態宣言が5月31日迄延長された。安倍晋三首相は5月4日、当初の期限である5月6日に解除出来無かった事を「責任を痛感して居り、国民にお詫びしたい」と沈痛な表情で語り、8割接触削減等の努力を改めて国民に訴えた。
 只、頼みの綱とも為る宣言解除の具体的条件や出口戦略に付いて明確な説明は無く「コロナ時代の新たな日常」「人と人との絆の力」等情緒的セリフを連発。しかも、記者会見の冒頭、肝心の持続化給付金の給付開始時期を「8月から」と言い間違える等、コミュニケーション能力が改めて問われる事態と為った。

 持続化給付金の入金時期に上がる悲鳴

 安倍首相は記者会見で、全国の感染者数がピーク時の約3分の1迄減少した事等を挙げ「皆さんの行動が未来を確実に変えつつ有る」と語った。その上で、1カ月近く解除を先延ばしする理由に付いて「現時点では感染者の減少が十分なレベルとは言え無い」「医療現場が過酷な状況に置かれて居る現実は変わら無い」等と強調した。そして「5月は収束の為の1カ月で、次為るステップに向けた準備期間だ」として、6月からの宣言解除に強い決意を滲ませた。

 会見の冒頭発言は、左右に設置されたプロンプターに映し出される発言要領と、手元のメモを見ながら約23分間続いた。テレビ画面では身振り手振りで熱弁して居る様に見えたが、ネットのライブ中継では「ガッカリ」「悲しい」等と云う不満や落胆の書き込みが続いた。
 中でも批判の的に為ったのは、事業者等が待望する持続化給付金に言及した際。安倍首相が「5月1日から最大200万円の持続化給付金の受け付けを始めたが、最も早い方で8月から入金を開始します」と説明した途端「遅すぎ!」「もう駄目!」等と云う悲鳴の書き込みで溢れた。

 どうやら、メモに有った「8日」(5月8日)を「8月」と読み間違えた様だが、安倍首相は全く気付かずに発言を続けた。発言後、会見に同席した専門家会議の尾身茂副座長が置いたメモを読んで、要約誤りに気付いたと観られる。
 施政方針演説や国会答弁で、安倍首相の言い間違いや読み間違いは少なく無い。只、持続化給付金は安倍首相が強くアピールして居た政策で、この言い間違いに気付か無かったのは「全く考えられ無い事態」(閣僚経験者)だ。

 解除先送り後の対応は 知事に丸投げ
 
 安倍首相はその後の質疑応答の中で「先程『8月から』と申し上げましたが『5月8日から』の間違いでした」と訂正したが、テレビ中継を見守った野党幹部は直ぐ様「一番大切なメッセージを何故間違えるか」等とツイート。更に「ソモソモこれは間違う筈が無い。メモ読みばかりに集中して、伝えるべき内容は上の空だったのでは」(自民長老)との慨嘆も広がった。

 緊急事態宣言の延長に付いては、政財界幹部や小池百合子東京都知事・吉村洋文大阪府知事らも「止む無し」との受け止めだった。直後の世論調査でも国民の7割近くが期限延長を支持した。只、解除先送り後の具体的な対応を各都道府県知事に丸投げした事への不満も多く、全国知事会は5月5日に解除基準を明示する様求める提言をまとめた。
 大阪府の吉村知事は「出口戦略を是非示して貰いたかった」とした上で、休業と外出自粛要請の段階的解除に向けた「大阪モデル」を発表。多くの知事も、各地の事情に合わせた解除方針に言及した。これに対し、西村康稔コロナ担当相は「吉村府知事は何か勘違いして居る。強い違和感を感じる」と不快感を示した。

 安倍首相が数値目標も含めた宣言解除条件を明確に出来無かったのは、専門家会議の議論が紛糾した事が原因だ。安倍首相は「全国で毎日100人を超える方々が退院して居るが、その水準を下回るレベル迄更に新規感染者数を減らして行く必要がある」と述べた。これは専門家会議の主要メンバーに依る「新規感染者数100人以下が続く状態」との指摘に符合する。
 只、その前提と為る新規感染者数に付いては、諸外国と比較して少ない日本のPCR検査数から「実態を表して居ない数字」(医療関係者)で有る事は否定出来無い。尾身氏も「PCR検査を増やすには根源的な問題があり、簡単には増やせ無いのが実情」と説明した。と為れば「感染者数を基準にする限り、出口戦略も組み立て様が無い」(感染症専門家)事に為る。

 外交日程を理由に1時間余で打ち切られた会見で安倍首相は、新たな日常の具体的行動基準だけで無く、政治決断を求められる出口戦略とその前提条件に付いても、その判断を専門家会議に丸投げした。これも「首相と専門家会議メンバーとのコミュニケーション不足」(有力県知事)の様に映る。

 14日の中間報告は安倍首相の独断

 安倍首相が会見で政治決断をアピールしたのは、5月31日迄の期限延長と、専門家会議に14日の中間報告を求めた事だ。期限延長に付いては、6月6日迄との案も在ったが、安倍首相は5月末を選択した。与党幹部は「限が好かっただけ。6月初めと5月末では全く印象が違うからだ」と突き放す。
 一方、14日の中間報告は安倍首相の独断と観られて居る。専門家会議メンバーも「突然持ち出されて困惑した」と漏らす。ソモソモ、当初期限の6日ギリギリ迄推移を見極め様として居た専門家会議に取って、次の状況判断として適切な時期は、大型連休の自粛の結果が見極められる5月20日以降と観られて居たからだ。

 首相は会見で「14日に中間報告で成果が認められれば、期限に先立っての解除も可能と為る」と胸を張った。しかし「兎に角は屋く解除したいと云う政治的願望と、6月以降に持ち越したら今度コソ政治責任を問われるとの焦燥感が理由」(自民長老)との指摘が多い。
 医療現場の逼迫に付いては、安倍首相は「東京が」を繰り返した。「小池都知事の独自路線への牽制」(自民若手)とも見える。宣言解除に付いて、首相側近の西村コロナ担当相が「総合的に判断」と繰り返すのも「決断の怪しさを問われた際の逃げ口上」(同)と勘繰る声が相次ぐ。

 安倍首相は大型連休最後の6日夜、生中継のインターネット動画番組に出演。京都大学の山中伸弥教授と共に質疑に応じ「14日を目途に宣言解除に向けた判断基準を示す」等と踏み込んだ。加藤勝信厚労相は、PCR検査が進ま無い原因と為って居た「37.5度以上が4日間続く事」等の受診目安に付いて「見直しを進める」と軌道修正した。

 大阪府知事に世論の高い支持
 
 こうした安倍首相等の反応は、広がる政府批判に焦ったパフォーマンスと観る向きが多い。5月6日の世論調査で「コロナ対策で最も評価する政治家」は、吉村府知事が安倍首相の5倍以上の支持を得て居る。この為「政府と地方のワンチーム対応が求められるのに、政府が分断を加速させて居る」(閣僚経験者)との批判も広がる。

 これ迄の安倍首相のコロナ会見には「説明不足」「言葉に力が無い」等の不評と不満が付き纏って来た。新たな期限と為った5月31日迄に想定される会見は「常識的には後2回」(政府筋)と観られ、首相の周辺から「次からは会見の方法を見直したらどうか」との声も出る。「メモ等見無いで、自ら絞り出した言葉で訴える」事への期待だ。

 再登板以来、安倍首相が事有る毎に口にして来たのは「政治は結果責任」だ。首尾好く6月からの宣言解除に踏み出す事が出来るか、それとも長期戦の泥沼が続くのか。自ら定めた5月末の記者会見では、コミュニケーション力も含めてトップリーダーの「結果責任」が厳しく問われる事に為る。


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 泉 宏 政治ジャーナリスト 1947年生まれ 時事通信社政治部記者として田中角栄首相の総理番で取材活動を始めて以来40年以上 永田町・霞が関で政治を見続けて居る 時事通信社政治部長 同社取締役編集担当を経て2009年から現職 幼少時から都心部に住み半世紀以上も国会周辺を徘徊して来た「生涯一記者」がモットー

                  以上










  「コロナショック」で生き残る為に 

 修羅場でリーダーがしてはいけ無い「8つのこと」


             〜文春オンライン 冨山 和彦 5/9(土) 6:00配信〜


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                冨山和彦氏 コピーライトマーク文藝春秋

 〜リーマンショックを超える経済危機と言われる「コロナショック」企業も個人も今迄の遣り方が通用しない時代が遣って来る。この未曾有の状況でカギを握るのは、矢張りリーダーの存在だ。今リーダーは何をすべきか、或いは何をしてはいけ無いのか。
 JAL・カネボウ・ダイエー等数々の企業再生に携わり、この程『 コロナショック・サバイバル 』(文藝春秋)を緊急出版した企業再建の達人冨山和彦氏が、修羅場でリーダーがしてはいけ無い8つの「べからず」を直言する〜


 【見たい現実を見る経営】〇

 カエサルが喝破した通り「見たい現実を見る」人間の本性に流される経営では会社は潰れる。有りのママの現実、自分達に取って不都合で見たく無い現実から目を逸らして舵取りをして、危機を乗り切れる筈が無い。もしそう云うタイプがリーダーなら手立てを尽くしてサッサと更迭するか、それが出来無いならサッサと会社を辞めた方が好い。

 【精神主義に頼る経営】〇

 苦しく為ると経営陣が部下や現場に精神論を説く、合理的に不可能な指示を出して、現場がソレを実行出来無いと「根性が有れば何とか為る」「出来ないのは遣る気が無い所為だ」と喚き出す。危機の現場で私達は何度も目撃した光景だが、ソンな経営陣が居座り続けたらその会社は終わりである。

 【人望を気にする経営】〇
 
 一般社員からの目や人望を気にして、急に社員食堂で食事を始めたり、現場社員との車座行脚を始めたり、電車で通勤したりする経営者はヤバい。会社や事業の生死が懸かって居る、自分や家族の生活や人生が懸かって居る時に、社員は経営者が「好い人」かどうか「人望」が有るかどうかに関心何て持って居ない。この窮地をリアルに脱する的確な判断力・行動力・胆力の有りそうな人物に付いて行くものだ。

 【衆議に頼る経営】〇

 厳しい決断に際して、人から恨まれたり批判されたりするのが怖いリーダーは衆議に頼り、時間を掛け熟議をして、皆で決めた事にしたがる。危機時の衆議╳熟議は衆愚に直結。どの選択肢にも誰かがケチを付けてものが決まらず、最後は何を遣りたいのか分から無い結論に為り、その先には悲惨な末路が待って居る。中堅・中小のオーナー経営者でも、二代目・三代目と世代が下り、育ちも学歴も良く為って来ると、こう云うタイプが増えて来るので要注意だ。

 【敗戦時のアリバイ作りに走る経営】〇

 サラリーマン経営者に多いが、自分が最善を尽くした証拠を残す、後で訴訟を受け無い為の証拠を残す事に熱心で、実際の決断は行わ無い。そしてリアルな生き残りに必要なリアルなリスクを決して取ら無い。社外取締役の中にもサラリーマン体質の人間は、元役人や学者でもこう云う手合いが出て来る。
 肝心な時に戦場から逃げる奴が最高司令官や司令部メンバーでは戦争に為ら無い。アリバイを作って居る間に会社は潰れてしまう。このタイプは他責も得意だ。苦しく為ると「世の中が悪い」「政府が悪い」「部下に人材が居ない」と言い出す。そして、敗戦処理もチャンと遣らずに何処かに消えてしまう。

 【現場主義の意味を取り違える経営】〇

 「危機の時コソ現場主義だ!」とか言って、現場に降りて行って現場の意見を聞き、その意見に共感してその通りにすると約束し、本当にその通りに遣ろうとする経営者もダメ。
 真珠湾攻撃の後でも、戦艦大和を建造中の現場で頑張って居る連中は「もう航空戦の時代なんだからこんな巨大戦艦は要ら無い」とは言って呉れない。撃沈寸前の大和の甲板でも、水兵に「未だ頑張れるか?」と聞けば「頑張れる」と答えるに決まって居る。
 真の現場主義経営とは、現場の実態・最前線の実態を有りのママ知った上で、そして勿論現場で汗を掻き血を流して居る仲間に共感した上で、時には現場に厳しい決断を下す事である。現場の思いに迎合する事では無い。

 【情理に流される経営】〇
 
 経営力は決断力╳実行力で決まる。実行力は優れて情理の産物で有り、組織全体が一団と為って盛り上がれば大きな力が出る。しかし、決断力は優れて合理の産物であり、ソコで意思決定権者が情に流されると大きな判断ミスに繋がる事は、歴史上の幾多の決断局面で証明され、古典作品にもそう云う場面は沢山登場する。
 キャッシュ残高の戦い等は典型だが、これは殆ど血も涙も無い数理の世界であり、合理的にしか動か無い。危機の経営は明確に合理が情理に優先するのだ。中途半端で薄っぺらな情けを掛けるリーダーは、返って多くの人々を不幸にする文字通り「薄情者」の経営者に為る。修羅の世界は「非情の情」の世界である。その場はドンなに恨まれても、10年後・20年後に(未だ自分が生きて居れば)感謝されたら御の字と覚悟出来無い奴は危機時に操縦稈を握っては為ら無い。

 【空気を読む経営】〇

 べからず集のエッセンスはこの一言で置き換えても好い。危機に於いてその場の空気何てソモソモどうでも好い。コンセンサス何てクソくらえだ。必要なのは、生き残る確信とその為の合理的で冷徹で迅速な判断力と実行力のみである。
 危機後を睨んだ取り組みの始動も同様だ。大量のリストラの後、或いは最中に、新しい事業に投資し必要な戦力を新規採用する・積極果敢にM&Aをする・・・と云った迅速果敢な「手のひら返し」は、喪中な会社の空気を読んで逡巡して居たら不可能だ。グズグズして居る間に再成長のビッグチャンスはアッと言う間に目の前から消え去る。


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 冨山 和彦 ボストンコンサルティンググループ コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年に産業再生機構設立時に参画しCOOに就任 解散後IGPIを設立  パナソニック社外取締役 東京電力ホールディングス社外取締役  経済同友会政策審議会委員長 財務省財政制度など審議会委員 内閣府税制調査会特別委員 内閣官房まち・ひと・しごと創生会議有識者 内閣府総合科学技術・イノベーション会議基本計画専門調査会委員 金融庁スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員 経済産業省産業構造審議会新産業構造部会委員他  近著に『なぜローカル経済から日本は甦るのかGとLの経済成長戦略』『選択と捨象』『決定版 これがガバナンス経営だ!』『AI経営で会社は甦る』他

                  以上





















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