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2020年05月08日

日本の「全自動PCR検査システム」何故導入されず? 製造メーカーも首を捻る




 日本の「全自動PCR検査システム」
 
 何故導入されず? 製造メーカーも首を捻る


            〜日刊ゲンダイDIGITAL 5/8(金) 9:26配信〜


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 PSSは遺伝子検査装置を新型コロナウイルス検出装置として拡販、欧州は既に採用して居る(C)共同通信社

 「保健所の業務過多や検体採取の体制等に課題が有るのは事実だから早急に強化して行きたい・・・」

 6日夜、ヤフー等が企画したインターネット番組に出演した安倍首相。視聴者から、新型コロナウイルス対策を巡るPCR検査の遅れを問われた際、こう答えて居たが、PCR検査の体制拡充を求める声は此処数カ月間、ズッと出て居た筈。今に為って「早急に強化」何て、余りに遅過ぎると言わざるを得無い。
〔新型コロナウイルス感染症対策専門家会議〕の尾身茂副座長も、緊急事態宣言の延長に付いて開かれた4日の会見で、PCR検査の遅れを釈明。韓国やシンガポールはSARS・重症急性呼吸器症候群やMERS・中東呼吸器症候群の経験が在っ為にPCR検査の体制が確立して居た・・・みたいな説明をして居たが、責任逃れの言い訳としか聞こえ無い。
 韓国や欧米諸国の様に日本では何故、未だにPCR検査が増え無いのか。本当に人員や技術の問題なのか。処がそうじゃ無かった。既に日本でもPCR検査を増やす方法は幾らでも在ったのだ。

 例えば、DNA抽出装置や全自動遺伝子診断システムの開発等を手掛ける東証マザーズ上場の〔プレシジョン・システム・サイエンス〕千葉県松戸市・PSS社は現在、研究機関や病院で行われて居る手作業のPCR検査に付いて、早く正確に判断出来る〔全自動PCR検査システム〕を開発して居る。
 手作業のPCR検査は、工程が煩雑の為、1検体当たりの判定に6時間程掛かる。これに対し〔全自動PCR検査システム〕は「2時間で、機器に依っては8検体又は12検体の判定が可能」(同社)と云う。詰り、大雑把に言って機器の稼働台数を増やせば、それだけ検査数が増える訳だ。

             050803.jpg

 PSS社がOEM供給した仏・エリテック社ブランドのシステムは、同国の医療現場で採用されて居り、新型コロナウイルスのPCR検査でも高い成果を上げて居ると云う。PSS社は功績が認められ、駐日フランス大使からシステム供給に対して礼状が届いた程だ。
 PSS社は又、東京農工大とも連携し、新型コロナウイルスの迅速診断に向けた新たな〔全自動PCR検査システム〕を共同開発。3月時点で国に使用を認める様申請したと云うのだが、未だに進展が無いのが現状だ。フランスの医療現場で採用され、駐日フランス大使から礼状迄届くPCR検査システムが何故、日本で使用出来無いのか。

 PSS社の田中英樹・取締役総務部長がこう言う。

 「手作業に依るPCR検査では、ナカナカ検体数も増え無いでしょう。何故、全自動PCR検査システムが使え無いのか分かりませんが、兎に角、早く今の状況を何とかしたい。とても歯痒い思いをして居ます」
 
 安倍首相は、新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で「政府の総力を結集」と言って居た筈。為らば、アラユル英知と技術を総動員する時ではないのか。


                  以上









  「進化の法則」で新型コロナウイルスが弱毒化する可能性

         〜現代ビジネス 更科 功 5/8(金) 14:01配信〜


    050806.jpg
           
                  文 更科 功氏 
         
 物質なのに自然淘汰が働く?
 
 ウイルスは、他の生物の細胞を利用して自分を複製させる物質であると好く言われる。これは間違いでは無いがウイルスの説明としては不十分だ。正確には、ウイルスは、他の生物の細胞を利用して、自分の複製を沢山複製させる物質である。
 もしも、自分が消滅して代わりに複製を1つ作るの為らば、それはウイルスに為ら無い。何故なら、その場合はウイルスが増え無いので自然淘汰が働か無いからだ。生物には自然淘汰が働くが、物質には自然淘汰が働か無い事が普通である・・・勿論生物も物質で出来て居るけれど、本稿では「物質は非生物」と云う意味で使う事にする。処がウイルスは、物質なのに自然淘汰が働く珍しい存在なのである。

 「進化の法則」で新型コロナウイルスが弱毒化する可能性

 物質とウイルスの境界

 此処でウイルスを物質と言ってしまったが、ウイルスを生物とするか非生物とするかは人に依って意見が異なる。ウイルスは、生物と非生物の中間的な存在だからだ。只、ウイルスを生物とすると、生物と非生物の境界は可成り曖昧に為る。ウイルスの最も単純な形は、只のDNAだからだ。ウイルスは一生・・・ウイルスの一生をサイクルと言う・・・の間に、色々な形に変化する。
 例えば、ラムダファージと云うウイルスは、タンパク質の殻の中にDNAが入った構造をして居る。このラムダファージは細胞に吸着すると、内部のDNAを細胞の中に注入する。注入されたDNAは、元から有る細胞のDNAに組み込まれる。そして、暫くは、組み込まれたママ過ごすのである。
 ラムダファージが組み込まれてからも、細胞は分裂を続ける。その度に細胞は、自分のDNAだけで無く、ラムダファージのDNAも複製して、分裂後の2つの細胞に受け継がせる。詰り、細胞が分裂して増えて行くに連れて、ラムダファージも一緒に増えて行く訳だが、この時のラムダファージは只のDNAに過ぎない。

            050804.jpg

 DNAは地球上に沢山在る高分子化合物で、私達の遺伝子もDNAで出来て居るし、小さなDNAなら、そこら辺の空気中にだって漂って居る。しかし、これ等のDNAの殆どはウイルスでは無い。ウイルスとして働くDNAはホンの一部である。
 DNAがウイルスかどうかは、核酸の塩基配列に依る。しかし、ヤヤコシイ事に、同じ塩基配列の核酸でも、ウイルスである場合とウイルスで無い場合が有る。ウイルスは、他の生物の細胞を利用して、自分を複製させるが、利用出来る生物の種は決まって居る事が多い。詰り、感染する種が決まって居る事が多い。

 例えば、ヒトにしか感染しないウイルスが居たとしよう。そして、そのウイルスの最も単純な形は、単なるDNAだったとする。サテ、このDNAがウイルスである理由は、ヒトに感染して自分を増やす事が出来るからだ。
 それでは、もしもヒトが絶滅したらどう為るだろう。そのDNAには、最早感染する相手が居ない。自分を増やして呉れる細胞は無い。詰り、そのDNAは、最早ウイルスでは無い。塩基配列が同じDNAでも、詰り全く同じDNAでも、周囲の環境に依って・・・この場合はヒトが絶滅するかどうかに依ってウイルスに為ったり為ら無かったりするのである。

 さて、ラムダファージの場合は、サイクルの一部に只のDNAに為る時期が有るので在って、普通のウイルスの時期も在る。詰り、タンパク質の殻がDNAを包んで居る時期も在る。しかし、ウイルスの中にはズッとDNAだけ、或いは、ズッとRNAだけのものも居る。
 細菌等には、プラスミドと呼ばれるDNAを持つ者も居る。プラスミドは、本来の細菌のDNAとは別のDNAで、割と簡単に外から細菌に入ったり或いは出たりする。プラスミドは単なるDNAなので、それ自体では複製を作る事は出来無いが、細菌の中で細菌の仕組みを利用して複製を作るのである。プラスミドは、細菌に対して殆ど何もし無い事も在るし、抗生物質への耐性を与える事も在る。

 又、植物の細胞には、ウイロイドと呼ばれるRNAを持つ者も在る。ウイロイドは単なるRNAなので、それ自体では複製を作る事は出来無いが、細胞の中で細胞の仕組みを利用して複製を作るのである。ウイロイドは植物に対して、殆ど何もしない事も有るし病気を引き起こす事もある。
 プラスミドやウイロイドの事は、通常ウイルスとは呼ば無いけれど、ウイルスとの間に明確な線を引く事は難しいだろう。この様に、ウイルス・プラスミドやウイロイド・そして非生物である物質は連続的なものだ。ウイルスと物質の間の何処かに、ハッキリとした境界線を引くのは無理である。

 ウイルスと生物の境界

 21世紀に為ると、巨大ウイルスが発見された。巨大ウイルスの幾つかは、一部の細菌(細菌は明らかに生物である)よりも大きく、又、一部の細菌よりも多くの遺伝子を持って居た。それでも巨大ウイルスが、細菌で無くウイルスとされるのは、自分でタンパク質を作れ無いからだ。
 タンパク質は、様々な生命現象を実際に行う分子であり、生物が自分を複製する事が出来るのも、タンパク質のお陰である。このタンパク質を作る為の構造が細胞の中には在って、リボソームと呼ばれて居る。ウイルスにはこのリボソームが無いのでタンパク質を作る事が出来無いのである。それでは、リボソームの有無で、生物とウイルスは明確に分けられるのだろうか。

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                   キジラミ

 キジラミと云う、小さなセミの様な昆虫が居る。このキジラミの細胞の中に共生して居るカルソネラ・ルディアイと云う細菌は、リボソームを作る遺伝子の一部を失って居る。その為、自分だけではリボソームを作る事が出来無い。従って、タンパク質が作れず、自分の複製を作る(詰り細胞分裂をする)事が出来無い。複製を作る為には、共生して居るキジラミの細胞に頼ら無ければ為ら無いのである。
 カルソネラ・ルディアイの様な細菌も居るので、生物とウイルスの間に、ハッキリとした境界線を引くのは難しそうだ。そして、先程述べた様に、ウイルスと物質の間に境界線を引くのも難しそうである。

 と云う事は、生物と非生物の間は連続的で、その中間に居るのがウイルスなのだろう・・・ちなみに私は、ウイルスを生物に入れても、或いは無生物に入れても、ドチラでも好いと思う。しかし、ドチラかに決め無ければ為ら無い時は、私はウイルスを生物に入れ無い事にして居る。
 とは云え、全く境界線が引け無い訳では無い。もしも、境界線を引くとすれば、それは自然淘汰が働いて居るか居無いかの間だ。詰り、只のDNAやRNAと・・・例え他の生物の細胞の力を借りるにしても、自分の複製を沢山作れるDNAやRNAの間だ。例えウイルスを物質と呼ぼうとも、ウイルスは自然淘汰を受けて進化する存在なのである。

 感染予防対策は進化的にも有意義

 それでは最後に、ウイルスの感染拡大の防止に付いて、進化の側面から考えてみよう。新型コロナウイルスSARS-CoV-2の感染拡大が、世界中で深刻化しつつ在る。この感染拡大を抑える為に、水際対策や大規模な集会の禁止等の対策が取られて来た。恐らく、これ等の対策には一定の効果が有り、感染が広がるスピードが抑えられたと考えられる。
 しかし、スピードは抑えられても、感染自体はユックリと広がり続けて居る。その為、こんな意見を耳にする様に為った。

 「どうせ最終的にはウイルスが広がってしまうので有れば、感染拡大を防ごうとする努力ナンか無駄ではないのか」

 嫌、そんな事は無いのである。感染症の拡大が遅く為れば収束も遅れるけれど、一定の期間で区切って考えれば、患者の数は少なく為る。その為、医療機関がパンクする事を防ぐ意味が有る。しかも、それだけではない。毒性の強いウイルスは、短期間の間に感染した人を殺してしまうので、素早く別の人に再感染し無ければ為ら無い。そうで無ければ、感染した人が死ぬ時に体内のウイルスも消滅してしまうので、そのウイルスの系統は途絶えてしまうからだ。

 一方、毒性の弱いウイルスは、感染した人を殺さ無いし、もし殺すとしても長い時間が掛かる。その為、人から人へ感染するペースが遅くても、その系統はナカナカ途絶え無い。詰り、感染するペースを遅くすればする程、毒性の強いウイルスの系統は途絶え易く為り、ウイルスは弱毒化に向かって進化する可能性が高いのだ。
 ウイルスの進化は可成り速いので、実際に1〜2年で弱毒化した例も有る。感染拡大を防ぐ対策は、ウイルスを弱毒化して死亡者を減らす効果が有るのだ。

 勿論、ウイルスの進化は偶然にも左右されるので、感染を防ぐ対策をしても万全では無い。強毒化してしまう可能性もゼロでは無い。ゼロでは無いけれど、それでも対策をすれば、ウイルスを弱毒化する可能性が高く為るのは確かである。


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 更科 功 1961年 東京都生まれ 東京大学教養学部基礎科学科卒業 民間企業を経て大学に戻り東京大学大学院理学系研究科博士課程修了 博士(理学)専門は分子古生物学 2019年1月現在、東京大学総合研究博物館研究事業協力者 明治大学・立教大学兼任講師 『化石の分子生物学・・・生命進化の謎を解く』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞 著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』(新潮選書)『爆発的進化論』(新潮新書)『絶滅の人類史・・・なぜ「私たち」が生き延びたのか』(NHK出版新書)など

                   以上



























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