2018年06月13日
最近のオートキャンプ事情
移動距離、テント派とキャンピングカー派の違いについて
色々と調べてみました。
オートキャンプ人口
熊本県 湯前グリーンパーク オートキャンプサイト
前日夜の、宴会開けの風景(^^;
軽キャンパー、パスコン、クラスC
車の旅と関連の深い、オートキャンプ参加人口、1984年は400万人
ピークの1996年は1580万人、最近では700万人〜830万人と再び
増加傾向と為っています。
団塊の世代のリタイヤ組、家族や仲間で多人数で楽しむ事が出来る
レジャーが安上がり等の理由から、再び人気が増加して1000万人を
超える見込みで、20代、シニア層が増え、子育て世代は、横ばいに
推移している様です。
オートキャンプ参加人口推移
キャンプ経験年数
キャンプ歴1年の占める割合が21.1%とで、キャンプビギナー
数が多く、
また、延べ宿泊数がビギナーに多い1泊〜2泊が42.1%を占めて
いて、2015年の36.5%を上回り、この事からもビギナーが増え
てきている事が覗えます。
キャンプ場迄の移動距離
自宅からキャンプ場迄の移動距離は、50q圏内が26.5%で1/4強
100q圏内が24.1%半数が100q圏内の移動距離と為っています。
時間にして、一般道路を使用した場合だと2時間から3時間半と
言ったところが多いようです。
キャンプ用具の需要
テント、シュラフ、ターフの輸入総額ですが、特にターフの2013年の
金額が過去最高と為っています。
テントやシュラフの様に宿泊に使用するだけで無く、海水浴等の屋外
レジャー時の日除け目的での需要が増えたからだと言われています。
テント、シュラフが伸びている事から、再びキャンプ人口が増加して
いる事が輸入額データからも、覗えると思います。
高価なテントの需要
一時期は、ナイロンや化学繊維のテントが大半を占めていましたが
最近は、キャンプ自体を楽しむ事にプラスして、SNS等に自分の
キャンプスタイルを投稿する楽しみも加わり、またグランピング等
の影響により、オシャレなキャンプの広がりにより、個性的なテン
トの需要が伸びてきている様です。
綿製のテントは、通気性が良くテント内も快適なのですがナイロン
化学繊維のテントに比べ、嵩張りたり、重量が重いのが難点ですが
移動手段の車の大型化、ルーフキャリア等の積載手段が増えて、手
軽にキャンプ用具を積載できる様に為った事も要因だと思います。
「グランピング」
出典:http://glamping.or.jp/about-glamping.html
Glamping(グランピング)
最近、雑誌やテレビ等でよく耳にすると思いますが、グラマラス
(魅力的な)キャンピングを掛け合わせた言葉で、テント設営、炊事
の準備の煩わしさから利用者を解放して、自然を体験するといった
良い所取りのラクチンスタイルです。
出典:http://glamping.or.jp/about-glamping.html
ロッジ等の建物では、野外感、アウトドア感が薄れしまう事や
キャンプ未経験でも、気軽で安心してアウトドア感を味わえる
様に考えられた、アイデアです。
キャンパーの方達の意見は・・・
「興味がある」27.9%で約3割
理由として
「オシャレ」「時間が有効に使えそう」
「興味が無い」60.8%
理由として
「自分でやるのが、キャンプの醍醐味」
「準備や料理を、皆で一緒にするのが楽しみ」
「どちらでも無い」11.3%
キャンピングカー
霧島国民休暇村オートキャンプ場 南九州の仲良キャンプ仲間
オートキャンプに使用する車の殆どが、ミニバン等の乗用車ですが
キャンピングカーやトレーラー等の、利用者数は、変化しているの
でしょうか?
キャンピングカーの登録台数は、2016年106,698台で2015年の台数
109,225台で2.3%減少していますが、この数字の中には、最近増え
てきた軽キャンパーの数は含まれていません。
キャンピングトレーラーの輸入台数は、2016年523台で2015年は
366台で157台増で42.9%と大きく伸びて来ています。
しかし、これは熊本地震災害の被災地で活用された、トレーラー
ハウスによるものと考えられています。
全国でマイナス傾向のキャンピングカー登録数ですが、千葉県
神奈川県、山梨県、大阪府、熊本県、鹿児島県、宮崎県の7府県で
登録台数が増え始めています。
キャンプ月別・キャンピングカー泊とテント泊の比較
キャンピングカーには、FFヒーター等が装備されている事もあり
寒い時期やテント設営の必要も無いので、冬、梅雨時期の差が大
きいのは、気候に左右されない事からだと考えられます。
日本発のアウトドアブランド【WAQアウトドアストア】
お名前.com
年間キャンプ回数 | 宿泊日数 | キャンプ場リピート率 | 移動距離201km以上 | ||
キャンピングカーユーザー | 7.2回 | 11.1泊 | 5.9回 | 44.1% | |
テント泊ユーザー | 3.2回 | 4.5泊 | 3回 | 18.9% |
キャンプ回数、宿泊日数、リピート率、移動距離もキャンピングカー
ユーザーの活発な様子が覗えます。
出かける準備に、余り手間がかからず、設営の必要も無く、気軽に
出かけられる事が一番の要因だと思います。
最近のキャンピングカー選びの特徴として、以前は必須オプション
であったサイドオーニング、車外のリビングスペースの日陰や雨天
時に必要なアイテムでしたがサイドオーニングを、希望しないユー
ザーが増えているよです。
「道の駅」や「サービスエリア」等の駐車場で車中泊しかキャンピ
ングカーを使用しないユーザーの増加が原因だとされています。
まとめ
サイドオーニングを必要としない、ユーザーが増えて
来ているのには、ビックリした次第です。
キャンプ目的から、旅の宿泊手段にキャンピングカー
が車中泊専用として、使用するのも良いのですが・・・
キャンプ好きの自分にとっては、ちょっと寂しい気が
します (^^;
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