フードマイレージゼロのやさいづくり

野菜を作っているとふだんの食事や、食事の在り方について関心が深まります。新鮮で旬のものは、やはりどんなものよりもおいしく食べられることを野菜が教えてくれます。

さらに菜園作業で体を動かします。自分の可能な範囲で体を動かす限り、つまり無理をしないように作業する限り、作業そのものが自分のための体のあちらこちらを動かす運動になっていることは間違いありません。適度に屋外に出て、こうして動くことは室内でじっとしているよりも良いことは間違いないでしょう。

こうして習慣にして、毎日のようにそれを行っていくことで、健康や良い状態を保つことはたやすいように見えますが、さまざまな雑事があり、そうもいかない場合もあります。

しかし、そうした習慣の良さを意識して、可能な範囲で実行しているかいないかだけでも違ってくるのではないでしょうか。

とくに人間は日ごろ食べている食べ物で体ができています。必要な栄養素もまた食べ物から大部分が得られます。

このように食習慣や食べ物の選択は、人がよりよく生きるうえで重要な役割を担っているといえます。何気なく菜園を作っているだけのように見えてもそこにはさまざまな意味深さがあると思います。

単に美容と健康という側面だけで捉えるのではなく、その習慣のなかには人間の生き方そのものが内包されているように感じます。奥行きの深さを感じ取ることができます。こうした本のなかにもそういう点を感じ取ることができます。

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