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2021年08月18日

日記43 退院後一週間検診8月11日



どうも、梅ゆかり母さんです。
退院後(術後ほぼ一か月)検診に行ってきました
経過良好でした。

ヘモグロビン値は10.6まで回復し、お腹の傷もよし、
内診の結果はまだ完全ではないが、順調とのことでした。

仕事復帰に関しては、無理のない程度で、
私が大丈夫だと思えばということだったので、
来週から復帰しようと思ってます。
まだ痛みや貧血があれば、そのつど休むというゆるゆるでやっていこうと思ってます。
さすがに、心不全一歩手前でしたし、しんどかったですからね。

ということで、仕事復帰に際して、手土産っているんだろうなぁ……
さすがに、一か月休んだし、いくら、役に立たない下っ端と言えども、
代わりを用意することになっていただろうから、
さてさて、いったい何を持っていけばいいのやら……(笑)

で、思った。
このお菓子持って行った本人は食べちゃいかんのやねぇ。
当たり前、か(笑)


2021年08月17日

感想52 「祟られ屋 黒染十字」その呪い、引き受けます・京の都に天狗は踊る 敷島シキ

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どうも、梅ゆかり母さんです。
「祟られ屋・黒染十字」2冊 敷島シキ著

一冊ずつ感想を書いたほうがいいのかもしれない。
ブログ的に、記事数が増えるから。
でもまぁ、一気読みしたので、どうしても続きにしか思えず、
一緒に感想を書きます。

あらすじ(は別々に書きます)
「〜その呪い、引き受けます」
カウンセラーの白崎は、摂食障害の患者から逆恨み的な恨みを買う。
ものすごく激しい恐怖というよりは、日本的な陰湿な恐怖を感じ、逃げ惑っている最中に、
白崎の患者の一人と出会い、祟られ屋の存在を知る。
半信半疑で祟り屋と接し、見事自分の祟りを払ってもらった白崎は、
祟り屋である、黒染を手伝うことになる。

「~京の都に天狗は踊る」
カウンセラー白崎と、祟られ屋黒染の前に、黒染の元同僚ダンテからの依頼が舞い込む。
「京都に天狗が出た」というので、二人は京都へ向かう。
京都出身の白崎は、京都にあまり関わり合いたくないのだが、
黒染だけでは不安もあるし、そもそも天狗というものにも興味がわき、京都へ
そこで、白崎は自分の過去と決別することになる。

とまぁ、ざっくり言えばそんな話。

怪奇もの。です。妖怪などなどが出てくる話です。たぶん
「お祓い」というものに特化した黒染が古今東西の術を駆使して依頼者にかかった呪いを祓う。
という話ですが、黒染が人間的思考の持ち主でないので、
白崎という凡人がついている。という、ありきたりなセットなんですが、
白崎があまりにもワトソン的でなく、一人身勝手に病んでいるので、
ダンテという人が追加されている感が否めなかった。

黒染と同行しながらも、なぜか自分のことになると否定的な白崎に、
いい加減にしろ。と言いたくなる。
これが二作一緒にした理由。
もうねぇ、二作目ですよ? いいかげん、うじうじと煩い奴だなぁと思うわけですよ。
ただ、そうでなければ話にならないでしょ。
そうでしょうけど……しつこい。

呪いを祓う話なんてのはいろいろあって、もうほとんどないのじゃないか?
って思ったけれども、自身に祟りの矛先を向けてから、
その呪いを祓うなどというのは、ちょっと新しいかな。いや、前にもあったかな?
私の知る限りではない気がしますが。

丁度、入院中に読んだ本で、一日一冊は読める程度なのですが、
……病院ですよ。夜ですよ。
本の中も、夜の病院で、まぁ……うーん
怖くはないよ。だって、あり得ないし
とは思ってみても、ふと、辺りの静けさが怖い(笑)

ホラーものを夜の病院で観てはいけないようです(笑)

ライトホラーというのでしょうか?
想像力をあまり使わずに読んだせいでしょうか?(怖がってんじゃん)
ガツンとくるものでもなかったし、陰湿なこともなかった。
霊的なホラーというよりは、妖怪に近いような……
でも、呪いは、人が生み出したものでしょうからね、霊なのかな?

わりと身近なホラーだったりするので、
まぁ、そうなるよねとか、
なるほど、そういう回収をしたんだ。
と勉強になった。

何せ、摂食障害からの呪いからのエクソシストとか、
こっくりさんからの天狗からの悪魔だのって、
スケールが大きすぎる(笑)
だから、最後の方、ちょっと苦笑してしまったが、
そこまで広げるんだぁって(笑)

でもまぁ、そういう事にすると、納得することもあるから、いいのかな?

極論ではあるけれど、でもそう考えれば、なんか、治療できるんじゃないかな?
と思ったのは、あなたは誰かに祟られている。だから、
醜い姿だと言われている。その呪いを解くには、体から出さなければならない。
とか言って、何とか、摂食障害者に食べさせる方法はないものだろうか?
まぁ、私の言い方だと、吐きだしてしまいそうだけども……
どうなんだろう……こういう、変なもの(おいおい、祟られるぞ)でも使ってでも、
それが治るなら、やってみてもいいかも。
なぁんて、医療も何もわからないがそう思った

まぁ、大多数の人が、夜の病院でホラーものを読むことはないだろうが、
ライトだろうが、何だろうが、夜の病院で、夜の病院が舞台のホラーは、










(笑)wwwwwwwwwwwwwwwwwww


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2021年08月15日

感想51 「捜し物屋まやま」 木原音瀬

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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想 「捜し物屋まやま」木原音瀬著
DSC_1006.JPG


一冊でつながっているとはいえ、一話完結であるので、読みやすかったです。
同郷なので、ちょっとひいきえに買ってみました。
読んでて、「ん?」と思った箇所がいくつかあって、
兄妹なんだけど、血がつながっていないまやま姉弟
子犬のような和樹に引き寄せられる人々はいいとして、その視覚感覚がなんか、むずかゆい
登場人物が、仲のいい男ばかり
という点で何だろう、なんかしっくりこないところがあったりしたけれど、
作者を調べると、BL作家さんのようで。
なるほど。と合点がいき、スムーズに読めた。

ちょっとBLぽいな。と思ったのは間違いじゃなかった

とはいえ、どノーマルな話で、
ごく普通の怪しい力を持っているけど、普通の人よ。という話。
物凄い霊能力を使ってどうのこうのするわけじゃなく、
それは、アイテムの一つであって、さして重要なものでは無かったりする
どちらかと言えば、そのアイテムがあるので、人は集まるが、
基本は、集まった人がそれぞれいろんなドラマを持っている。という話。

一冊の中ではやはり、最初の話しが濃厚で、面白い。
話しを進めていくうえで、和樹の話しは割と不要だった気がする。
どちらかと言えば、白雄(しお)の話しも
この兄弟はなんだか謎で、知らなくていい話。と割り切ってほしかった気がする。
そしてシリーズが進み、どうしても話さなきゃいけないような話が出てくる、
ラスト付近で観たかった。

三井にしろ、徳広にしろ、この兄弟の側に居て、
不思議な力に触れているけれど、その種明かしまでは望まない
そんな信頼関係者と、怪し依頼主。という構図の話しを、
あと、数本読んでみたかった。

そう。仲良くなった相手の過去や、バックベースが知りたいと思うけれど、
そんなこと知らなくてもよくないか? そこがそれほど重要なのか?
と思うことがつい最近もあった。

ユーチューブを見ていた時、旦那がしきりに、
「この人はゲイなのか? 女装家なのか? そういうコンセプトの人なのか?」
としきりに気にしていた。私としては、その人個人が好きなので、全く興味なかった話だが、
確か以前の動画で、ゲイだと言っていたのは覚えている。
それを伝えると、「ふーむ」と微妙な反応をするから、
多分、私のノリが悪かったのだと思う。
旦那が望む反応とすれば、「ゲイなんだってぇ―」ぐらいのものだったのだろうが、
「さぁ、ゲイとか言っていたけれど、それがそれほど重要だと思わないから気にしてないけど」
というのは望んでいなかったようだ。

そう、まさにこういう状態の本。
知らなくていいのだよ。能力があって、それをひけらかさない。
商売の時は、ショー的に見せているんですよ。なんて冗談めいて、
その上で、物事を解決する。
一体どうやっているんだろう? 何があるんだろう?
と思うが、頭でっかちの現代なら、
「依頼者をファイリングでもしておおよその場所を探し当てているんだろう」
なぁんて勝手に解釈させる。そのくらいであってもいいと思った。

文面や文の運びはなめらかで、最近の読み物よろしく非常に読みやすかった。
情景説明もうるさくなかったし

ただ……焼きナスアイスって、全国的にあるもんなん?
あれって、高知の名物アイスてやつじゃなかった?
公文さんてのも、高知に多いの苗字じゃなかったっけ?
山のシーンが出てくるけれど、どうも、高知の山をほうふつとさせる。
なぁんてことを思いながら、かなり親近感

作品の中でおすすめは、やはり、三井の、最初の話しですね。
犯人が解っていくくだりは、犯人の目星はかなり前からついていたとはいえ、
なるほど、そういうふうに追い詰めるのね。と。
さして難しいトリックも要素もないけれど、追い詰め方が独特で面白いと感じた。

最近の文庫としては少し厚めなのかな?
とはいえ、二日もあれば(一日、二、三時間)読めるものだと思うので。
ちなみに、私はかなり遅読です。それでも、二日で読めたので、
ちょっと時間が空きそうな週末に読めるのではないでしょうか?


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2021年08月14日

感想部50「許されようとは思いません」芦沢 央

許されようとは思いません

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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想部「許されようとは思いません」作者 芦沢 央
ジャンル ミステリー
短編集

簡単に説明すると、ミステリー5編です。
本当に、それ以上も、それ以下もない。
ただ、この本を読んでいて、ちょっとミステリー? と首をひねったので、調べてみた。

「ミステリー」と「サスペンス」について
同じような印象を受けるけれど、全く違う視点なんだとかで、
たしかに、ミステリーだと、謎解きをメインとし、立派な探偵がいてこそだが、
サスペンスとなると、どうもドラマチックになりがちだ。
崖の上で犯人が告白するとかね。なんだって、拘置所にいる犯人をわざわざ連れ出して、
白状させるのか不明だし、犯人に背中を見せて、崖縁に立つって、怖いわぁ

という点でも、ミステリーとサスペンスは違うようで、
この本も、ちょうどサスペンスよりな印象を受けた。

なかなか心情をゆすぶるもので、
これはかなり、自己負担が大きいものです。
読んでいて、錯覚率が高い。
読んでいたら「もし、主人公の立場だったら?」と考えたりしないだろうか?
そう考えたときに、「ぜひとも主人公と同じ行動をとるだろう」と思うはずだ。

最初の事故を目撃した男にしろ、
孫大好きなお祖母さんにしろ
姉のことが好きだからこそ憎んでしまった妹にしろだ。

ただ、三作品目のは、ミステリーでもサスペンスでもなく、
いや、そうなのだろうが、まさに「世にも奇妙な~」という話
奇妙すぎるわけじゃないが、オチが……怖い。

五作品目のは、ただただこの表題にもなっているだけあって、
インパクトも、内容の濃さも、他の四作品以上だ。

各短編話を事細かに感想を書くのは野暮なので、
この一冊を通しての感想を書くとすれば、
この作家の心情を誘導する書き方かなかなかだと思う。
上から目線ではなく、「これは……」と絶句してしまうのだ。

面白かった? 面白くなかった? という二択であれば、面白かったよ。
だけど、面白いとは違う。これは、ちょっと違うホラー感を感じるにはいい本。と紹介する。
ぞくっとするような人間の心情ホラーです。
特に、四作目のなんかは、伏線じゃないのに、全く気付かなかった
そして、最後に来て、自分がまんまとはめられていることに気づいた。

これは巧い。
最初の作品の口調などが少々イライラさせられたが、
それもこれも、主人公の性格を映しているのだ。
そういう所も巧い。
だから、あっという間に読んでしまい、そして、
あっという間に、沈んだ。

これは……闇が深い……
「そう? 何書いてたか解らなかった」とか
「全然面白くなかった」
という感想をもったなら、それはそれで幸せなんじゃないかな。
気付いちゃったホラーですよ。
知らなきゃ、気付かなきゃよかったのに。と思うホラー
涼しくはならなかったし、ただただ後味は悪いのっだけど、
ちょっと進めたい、心情サスペンスな一冊です

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2021年08月13日

感想49 『死との約束』 アガサ・クリスティ

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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想「死との約束」アガサ・クリスティ

理想というものは誰もが持っていると思う。
特に、ああいう人になりたい。あんな人にはなりたくない。
という最も身近な理想。
有名女優やモデルにはなれなくても、
挨拶を必ずしてくれる人や、いつも笑顔でいる人。にはなりたいが、
人の上げ足を取ったり、いじわるな人なんかには、なりたくない。
この、『死との約束』ではまさにそんな「なりたくない人」が被害者です。

以前、3月7日の感想で日本語版の「死との約束」について感想を書いてます
日本語版 死との約束
興味があったらこちらも読んでください

今回は、デビット・スーシェ主演のポアロの方の「死との約束」です。

この話でも、ボイントン婦人という意地悪で、横暴な暴君が殺されるのですが、
その子供たちに関して、さほどかわいそうという印象を受けなかった。何故だろう……
ただ、怒鳴り散らすわがままなおばさん。が勝手に殺されたような感じを受けた。
それは、二時間弱のドラマでは描き切れなかったのか?
それとも不要と思ったのか? 親子関係があまりに薄かったし、
映像スタッフがミスリードさせるために、旦那である教授に目を向けさせようと
教授ばかりが悪目立ちしていた感がする。

ただ、以前見たときは、もっと、こう、砂漠的で、
砂嵐に遭ったような、口の中がざらついた印象を受けたけれど、
今回はそれよりも、旦那が煩い奴だなぁとしか思えなかった(笑)

日本のドラマでは、看護師が長男に猛烈にアピールするから、
ボイントン婦人(本堂夫人だったっけか?)の意地悪がなかなか印象的に映っていたけれど、
そのシーンが少なくて、看護師がもう少し刺激的に魅力ある女優さんのほうがよかった。
と、個人的に思う。
こんな人に言い寄られたら、そりゃぁ、頑張るだろうよ。となりそうな人……。

犯人が「ええええ?」っていうオチだったので、
もしかすると、三谷幸喜さんも、「そりゃあんまりだ」と思って、
日本版では犯人を変えたのかもしれない

とにかく、こういう「意地の悪い人」は、いずれ自分に返ってくる。
私は、そんな人にはなりたくない。と思った作品でした(笑)

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2021年08月12日

感想部48 「第三の女」アガサ・クリスティ

第三の女

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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想「第三の女」アガサ・クリスティ

こういう話ってのは、多いのでしょうかね?
と聞きたくなるような話し。
一応、戦後の混乱期を経て、今は活気にあふれている。という時代には、
親子が離れ離れで暮らしていて、その後、一緒に暮らすようになったが、
父親が別人だった。なんてこと……あるのかしら?
これの、ご都合主義と思ったのは祖父は目が見えなくて、
写真が貴重だったから、肖像画を飾るのだが、
それは嫉妬に狂った母親が壊していて無い。
その当時を知るメイドもいない。
って、ご都合主義もいいところ。
そんな話あるかよと思ったら、
あったわ。入れ替わるというか、それがもとで、殺人事件が起こるやつ。
しかも、日本の作品。あの
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感想(9件)



ざっくりとあらすじを言えば、旅芸人だった妻子ある二枚目が、
とある村で若い娘をはらませた。
みんな父親が違うのに同級生の娘たち。
いい年ごろになったある日、村の長者の娘を嫁に娶れと言われたが旅館の女将。
事実を知っているのは女将だけ。
そして、その長者の娘を皮切りに、同級生の娘たちが手毬唄になぞらえて殺される。


という話。
あったわ、そういえば。
つまり何かい? 戦後の混乱状態で、写真もなく、
そんでもって、なかなかの美男子はこの時代こういうことをする連中ばかりだったのだろうか。
って、思わず鼻で笑いたくなるような条件だけども、

アガサ・クリスティの方は、性欲をまき散らしていない点でもまだましなんだろうか?
ただただ物欲に負け、死んだ戦友の報告へ行ったら、その父親は目を患い、
娘は母親の自殺のショックから神経を病んでいる。
この屋敷に自分を知っているものはいない。なら、自分が成り代わってやろう。
などと思うか? 普通。てか、父親もなぜ自分の息子の声が解らない?
解らないんだよなぁ。金持ちだから(笑)

いやいや、解らないものだよ。
だから、オレオレ詐欺なんかがあるんだからねぇ。

この「第三の女」はドラマの中でも比較的最近の舞台映像なので、
そう、70年代的なポップなものが多い。
アガサ・クリスティが亡くなったのが、1973年らしいので、
まさに、つい最近の時代風景。
20年、30年前のことをつい最近というのは、歳をとった証拠らしい(笑)

特に、この作品では現代感が強く、
あまり好きな風景じゃない。
私は、ホワイトヘブンズマンションに住んでいたころの、
ヘイスティングスや、ミス・レモン、ジャップ警部が居た頃の話しや舞台が好きなので、
ひどく、困惑してしまうのですが、
ミス・オリヴァが好きなので許そう(笑)
この、ミス・オリヴァのスイッチの在り方が好き。
どこにあって、何とつながっているかなんて周りが判るわけがない。
本人が判ればいいものだから。
でも、時々、スヴェンが邪魔しに来てイライラしているミス・オリヴァも好き。

「第三の女」の見どころは、そのミス・オリヴァが襲われるところ。
あの、無意味な迷路の中のシーンがわりと好き。
襲われるだろうなぁと予感させるあの場所。
でも、ご婦人を襲うの? とも思いながら見るシーン
もうすっかり現代なので、衣装などはちょっと懐かしい感じもする。
インテリアなんかは少しかわいくもあるし、懐かしい。
この年代頃を設定るしている映像物はそういったところを見ることも楽しみの一つかもしれない。

アガサ・クリスティの妙は、タイトルを「第三の女」にしたところ。でしょうかね。
流行の最先端。たぶん、その歳の流行語大賞だったのでしょうね。
「サード・ガール」
そう思うと、アガサ・クリスティの流行を捉える目利きは素晴らしいと思いますね。


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2021年08月11日

日記42 7月29日から31日退院まで



どうも、梅ゆかり母さんです。
「子宮全摘出手術」の話

最終話です。
術後二日目から、退院までの日は、痛みとの戦いです。
傷が痛い。ガスが回って、お腹は膨れて痛い。
だけども、看護師の妹から、「歩けば治る」と言われて、
廊下を徘徊するだけでした。

ただ、入院されていた方々には大変迷惑だったのではないかしら?
コロナ前なら、うろうろしている人は多くいただろうし、
面会できる場所での人の声とか、沢山あったけれど、
今はみんな自分のスペースにいる。
引きこもっている。それが正しいのだろうけど、

早く家に帰りたいんですっ。
と、一周五分弱の病棟を、お腹を押さえながら歩きました。
一回につき4周が限度。20分で息が上がるし、ふらつく。

そう、ふらつくのです!
ふらつくんですよ、貧血って。
でもこれって言い時を知っているから、ふらつくとか感じるのであって、
ずっと具合が悪いと気づかなかった。
いやぁ、もうねぇ。ふらふらするようになってくるんです。
酸欠かもと、呼吸を上げても、そうじゃない。
だるいわぁ、体力ないわぁ。も、貧血の所為らしく。
「倒れそうになるようなら休んでね。無理はせずに、ゆっくりやってね」
と言われる。
無理はしてはいけないけれど、ほどほどの動く。

ただ……、病院て、快適温度マックスなわけですよ。
25度管理。
これを家に帰ってくるのかなぁ?
歩くか? この暑い中を?
と思うほどの日差し。
冷房の中でも感じる暑さ。

散歩だけではなく、持って行っていた本を三冊。
本を読み切ったので、クロスワードを買ってしまった。
DSC_1060.JPG


そう、30日のおやつ。
入院して初めて甘いものを食べました。
贅沢です。
美味しかった。
DSC_1061.JPG


余談ですが、
お米毎食200g食べていたのに、家に帰って体重を図ったら
500gぐらい痩せていた。
おお、あれほど食べていたのに、痩せるんだ。
お菓子って、すげーーー
お菓子食べなきゃ、本当に痩せるらしい
知ってたけど((笑))

傷のばんそうこうの貼り換え字に見たけれど、
本当に一センチほどの傷で、
これでよくカメラが入ったり、何が入ったりしたものだと思う。
開腹手術でなかったから、これだけで済んだのだというけれど、
これでも、やっぱり、痛いですけど――――

7月31日 10時過ぎ
旦那だけが迎えに来るつもりでいた目の前に、息子も来ていて、
ちょっと、本当にほろっとした。
家に帰ったら、娘も来ていて、家族四人そろって……、
えっと、食料何もないって、えっと、どうしましょうか?
カ、カ、カップ麺? いやいや、退院してカップ麺て……

近所へ買い物に行って、昼は総菜で済ませたけれど、
夕飯はメンチカツを作った。

てか、思うんだが、
うちの旦那……、これで足りると思う。といった総菜の数がしょぼい。
自分が好きなコロッケ一袋6個入だけ。
足りる? と聞き返すと、カップ麺食べればいいし。
だーかーらー
カップ麺は嫌なんだって。
と言って、総菜を入れまくると、そんなに買うの? という顔をしたが、
結果、一番よく食べる。

夕飯も、無理しなくていいよというわりに、
夕飯を食べる時間の、30分前になっても姿を現さなかった。
そして、夕飯ができたと言ってから、書斎から出てきて、
作ったのにぃと言った。
…………? そういうのはさぁ? 五時ぐらいから、
夕飯作れそう? 買ってこようか?
って、声かけてくれてもよくない?
あれかい? あたしがしんどいです。と言わなきゃ、
夕飯出来てない時間になって、腹減って出てきて、
カップ麺だったのかい?

とか、退院そうそう、イラッとしてしまったが、
結果的にこうして動く方がいいのだろうと、
前向きに考える。

ただ、どうしても前向きになれないこともあるけれど、
とりあえず、この二週間は休みをもらえたので、
体を休め、鉄を増やし、体力をつけようと思う。

2021年08月08日

日記40 7月27日 手術終わり



どうも、梅ゆかり母さんです。
「子宮全摘出手術」の話。

前回のあらすじ
とうとう子宮全摘出の日を迎え、なかなか便がでなかったけれど、
なんとかだして手術室へと向かった。
変な緊張から、今すぐ逃げたかったけれど、
楽になるからと言い聞かせ、手術台に上った。
medical_fukukuukyou_syujutsu.png


目を覚ましたのは、というか、覚醒したというらしいが、覚醒した時には、
看護師さんたちの、「あれ? 居ない?」とかいう声。
ご家族の方を探しておられるご様子(笑)

何度か角を曲がり、建物のつなぎ目に乗り上げる。
それが気持ち悪いし、傷に響く。
動かせれる右手で腹を触ったら、めっちゃ、驚くほどペッちゃんこになっていた。

キャーーーーー痩せたわぁ

たしかに、下腹部に何かを貼っている違和感がある。
それよりも、驚くほど寒い。歯の根が合わないほど。

旦那がやってきて「よく頑張った」としきりに言っていた。
「終わったよ」とやっと右手を布団から出し、握手。
「お母ちゃんと、娘と息子に、終わったって、無事だって伝えて」
と頼む。

旦那いわく、こんなご時世だから、そうそうにおかえり願いたそうな感じだったので、
「じゃぁ、帰るからね。ゆっくり休んで」と言ったようだが、
こっちは、寒いし、痛いしで、もうちょっと居てほしかった。

……あれ?
掻き忘れていたが、10時。手術前に個室に移ったんだった。
術後の経過観察を兼ねての移動ということで、
あぁ、これなら大声出せる。
と思ったんだった。失敬。

で、個室だし、いいじゃん。と思ったが、
さすがにそのわがままは無理だろうと、手を振ってわかれる。

にしても「寒い」というしかなかった。
その後、「ど、どうしていたほうがいい? 起きていたほうがいい? 寝ていたほうがいい?」
と聞くと、「リラックスして、寝ていいよ」というので、
これが驚くけれども、リラックスした状態って、どうやるんだっけ?
て思うほど、体が硬直し、体制を考えると、息をしていることを忘れていることに気づく
だから、「息を吐く――――息を吸う。吐いて――――吸って」と吐くことを意識した。
息というのは、どんな時でも吸うけれど、吐くことは忘れがちになる。
吐き続けると、息苦しくて自然と吸う。そしてリズムをつかむと、もう意識しなくなる。
意識している間は、吸って、吐いて吐いて吐いて。と言い聞かせていた。

一時間か、二時間か経って、様子を見に来た看護師さんに、
「足動かして大丈夫? 肩とかも大丈夫?」
と聞くと、動かせる箇所は動かしてと言われた。
頭を上げるのは無理だと思うから、それ以外は動かしたほうがいいと、
看護師の妹が言っていたのを思い出して、
足をうにょうにょ
肩をうごうご
動かし、寝返っても大丈夫ならいいよと言われたので、
寝返ろうとしたら

「はひぃ―――――――」
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い、い、いたーーーーーーーい
何、この痛みぃぃぃ聞いてないし
って痛みが腹に走る。

どどどどどどどど、どうも、腹の肉があるせいで、重力に引っ張られ、
もとの傷箇所よりも下がるので、痛いようだ。

はうぅぅぅぅぅぅぅぅ

だが、寝返りを打たないと、腰が痛い。
少しずつ傾斜をつけよう。
10度くらい? と布団を背中にあてがい、
垂れる肉を支えるべく腹にも毛布を敷く。

まぁ、どんくさい私ですから、この腹減布団を敷く段階で、腹を何度叩いたか。
「はひぃぃぃぃ痛い」

もしこれが個室でなかったら、まぁ、煩い人になっていたと思う。
さらに言えば、あまりの痛さに、やってきた看護師さんから、
「痛み止めいる?」と聞かれ「い¨り¨ま¨ず」と言って、点滴の痛み止めを打ってもらう。
ほどなくして痛みが治まったら、今度は足の寒気。
足は、今、フットポンプというものを巻いてくれて、足の血の巡りをよくしてくれるんですが、
巻いているそこはいいのだけど、足首から下、足の裏がものすごく冷たい。
なので、足を動かすのも、自然とひざを立て、足裏に電気毛布の温かいところをこする。
足首の上下を中心に動かしながら、
肩も、右肩を上下、左肩を上下と交互にやっては、少しずつ傾斜をつけ、
真横に慣れたのは、真夜中かもしれない。

いや、時計がないので解らないけれども。
それでも、真横になれてよかったし、腹は引っ張って痛いし、
足がぬくもってくると、熱いし。
とわがままになっていく。

電気毛布を片付けてもらい、何とか、かんとか寝返りが打てることが判ったら、
体が痛くなるまで寝ていたと思う。痛くなったら寝返ろうとするには、
無意識化では無理なのでね。

それでも、今までなら、そうそうに頭が痛くなっていたのに、
今回は頭は痛くない。ただ、
「熱があるけど、術後はみんなそうだから。
血圧が少し高いねぇ」
と言われるだけ。

あぁ、これは、ちょっとでも眠れる。
と思って眠ったら、いつの間にか朝になっていた。
sleep_futon_smartphone_woman.png


今回、本当に思ったのは、
術後のしんどい時に携帯がそばに無くてよかったこと。
あったら、気になって、「今終わった」とかって送っては、
返事がきたら、返事を返さなきゃとか。
目が覚めたけど、何時だろう?
とか、そんな気にすることないことで気にして起きてしまう。
今回は、携帯を貴重品入れにしまっていたので、
そこを開けることもなく、夜を明かした。








2021年08月07日

日記39 入院~手術前まで



どうも、梅ゆかり母さんです。
「子宮全摘出手術」の話の続き

前回のあらすじ(笑)
あまりにもしんどくて、やっと婦人科に行ったら、
「血がひとの半分しかないので、輸血をして、緊急入院です」
と言われプチパニック。
何はともあれ、一度かえって荷造りをし、入院の手続きを取った。

7月26日 17時
手続きをして、とりあえず、外来処置室へ行く。
戻ってきてくれと言われたので。
そこで、二本目の輸血をセットされ、
……あれ?
そういえば、荷造りをする前に、心電図と、レントゲンを撮ったんだっけか?
あれ、帰ってきてからだっけ?
多分、荷造りする前だと思う。
旦那に車いすを押してもらってから、行った気がする。
kaigo_kurumaisu_woman.png


心電図を撮ってくれる人も、レントゲン技師も、
「輸血???? えーっと、ふらふらしない? 大丈夫?」
と気遣ってくれた。
本人、いたって平気なんですけど、なぜだか、車いすに乗ってるんですよ。
って状態で、いやぁ、すみません(笑)

とにかく、病室に上がるのですが、ナースステーションで、旦那とはお別れです。
「コロナなので」
ひやぁ、入院するのに、家族とはここでお別れで、面会もできないとは。
これは、入院されている人はさぞ寂しいよなぁ。
と、人ごと。
「頑張って」
「うん、頑張ってくる」
と言って、病室へ。
あっさりさっぱり解れたように思うけど、早く座りたかったのよね。
ダレた……。しんどい。
それで手いっぱいだった。

到着して、とりあえず簡単に荷物を片付けると、検温だの、血圧だのの検査にやって来る。
そのたびに「貧血強いけど、トイレ大丈夫? 行ける? 車いすにする?」
いやいや、動けてるので、大丈夫ですよ。
と返事をする。
そんなに大変でもないんだよなぁ。言うほど。しんどいけど、だるいけど……

この時のことを簡単に言えば、「貧血バカ」の状態で、
悪すぎて、いい時が解らないので、ふらつきも、皆さんが心配してくれていることも解らなかった、
怖いねぇ、病気って。
hospital_nyuin_syokuji.png


病院の夕食は早くて、18時にはやって来る。
さて問題です。この夕食、私は食べたでしょうか?
正解は「完食しました」
栄養が足りないから、食べれたんじゃないかと思う。
まぁ、美味しかったからというのもあるけどね。

それから、娘や息子、母や、妹から来るラインを返し、
21時消灯。早いってだから。
とライトをつけて、返事を送る。
さすがに9時に寝ては、夜中に目が覚めるし。と思って。
せめて、22時まで待ってくれと。起きていたけれど、
貧血でしんどかったのだろうし、病院で疲れたんでしょう。
22時にトイレに行ったきり、寝ていた。

夜中の見回りの音で時々起きたけれど、
ほぼ熟睡できた。
ちなみに、輸血の点滴は、19時前に何とか終わり、止血剤の点滴は19時半ごろに終わり、
別のなんたらという点滴を打っていたけれど、

今は便利になったよね。
点滴の針もさしっぱでも居たくないような奴に代わり、
点滴後と差し替える必要が無くなって、混入口(マニフィールド)という、
ハブ的器具があって、そこに差し込むので、患者の痛みは少ない。
針を刺しっぱなしというのはしんどいけれど、
ぞれでも以前に比べたら、物凄く楽。
tenteki_stand_woman.png


そして、輸血が終わってから、生理食塩水の注射を混入口から入れるのだけど、
そういえば、ずっと言われていたのが、
ちょっとヒヤッとするよ。だったのだけど、最初の数本は全く分からなかった。
それが、急に、「あぁ、ひやっとするねぇ。なるほど、うん、ヒヤッとした」
と感じる。これも貧血の所為らしい。輸血して、体が少し暖かくなって、
そのおかげで感じたんだと思う。

というか、熱はどうだったかと言えば、多少高かったんですよ。
何故って、足りない鉄を補おうと、細胞が働きまくっていたんでしょう。
赤血球さん。血小板ちゃん。白血球さん。ありがとう。
細胞全て、あたしの体、ありがとう。

点滴の管が邪魔で時々引っ張って、腕が痛い。と感じて目が覚めるも。
なかなかよく寝たと思われていたんですが、

7月27日 手術当日
4:30AM 向かいのベッドの人の処置で看護師さんがやってきて、
そのひとの処置の音で起きた。
これは辛いなぁ……。術後、痛いのに、
それでなくても、術後は麻酔が切れてから頭痛がひどくなる体質で、
しんどいのに、処置が必要な人と一緒だったら、
いや、その前に、自分が煩くさせてしまうだろうし……

と思いながら、一応、6時までは横になっていたけれど、六時になって検温とかがあって起きる。
というか、起きたって、一日絶食なので、動けばお腹すくしなぁ。
という状態で、洗面を終わる。
水分は12時までは大丈夫らしいけれど、
水分を摂るといが動くので、お腹すく。

そういえば、夜、下剤を受け取ったが、出る気配がない。
老化を歩き回って、出そうとしたいけれど、
出来れば大人しくしておいた方がいいだろう。コロナだし……と思って、
でも、だんだんお腹が痛くなってくる。
でも、出そうにない。
あまりにも出なくて、でも痛くて、看護師をしている妹に聞いてみたら、
「別に出なくても大丈夫よ」とのこと
「ただ、出してくれていたほうが、術後すぐに便意をもよおしても、管があるから行けんろ?」
それはそれでいやだなぁ。

でも、出ないんだよなぁ。
とか思っていると、手術が14時ごろに開始すると連絡が来た。予定通りの時間だ。
と、カウントダウンが始まった途端、お腹が痛い。
便は間に合うのか?

同室の人のお昼が運ばれてくるなか、手術着に着替えたり、
手術に関する同意書の確認や、手術内容の説明を再度される。
「不安になることありますか?」
と聞かれたんで、素朴に、

「腹腔鏡手術って言うけど、」
腹腔鏡手術……へそと、へそを中心にして、左右10センチほどのところと、
へその下に、1~2センチほどの穴をあけ、顕微鏡を見ながら手術を行う方法
「子宮全摘するって、どうやって出すの? その1センチぐらいのところから出る?」
と聞いたら、失笑され、「さすがにそこからは出ないですよ。下から出ます」
と言われ、「なるほどぉ。すっきりした。どっから出すのかと不思議だったわ」
と大笑い。そりゃそうだ。けっこうな大きさのものを、どうやって出すんだと思っていたので、
すっきりしたわ。

13時ごろ、おお、ようやく出そうな気配。
てか、遅いよ。というか……私らしい。こういうぎりぎりになってなんかあるんだよなぁ。
てことで、本当に、ギリギリまでトイレに行っていた(笑)

14時15分手術のため、14時5分、病室を出る
旦那がすでに待っていて、なんか久しぶりじゃん(笑)
的に挨拶をし、
「いやぁ、さすがに緊張してきたぞ」と言うと、
「寝てりゃぁすぐだよ」と言ってくれる。

手術室前、家族控室で別れ、「頑張って来いよぉ~」と送られる。
集団就職の駅を思い出しちまったぜ(笑)
自動ドアを二枚潜り、まずは名前の確認。
手術についての説明を受ける。麻酔についての説明を受ける。
いざ、手術室へ。
ここは大きな病院なので、一度に六か、八か手術可能らしく、
沢山部屋があるうちの、一番手前の部屋に入る。
手術台は思った以上に狭いもので、二段ばかしの踏み台を上って、
横になる。

以前、子宮筋腫の切除、その前、さらに前も、この麻酔導入時に足掻いたので、
足掻いたってなんだよ? いやぁ、どこまで起きてられるかやってみようぜとか思って、
必死で寝ないようにしてたんだが、寝るよねぇ~
それを、「抵抗しない」と決めて、すぅっと寝る。
music_hikigatari_stand_woman.png


あれ何の曲だっけかなぁ。aikoだったかな? あいみょんだったかなぁ
なんか、女性シンガーだよなぁ。
術の最中、お医者さんの好みで流すんだろうなぁ。
シーンと静まった中ではしないようだ(笑)

痛み? いや全然。夢すら見ないよ。
寝ている感覚というよりは、瞼を閉じて、開いてする、あの秒の出来事ですよ。


2021年08月06日

日記38 7月26日 緊急入院まで



どうも、梅ゆかり母さんです。
「子宮全摘出手術」の話しです。

前回のあらすじ。
ストレスがかかりすぎて、更年期がこじれたのか?
更年期中に、強いストレスがかかったからなのか?
とにかく、生理が続き、尋常ではないだるさに見舞われ、
月曜日に病院へ行くか、主治医の予約(月、水担当)を入れる(15時以降電話予約)か、
飛び込みで行くかと思案中。
nebusoku_tetsuya_ake_woman_smile.png


7月26日(月)
朝起きて、ちょっと調子がいいと感じる。
だるさが全くないわけじゃないけれど、土曜日の夜や、日曜日に比べたら、
ゆっくりした分まだ大丈夫? って感じ
生ごみの日だったので、出しに行く。
はーーーい、ごみステーション迄10mもない場所です、そこへ行って帰ってきて、
倒れそうだと思った。動悸が治まるまで時間はかかるし、
足が鉛のようだ。

これは、いかん

職場には迷惑がかかるが、この状態で行ったところで、仕事中に倒れる。
と危機的判断で、病院へ行くことにする。
今は落ち着いているが、先生を目の前にして言えるかどうか怪しかったので、
メモを書くことにした。これが後々役に立つので、病院へ掛かるときには、毎度こうしたほうがいいですよ。
(書いた内容が、あとの方で出てきます)

旦那が遅番だったのもあって、旦那に無理行って病院へ送ってもらう。
鉄の注射一本打ってもらえばいいや。ぐらいの感じだったので、
しんどすぎて。なんてのは言わず、ちょっと貧血が強い感じ―。っと楽に伝える。
多分、旦那も、「あ、そうなん?」ぐらいだったと思う。

7:45AM 病院到着
八時の受付まで時間があるので、椅子に座る。
息切れ、動悸がする。
お客(患者)は30人ほどがすでに居た。でも、普段なら(コロナ禍でなければ)もっといるのに、
コロナってだけで、客(患者)も少ないようです。

8:00AM 受付開始。
再診ではあるけれど、三カ月以上たっているし、何なら一年前だしね。
で、再受付を済ませ、二階婦人科受付の前まで行く。
すでに数名がいた。
というか、そこのナースステーションは、耳鼻科、皮膚科、婦人科合同なので、
おっさんも、子供も、妊婦も待っていた。
とはいえ、妊婦さんや子供などはコロナを警戒して、自分の予約時間ギリギリで来るようだけども
それでも、見た限り、婦人科だと思われる人が、10人は居たと思う。
なので、ざっくり見積もっても、診察は10時以降になるだろうし、終わるのは昼前だろうと思う。

今時点で職場に電話を入れる。
オープン前の忙しい時間だけど、逆に、オープンしてからでは忙しいだろうし、
遅くなったらなっただけ迷惑をかけると思い、電話を入れる。
「具合が悪くて」「たぶん、更年期の貧血です」
と休みをもらう。
貧血だからなのか、よほど具合悪い声だったのか、翌日以降も休むなら、
また連絡して。と言われた。
この時はまだ「鉄の一本打てば大丈夫、行けるはず」などと思っていた。

8:30AM 診察受付開始。
問診票などの受付を各科受付開始。
コロナによる問診表も出し、とにかく座る。座らなきゃ、倒れる。
椅子の背もたれと、壁と、二方向に支えられていないと座っていられない。
もう、限界に近かったのだと思う。
帽子をかぶっていったのは、髪を梳く元気もなかったからだけど、
血の気の無い顔を晒したくはなかった。マスクしなきゃいけないご時世でよかった。と思うほど。
medical_byouin_machiaishitsu_mask.png


9:00AM 前―?
受付の看護師に呼ばれ、一年ぶりだということ、婦人科希望であるということ、それから、
「ひさびさですがどうされました?」という、前問診を受ける。
具合がどれほど悪いかというメモを挟んでいたので、それを見てくれと言う。
「貧血ですね、はい、はい」
とメモを見て何やら入力して、また待つように言われる。
その間に壁際のいい席がとられていたので、仕方なく別の場所へ。
はぁ、しんどい……

わりとすぐに問診に呼ばれる。
帽子を除けていなかったが、その隙間から見て判ったらしい(医者すげー)
「久しぶりですが、」そういってメモを見る

―メモ―
生理が2カ月続いている
一昨日の晩(土曜の夜)が激しくしんどくて、動悸、耳鳴り、下痢、熱中症かと思って、
昨日(日曜日)はおとなしく寝ていたが、よくならなかったのでやってきた。
更年期の貧血だと思う。
仕事はできる限り休みたくない



というメモを読んで、「じゃぁ、採血しましょう」
と言われ、検査室のほうへ行く。
注射嫌いなので、針見るのもいやーとか思いながら、
帰ってくる。これがだいたい9:19AMゴロの話。

血液検査には20-30分かかるので、それでも、妊婦さんとかいるから、これは早くても10時半は過ぎるなぁと。
あぁ、しんどい。

9:24頃
診察室に呼ばれる。
てか、結果出てすぐに呼ばれるなんて、早かったなぁ。さくっと終わらせるんだな、きっと。
あれですよ、他の人との間にささっと済ますあれですね。
診察室に入ると、「なかなか貧血があるようで、えっと、内診します」
というので、いや、まだ出血あるし、出血あるんで、病院へ来たくなくて、
と言うと、そんなこと考えずに来てください。と少々強めに言われる。

内診ってのは、文字通り、内診ですよ。
でも、出血している状態で、診察台に乗るのは本当に申し訳なくて、
乗った瞬間、「あ、すみません。出た……本当にごめんなさい」を繰り返すしかなく。
「診察台を上げた状態にしておきますね」たぶんこぼれないためだと思うが
それでも、あぁ、出てる……と解る。
先生が速攻やってくる。
わりと、診察台で待たされることもあるのだが、早かったねぇ。

「ちょっと痛みますよぉ。はぁーい、うーん。あのねぇ……輸血しますね」

は、はぁ?「はい?」心からのクエステョンですよ。

輸血ってのは、こう、腹を撃たれた刑事とかが瀕死の重傷を負い、今輸血中とか、
手術中に、出血が止まりません 輸血しろ―。っていう、緊迫ある処置のはず

「は、はい?」
「血がね、人の半分しかないから、輸血しますね
半分? 何が? いや、私動いてますけど?
その後も内診が続く。
「うーん、内膜が厚くなってるねぇ。ちょっとごめんよ、カメラ入れるねぇ。
はーい、かなりの量がまだ残ってるねぇ」
というけれど、それよりも輸血のほうが気になって、てか、輸血
「一度、止血剤の点滴を打ってから、輸血します。そのまま緊急入院です」
medical_yuketsu_ketsueki_pack.png


まっちろーーーーーーーーーーー

輸血の次に入院? 頭大混乱。

いかん、ちょっと待てぇーい

内診が終わって、診察室に呼ばれる前に、旦那に「入院とかいう、輸血とかいう。理解不能、今すぐ来て」
とラインする。
てか、旦那にそんなこと言って理解できるわけないのにね(笑)

診察では、ヘモグロビン値の値が5.5だということ。
これは、成人女性の12〜13rという量の半分であることを示し、
しかも、あと1か2少なかったら心不全になっていたという。
「じゃぁ、土曜の夜にひどいだるさと、息苦しさがあって、救急車呼ぼうと思ったんですが、」
「その時に救急車で来てくれていたら」
という状態。
「なので、止血をして、少しでも出血を止めて、輸血をします。で、このまま入院です」
とさらりと言われた。
「それで今後の治療方法だけど」
と言われても、輸血に入院にとショックを受けている頭で理解できず。
「とりあえず、止血して輸血しましょう。入院は、入院です
と強く言われる。

「治療方法としては、まずは、止血剤を使って、少しだけでも出血を押さえます。
その後輸血をします。
ここから治療ですが、ホルモン治療というものがあって、
止血して、輸血後に、ホルモン剤を投与します。そこでいったん出血を押さえます。
ただし、完全に止めることはないかもしれない。
すぐに生理が来て、厚くなっている内膜をすべて出します。
それから次の生理を待って、またどうするか決める。
もしかすると、ホルモン治療し続けて、生理が無くなるかもしれないし、
(出血が)増える可能性もある。これが一つ。

もう一つが、厚くなっている内膜をこそぎ掻き出す方法。
これは全身麻酔で手術になります。
こそぎ取ってから、次の生理を待って、またどちらにするか決める。


どちらにしますか?」

……。どちらにしても次の生理が来るようで、
その上、次の生理が来ないとも言い切れず、ましてや生理で量が減っていると断言できない。
それはしんどいなぁ。と率直に思った。
また、生理が来るんだとか、それまでいつ来るかとまた考えるんだ。とか、
かなりネガティブにしか考えられなかった。

あのぉ、全摘はできますか?
先生は多分、全摘押しだと思う。だって、全摘する方が楽だから。
ただ、
「全摘は可能です。もちろん取ってしまったら、もう、貧血の原因が無くなるし、
生理に煩わされることも無くなる。
だけど、手術ですし、小さいとはいえ、傷をつけるので、痛みが残ります」
「でも、どのみち、一週間は入院ですよね? どれをとっても」
「まぁ、輸血をしますしね」
「じゃぁ、全摘で」
と、一人で決めていいのか? と言ったそばから後悔した顔をしたようで、
「旦那さんが来てから、相談して決めてください」
と言われた。

処置室へ。

どえらいことになってるで

という感覚はあったが、それ以上の整理がつかない。
面白いもので、そうかぁ、そりゃダメだ、じゃぁ、入院します。
という頭が動かない。理解している。納得している。だから、行動に移す。
という連携ができないのだ。
そう、「血がないから、頭に酸素が行っていないから、思考能力が低下しているのだ」

そうか、私の頭がぼけ腐っているわけじゃなく(いや、ぼけ腐っているのだろうけど)
仕事をなかなか覚えられないのは、貧血の所為だったんだ

処置室に入り、左腕の手首に近い側に注射を打たれる。
点滴針なので、たぶん、長くて大きい針だと思う。
「ちくんとしますね〜」なんてもんじゃなかっただろうけど、
これが不思議と、輸血に、入院に荷混乱中の頭では痛みがさほどなく、
いや、看護師さんの腕がよかったんでしょう。
そして、止血剤の点滴を打つ。どのくらい経ってからとか解らないけど、旦那がやってきた。
medical_ryuuchishin.png


「なんか、輸血するようで、そんでもって、入院らしいです」
と言うと、「大丈夫なん?」と聞いてきた。
「よく解ってない」と答える。
ことの重要、重大さを理解するのは、本当にあとになってからで、
この時は、二人とも言葉の意味として理解していたけれど、
本当の意味で、理解していたかは不明。

先生が診察の合間にやってきてくれて説明してくれる。
「血が人の半分しかなく、緊急入院してもらわないといけない。
治療方法が三つあって、ホルモン治療内膜搔爬術子宮全摘出手術。とあるが、
相談してください。本人は、全摘と言ってますが」
と言ってくれた。

旦那と、相談するも何も、旦那は私の意見を尊重してくれるし、
「たしかに、あと後のことを考えたら、子宮全摘出手術のほうがいいとは思うが、
術後のメンタルが心配だ」という
どういうことかと聞けば、無くなってしまった心細さとか、それで鬱になるというし
という話で、いやいやそれはね、まだ若ければ、私だって、40入ってすぐに、
子宮筋腫の手術で、全摘するか、部分的に切り取るかで、出来る限り、残したいって駄々こねたけど、
もうねぇ「頑張ったよ、あたしの子宮。こんな、二カ月も血を吐きだしててさぁ、その上、
残したら、また生理を待たなきゃいけない。それは、もういいんじゃないかと思うのよね。
子宮も頑張ったし、私の体も、頑張ったし。
寂しくないとは言わないけれど、もう、生理に煩わされて、出かけられないとか、
そんなことを考えなくていし。身軽に動けるようになるらしいし。そっちの方が期待大かな」

それを聞いて、「子宮全摘出手術」をすることに決定した。

さて、そこからいったん荷造りしたいと頼み込み、輸血一本後に、いったん帰って、
荷造りしたけれど、いったい何を持っていけばいいのやら。
とりあえず、リストを書き出す

―入院リスト―
着替え(パンツ2枚。肌着のタンクトプ一枚)
パジャマ(冷房寒かったら困るので、長袖も含んで)二組。
汗かいた用の着替えとしてTシャツ2枚。
タオル(フェイスタオル5枚)
洗面道具。リップ。マスク(箱)。充電器。冷えピタ(5袋)
本。ペン。手帳。ナプキン大中。スリッパ。コップ。歯ブラシ。箸。歯磨き粉。洗顔。


入院時に必要なもの。というのを病院で本当なら冊子でくれるのだろうけど、
病室へ行っていないし、緊急入院なので、そのほかが解らない。
解らないから、とりあえず、これだけ持って病院へ帰る。

あぁ、その前にお腹すいたんで、「如月のチキン南蛮」を買って食べる。
これが15時半。16時半までには帰ってきてくれというので、急いで食べて、急いで用意して、
急いで、病院へ向かった。

多少、ふらつく。なるほど、これが貧血ってやつで、
気分悪いなぁ。
しっかり歩けよレベル? そいう言うふうに見られてそう。
と思いながら、入院手続きをとる。




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