2016年02月06日
ラグビーとアメフトの違いって?
2015年のラグビーワールドカップで、日本代表が強豪の南アフリカを下して歴史的な大金星を挙げたことをきっかけに、現在、日本国内ではラグビー熱が高まっている。今まであまりラグビーに興味がなかったものの、今回の大会をきっかけにファンになった人も多いはずだ。
さて、一方でアメフトというスポーツもあり、両者の違いがいまいちわからないという人も多いのではないだろうか。「教えて!goo」に寄せられた「アメフトとラグビーの大きな違い?」を参考に、ラグビーとアメフトの違いをご紹介しよう。
■共通する部分は?
まず、違いに目を向ける前に、ラグビーとアメフトに共通する部分を見ていきたい。
「アメフトとラグビーはナツメグボールと言う目立つ部分が同じなので、似ていると思われがちですが、全くの別物です」(hehodzunさん)
「どちらも結果としてトライやタッチダウン、ゴールバーを越えてキックして得点します」(ultraCSさん)
まずボールの形状、そしてゴール(得点)の方法は共通しているようである。
■大まかな違い
両者の違いとして代表的なものに「ラグビーは前にパスができない」というルールがあるが、ほかにはどのような違いがあるだろうか。
「ラグビーは本質的には『ボールを奪い合う競技』です。一方アメフトは『地域を奪い合う競技』でそこが一番違います。(中略)…攻守交代の流動性がラグビーでは大きく、アメフトでは小さいというべきかも知れません」(ultraCSさん)
「アメフトは野球と同じように攻撃と守備が明確に分かれている。いっぽうラグビーはサッカーと同じで、攻守が刻々と変わっていく」(nidonenさん)
なるほど、野球とサッカーを比べてみるとその違いがわかりやすい。攻撃側と守備側に分かれて代わりばんこにプレイするのがアメフト、ボールを持った方が攻撃側・奪われた方が守備側にまわるのがラグビーというわけである。続いて、他の違いも見てみよう。
「・アメフトは1プレーごとにプレーが完結する。ラグビーはボールをつないでいる限り、プレーが続く。だからアメフトでは2回以上パスすることはほとんどないが、ラグビーではパスを回していくのが普通。
・アメフトは基本的に誰に対してもタックルやブロックが可能。だから状況を周りで見守っているプレーヤーはいない。ラグビーはボールキャリア(ボールを持っている人)に対してのみタックルできるので、周りで状況を見守る必要がある。
・細かいところだと、ラグビーは誰でもボールを蹴ることができ、プレー中にも蹴ることができる。アメフトではキック専門のプレーヤーしかボールを蹴ることができず、プレー中に蹴ると反則になる」(nidonenさん)
この他にも細かい違いを挙げればかなりたくさんあるのだが、今回は概説に留めさせて頂いたことをご了承願いたい。ラグビーとアメフト、両者の違いを知ることで、それぞれの面白さが際立ってくる。今後の観戦をより楽しく有意義なものにするべく、ぜひこの記事を参考にして欲しい。