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太陽にはなれなかった木星の物語

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木星はもう少し大きかったら太陽になれたかもしれない……というお話を聞いたことはありませんか?


これは木星が巨大なガス惑星で、太陽とよく似た成分で構成されているために、よく言われていることです。

もしそれが本当だとするなら、いったいどれぐらいの大きさだったら太陽になれたのでしょうか。

■ 太陽系で一番大きい惑星

太陽系には地球を含めて全部で8個の惑星がありますが、その中でもっとも大きいのが木星です。木星は、その直径が14万kmもあり、これは地球の約11倍(体積にすると約1,300倍)に相当します。また質量に至っては、地球の318倍にもなります。

数字だけを見ると、とても巨大で重たい天体と感じるかもしれません。けれども、地球の質量と体積をそれぞれ1として木星の密度(=質量÷体積)をざっと計算すると、318÷1,300≒0.24となり、地球のわずか1/4程度しかないことが分かります。つまり大きさの割には軽い惑星だと言えます。

その理由は、地球が岩石や金属を主成分とする惑星であるのに対し、木星は水素とヘリウムを主成分としたガス惑星であるためです。木星には「核」と呼ばれる中心部にしか岩石や金属のような物質が存在しません。

けれども、これは太陽とよく似た構成だと言えます。そのため、木星は太陽になり損ねた惑星と言われているのです。

■ 木星に足りなかったものは…

太陽は自らの力で光り輝いている「恒星」の1つです。それに対して木星は自ら光り輝くことはできず、あくまで太陽の光を受けて輝いているに過ぎません。

それでは、木星が恒星になるためにはいったいどのような条件が足りなかったのでしょうか?

……それはズバリ「質量」です。質量があるほど重力も大きくなるため、天体の中心部にはより大きな圧力がかかります。これが水素からヘリウムを作り出す「核融合反応」を引き起こすことで、初めて太陽のように光り輝くことができるようになるのです。

(太陽は燃えているわけではなく、この核融合反応によって輝いているのです)

木星はたしかに巨大な惑星ですが、太陽と比べてしまうと、実はそのわずか0.1%の質量しかありません。一般的に天体が恒星になるためには、太陽の7〜8%程度の質量が必要だと考えられています。つまり、木星は現在の70〜80倍の質量が無いと太陽のようにはなれないわけです。

これを惜しかったと見るか全然足りなかったと見るか、人によって捉え方は違うと思いますが、皆さんはどう感じますか?

■ 太陽系の掃除屋

それでも、木星が持つ質量と重力は地球に多大な貢献をしてくれています。

かつて「アルマゲドン」という映画があったのを、皆さんは憶えているでしょうか。地球に衝突する小惑星から人々を守ろうと立ち上がる、勇敢な石油発掘者たちの物語でした。

このように、数多くの小惑星や彗星が地球に向かってやってきます。しかも、その数なんと1年間に何千個と言われています。大半は大気圏で燃え尽きてしまいますが、中には燃え尽きないで地表まで到達するものも、年間数個ほどあります。

これでもかなりの数だと感じてしまいますが、もし木星が無かったとしたら、その数は今とは比べ物にならなかったと考えられています。木星はその大きな重力によって、近くを飛んでいる隕石を捕獲したり、軌道を変えたりして、地球への衝突を防いでくれているのです。

ちなみに、天体が持つ重力は、その天体の質量÷(半径×半径)で求めることができます。ここから、先ほどと同じように計算すると、318÷(11×11)≒2.6。つまり木星に働く重力は地球のおよそ2.6倍ということになります。



太陽系最大の惑星である木星。もっと質量があれば太陽のようになれた天体だと言われています。けれども実際には、残念ながらそこまで大きくはなかったため、恒星になることもできませんでした。

しかし、木星があの場所に存在するおかげで、私たち地球の生命は長きにわたって進化を遂げてこられたのです。そう考えると、木星も地球にとっては母なる星と言えるかもしれませんね。





料理用ラップは軍用だったって本当?

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どの家庭にも必ずある料理用ラップ。食材の保存や温めなどに欠かせない存在だが、もともと軍用品だったのはご存じだろうか。

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武器や火薬を湿気から守り、靴の防水にも使われていたラップは、終戦を機に台所で使われるようになった。中身を密閉できるジッパー付き袋も、元来は調理用具として開発されたのだが、あまりに売れ行きが悪く、保存用に名を変えて世に広まっていったのだ。

■軍用の防水シートで、お弁当を包む?
料理用ラップフィルムの先駆けは、1940年代にアメリカのダウ・ケミカル社によって開発された。

当時は太平洋戦争のただ中で、マレー半島やフィリピンのルソン島などで戦闘が繰り広げられていた。戦地に送られた兵士たちは高温/多湿の気候に悩まされ、それを救ったのがラップフィルムだ。おもな使い道は、

・銃や火薬を包み、湿気から守る
・靴の中敷きにして、水虫を防ぐ
・蚊から身を守る蚊帳(かや)

蚊帳と聞くと網(あみ)をイメージするが、ラップフィルムをからだに巻き付けるなどしてマラリアから身を守っていたのだろう。

1945年に終戦を迎えると、ラップフィルムの需要は減り、ほとんど使い道がない無用の長物となった。ところが、ダウ・ケミカル社の社員たちがピクニックに出かけたときに、台所用品に生まれ変わる事件が起きた。一緒に来た奥方が、お弁当をラップフィルムに包んで持ってきたのだ。

これを見た社員たちはさっそく商品化に取り組み、料理用として販売したのだ。

ラップフィルムが優秀なのは、素材であるポリ塩化ビニリデン(PVDC)が、開発から50年以上も経った現在も使い続けられているところだ。通称・ポリ袋で知られるポリエチレン(PE)と比較すると、

・破けにくさ … (PVDC)470MPa / (PE)220MPa
・酸素透過度 … (PVDC)60 / (PE)13,000 ※単位はcc/m2・day・atm
・透湿度 … (PVDC)12 / (PE)30 ※単位はg/m2・day

と、難しい単位を抜きに説明すると「引っ張っても破けにくく、酸素も水分もほとんど通さない」の意味で、武器よりも食材にこそ最適な素材なのだ。

その後、ヒット商品になったのは説明するまでもないだろう。ちなみに、お弁当をフィルムに包んだ主婦「サラ」と「アン」が製品名の由来となっているのは、フィルムの性能とはまったく関係ない。

■ジッパー付き袋は、なべ代わりだった!

ジッパー付き袋も数奇な運命をたどっている。保存用ではなく、なべに代わる調理器具として開発されたのだ。
これも同じくダウ・ケミカル社の製品で、食材を「湯せん」するのが目的だ。カレーや牛丼などのレトルト食品は、容器に空けてレンジでチンが定番となっているが、電子レンジが普及していない時代は、なべのお湯で温めるのが定番だった。

ジッパー付き袋が登場した1960年代はレトルト・パックもなかったので、これに食材を入れて調理すればラクじゃん!と考え、発売されたのだ。

しかしながら、湯せんで作れる料理は限られているので、市場には受け入れられず、ヒット商品には遠く及ばなかった。そこでジッパーの利点を活かし、保存用として「再デビュー」させたところ、爆発的なヒット商品となり現在も定番グッズとして知られるようになったのだ。

保存と調理では真逆の役割にも思えるが、便利グッズ誕生のきっかけとなったリサーチの甘さに、感謝すべきかもしれない。



・料理用ラップは、もともと軍用の防水シートだった
・ある主婦がお弁当を包んだのが、「料理用」に転身するきっかけ
・ジッパー付き袋は調理器具として誕生したが、市場に受け入れられなかった
・保存用として販売したところ、大ヒット商品になった…

違う使い方をしたところ、大ヒット商品になるとは実に痛快な話だ。クールビズで登場回数の少なくなったネクタイの、頭にまく以外の活用方法を探してみることにしよう。





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