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災害時に注意したい「たこつぼ型心筋症」 精神的・肉体的なストレスが要因で起こる

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悲しみや怒りといった精神的なストレスが心臓に悪いことはよく知られている。災害・事故などの衝撃的な出来事や愛する人の死など、強いストレスが原因で心臓の動きに障害をきたす「たこつぼ型心筋症」という病気をご存じだろうか。

「たこつぼ型心筋症」とは 「たこつぼ型心筋症」とは、「ストレス誘発性心筋症」あるいは「ブロークンハート(傷心)症候群」とも呼ばれ、そのほとんどが精神的・肉体的なストレスが要因で起こることがわかっている。

自然災害時に急増することが知られており、2004年の新潟中越地震の際に発症者が急増したことで、にわかに注目を集めた。2011年の東日本大震災のときにも多く発症したという。しかし、たこつぼ型心筋症の患者数は、急性冠症候群の患者に対して2%程度と少なく、詳細な原因もわかっていないため、まだまだ謎が多い病気だ。

閉経後の女性に多いことも知られている。突然胸が痛くなったり、呼吸困難になったり、心電図に異常が見られたりと、心筋梗塞や狭心症などの急性冠症候群とよく似た症状だが、これらの疾患と異なるのは、心臓に血液を送る冠動脈は詰まっておらず、正常であることだ。

心筋梗塞や狭心症の多くは、血管のなかにプラークという脂肪の塊のようなものが溜まることで血管が狭くなり、心筋に十分な血流や酸素が送り込めなくなることをきっかけに発症する。一方、たこつぼ型心筋症の患者の血管には、こうした詰まりは見られない。にもかかわらず、心臓の収縮に障害が起きる。特徴的なのは、心臓の根元の部分だけが収縮し、先端は膨らんだまま動かないことだ。このときの心臓の形がたこつぼに似ているため、「たこつぼ型心筋症」と呼ばれている。1990年、世界で初めて日本で発見され、海外でも「Takotsubo」の名称で通っている。

意外な出来事もきっかけになる たこつぼ型心筋症の引き金となる「ストレス」は、悲しい出来事やつらいこと、憤るような出来事ばかりではなく、喜ばしい出来事も該当するかもしれない。

2016年3月2日、「European Heart Journal」に掲載されたスイス・チューリッヒ大学の研究論文によると、研究者らは、欧州・米国26カ所の医療機関コンソーシアム「国際たこつぼレジストリ」に登録された患者1750例のデータを解析。うち465例について、明らかに感情の変化が発症のきっかけとなったことを発見した。その大半(96%)は、親しい人の死や病気、事故、家庭の問題、失業、口論など「傷心の」出来事による悲しみや怒り、不安といった負の感情がきっかけとなっていた。しかし、残りの4%(20人)は、「ハッピーな」出来事がきっかけで、たこつぼ型心筋症を発症していたことがわかった。

患者の95%は女性で、「傷心の」出来事をきっかけに発症した人の平均年齢は65歳。これに対し、「ハッピーな」出来事をきっかけに発症した人は71歳で、より高齢の傾向はあったが、ほかに目立った違いは見られなかった。

研究者らは臨床医に対し、「幸せな出来事のあとに、胸の痛みや息切れなど心臓発作の兆候を示して来院した患者に対しても、不幸な出来事が起きた人と同じように、たこつぼ型心筋症の可能性を考慮に入れるべき」としている。





タグ:健康

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