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アラフォー男 中小機械メーカーのエンジニア 中国に住んでいるあいだに中国人と付き合ってきました 白富美との結婚を夢見ながら、仕事やプライベートで自分の人生を見つめ直して暮らしています
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2015年12月26日

中国格差社会 上海出稼ぎシングルマザーの実態






高い経済成長を続ける中国の話題といえば
南沙諸島や尖閣諸島へ領土を広げようとしている軍事的ニュースや
日本で物を大量に購入していく「爆買」の話
なんとも強気でイケイケドンドンの国家は事実としてある

国内でも富裕層が1億人を超えているといわれ
中国の経済を引っ張っている
しかし、国内の貧富の差は激しく貧困層はいまだに苦しい生活を送っている

今回は上海に住む貧困層の暮らしについて触れてみる



湖南省出身 35歳 マッサージ嬢 シングルマザー


上海郊外で年季の入った建物に入っている場末のマッサージ店を発見した
どんな店か気になって入ってみる事にした
入口はソファと机、テレビが有り普通に店員がくつろいでいる

「全身按摩」

「部屋は2階だよ」

不愛想な店員に顎で方向を示され、担当のマッサージ嬢についていく

2階に上がると暗い・・・電気は電球がつらされてだけ
部屋に入れられてベッドに横になりマッサージが始まった
1時間30元 6百円ほどで非常に安い
さすが場末のマッサージである
安いので長時間いても大丈夫
興味が沸き、このマッサージ店に通う事にした






何度か通ううちにマッサージ嬢とは顔見知りになって身の上話をいろいろしてくれるようになった

彼女は歳は35歳で湖南省から来ている
かなり苦労をしているのであろう
指はマッサージダコができている
化粧等もしているが、上海人の一般の35歳の女性と比べても老けている

以前は結婚していたが、旦那の暴力がひどく、それが原因で離婚をした
子供は10歳になるが、実家においており自分の親が面倒を見ているとの事
上海に来てバイトをして稼いでいる

彼女の取り分は1時間で15元。店と折半だ
完全歩合であるので、客が来ないとあまり稼げない
住居は店内で、夜は店のマッサージ用の小さなベッドで寝ている
客の中高年男性たちが昼間マッサージに使用した加齢臭満点のベッドに寝るのは
ちょっとした罰ゲームになるほど辛い
だろうが

「ここでの暮らしはどう?」

「だいぶ慣れてきたけど本当に辛いよ。学校も行ってないからこんな仕事しかできないしね。お金がないので何もできない

辛そうな表情を浮かべながら会話を続ける

「お金は少しはたまった?」

「少したまったよ。ここで2年ほど働いて3000元くらい銀行にある」

3000元。日本円で6万円が全財産の彼女
都会に来てもこのような仕事にしか就けない

「ここにいると住居と食事は無料だから、収入は低くても少しはたまる。これでも田舎にいるよりはお金になるのよ」

なんか少ししんみりしてしまった
少しの沈黙の後、彼女が切り出した

「子供の写真みる?」

笑顔を浮かべてベッドの横に座り、安いスマホをいじって写真を見せてくれる
田舎で撮ったのであろうか
ご飯を食べて笑っている少年の写真

「可愛いね」

「そうでしょ」

現在の彼女の希望は子供だけのようである

彼女のような女性は都会に多い
シングルマザーで都会に出稼ぎにくるが仕事といえば単純労働、肉体労働で労働条件は悪い
日本のような生活保護や母子家庭手当は無いので彼女たちは自分たちで生きていかなければならない

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