2012年08月18日
2類と3類の違いって?
昨日は1類の話だったので、関連のお話。
たまに2個の薬をもってきて「この2類と3類ってどう違うんですか?」って聞かれるんです
そりゃ「3塁だったら深めの外野フライで1点でしょ」(ノε`*)ンププ
という親父ギャグも言えないので真面目に答えようとするんですが、あんまりお客様が納得する事いえないんですよね(・。・;
簡単にいえば副作用のリスクが少ない方が3類、高い方が2類っていっても、
「じゃ、リスクがあるものは欲しくないので3類で。」
という残念な結果になるんですよね。
まあ日本人はリスクという言葉に過敏に反応しがちですから。。。
僕が思うに副作用のない薬なんて存在しないと思うんです(`Д´)
作用には必ず反作用があるんだし・・・
確かに1類はスイッチOTCも多いですし薬剤師が管理するという方針は賛成なんですが、2類と3類という区別はしなくてもいいんじゃなかったかなと思います。(個人的にですよ(*´ω`))
確かに3類より2類の方が重篤な副作用が起こるリスクはあるんですけどね。
・・・たとえば風邪薬の副作用でスティーブンスジョンソン症候群ってのがあって、皮膚に水泡、発疹、粘膜(特に目)が真っ赤でひどい眼やに。
結構ひどい副作用なんですが発現率は100万人に4〜5人/年と言われています。
まあ計算すると0.0005%ですね。
ちなみに1年間で交通事故に合う確率は0.7%だそうです。
そう考えると2類とか3類とかってそこまで気にする必要がないんじゃないですかね?
そもそも医療用でなく市販化されている医薬品ということはそれなりにリスクは少ないものということになると思いますので、あまりリスク分類は考えず、症状に合ったお薬を選んでいただければよいと思います!