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2016年08月21日
天皇陛下「お気持ち」・・菅官房長官「内閣としてしっかり対応」・・有識者会議設置の可能性にも言及した。
菅義偉官房長官は21日のNHK番組で、天皇陛下が「生前退位」のご意向を示されたことを受けた政府対応に関し、有識者会議の設置について「そういうことも一つの考え方だ」とした上で「安倍晋三首相の指示もあるので、何ができるのか内閣としてしっかり対応したい」と述べた。
菅氏は天皇陛下の生前退位実現に向けた政府の取り組みに関し、「実現のためにはどういう手法が必要なのか今、整理している」と説明。
また、「政府だけでなく、国会で与党だけでなく野党も含め、(天皇陛下は)国民全体の象徴なので、そうしたことなど、さまざまなことを考えて進めないといけない」と延べ、幅広い国民の理解が不可欠との認識を示した。
秋の臨時国会の召集時期に関しては、15日投開票の民進党の代表選も踏まえ、「正直言って一番頭の痛い問題だ」とした上で、「経済対策や平成28年度第2次補正予算案(の審議)は1日も早く行うべきで、できるだけ早くという形にさせていただきたい」と述べ、来月中旬の召集を目指す考えを示した。
一方、自民党の二階俊博幹事長が党総裁任期の延長に言及したことに対し、菅氏は「衆院選で2回、参院選で2回それぞれ大勝し、党員もすごく増えている。党内でそうした議論が出てくるのは私はそうかなと思う」と理解を示した。
ただ、任期が3期9年に延長された場合、平成32(2020)年の東京五輪まで安倍晋三(自民党総裁)政権が続くとの見方に対しては「必ずしもそうではない。総裁にはなっても、衆参選挙があり、国民の審判を得られなければ政権は長続きしない。そんな生易しいものじゃない」と指摘した。