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2016年07月21日
《女優 能年玲奈》 芸能界干される可能性が濃厚か?各番組とも「起用するわけにはいかない」・・・との見解。
女優の能年玲奈との所属契約をめぐり、対立している芸能事務所レプロエンタテインメントが14日、マスコミ各社に文書でコメントを発表した。昨春から契約問題は報じられてきたが、レプロ側が声明を発表するのは初めて。法的手段に出る意向も示した。能年はこの日に発売された「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューで、6月末で契約は終了したと表明し、「のん」に改名することを宣言。再スタートを切ることまで宣言した矢先のことだった。
それを頑なに否定するように、レプロの公式HP上には能年のプロフィールがこれまで通り掲載されており、ついに最終手段に出た。レプロは契約問題について「現在までその解決に至っておりません」としている。
「15年1月に能年さんが女性演出家とともに無断で個人事務所を設立したことを問題視したレプロは、能年に話し合いを求めたが、一切応じなくなり仕事も拒否しました。その他、契約違反は多々あり、それらを見過ごせないとして、今年6月までの契約についても後半の約1年半を契約不履行とみなし、すでに契約延長を申し入れていました」(レプロ関係者)
こうした状況について、テレビ局関係者は語る。
「『文春』のインタビュー記事を読んで、能年さんの健気さは伝わってきました。しかし、契約上の問題をこのまま解決せずに延ばしていても、彼女が芸能活動を再開はするのは無理です。所属事務所とのトラブルを抱えているタレントを、テレビ局も企業も起用するわけにはいきませんから。このままでは芸能界を干されてしまう可能性が高いです」
●和解しない限り不利な立場
さらに、大手芸能事務所関係者は語る。
「レプロとしっかり話し合いのできる後ろ盾がいればいいのですが、能年の独立を支援していると報じられている女性演出家にその役は務まりません。また、能年のご両親も芸能界に関しては素人で、親心は理解できますが、結果的に強硬手段による独立は能年自身を再起不可能にさせてしまいます。形式的には契約違反しているのは能年なので、今後裁判になってもならなくても、レプロと和解しない限り能年は不利な立場のままです。」
レプロといえば、芸能界で大きな影響力を持つ芸能事務所バーニングプロダクションとの関係も強いことで知られている。一時はバーニング所属で発言力のある小泉今日子の後押しも囁かれたが、スポーツ紙記者は語る。
「バーニングの社長は、レプロの社長の憤りにむしろ共感しています。能年さんは世間知らずなまま無謀な手段に出てしまいました。このままだと、たとえ小泉さんの発言力をもってしても、どうにもなりません。小泉さんも賢い人ですから、個人的に話を聞くことはあっても、そんなトラブルに巻き込まれるようなことはしないでしょう」
能年の前途は厳しいようだ。