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2020年01月10日

41w3d 入院3日目<出産編>

20:00 終了宣告

飲食禁止になってから晩御飯もでないしで、気づけば20時。
意識朦朧で時間間隔全くなかったけど、女医先生が入ってきて、看護師さんも入ってくる。

内診。

子宮口8cm

先生「・・・〇〇さん、ここまで頑張ったけど、人工破膜して、陣痛促進剤追加して、4時間待ったけど、赤ちゃんがさがってきてないのね。」

ふんふん。

先生「赤ちゃんの心拍もさがってきてるから、帝王切開にしたいと思います。いいですか?」

え・・・

私「子宮口8cmで、会陰切開してもダメなんですか?」

思わず聞く。
夫も神妙な顔になる。

先生「8cmになってから4時間たってるけど、そこから赤ちゃんがおりてきていないのね。これ以上待つと赤ちゃんに負担が大きくなるから」

この言葉。
重み大きすぎるよね。

ここまできて赤ちゃん無事産めないとか考えられない。

「わかりました、帝王切開してください」

即答。

私の場合、3年前に一度子宮外妊娠でお腹切ってるから切った後の痛み、想像できる。
大丈夫。

と思ってたら、陣痛の波が・・!!!!!!!!!

夫「一回帝王切開したら次も帝王切開なんですか?」

なんで今聞くねん!!!!!!!!!
どーーーでもえーーーーーw−−−!!!!

陣痛の波に、

私「テニスボール!!おさえてーーー!!!」

叫ぶ。
のに、先生と夫、今どうでもいい次の妊娠?出産???の話してて、慌てて看護師さんが抑えてくれる。

先生「あと、緊急帝王切開の説明と同意書にサインしてもらわないといけなくて」

私「いたいーーーー!!なんでもいいから早くしてー!!!!」

切ると決まった瞬間、我慢できなくなる(笑)

20:30 緊急帝王切開の準備開始

急にばたばたし始めて、たくさんの看護師さん、麻酔科医の先生がきて、これまで刺していた無痛分娩の麻酔の針を抜いて、帝王切開用の麻酔を刺しなおす。

この間も陣痛来て痛すぎて、もう猫背に丸々なんてできない。
なんとか、横に寝転がった状態で背中に針を刺してもらう。

20:45 手術室へ

そして、手術室へ。
緊急の手術なので、本当は帝王切開も立ち合い可能なのに夫の立ち合い不可。
夫とお別れだからちょっと不安になるけど、夫、なぜか半笑い。

私「なんで笑ってんの?!」

とか、痛すぎて、もう八つ当たり。
後々聞いたら、さんざん辛そうだったからこれでやっと楽になれるねっていう笑いだったらしい・・
しかも、記憶にないけど、私、

私「こんなんやったら最初からお腹切ってよー!!!!!!

って叫びながら手術室にガラガラガラーーーーっと連れていかれたらしい。
めっちゃ恥ずかしい( ;∀;)

20:55 一時中断

急いで手術室に連れていかれ、ドラマでよく見る手術台の上によいしょっと8人くらいがかりで載せられて、いよいよ・・!!!っていうところで、またざわつく手術室。

なにやらお隣の手術室で赤ちゃんの心拍が急低下していて、そちらの手術に人を回さないといけないらしい。
すごく申し訳ないけど、一旦分娩室に戻ってもらっていいですか?
と聞かれ、もちろん快諾。

お隣ちょっと見えるんだけど、旦那さんも立ちあっててすごくざわついてる。
ということで。
今きた廊下をまた戻る。

夫、「???おかえり???」

21:00 また手術室へ

戻ったと思ったら、あっという間に、「もういけます!」って言われて、夫と会話する間もなく、また手術室へ。
手術台に載せられ、胸から下にはカーテン。
人工呼吸器を装着させられて、麻酔科医の先生が頭の横で麻酔を入れる。

麻酔科医「これ冷たいですか?」

お腹に氷を当てられる。
冷たい。

「冷たいです」

麻酔追加。を何度か繰り返す。

そのうち、

麻酔科医「帝王切開の麻酔は3段階あって、今1段階めの麻酔をしたけど、ちょっとききが弱いみたいなので、2段階目の麻酔をしようと思います。いいですか?」

と聞かれ、お腹切るわけだから麻酔の効きが微妙だったらやばいし。と思い、承諾。
もう一度、氷をお腹にあてられる。

冷たくない。
感覚麻痺。

それを確認して、手術開始。

したものの、息が苦しい!
何度か、「息が苦しいです」
って、麻酔科医に伝えて酸素濃度とか見てもらうけど、正常らしい。

でも、体感は一瞬でも気を緩めたら息止まりそう。
一生懸命、「すって・・・はいて・・・」って息をすることに集中。

先生「じゃあはじめますね」

息すう・・・はく・・・息すう・・・はく・・・

自分の呼吸に集中してたら




「んぎゃあぁんぎゃああぁあぁ」



すごく低くて大きな声。


先生「産まれましたよ」

カーテンの上に赤ちゃんを上げて見せてくれる。
息が苦しくてよく見えないけど、上に掲げられた赤ちゃん。

手術始まってあっという間。


先生「21時23分」

ささっと私の顔のところに連れてこられる赤ちゃん。

見たことのない顔。
赤ちゃんとか、近くで見たことないし、んぎゃぁんぎゃあ泣き続ける赤ちゃん。

私「おっさんみたいな声・・」


思わずでた言葉これ。。。
感動よりも、自分が産んだ実感も、自分の子だっていう実感もなく、
野太い声で泣く赤ちゃんが不思議な存在。

この子がお腹にいた子?
この子私の子どもなの??

が正直な感想。

一瞬だけカンガルーケアもどきで、私の胸元にくっつけられる。

指で手を触ると、把握反射で、きゅっと握ってくれて・・


あ・・私の赤ちゃんなのかな・・

って思った瞬間、さっと赤ちゃん引き上げられてどこかに連れていかれる。


え。もう終わり???

本当に一瞬。


先生「21:25 胎盤でました」

たぶん2分もいなかった。

え。私の赤ちゃんどこ????

きょろきょろしたくても意識朦朧で動けない。
また、息をすーはー吸って呼吸に専念する。


先生「お腹閉じます」


え。早。

そこでどうしても気になっていた

私「あの、子宮外の時の傷口と一緒に閉じてもらえてますか?」


先生「・・・また後でお話しますね」


え。まさか平衡して切られてたりする??
と、お腹に線が2つ並んでるのを想像する。

でも、ま、いっか。


そんな感じで、出産終了。

先生は看護師さんたちが後処理してくれるんだけど、
「子宮内膜っていつもどうやってる?」
とか、気になることを言いながら子宮内膜を縫ってるのを感じながら(触感はない)赤ちゃんどこに行ったのか気になり続ける。

産んだ瞬間、1分もしない間に引き離されたから産んだ実感わかない。
(ちなみに今もわいてない)


23:00 入院病棟へ

お腹を縫い直してもらって、分娩室に戻るのかと思いきや、入院病棟に連れていかれる。
夜中の23時。
部屋に私の荷物を運びこんだりして、夫は外で待機。

前回子宮外妊娠でお腹切った時も、めちゃくちゃ寒くて死にそうだったけど、今回も寒くて電気毛布敷いてもらう。

本当は面会禁止時間だけど、夫も私と赤ちゃんの準備整ったところで同席許してもらって、久しぶりの再会。
赤ちゃんも服きせてもらって連れてこられる。

23:30 初授乳

わけもわからない状態のまま、赤ちゃんを胸元にセットされて、初授乳。
全くでないおっぱいをほんの2時間前に産まれたあかちゃんが一生懸命吸いつく。
後から動画みてると、私、ひたすら「すごいね」を連呼。
10分くらい、出もしないおっぱいを一生懸命はむはむする赤ちゃん。

00:30 赤ちゃんと夫、お別れ

1時間ほど一緒に過ごさせてもらって、撮影タイム。
2人部屋とはいえ、お隣も当日出産した人なのでそろそろ夫の面会時間終了。



・・・

ということで、3日かかって、無事?出産。

一人になってからも興奮して寝れず。
トツキトオカとか、いろんなアプリで、出産したらここをタップ、みたいなやつを押しまくりました。

IMG_0717.PNG

IMG_0716.PNG

ちなみに・・手術室に行く前に夫に私のiphone預けていったので写真撮っててくれたんだけど、
夫が帰宅後見てみると、

IMG_0682.jpg

抱っこしてるやん( ゚Д゚)

産まれたて抱っこしてました・・!!
私より先に・・( ;∀;)

IMG_0701.JPG

夫と合流した後も、私はベッドで寝た切り、夫がめちゃくちゃ嬉しそうに抱っこしてて写真撮ってあげたりしたけど、私は授乳のために胸元に置かれたのをなんとか撮ってもらったくらい。

よく見る、分娩室で生まれたばかりの赤ちゃんと家族3人の写真欲しかったなー
が心残り。

夫が帰った後も赤ちゃんは枕元にカートに入っているんだけど、私は寝がえりとか体勢変えたらいけないらしくてすぐ隣にいるけど触れない。
たまにぐずるけど、ちょっとすると収まる。

そうしているうちに赤ちゃん夜は新生児室に帰って行って、私も仮眠。
1時になっても寝れなかったけど、入院3日目。

長い長い出産が終わりました。



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タグ:出産

41w3d 入院3日目<無痛分娩編>

ついに運命の日。

入院3日目。
産むまでに医療の力も借りて3日もかかるって私何なんだろう・・
って思うけど、正直もう余裕なし。

06:30 陣痛弱まる

ただ、夫が帰ってからNSTで数値がでて張ってもあんまりあがりきらない。
陣痛が弱まってしまってる気がする。

陣痛中に義母たちがくるとか、気を張ること、
ストレスを感じるとお産が進まない・・って言ってたのを思い出す。
夫が帰って私の精神状態に変化が出たのかも?

夫は6:45には無事帰宅し、仕事までの間仮眠に入ったってLINEきて少し安心。

07:55 朝ご飯

朝ご飯.JPG

朝ご飯、運ばれてきたけど、全く記憶になし。
せっかく和食(+50円)にしてお魚なのに食べたっけ?
っていうくらい、一晩陣痛に耐え続けて意識朦朧。
たぶんバナナとゼリーだけ食べた気がする。

10:10 放置

10時。ナースステーションの目の前の部屋なのに完全放置で電気は消されたまま。

うで.JPG

陣痛中って時間かかるのはわかるけど、こんなにも放置なのか。。
暗いのすきじゃなくて家ではお昼でも電気つけてるくらいなので結構プチストレス。

いつまでバルーン入れたままなのか。。

トイレに行くのもつらいので水分とるのも怖い。
動くとモニターの線がぴーぴーなって、怖い看護師さんがイラっとしながら入ってきて無言で直されるのが怖いから動くのもすごく気を遣う・・。

メンタル限界。

10:45 内診 子宮口5cmに

やっと医師・看護師の診察。
電気つけてもらう。あれ?真っ暗やん?!とかいいながらつけてくれた。
この日の先生、また女医さんなんだけど、この先生は優しかった・・
(今思えばあの入院2日目の超絶冷たい人たちはなんだったんだろう・・)

内診してもらうと、子宮口5cm
2cmしか開いてない・・!

って内心絶望・・。ただ、先生と看護師さんがかわるがわる私の膣に指ツッコんで、

先生「あれ?!でも柔らかい・・」
看護師さん「あ?!本当だ!!めちゃくちゃ柔らかい・・」

二人で感激してる。
どういうことなんやろ??って気になるけど聞く元気もなし。
(後で調べてみたら、産道が柔らかいとお産が進んでいくらしい。つまり、子宮口の開き悪いし赤ちゃん降りてこないけど、なんでこんなに柔らかいの?!ってことだったみたい)

産道が思っていた以上に柔らかいのでここで人工破水させます、っていう説明。
破水って赤ちゃんは息できなくなるのでは?!
と思い、それだけは聞いてみたけど、少しずつ水が出るから赤ちゃんも少しずつ降りてくるから大丈夫らしい。破水すると一気にお産が進むんだとか。

ただ、私の腰痛が砕けそうに限界なので、破水の前に予定していた無痛分娩をすることに。
麻酔科の先生を呼びに行ったり、いよいよお産の準備が一気に進む。

ということで夫に連絡。
(夫、取引先を訪問して、この時点からさらに遠方の役所に移動・・もう1時間はかかりそう)

11:30 無痛分娩の準備

現れたのは30代くらいの男性麻酔科医。
友達の旦那さんにそっくりでちょっと気が緩む。

無痛分娩の説明のときによく見るイラストのように、上半身裸になって、前だけ肩にテープで手術着を貼って隠してもらい、超猫背の姿勢で座る。
看護師さんに抑えられながら、ギューッと丸まってそこに硬膜外麻酔の針を刺す。

私の病院は硬膜外麻酔と脊髄麻酔の併用で、硬膜外麻酔が時間をかけて効き、持続力があるのに対して、脊髄麻酔は10分ほどで効果が表れる。
実際、少し痛みが和らいで、麻酔科医の先生と雑談する余裕もできる。

何度も、アイスノンをお腹にあてられて、「これ冷たいですか?」って確認されながら麻酔の量を調整して、ほどよく冷たさがわからなくなったところで、

この日帝王切開の人がいるらしく、1時間ほど席を外すから自分で麻酔の量調整してね、ってボタンを渡して去って行かれる。

押して効きすぎたらどうしようと思うと怖くて押せない。
陣痛の痛みは麻酔前よりマシになったから我慢する。

12:00 人工破膜

いよいよ人工的に破水させる。
どきどきしてたら・・先生が膣からぐいっと指ツッコんでカリっと。

「え?今ので破れたんですか???」

って思わず聞いたくらい、そんな指で敗れるの?!って一番の衝撃。
何か器具とか使うのかと思ってたからびっくり。

破水すると陣痛が促進されるらしく、朝からずっとつけられていた陣痛促進剤の点滴は量を減らされる。

12:15 陣痛進む

先生の予告通り、たしかにNSTの山が高くなってくる。
いつも30くらいで痛い〜40で耐え難いところ、60〜70で麻酔していても痛いいなずま

12:15 お昼ご飯 

昼ご飯.JPG

お昼ごはん。食べれない・・。
ちょうど夫が来たから食べるか聞いてみたけど、本来分娩室では患者以外飲食禁止なので外でカツ丼食べてくるって言って食べなかったので、食べてないかも・・?
しんどすぎて記憶にないけど、リンゴとみそ汁だけ食べた気がする。
陣痛真っただ中にとんかつはきつい・・。

13:00 胎児心拍落ち始める 

モニター.JPG

夫もいないのでまた一人陣痛に耐える。
ただただ、モニターの数値を見続けるのみ。
右のお腹のハリの数値が20くらいから少し上がり始めると、呼吸の準備。

とにかくゆっくり大きく吐く。

すぅーはーすぅーはー

グラフ左の波線がカクンと落ちると胎児の心拍が落ちたってことで、お産が進んでいる証拠らしい。
時々カクンとなるのでもうひたすらモニターを見つめ続ける。

夫も帰ってきて、陣痛の波が来るとテニスボールでおしりを抑えてもらう。

治まるとまたモニターをじっと見つめる。
夫も自分の椅子に戻る。

ただ痛みに耐えていたから時間間隔なし。

途中、麻酔科医の先生がきてくれて、ボタン押してますか?って聞かれる。
そんなに簡単に押していいのかわからなかったので、押してないっていうと、1時間に1回くらいはおして追加する必要があるとのこと。そこからは1時間に1回押す。
痛くなって押すと硬膜外麻酔が追加される。

ただ、陣痛の波が着た瞬間の腰が砕けそうな痛みが消えない。
麻酔科医の先生に麻酔が効かないことを伝える。

いつも痛みを1〜10で表してくださいって言われるけど、
無痛分娩のはずが、腰痛の痛みで言うと9。

それを伝えると、別の麻酔を追加してくれた。
医療用の覚醒剤的な麻酔らしく、それを入れてもらった瞬間、すーーーっと楽になる。

やっと無痛分娩の恩恵を受けた気がした。
夫とも少し会話する余裕がでる。
夫にも、「ちょっと楽になったみたいやね」って言われる。

ただし、その麻酔をして数分するとすごく眠い。
ちょっとだけ睡眠薬的な要素が入ってるらしいので、痛みがマシになることでリラックスできて眠い場合もあるんだとか。

私の場合、入院してから3日目。眠気限界なので、うとうとしては、痛みに襲われ、を繰り返す。

拷問→睡魔にまけてうとうと→拷問

みたいな状況で、体力も限界。

15:00 3時のおやつ・・? 

夫がお昼ご飯食べに出たついでに買ってきてもらった陣痛促進ジンクスのオロナミンC。

そろそろ3時のおやつくるかなー?と思いながら飲んでると、たまたま入ってきた看護師さんに
「あ!今から飲食控えてください」
って、言われる。

ん???なぜ???なんとなく嫌な予感。
もしかして、お産進まなかった場合の帝王切開の麻酔・・・・
と一瞬頭によぎる。
(↑ 私めちゃくちゃカンがいい)

16:00 促進剤追加

一旦減らされた促進剤だけど、なかなかお産が進まないのでまた追加。
陣痛きつい。。

というところで。ふと気づく。
あれ?もうすぐ17時ってことはみんな帰っちゃう???

ここの病院は朝番夜番の人が入れ替わるので、麻酔科医の先生に聞くと、
やっぱり17時でいままでお世話になった先生たちは退社してしまうとのこと。
ほどよく優しかった看護師さん、友達の旦那さんに似た麻酔科医の先生ともお別れ。
ここでか・・!!って感じだけど仕方ない。

17:00 助産師さんがきてくれる

妊婦検診の時からずっとお世話になっていた助産師さんが突如現れる。

「なかなかでてこないねぇ〜」

っていつもの癒しにほっとする。

「私次水曜だから退院までの間ちょうど会えないから〜赤ちゃんそろそろでてきてよぉ〜」

って、赤ちゃんに早く出ておいでーって言って、挨拶に来てくれたらしい。

(この日生まれると、5日入院でちょうど水曜が退院だから会えないのよねー
って話してたんだけど・・・結局水曜日。余裕で会えちゃうんだよね・・)




長くなるので続きます。



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タグ:診察 出産

2020年01月09日

41w2d 入院2日目<バルーンA編>

次は夜21時にバルーン2回目をするまで時間があるので、暇を持て余していると、

朝7時からの陣痛促進剤が終わり、夫も帰宅し、お隣の人はもう今頃無事産まれてお母さんになってるんだろうな・・とか、色々落ち込んでしまう。

思えば、不妊治療の時も取り残され感があったけど、出産もそう。
予定日より早く生まれる人が現れ始めると焦り始め、予定日超えるとさらに焦り、
入院して、促進剤しても産めないと落ち込む。



17:00 お通じあり

未だに、出産の際のうんち漏らしちゃうのが嫌で、マグネシウム錠飲んでたおかげで、お通じあり。
もうこれで今度こそいつきても大丈夫。

17:15 スーパーまでお散歩

四人部屋で空気のよどみも気になるし、少しでも陣痛促進したくて、晩御飯までまだ時間があったから、スーパーまで買い出しに。
1月だからもう外は暗くて、満月みながら悲しくなる。

満月.jpg

なんか予定日過ぎてから自分がダメな気がしちゃう。
でもそういえば私はいつも給食食べるのも遅くて居残りしてたなぁ・・とか思い出す。

18:00 晩御飯

晩御飯.JPG

入院した当初、楽しみにしていた焼肉というもの。
お肉が固くて残しちゃう。

ハーゲンダッツ.JPG

さっき買ったハーゲンダッツ。リッチミルクを買ったつもりがパンプキン。。。
もう意識朦朧だし、気持ちが落ち込んでるせいか、あまりおいしく感じない。。
一緒に買ったパイナップルも食べれない。食欲あまりなし。

18:20 ドラマを見ようとしてみる

FOD 1823.JPG

家では一人暮らしのときからのクセで、常にテレビをつけているタイプなので、しんとした病室になれず・・
入院前はまってみていたドラマ「リカ」(高岡早紀さんの)を見ようとFODに登録してみる。
入院前は夢中でみていたのに、全く頭に入ってこない。

19:30 シャワー

シャワールームが20時までなので、シャワーへ。
簡易のシャワールームが2つ。
昨日の入院直前、妊婦のお腹でシャワー浴びるのは最後だと思ってたのに、まさか病院で妊婦状態でシャワーを浴びるとは。

って思いながら脱衣所で着替えようとすると、ズーーーーンと突然すごい便意に襲われるあせあせ(飛び散る汗)
思わず脱衣所でしゃがみ込んで動けなくなり、何事かと思ったけど、今思えば陣痛。

20:00 看護師さんのお話

私が常に病室にいないので探されていた模様・・。
この後の流れを説明される。

★もう陣痛促進剤の効果が切れて陣痛が遠のいてしまっているので、次は昨日よりも大きなバルーンをする。
★バルーンの名前はフジメトロ。昨日のバルーンは45mlだったのが、今日するものは150ml
★それを使うとフルモニターで常時接続しておく必要があるので分娩室で行う。

これ聞いてちょっと怖くなる。結構な危険性があるイメージが・・。
でも、とにかく今日中に産みたい!と思い、今度こそ最後になるはずの入院室の後片付けを始める。

21:00 分娩室へ移動

ついに分娩室。ナースステーションの目の前。

分娩台.JPG

これが何かあったらすぐ対応できるようにってことか。
私ここで産むのか・・!とドキドキする。

ていうか、この段差のあるベッドで寝れる??って違和感も。
(とか余計な心配してたけど、寝れる余裕なんて微塵もなかった。)

担当看護師さんは穏やかで優しそうな人だけど、なんか、入院病棟や、参加検診の時にいた看護師さんたちと違ってツンとして怖そうな看護師さんが多い・・。

バルーンをいれるまで時間があるのでフジメトロを検索してみる。
ネットで仕入れた情報によると、

・一気に子宮口が開くと分娩がめちゃくちゃ早くなる。
子宮口が開かなかったら延々と拷問が続く ←

夫にLINEしたりしてる間に、ざわついていたお隣、あかちゃん産まれる。
私ももうすぐなのかな。。って、全く実感はなし。

21:45 ウトウトしてたら先生到着

昨日3時間しか寝てないし何もすることなく、ぼーっとしていると眠くなる。
そこに怖めの看護師さんに負けず劣らずのいつも妊婦検診でお世話になっていた怖めの女医先生が現れる。

21:50 2回目のバルーン(フジメトロ)挿入

スコープみたいなやつで中を確認していたのが、Lサイズのより開くものに変えてついにバルーン挿入。
スコープを入れる時点で既に痛い。
そこからバルーンに水を注入。150cc。
バルーンを入れて10分ほどで普段120〜130くらいの赤ちゃんの心拍が170に跳ね上がる。
バルーンを入れることによって子宮に圧がかかるらしい。
赤ちゃんもしんどいのかも・・

22:15 陣痛

毎度のことながら、「寝れそうだったら寝てくださいね」って言われ、一人にされたので寝ようとしたら・・・

ビッグウェーブの陣痛がくる!!!
死ぬ︎!!!
(ほどの間隔)





3分で遠ざかる。
まだ入れて25分。私はバルーンの方が効きやすいのか・・。

ここから時間みる余裕なくなる。

便意がしてトイレへ。
トイレに行くのもNST外してもらわないといけないのでナースコール。

せっかく取り付けた装置を外してもらって申し訳ないし、分娩室でて目の前のナースステーションの看護師さんたちがこっちを見向きもせず、無言でパソコン見てる姿も怖いんだけど・・

いつもの助産師さんとかなら、手すりもってよろよろ歩いてるの見たら
「大丈夫?!つらいよねぇ‥もう少しだよ!!」
とかいってくれそうなものを。。

一歩も進めなくてしゃがみ込んでもみんなガン無視。
看護師さんは気が強い説・・本当だ・・と思う。

何よりもトイレまで歩くのが痛すぎる。
距離にしてわずか50mもないけど、壁についている手すり(←病院の壁に手すりついているのはこの時のためかと実感)を必死につかんで5分くらいかけてなんとかトイレにたどり着く。

しかもギリギリセーフな感じで大量のガスのあと、下痢×2回・・

出産が近づくと下痢になる人が多いって聞くからついに近づいてるんだ!って思うけど、辛すぎて、、
用を足して立ち上がろうとすると、くらぁっと眩暈・・
そしてまた陣痛の波が押し寄せる・・!!!!

痛すぎて、もう立ってられない・・

しゃがみ込むけど、それもつらい・・
膝つきたい・・
でもここはトイレ・・
めちゃくちゃきれいにしてあるし、床はつるつるコーティングだけど、でもここはトイレ・・

でも痛い・・!!!

でもここはトイレ!!!

↑ これを散々繰り返してみたけど、痛みに負けて、ついに
トイレで四つん這い・・

ヨガのポーズでいうチャイルドポーズ・・!!

せめて頭は地面につけまいと手を額の下に敷くけど、とにかく痛くて意識飛ぶ。

ぎゅううぅぅ!!とした痛さで四つん這い、
少しすると、ふっと覚める瞬間があるので、立ち上がるけど、また
ぎゅうううぅぅぅ!!
って、たぶん陣痛感覚1分切ってたと思う。

トイレを流すレバーにすらたどり着きそうになったところで・・
また痛みが襲って床にうずくまる・・

を繰り返していると

今朝見たあの張り紙「絶対に鍵を閉めないでください」

の洗礼が。

がらっ!!(扉開く)

看護師さん「あ!いらっしゃったの!ごめんね〜」

トイレの床に四つん這いの私、フリーズ。

看護師さん「大丈夫〜?」
私「は・・い・・ちょっと下痢で・・」
看護師さん「そっかぁ〜ごめんね〜」

看護師さん、扉閉める。

え。

陣痛中の妊婦ってこんな目にあうの??
ってくらい、妊娠11ヵ月の妊婦、トイレで四つん這いになってるのにスルー。

この瞬間、

あかん。
ここには誰も頼れる人はおらん!!!

と思い、死ぬ思いで陣痛の合間に立ち上がり、水を流し、分娩室に戻る・・。
(また5分くらいかけてよろよろ戻る)

そして、NSTをもう一度つけてもらうためにナースコール。
唯一の優しい看護師さんが「大丈夫ですか?」とか言いながらつけてくれる。

唯一の優しい看護師さん「寝れそうですか?電気消しましょうか?」

私「あ・・寝れそうにないので点けておいてもらっていいですか?」
唯一の優しい看護師さん「わかりました。また何かあったらナースコールしてくださいね」

↑ このくだり、すごく大事。

01:00 メンタル限界

フジメトロ(バルーン)を入れてからまだ3時間。もう10時間くらいたったような疲労感。

「促進剤入れると入院病棟では付き添いが入れないから分娩室にいくの」

と病棟の看護師さんが言ってたのを思い出す。
分娩室は夜間でも付き添い可。
でも、夫もしんどいだろうし・・
でも、一人でこの痛みに徹夜で耐えれるかな。。

と悩んでいると、

分娩室のカーテン(扉は常時あいてる)がシャッツと開き、

超冷たい看護師さん「この時間に・・・(溜息)さすがに電気けしますね」

と、全く私の様子を確認せずに電気だけ入り口から手を伸ばしてパンっと消される。

この瞬間、私のメンタル崩壊。

真っ暗.JPG

手術用のライトと、分娩中のお隣の部屋から漏れる光だけの真っ暗な部屋になり、NSTの数字が大きくなるとともに襲ってくる陣痛。
数分おきに骨盤が割れそうな激痛に耐えるのが辛過ぎて・・・

夜中の1時。夫を電話で呼んだ。

01:30 夫到着

電話で呼んでから15分。
1時すぎてたっていうのに夫、すぐ来てくれて、腰をさすっってくれたり飲み物をくれたり、クッションを敷いてもらったり、色々してもらう。

夫がきてほっとしたのもつかの間、数分おきの陣痛は収まらないので、分娩台の上でごろごろのたうち回る。
と、モニターとつないでいる線がちょっとずれるだけでピーピーなるもんで。
同じ体制がつらくて体制買えたらすぐゆるんで、超怖い看護師さんが無言で入ってきて、モニターをつけなおして無言で去っていく・・。

今思い出しても陣痛の辛さに加えてこの看護師さんの冷たい態度が拍車をかけてた気がする。
この時、もう二度とここで産まない。。
って思った。
(後日、産後の看護師さんたちがいい人だったので思い直すけど)

時間不明 バルーンが抜けた感覚

夜中、ふとバルーンが抜けた気がしてナースコール。
担当の唯一優しい看護師さんが見にきてくれる。

外れてない。

ってことは子宮口もそこまで開いてない。。
はずれてないついでにトイレへ。
おしっこしたいだけなのにおしりに赤ちゃんの頭がぐんっぐんっぐんって刺激してきてて便座に座るとおしっこでない。
その合間に陣痛きてトイレの床に四つん這いでやり過ごす。
もう床汚いとかよりも痛くて眠くて意識朦朧。

尿意がmaxになるまで立っていて、出る直前だけ便座に座る方法でなんとか、おしっこはだせた。

04:00 夫の眠気限界

普段から一倍よく寝る夫の眠気にピークが。
私は定期的な痛みがあるけど、夫からすると何もない暗闇の中で目を開け続けなくてはいけない苦行。
しかも、うちが陣痛に苦しんでいる間に、お隣からまた絶叫が。
でも、私は気にしてる余裕ないので、夫が
「お隣すごいなぁ」
「お隣の旦那さん廊下ですごい落ち込んでるけど大丈夫かな」
とか、話しかけるのを全部無視。というか、返事できない。

ただただ、NSTのモニターのハリが20からじわじわあがってくると、
くる!!!
って、迫りくる痛みに耐えるのみ。

少し離れたところのリクライニングチェアに座って待機する夫に「くる!くる!」って言って、NSTの数値が40.50になる激痛時におしりを抑えてもらってたけど、
さすがに私も眠気限界。

できたら寝ずに陣痛感覚縮めて産みたかったけど、痛み、眠気の限界にベッドを倒して痛くなるまでウトウトを繰り返す。
ベッドを倒すと10分感覚で激痛くるけど一瞬ウトウトはできる。

ちなみに、たまに現れる看護師さんに「10分感覚なんです」っていっても「陣痛じゃありません」って言われて意味不明。。
なんでこの分娩室周りの看護師さんってこんなに冷たいの?????

06:00 夫、帰宅

夫、もはや起きないので仕事に備えて道路が混む前に車で帰宅してもらうことに。
4時間半だけだけど、来てもらって助かった。
そんな感謝する余裕もなかったけど。


そして。
入院3日目。1月10日の朝がやってきました。


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重度の男性不妊のため、乏精子症の治療1年→自然妊娠に至ったものの、子宮外妊娠。卵管摘出からの顕微授精に挑戦中です。
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