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映画『ブラックナイトパレード』

激動の年明けとなった2024年、
皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?
被災者の方には、お見舞い申し上げます。

久々の大地震と津波警報のコンボは
東日本大震災がトラウマになっている
娘の怖い気持ちを呼び戻したようで、
我が家ではなるべくマスコミに
触れないように静かに過ごしました。

受験生なので、精神的に
ナーバスになっている部分も
原因だとは思いますが…


そんな年末年始、
唯一テレビで見た娯楽が
こちらの映画になります。

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正直、クリスマスに見たかったところですが、
子どもたちは冬休みでしたが、
我々親がまだ出勤する都合もあり、
年末に視聴することになりました。

原作漫画は途切れ途切れで
読んだことはあったのですが
全然覚えていない状態でして、
大変フラットな気持ちで
観ることができました。


以前、福田雄一監督の三國志が
学芸会みたいと評しましたが、
今回は原作の作風がギャグなので
違和感なく見ておりました。

福田監督作品だと知ったのが
エンディングロールだったくらい。


感想を一言で述べるのならば、
素直に楽しめる作品でした。

あと、出演陣の顔面偏差値が
驚くほど高い。
(顔は出ていないけれども
玉木宏さんのイケボ含む)

そして特撮出身者率も高い。

私は普段テレビをほとんど見ないので
知らない俳優さんが多くて、
映画などを観ると妻にこれ誰?
と聞くことが多いのですが、
本作はライダー、戦隊出身者が
メインキャストになっているので、
妻に聞いたのはカイザーくんくらい。

知識の偏った特撮好きの私としては
珍しい事態でした。


続編がありそうな終わり方でしたが、
昨年のクリスマス時期には
公開されなかったので今年の年末?

豪華キャスト陣のスケジュールを
確保するのが大変そうですが、
ちょっと期待しちゃいますね。

人生初の北野武監督作品

試写会に当選して
公開前に見せていただいた
北野武監督の最新作『首』。

ステルス募集だったので、
実際に上映されるまで
作品名すらわからない状態で、
事前情報もなく鑑賞しました。

実は、というほどのことでもないですが、
人生初のたけし監督でした。

おそらく、自分でお金を出したり、
サブスクで観る選択肢にも入ってこない
と思いますので、
貴重な機会でした。

実際に作品を見ての感想ですが、
やっぱりこれまで見たいと
思わなかった自分の感覚は
間違ってなかったな、
というものでした。


本作は、本能寺の変を
目前に控えた織田信長陣営の
群像劇、といったところでしょうか。

主人公がはっきりしませんが
有名武将も多数登場するおかげか、
視点がコロコロ変わっても
迷うことはないのですが、
多角的にエピソードを
増やしすぎた感じがして、
とっちらかった印象です。

大河ドラマで1年やるならいいですが、
映画の尺としては窮屈でした。

戦国の時代には珍しくなかった
とは思うんですが、
男色を前面に押し出した展開は
新鮮といえば新鮮かもしれません。

一方で北野作品らしいバイオレンス、
血の描き方は、戦国の常とはいえ
私は苦手なのでちょっと引きました。

ついでに、なんか北野作品には
ダンスシーンのイメージが
あるんですけど、
ちょっと必然性が不明。

ディズニーアニメがいきなり
歌い出すのと同じ違和感を
感じました。


キャストの豪華さについては
流石に世界的な監督だな、
と感心させられた反面、
お笑い人脈の起用は
ちょっと不要だったかな…
まぁキム兄なんですけど
いつものキャラなんで、
世界観にそぐわなかった気が。

あと、役者としての
ビートたけしさん。

有名武将に扮していることは
別に問題ないと思うけど、
有名であるがゆえに
作中年齢とたけしさんの
実年齢の差が大きすぎるのが、
老成しすぎていて
ものすごい違和感を感じました。

大竹まことさんは良かったけど。


という感じで、個人的な感想ですが、
戦国時代の史実の北野流の解釈としては
とても面白い視点ではありましたが、
次に観る機会があっても
選びたい作品ではありませんでした。

でも、北野作品がお好きな方には
面白いのかもしれないですね。

IMAXとULTILA

土曜日に普段行かない土地へ行き、
映画を観る機会がありました。

その劇場にはIMAX(アイマックス)レーザー
を設置したスクリーンがあり、
人生初のIMAX体験をしてきました。

ちなみに鑑賞した作品は『ゴジラ-1.0』です。

作品内容に関してのコメントは
もう一つのブログ

マイナーだっていいじゃない。だって楽しいんだもん。

に記載しておりますので、興味があれば御覧ください。


で、こちらで取り上げるのはIMAXですよ、

それがなにかと言いますと、
映像と一体化した立体音響システム、
といった感じでしょうか。

音と映像で没入感の高い映画体験が可能な
劇場(シネコン内の1スクリーンが多いかな)
のことです。

通常の映画館は、正面のスクリーンと
それを挟むように左右に設置された
スピーカー群で構成され、
スクリーン内の左右の動きに合わせて
それに合わせたスピーカーから
音が出ます。

例えば、左から右へ車が走るシーンでは
左から小さなエンジン音が聞こえてきて、
中央で両方から大ボリュームが出て、
右に走り去るに連れて右方向へ
だんだん音が小さくなっていく感じ。

いわゆるステレオ再生、ってのが
一般的なわけです。

これを突き詰めて、前後左右、
さらに上下にもあるかも知れないですね、
スクリーンの後ろを含めて
観客席を包むこむように
スピーカーが設置され、
映像内の音声をそれに対応するように
調整した作品を上映するのがIMAXです。

今回鑑賞したのがゴジラだったので、
大きな立体音響は没入感が高く、
とても楽しめました。


ちなみに、近所にあるイオンシネマでは
ULTILA(ウルティラ)という
同じような映像システムがあります。

こちらも体験したことが何度かありますが、
音響はとてもいいけれど、迫力を感じたのは
IMAXの方かな、という感想ですが、
同じ作品で見比べていないので
あくまでも印象の話になっちゃいますので、
ちょっと調べてみました。


どちらも立体音響と大スクリーンによる
映像体験がウリではありますが、
映像のアスペクト比(縦横の割合)が
ULTILAを含む通常スクリーンが2.39:1の
横長サイズであるのに対して、
IMAXは1.43:1の縦方向が広くなったサイズで
上映が可能だそうで、
より広い範囲を映写できるシステムのようです。

また、IMAXでは映写機を2台使用することで
より明るくシャープな映像表現が
可能になっているとのこと。

この映像についてのスペックの違いは、
ちょっと気が付きませんでした。

おそらく同一作品を見ないと
体感できない問題なんだと思います。


一方で、IMAXが12.1chスピーカーなのに対し、
ULTILAは15.1chスピーカーを使用しており
音響的な解像度はULTILAの勝ち。

個人的にはメリハリが強い大音響のIMAX、
リアルな音がULTILAの持ち味だと
感じました。

以前近所のULTILAで、『SING2』を
上映していたのですが、
ああしたミュージカル作品には
とても適したシステムだと思います。

いずれも優れた立体音響だと思います。

今回の『ゴジラ』では、足音が近づいてくる
音だったり、伊福部さんの『ゴジラのテーマ』が
最高でしたから。


一方で、料金的な問題があって、
IMAX上映館は通常の映画代金に
プラス数百円の追加料金がかかります。

今回利用した劇場では+600円が
かかりましたが、十分楽しめたと
思っていますので、
別に高いとは思いませんでした。

ULTILAの方はというと、
なんと追加料金はなし!

ここは圧倒的にULTILAの勝ちです。

見たい作品にULTILA上映があれば、
そちらを選択して間違いはありません。


会社によって「TCX」「BESTIA」
「ドルビーアトモス」などなど、
家庭ではなかなか体験できない
映像体験ができる規格がいろいろと
あるようですが、いずれにせよ、
せっかくの非日常空間なので、
是非ともこうしたシステムを利用して
映画を楽しみたいですね。

ディズニー映画

あくまで個人的な感想なんですけど、
ディズニー映画がちょっと苦手。

理由は突然歌い出すから。

タモリさんみたいにミュージカルが
苦手って訳じゃないんです。
そう言えるほど観劇経験も
ないですからね。

ただ、宝塚を見た経験や、
『レ・ミゼラブル』を見た覚えも
あるんで、別に嫌いじゃない。

宝塚を観たのは小学生の頃だったので、
出演者やタイトル、ダンスショーについては
一切覚えてないんですけど、
舞台で歌われていた歌を
今でもなんとなく覚えていたりします。

歌劇パートのストーリーも
小学生でも理解できる
面白いものだったおぼろげな記憶。

舞台には出ない陰湿な体質が
明らかになってしまい、
なかなか元通りにはならないようですが、
熱心なファンがいるように
広く認知されている文化なんで
裏はともかく、表の舞台は
元通りに再開できるといいですね。


そんな前提があっても、
やっぱりディズニー映画は
ちょっと苦手ですね。

例を挙げると、『ラプンツェル』の
酒場のシーンだったかな、
強面の皆さんが急に自分の夢を
メロディーに乗せて歌いだします。

直前が緊迫した状況なのに
あれはおかしいだろ、急にさ。

しかも、みんながリズムに合わせて
踊りだしたりしちゃって、
雰囲気がガラっと変わるんですよ。

確かに、普通のお芝居で
雰囲気を180度変える展開は
とても難しいと思いますが、
歌とダンスで強引に丸め込まれる
感じがなにか気持ち悪い。

『リメンバー・ミー』みたいに
歌がテーマになっている作品なら
ぜんぜん違和感は感じませんが。


ついでに、声のキャストと
劇中歌唱のキャストが別だったり
すると、更に違和感が拡大します。

『アナ雪』みたいに同一キャストなら
まだ違和感は少ないのですが、
ラプンツェルは、声優の中川翔子さんが
歌手活動をしているにも関わらず、
歌唱は別の方だったりしますし。

でも『アナ雪』で、エルザが
城作りながら急に歌い出すのも
ちょっとおかしくないですか?

松たか子さんの歌唱力が
遺憾なく発揮されて、
素晴らしい歌ではあるんですが、
それまでそんなキャラじゃないのに
急になんだもん。

アナが歌っている分には
ちっちゃい頃から歌っている
背景が描かれているので、
あんまり違和感はないです。


という訳で、こう書いてみると
歌うイメージがないキャラが、
唐突に歌い出す違和感に
馴染めないのが原因のようですね。

そしてそういうシーンが多い、
というよりそれがディズニー作品の
お作法になっている感じがあるので
苦手に感じるんでしょう。


そういえば、ディズニー買収後の
『スターウォーズ』3部作は
1本見ただけで終わってるんですが、
急に歌出したりするのかな?

映画『HK 変態仮面』

こちらもコロナ隔離中に視聴した作品。

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公開当時から、よく映画化できたよな、
と思っていた作品ですが、
アマプラもなんでラインナップしたんだか…

先日アップした『新解釈・三國志』と同じく
福田雄一監督作品だと知ったのは、
視聴中にムロツヨシさんが登場したあたり。

なんとなく展開的なものが似てる感が
ムロさんの登場で確信に変わり、
佐藤二朗さんの登場を経て
エンディングロールでやっぱり、みたいな。

自分は全然テレビを見ない人なので、
ムロツヨシさんという役者さんが
いつ頃から有名なのか知りませんが、
この頃ってそんなに人気者じゃ
なかったんじゃないかな?

福田作品にこの方々が登場すると、
急に学芸会チックになるんだよなぁ。

楽しんでいる感じは伝わるけど、
ふざけ過ぎというか、オーバーアクションと
いうか、演技のトーンが変わるんですよね。


よく映画化したよな、と前述しましたが、
主演の鈴木亮平さんもよく受けたな、
というのが正直な感想。

ジャンプ連載もリアルタイムに読んでいて
異彩を放っていたのは承知しているので、
開いた口が塞がらないというか…

ただ、インパクトはあったけど
ストーリーは全然覚えていないので、
先が読めなくてそれなりに楽しみました。


個人的にMVPは、安田顕さん。

吹っ切れた変態演技は、スゴイの一言。

そりゃ、変態仮面も勝てないわ、
と納得の変態でした。

その一方で、その安田さん退場後に
展開されるちゃちなCGバトルは、
不要だったかなぁ。

起承転結の結ではあるんだけど、
安田さんとのバトルのあとでは
邪魔でしかない。

続編は見ていませんが、
エピローグで続編に繋げる感じで
チラ見せで良かった気がします。


ヒロインを演じていたのが
『フォーゼ』の元・清水富美加さん
だったのも知りませんでした。

期待のライダーヒロインだったのにな、
と某宗教に出家してしまった現状を
残念に思います。

演技が上手だとは思いませんが、
登場するだけで画面を明るくできる
稀有な才能の持ち主だったと思うので。


続編が制作されたことも衝撃でしたが、
福田作品だもんなぁ…
いつも一緒のテンションだろうし、
観なくてもいいかな。

映画『新解釈・三國志』

こちらもコロナ隔離中に視聴。

重い映画の合間に、軽く見られる
エンタテインメント作品、という
イメージでチョイスしました。

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感想(16件)



実は私、大学の選択でも三国志好きが高じて
中国文学を専攻した程のファンです。

作品に触れた最初が、光栄の初代『三國志』
だったりするのですが、その後吉川英治さん、
横山光輝さん、そして光栄のシリーズを重ね
立派な三國志マニアになりました。

ちょうどハマっている時期に
テレ東でアニメも放送されたり、
NHKの人形劇の再放送があったり、
大流行、とまでは行きませんが
コンテンツとして重宝されていた
タイミングと重なったことも
その原因になっていたと思います。

そんな私の感想としては、
学芸会・宴会芸、でしょうかね。

時間の無駄とまでは思いませんが、
劇場でお金を払って見ないで
よかったな、と思いました。

肩肘張らずに視聴できるので、
病床の退屈を紛らわすには
丁度いい作品だったのかもしれません。


出演者などは豪華なんですけど
福田監督作品の演出がワンパターンで、
『今日から俺は』との違いが
見い出せませんでした。

上記作品とキャストがかぶる
佐藤二朗さん、ムロツヨシさん、
賀来賢人さんの演技が全部同一。

監督となかよしの山田孝之さんは、
存在感はあるものの、
ストーリー上は無関係の一兵卒ですし。

趙雲役の岩田剛典さんという方も
ワンパターンでなんかなぁ。

主演の大泉洋さんも通常営業で、
見慣れた感じ。

キャスト陣は楽しそうですけど、
正直学芸会レベルでした。

もしかして、そう見せる演出が
スゴイのかもしれませんね。


という訳で、三国志に興味があって
暇だったら見てもいいですが、
わざわざ時間を作ってまで
見るような作品ではない、です。

ただ、大まかな流れは史実通りなので、
歴史が嫌いな方が、こんな出来事が
昔あったのかもしれないよ、
と印象づけるにはいいかもね。

あくまでも新解釈、であることを
忘れなければですが。

映画『護られなかった者たちへ』

今更ですが、昨年末のコロナ隔離中に
視聴した作品になります。

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映画の前に原作を読んでいて
色々と考えさせられた作品でしたので、
気持ちが重くなるのを承知で視聴しました。

主演は佐藤健さんになっていますが、
阿部寛さんとのダブル主演じゃないかな?

助演に清原果耶さん、倍賞美津子さん他
豪華なキャストが出演する骨太な作品です。

清原果耶さんという女優さん(最近は
女優さんって表記しちゃダメなの?)、
今作で初めて拝見しましたが
難役を見事に演じきっていましたね。


東日本大震災の爪痕に加えて、
日本のセーフティネットの抱える
問題点を事件に絡めて描いた
ミステリー作品です。

詳しくは書きませんが、
視聴した上で色々と考えてほしい、
と思わせる作品です。


ちなみに原作はこちら。

護られなかった者たちへ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 中山 七里 ]

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感想(28件)


生活保護周りのエピソードは
映画よりも詳しく、残酷で心に残るんじゃないかな。

本を読んでいて泣いちゃた位だから、
映画で賠償さんが演じていたら、
号泣で済まなかったかもしれません。

映画用に設定が改変された部分もあり、
マーケティング的な匂いが
感じられるかもしれません。


阿部さん、林遣都さんが演じた刑事コンビを
主人公にシリーズ化された続編もあります。

価格が高いな〜、と思ったら
まだ文庫化はされていないようですね。

私はkindleのprime対応になっていたので、
電子版で先日読了しました。

境界線 [ 中山 七里 ]

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感想(1件)


舞台は同じく復興途上の石巻市で、
津波被害に遭った行方不明者に関わる
事件を描いた作品です。

前作よりミステリー要素が強く、
また震災についての描写も
より丁寧に描かれている印象。

まだ、震災復興途上だ、ということを
強く感じさせてくれる作品です。

映画『前科者』

コロナで監禁状態だったときに
プライムビデオでいろいろな作品を
観ることができました。

普段は全然映像メディアに触れないので、
とても新鮮な気持ちで作品を選んでいたのですが、
普段、子どもたちが観ることが多いので
オススメ上位が子供番組ばかり。

特にこれが見たい、という知識もないので、
新規作品のバナーにあった
有村架純さんがお綺麗だったので、
ちょっと暗そうではありますが、
『前科者』を観てみました。

映画「前科者」 [ 岸善幸 ]

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(2023/1/25 11:09時点)
感想(0件)



もともとは漫画が原作で、
映画の前にWOWOWで
オリジナルドラマ化されていた作品です。

この作品を見るまで、私は
保護観察官と保護司の違いを
理解していませんでした。

というより、保護司という
存在を認識していませんでした。

すごく志のある仕事だと思います。
でも、自分ができるとは思えない。
ドラマの主人公として成り立つ、
更生を目指す方からしたら
ヒーローなんだろうな、と思います。


ドラマ版は未見なのですが、
本作で保護司の仕事も
理解できましたし、
その上で主人公の抱える闇だったり、
今作のメイン前科者、森田剛さんの
事件とその背景だったりが、
大変心に響く作品でした。

世間にある不条理が
形を持ったストーリーとして
描かれている、という感じ。

あっけらかんとした
ハッピーエンドじゃないんですが、
苦しみながらも前に進むしかない、
前を向くしかない、という
気持ちにはさせてもらいました。

隔離された病床で観ていたから
余計にそう思えたのかもしれません。


有村架純さんの抑えた演技
(と一部感情を爆発させる演技)、
森田剛さんの影のある演技、
お二人の芝居に圧倒されました。

とくに森田剛さんについては
アイドルだった印象しかなかったので、
そうしたオーラを削ぎ落とした
演じっぷりにいい意味でビックリしました。

導入部では、この役者誰だろう?
って本気で思いましたから。


万人受けする作品ではないと思いますが、
絶望しているとき、落ち込んでるときに、
小さな希望の光を灯してくれるような
作品だと思います。

決してひとりじゃない、
誰かが支えてくれていることを
思い出させてくれるんじゃないかな。

『オビ=ワン・ケノービ』観たよ

昨日、妻の携帯支払い用に作ったカードの
付帯サービスで見放題になっている
ディズニープラスというチャンネルで、
『オビ=ワン・ケノービ』を視聴しました。

そもそも、テレビ見たのは
何ヶ月ぶりだろう…
息子と見ていた『仮面ライダー』も
仕事や外出で見逃して以降は、
ストーリーについていけないので
ストップして数ヶ月…
映像を見ること自体非常に新鮮でした。


さて、『オビ=ワン・ケノービ』ですが、
映画で言えば、エピソード3と
エピソード4の間のエピソードを
映画化しています。

元祖というべき1作目(エピソード4)を、
公開当時にちゃんと劇場で観た
オールドファンですので、
大変期待していました。

1話あたり1時間、全6話のTVシリーズ
らしいのですが、妻と一緒に
一気に観ちゃいましたね。

子供も一緒に見たり、見なかったり
だったので、吹替版で視聴しましたが、
ルークのおじさんオーウェンさんの
吹き替えがダメダメでしたね。

その吹き替え以外には、
映画よりは長い約6時間に
うまくまとまっていたように
感じました。

オビワンやダースベイダーという
主要キャラについて、
わざわざ説明を入れていないので、
シリーズ未見の方には
敷居が高いかもしれません。

エピソード3のラスト以降
フォースの力も使うことなく
世捨て人的に暮らしていたオビワンが、
どうやってエピソード4の
オビワンに再起するのか、
という物語だった気がします。

オビワンの使う武器が、
そんな心情をうまく描いていたと思います。

オビワンは中盤までライトセイバーを
全然使わずに、ブラスターしか
使用しません。

これは、フォースの衰えを
表現していたようです。

ライトセイバーを久々に
使ってすぐの場面では、
ブラスターを弾きはしますが、
うまく跳ね返して
トルーパーを倒せなかったりして、
ちょっともどかしい。

そんなリハビリ(?)の様子も
楽しめましたが、最終場面では
ちょっとやりすぎ感がありましたね。
ドラゴンボールかも思いましたよ。


映画シリーズを正史とすると、
あまり中間エピソードを追加すると
流れが破綻しかねないので
続編に期待はしませんが、
魅力的な新キャラも多いので
別のスピンオフで活躍や敵対する
展開を期待したいところです。

特に、サードシスターと
白塗りの大審問官は
もうちょっと見てみたい。

スターウォーズ好きな方は
見ても損はしないし、
がっかりすることもない
と思います。

やはり、ユアン・マクレガーが
そのまま演じてくれているのが
デカイですね。

映画『孤狼の血』シリーズ

妻子が妻の実家に里帰りしていたので、
普段なかなか見れないバイオレンス映画を
primeで鑑賞しました。

『孤狼の血』『孤狼の血LEVEL2』
のシリーズ2本です。

ヤクザ映画はやっぱり広島弁だよな、
と思ってしまうオッサンなのですが、
個人的な印象として、1作目は
全体的な流れを捉えたヤクザ映画、
2作目は1対1の戦いを中心に据えた
バイオレンス映画、と感じました。

どちらが面白かったか、と言われれば
圧倒的に1作目。

登場人物の掘り下げもしっかりしていると
思いますし、ヤクザであっても
人間味を感じる描写が多いし、
昭和のエロ描写も懐かしい。


一方で2作目は、たしかに鈴木亮平さんの
キャラクター、演技には引き込まれますが、
周辺の描き方が雑で、説明不足。

吉田鋼太郎さんらしい小芝居というか、
コミカルな場面くらいで、
あとはみんな怒鳴ってるイメージ。

そして、私が一番理解し難かったのは
エンディングでした。


個人的に思うところがあったのは
1作目のキャスティング。

シリーズを通してのメインキャラクター
である日岡を演じる松坂桃李さん。

私の中ではずっと呼称が「殿」
なんですが、由来は戦隊ヒーロー
『侍戦隊シンケンジャー』で
松坂さんが演じたキャラの
ニックネームだったから。

その『シンケンジャー』で
殿の後見役であるジイを演じたのが、
1作目で尾谷組組長を演じた
伊吹吾郎さん。

共演シーンは少なかったのですが、
『シンケンジャー』は松坂さんの
デビュー作ですので、
お二人にとっては感慨深い
共演だったのではないかと
勝手に想像してしまいました。

個人的にはこの共演シーンが
胸熱で見どころになりました。
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