はじめに
自暴売買の危険な前兆
自動売買の漢字を打ち間違えたのではありません。
題名のとおり、自暴売買です。
自暴売買とは、
私が勝手に呼んでいるものですが、
下の写真のような状態で、トレードをすることです。
うわぁああああ！
まさに、自分では制御できないくらいのやけくそになって
トレードすることであり、強制ロスカットが発生する前の
段階と言えます。
原因は、たった１つです。
【原因】
・ 大失敗をした。
それで、
その大失敗の内容は以下の３つぐらいでしょうか。
【内容】
@ 大きな利益を逃した
A 大きな損失を出した
B 大きな損失を出しそうだ
@は、利食いをミスったときや、大きなトレンドが
発生し自分の予測どおりの方向に進んだが、
エントリーをし損なったときです。
Aは、約定されて損失が確定しているときです。
Bは、まだ約定されてはいないが、
含み損が膨らんでいるときです。
@ABの直後に、
誰でも思い浮かびやすい危険な思考があります。
それは、
『すぐに取り戻してやる！』
この思考が、自暴売買の危険な前兆です。
@ABに共通していることは、
”大きな” というキーワードです。
大きな失敗をしたということは、相場に大きな動きが、
あったということです。（小さな動きで@ABのようになる
のであれば、そもそも、実行レバレッジが大き過ぎです。）
大きな動きの直後は、また大きく動くことが多いので、
もしかしたら取り返せるかもしれませんが、再度、大失敗の
可能性があり、しかも、最初に大失敗しているので、
精神に焦燥感という ”くさび” が刺さった状態です。
このくさびがささった状態で、
まともなトレードができると思いますか?
焦燥感は大失敗する前にはなかったはずです。
その精神状態で判断しても、大失敗したのです。
くさびがささった状態の判断力は明らかに、
大失敗する前より落ちてます。
その判断力が落ちた状態で、取り戻せるはずは
ありませんし、そのままトレードを続けていれば、
自暴売買は、もう目の前です。
では、どうするのか？
まず、精神の焦燥感というくさびを抜くのが先です。
どうやって？
『この大失敗は、仕方なかったんだ。』 と思うことです。
仕方ないんです。起こるべくして起こったのです。
それを、『すぐに取り戻してやる！』という考えは、
後悔を引きずりながら、トレードしている状態です。
『今』 判断しなければ、いけないのに頭が過去にとらわれて
いては、今の状況はうまくいきません。
仕方がないんだと精神的に切り離すことによって、焦燥感
というくさびが抜けてはじめて次に進むことができます。
くさびが刺さったままでは、いずれ心が割れてしまうでしょう。
心が割れたとき、自暴売買が開始されます。
自暴売買が始まってしまったら、
もう強制ロスカットまで、止まれないかもしれません。
なので、
自暴売買の前兆である大失敗後の、
『すぐに取り戻してやる！』という考えが思い浮かんだら、
『仕方なかったんだ。』と変換することが、次の大失敗を防ぐ
先手の対処です。
どうしても、そのような変換ができない方は、
精神的に落ち着くまでトレードを休むことをおすすめします。
休むも相場です。
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