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2017年02月26日

キューバ代表、韓国に二連敗 接戦も及ばず WBC強化試合五戦目

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キューバ代表は、ソウル高尺スカイドームでの韓国代表とのWBC強化試合二試合目も敗れた。きょうは9回まで接戦だったがあと一歩及ばなかった。

3回裏、キューバはヨアルキス・セスペデス(グランマ)の三塁打、同僚ロエル・サントスの安打、ヨルダン・マンドゥレイの犠打、また同じくグランマのアルフレド・デスパイネの単適時打で、2対0と試合の主導権を握った。

5回に韓国はキューバの先発ブラディミール・バーニョス(ピナール・デル・リオ)から、Ah Seop Sonが安打、Tae Gun Kimが中堅に二塁打で、1点を返した。ここでキューバの投手は救援リバン・モイネロ(ピナール・デル・リオ)に代わった。

キューバは6回に3点目を追加した。ユリスベル・ガルシア(マタンサス)が死球で出塁し、二塁に盗塁したあと、フランク・カミーロ・モレホン(インドゥストリアレス)が適時打を放った。

しかし7回、韓国にチャンスがまわってきた。ふたたびAh Seop Sonがモイネロの出だしをとらえ二塁打を放った。投手はホセ・アンヘル・ガルシア(アルテミサ)に代わったが、Ha Seong Kimは出塁、Euiji Yangが単打、マンドゥレイの失策で1点、Young Kyu Leeが適時打で同点、さらにSok Min Parkが二塁打でもう1点追加し逆転したところで、ホセ・アンヘル・ガルシアは降板した。

救援したミゲル・ラエラは、一死をとったが、敬遠後、Byung Hung Hun Minに犠飛を許し、さらにDae Ho Leeを死球で歩かせたあと、Sonに2点適時打を打たれた。代わったアライン・サンチェスがこの回をようやく終わらせた。韓国はこの回6点を奪い、7対3と大きくリードした。

負傷したヨルダン・マンドゥレイに代わったカマグエイのアレクサンデル・アヤラは7回裏、相手失策で二塁に出塁。サンクティ・スピリトゥスのフレデリク・セペダが適時打を放ち、アヤラをホームに返した。キューバは1点を返し、7対4とした。

キューバは最終回、ピナール・デル・リオの一塁手ウィリアム・サアベードラが二塁打でデスパイネをホームに返し、さらにグラシアルの二塁打でサアベードラもホームに返った。しかしマタンサスの三塁手グラシアルはホームに返れず、6対7で試合は終わった。

韓国は9安打1失策で7得点をあげた。キューバは9安打2失策で6得点にとどまった。

勝利投手はSi Wan Han、敗戦投手はホセ・アンヘル・ガルシア。

この試合はカルロス・マルティ率いるチームにとって、WBC前のアジアでの強化試合連戦5試合中、4敗目となる。中華台北では初戦を6対2で勝利したが、その後は2対4、1対3と敗れた。韓国では初戦に1対6で敗戦後、今回も6対7で敗れた。この間の合計得失点は16得点、21失点である。(*ブログ主注:22失点では)


ハイライト


ほぼフル

Cuba lucha hasta el final, pero pierde 7-6 en partido preparatorio ante Corea del Sur
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/26/cuba-lucha-hasta-el-final-pero-pierde-7-6-en-partido-preparatorio-ante-corea-del-sur/#.WLMRttLhDIU



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2017年02月25日

いまだ11人が入院中 うち1人重体 サンクティ・スピリトゥスの鉄道事故

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Escambray、2017年2月25日、LISANDRA GÓMEZ GUERRA記者

サンクティ・スピリトゥスのササ・デル・メディオから6.52kmの地点で起きた鉄道事故の負傷者11人は、同市のカミーロ・シエンフエゴス大学総合病院で入院を続けている。

マヌエル・リベロ・アベージャ病院長の発表によると、負傷者全員がそれぞれの負傷箇所ごとに別個の専門家チームによる最大限の治療を受けており、うち1人が重体である。

また当地のホセ・マルティ県小児病院では、3人の未成年者がいるが、生命に危険はない、と報告された。

2月24日の午後1時ごろおきたこの事故は、6人の死者とおよそ50人の負傷者を発生させた。

現在、サンクティ・スピリトゥスの内務省が事故原因を調査している。ヤヤボ市から5kmの地点で、シグアナイ発のモーターカーと、サトウキビを積んだ列車が衝突した。モーターカーの運転手側に交通規則違反があったことがすでにわかっている。

事故の一報がはいるとすぐに、民間防衛全国参謀本部長ラモン・パルド・ゲラ少将や、ホセ・ラモン・モンテアグド・ルイス共産党県第一書記、テレシータ・ロメロ・ロドリゲス人民権力県議会議長らは、事故状況を確認するために事故現場と当地の主要医療センターにかけつけた。

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Ingresados todavía 11 lesionados de accidente ferroviario en Sancti Spíritus
http://www.escambray.cu/2017/ingresados-todavia-11-lesionados-de-accidente-ferroviario-en-sancti-spiritus/



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ゴールをフィデルに捧げたペルー人サッカー選手、フアン・コミンヘス、キューバ訪問へ

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来週月曜日の2月27日、ペルー人サッカー選手のフアン・コミンヘス(Juan Cominges)がキューバ諸国民友好協会(ICAP)を訪問する。彼は、アンダーシャツにフィデルの名を記し、自らのゴールをフィデルに捧げた選手である。

記者団はそのとき反応した:チャンスはペナルティキックのときに訪れた。コミンヘスのキックは正確に力強く、ゴールキーパーの右側に突き刺さった。ユニフォームの上着を脱ぎ、白いアンダーシャツをよく見えるように両手で広げながらゆっくり走って、ゴールを祝った。

このニュースは世界をかけめぐり、キューバ革命最高指導者の死去の報道に集中していた世界各地のジャーナリズムを席巻した。プレイ・グラウンド紙は次のような見出しをつけた。「フィデル・カストロはペルー人のゴールの中に生きていた」。

Y agregaba Juan en sus declaraciones: “Rescato del Che esa capacidad de desprendimiento de ir a una lucha que tenía más para perder que para ganar. Digo: si estos tipos son capaces de eso, yo me animo a soñar, a esforzarme en lo que creo, en el fútbol, en la vida”.

フアンは次のように宣言している。「得るものよりも失うもののほうが多かった闘いに向かうチェの行動力を私は得たい。つまり、もしああいったようなことが可能なら、私は夢を追う気になるし、自分が信じるもの、サッカーや人生に一生懸命になれる。」

「だからこそ私はフィデルに惹かれた。フィデルは、モンカダ兵営襲撃やメキシコへの亡命、グランマ号での上陸組織などにおいて、すぐれた知性を示してきた。そして残忍な経済封鎖も乗り越えてきたし、つねに考えていることと首尾一貫した行動をとってきた。」

(元記事:Nuestra Bandera 2017年2月23日付

*関連記事+動画:El gol de Juan Cominges con dedicatoria a Fidel Castro(RPP.pe 2016年11月28日付)
ゴールの瞬間の動画

*関連記事:“Me nació hacerle un homenaje a Fidel ante tanta hipocresía” (DIARIO UNO 2016年12月4日)
インタビュー記事


試合のハイライト(コミンヘスのキックは0分50秒あたりから)

Futbolista peruano que dedicó gol a Fidel visitará Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/25/futbolista-peruano-que-dedico-gol-a-fidel-visitara-cuba/#.WLNgvNLhDIU



posted by vivacuba at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba

キューバ代表、韓国に敗れる WBC強化試合四戦目

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JIT、2017年2月25日、Roberto Ramírez記者

カルロス・マルティ監督はきょうの試合について、いつもの現実主義で次のように語った。「韓国はすべての面で上回っていた。我々の投手陣は効果的でなく、攻撃陣も持っている力を発揮しなかった。」。

キューバ代表監督は、高尺スカイドームでのWBC強化試合で選手たちが見せた動きについてこのように総括した。開催国チームは、11安打を放ち、5投手でキューバを抑え込んだ。

キューバの先発、右腕のヨスバニ・トーレスは初回から低調で、Tae Kyun Kimの中堅への二塁打のあと、Dae Ho Leeの適時打で得点を許した。

韓国は2回にもトーレスに襲いかかり、Kioung Min Hurが左翼に安打、Jae Ho Kimが四球で出塁、Byung Hun Minが右翼に安打で、満塁とした。

代わった左腕ジョアニ・ジェラは、Tae Kyun Kimに中堅への2点適時打を打たれ、重い3点目を献上した。

ジェラは次の3回にもTae Kyun Kimの安打で4点目を許した。韓国チームは、継投したノエルビス・エンテンサから5回に1点、6回にはAh Seop Penの本塁打でさらに1点を追加した。

キューバ代表は6回、韓国3人目の投手Dae Eun Rheeから、ロエル・サントス、フレデリク・セペダ、アルフレド・デスパイネが安打で続き、今試合唯一の得点をあげた。

韓国の先発左腕Won Jun Changは4回を投げ、3安打、2三振で、勝利投手となった。

キューバチームは得点には影響しなかったものの3失策を喫し(韓国は1失策)、また併殺打がひじょうに多く、特にセペダ、デスパイネ、サアベードラの3番から5番の重要な打順で目立った。

しかし、セペダとデスパイネがともに2安打を放ち、サントスが左投手からの2安打を含む4打数3安打と好調を維持しているのは、キューバ代表チームにとっての明るい面である。

「一番打者としての私の役目を果たすために心身両面で働くことがとても重要になっている。私はそれを楽しんでいる。相手投手が左か右かは気にならない。」、とサントスは語った。

「カリビアン・シリーズや今回の強化試合で発揮できていることは、この努力の賜物だと思う。でも一番大事なのはこれからのことだ。それがチーム全体の気持ちだ。」、と話した。

明日も両チームは試合をおこなう。キューバチームはきょう土曜日、中華台北から香港経由で韓国に到着した数時間後には試合に出場しているため、そのあと休養も取る予定である。

キューバ代表チームの成績

打撃陣:

ロエル・サントス(中堅)4打数3安打、ヨルダン・マンドゥレイ(遊撃)4打数無安打、フレデリク・セペダ(指名打者)4打数2安打、アルフレド・デスパイネ(左翼)4打数2安打1打点、ウィリアム・サアベードラ(一塁)4打数無安打、ヨスバニ・アラルコン(捕手)4打数1安打、ユリスベル・ガルシアル(三塁)4打数無安打、カルロス・ベニテス(二塁)3打数無安打、ヨアルキス・セスペデス(右翼)3打数1安打

投手陣:

ヨスバニ・トーレス:1回2/3、打者11人、3失点、4安打(2二塁打)、3四球

ヨアニス・ジェラ:1回1/3、打者11人、1失点、3安打、2三振、2四球

ノエルビス・エンテンサ:3回1/3、打者12人、2失点、4安打(1三塁打、1本塁打)、1死球

レアンドロ・マルティネス:1回2/3、打者6人、無安打、1四球

試合結果

CUB 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 9 3

KOR 1 2 1 1 1 0 0 0 x 6 11 1

勝利投手: Won Jun Chang

敗戦投手: ヨスバニ・トーレス



CLÁSICO MUNDIAL DE BÉISBOL
El anfitrión fue mejor en Seúl
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=40217



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2017年02月24日

サンクティ・スピリトゥスで鉄道事故、死者6名、重軽傷者50名

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Escambray、2017年2月24日

今週金曜日(2月24日)の正午にサンクティ・スピリトゥスのササ・デル・メディオでおきた鉄道事故で、3人が死亡、およそ50人が重軽傷を負った。事故は、ツイヌクー地区で、乗客を乗せたモーターカーが、メラニオ・エルナンデス技士の運転するサトウキビを積んだ列車と衝突して起きた。

事故の調査関係者によると、まだ事故原因の調査は続けられているが、モーターカーの乗組員側に交通規則違反があったことがすでにわかっている。

この事故により次の方々が亡くなった。セルヒオ・ソトロンゴ・ゴメス(55歳)、ヨアンキ・エルナンデス・エンテンサ(36歳)、ディオネイ・マルティン・マルティネス(41歳)、アデリナ・イスナガ・カステジャーノス(58歳)、ラウル・マルティネス・クルース(64歳)、レイナルド・カルモナ・ファルファン(65歳)。全員がサンクティ・スピリトゥスの住人。

「衝突の衝撃で私はドアのほうに飛ばされ、サトウキビ列車がモーターカーを数メートル引きずるのが見えた」、とモーターカーの乗客のひとりであるフリオ・ミゲル・ベラは記者団に語った。

サンクティ・スピリトゥスの共産党中央委員会委員で第一書記のホセ・ラモン・モンテアグード・ルイス(José Ramón Monteagudo Ruiz)や、人民権力県議会議長のテレシータ・ロメロ・ロドリゲス(Teresita Romero Rodríguez)、ならびに民間防衛隊の全国参謀長ラモン・パドロ・ゲラ(Ramón Pardo Guerra)らが率いる当地の主要官憲は、県都の周辺で起きたこの事故の大きさを現場で確認した。

これら幹部たちは次に、当地の主要センターであるカミーロ・シエンフエゴス大学総合病院に移動した。そこでは負傷者が治療を受けているが、そのうち2人は現在、生命に危険がある状態である。

(リサンドラ・ゴメス、カルロス・ルイス・ソトロンゴ、およびキューバニュース通信社の情報による)

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負傷者はカミーロ・シエンフエゴス大学総合病院で治療を受けている。

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事故はサンクティ・スピリトゥスの郊外で起きた。

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モーターカーは甚大な被害を受けた。

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亡くなった方々はモーターカーに乗っていた。

Seis muertos y unos 50 lesionados en accidente ferroviario en Sancti Spíritus
http://www.escambray.cu/2017/cinco-muertos-y-una-veintena-de-lesionados-en-accidente-ferroviario-en-sancti-spiritus-noticia-en-construccion/

En fotos, el lugar de la colisión
http://www.escambray.cu/2017/en-fotos-el-lugar-de-la-colision/



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2017年02月23日

フレデリク・セペダ ロング・インタビュー WBC四大会の男

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CIBERCUBA、2017年2月23日、Julita Osendi記者

もう何年も前のことなのだが、まるできのうのことのように思える。それは1994年にブラジル南部の美しい地域、マリンガで開催された13-14歳のパンアメリカン野球大会を見に行ったときのことだ。

そのチームは勝たなかったけれども、その迫力、その質、その勝とうとする意欲が強い印象を残した。彼らのなかに、愛嬌のある表情の、とてもしっかりした三塁手がいた。

彼は左右両方の打席で打っており(我が国の野球では未完のテーマだ)、すべてミートしていて、とてもタイムリーな打撃をみせていた。彼の名前? フレデリク・セペダ、WBC四大会の男。

「私は1980年4月8日に生まれた。4歳のときに父に連れられて小さな野球場に行った。マキシモ・ゴメスという野球場だ。そこで私の最初の一歩が始まった。父、パブロ・フランシスコ・セペダは私の最初のコーチだった。野球のグラウンドでやるべきことをすべて私に教えた。それはもちろん私がキャリアを積んでいく上で役に立った。」

「その場所で父といたのは11歳のときまで、つまり1991年までだ。そこから私はリノ・サラバリーアというスポーツ・イニシエーション学校(EIDE)にあがった。1997年には全国ESPAに行った。そこは国内リーグやキューバ代表チームに参加するようなすぐれた選手がみな集まってくるところだ。」

フレデリクは幼いころから、各カテゴリのキューバ代表に選ばれるために必要なレベルを兼ね備えていた。日本で開催された少年野球世界大会(WCBF)でデビューし、1994年にはマリンガでのパンアメリカン大会、そのあと米国サン・ルイスでは15-16歳の大陸大会に参加した。青少年時代には1996年ブラジルでのパンアメリカン大会王者チームに参加し、1997年にはカナダの世界大会にも出場した。

「まさにその年に私は国内シリーズでデビューした。私の最初の監督アベラルド・トリアーナは父の職場の同僚で、二人は数年前から友人だった。セリエ・ナシオナルのレベルはほかとは違う。よい結果を出すために適応する時間がかかるが、必死に取り組んで、それを成し遂げた。これまで19年プレーし、4つの他リーグも経験した。2002年にオルギンとリーグ制覇を争ったあの素晴らしいサンクティ・スピリトゥスのチームにいれたことは私の誇りだ。」

「みなと同じく私も浮き沈みを経験したし、素晴らしい選手権の素敵な思い出もある。野球をプレーできることは本当に素晴らしいことだ。毎日私を奮い立たせてくれる。もちろん悪い時期もあった。あの歴史的プレーオフの満塁の場面で、オルギンの左腕オスカル・ヒルに三振を奪われ優勝を逃したことについて君はどう思う?」

「もうひとつ難しいことがある。まだこれからやってくる引退のときだ。それを考えるとなにかが内側から引き剥がされるような思いがする。だから負傷にもかかわらず、現役を維持するよう戦ったんだ。フランク・パイス整形外科病院の医師のリバンとリゴ、ロドリゴ・アルバレス・カンブラス教授、看護師や専門家たちにとても感謝しなければならない。彼らが私に生きる力を取り戻し、私自身四回目のWBCに向けてキューバ代表に加入できるよう後押ししてくれた。」



フレデリク・セペダは、アテネ五輪王者、プレミア12の準優勝メンバー、パンアメリカン選手権や中米選手権の覇者、世界選手権の複数回王者でもあるが、国内リーグでは一度も優勝できていない。

豪華なメンバーがサンクティ・スピリトゥスに合流してきた。ユリエスキとユニエスキのグリエル兄弟、エリエル・サンチェス、ロスバニ・アラゴン、マエルス・ロドリゲス、イフレイディ・コスたちだ。しかしそれでも優勝はできなかった。「10年間、すぐれたメンバーたちがいた。しかし勝利を実現できなかった。なぜだろうか。いまだに自問している。われわれの心に引っかかっている問題だ。好機にそれができなかった。」

母親と息子、フリエタとフレデリクを前にした今回の対話だったが、あるひとつの質問がどうしても必要だった。WBCから戻ったら引退するのですか。

「しない。プレーし続けるつもりだ。野球は私の情熱だ。今回が私にとって最後のキューバ代表となるかどうかとは関係なく、体調が許す限り、私はプレーを続ける。これが最後のキューバ代表だとも思っていない。キューバ代表に選ばれ続けるよう私は戦う。」

各国の代表選手を集めた2006年の第一回WBC大会の開催後、この大会が世界の野球大会の頂点に位置するイベントになったのは間違いない。野球が五輪競技からはずされたあとは特にそれが顕著になった。(現在2020年の東京五輪では主催者の推薦が認められた)

「勝っているときはいつも満足が得られる。それが第一回のWBCだ。あれだけのスターたちが私たちと対等に争った。私のもっとも贅沢な経験のひとつだった。わが国キューバ全体が喜びで包まれた忘れがたい出来事だった。あの年、大きな野球熱のなかで、われわれは見事に成功した。一方で、五輪王者になったのも決して消し去れない功績だ。あの10年間はわれわれにとって驚異的だった。2006年、世界選手権、2004年のアテネ五輪。なんとも言い難い喜びの時期だった。」

「私に生きる力を与えてくれているこの野球をプレーするという機会は本当にありがたい。あらゆる困難さや障害にもかかわらず、プレーし成績をあげ続けることは、長年の犠牲への褒美だ。あることに全身全霊で打ち込む。目標を実現し、目的を達成するためには、自分の家族まで何度も犠牲にしなければならない。いずれにしても、素晴らしく、ありがたいことだ。」

また、仲良く連れ添っている団結した家族の援助があるのも素晴らしいことだ。パブロ・フランシスコとカリダ・グラディスを両親に持つセペダは2002年、ダマリスと結婚し、8歳の男の子フレデリク・ジュニアがいる。幸せな男だ。父から習ったように、セペダも息子に左右両打ちを教えている。「息子も私と同じく野球を愛しているようだ。もしすぐれた選手になったら、我々の喜びも格別だろうが」。ネコの子どもはネズミを捕まえるものだ。それは素敵な現実になりうる。

素晴らしいキャリア:スイッチヒッターであり、私にとって近年でもっとも優れたキューバ人打者(ここにはピト・アブレウ、ユリエスキ・グリエル、アルフレド・デスパイネ、ヨエニス・セスペデスを含む)であるセペダは、まだ達成していないひとつの夢を告白する。

「もし生まれ変わるなら、大リーグでプレーできるようになれたらと思う。私はキューバ代表チームでプレーすることを夢見て、それを何年も、かつすべてのカテゴリーで達成した。選手権で試合を決めることを夢見て、それをやった。五輪王者になることを夢見て、そうなった。でも、大リーグには出場できておらず、それに私は満足していない。私はいま36歳という年齢だが、いまだに14歳のときにマリンガに行ったときと同じように野球のプレーに飢えている。でももう大リーグを夢見ることさえできない。資格のあるすべての選手が、他国の選手が通常やっているのと同じように加入できるようになるべきだ。」

「だから私は思うんだが、すべてのわが国のスポーツ選手は、どこにいようとも、また何のスポーツであれ、キューバのためにプレーすることができるようになるべきだ、という意見に私は賛成する。彼らにとって、もう一度祖国の旗のもとで代表になることは、すばらしいことだと思う」

フレデリク・セペダがその夢を具体化できないのは残念なことだが、彼のような偉大な人物は、自身が我が国の国民やわが国の野球とともに十分に成し遂げてきたということをわかっているし、また私は確信しているが、彼はキューバ代表で争い続けることも見据えた上で、第四回WBCでは自己最良の成績を残すだろう。もしかしたら時の流れは、彼の小さな息子フレデリクが父親の夢を成し遂げるよう導くかもしれない。

さてどうなるだろうか。



Entrevista a Frederich Cepeda: “El Hombre de los Cuatro Clásicos”
https://www.cibercuba.com/noticias/2017-02-23-u172318-e42839-entrevista-frederic-cepeda-hombre-cuatro-clasicos



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キューバ代表、第三戦も逆転負け WBC強化試合中華台北戦

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キューバ代表チームはきょう(2月23日)、中華台北プロリーグの中信兄弟と対戦し、1対3で敗れた。これでWBCに向けての中華台北での強化試合は1勝2敗に終わった。

カルロス・マルティ率いるチームは、1対0とリードして9回を迎えたが、リバン・モイネロが三振をはさんで2四球のあと暴投し、続けてTzu-Hsien Chanに2点タイムリーを許した。

救援のライデル・マルティネスはツーアウト目をとったが、そのあとWun-Jie ChenとTung-Jung Wuに連続ヒットを打たれ、3点目を献上した。インターコンチネンタル・スタジアムに集った、現地リーグの最も象徴的なチームのファンたちは歓喜した。

試合は7回まで両チーム得点なしで進んだが、キューバ代表は、ウィリアム・サアベードラが四球で出塁後、ユリスベル・ガルシアルの安打で進塁し、投手の失策と、カルロス・ベニテスの併殺ゴロのあいだに、1点を先取した。

キューバは、先発のラサロ・ブランコが、5回を投げ、1安打、2三振、1四球というすばらしいスタートを見せた。

そのあと登板したブラディミール・ガルシアは、93マイルの速球を見せたが、5安打、3三振、2四球という結果に終わった。

モイネロも、4つ目のアウトを三振でとったときは、すばらしいスピードを見せたが、敗戦の原因となった問題を取り除くことはできなかった。

Yu-Ching Liは、4人目の投手として2回を投げ、ラストの代打二人、アルフレド・セスペデスとフレデリク・セペダを打ち取って試合を締めた。当夜は気温が15度と寒く、キューバチームの選手にはそれも影響した。

キューバ代表のスターティング・オーダーは、ロエル・サントス中堅、アレクサンデル・アヤラ(1安打)遊撃、ヨスバニ・アラルコン指名打者、ウィリアム・サアベードラ(1二塁打)一塁、ユリスベル・グラシアル(1安打)三塁、カルロス・ベニテス二塁、フランク・カミーロ・モレホン(2安打)捕手、ヨアルキス・セスペデス(1安打、1二塁打)右翼、ビクトル・ビクトル・メサ左翼、だった。

今週金曜日はメンバーにとってまた別の意味できびしい一日になる。韓国への移動が始まり、韓国代表との初戦の数時間前の土曜日夜明け前に現地に到着する。



Cuba pierde 3×1 ante equipo taipeyano en partido previo al Clásico
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/23/cuba-pierde-3x1-ante-equipo-taipeyano-en-partido-previo-al-clasico/#.WK-wENLhDIU



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フィデル・カストロ - スポーツは常に国民の権利である

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1977年10月6日、セロ市でのマルティーレス・デ・バルバードス・スポーツ・イニシエーション学校の開校式での演説。

フィデルはつねにスポーツ練習の愛好者であった。ベレン学校の学生時代から、その後のハバナ大学の時期まで、野球やサッカー、バスケットボールを練習した。

このキューバ革命の指導者にとって、スポーツはつねに国民の権利であった。そのため、1959年の革命勝利以降、いまから56年前に、法令936に基づき、国立スポーツ体育・レクリエーション協会(INDER)を創設し、スポーツの大衆化を実現させた。

INDERは、子どもたちから老人たちに至るまで、スポーツ実践の習慣を発展させ奨励させるための政策を通じて、国民の生活や文化の質を向上させる任務を負ってきた。また、国内外の競技場での将来の王者を育てることを主要な目標として取り組んできた。

スポーツの発展についてフィデルは1977年9月2日、サンティアゴ・デ・クーバでの「オレステス・アコスタ」スポーツ・イニシエーション学校(EIDE)の開校式で次のように表現した。

「われわれの革命は、スポーツは国民の権利であるという原則を謳っており、そこに、スポーツはまた国民の義務でもある、と付け加えることもできよう。」

「わが国のスポーツ政策は、スポーツに専念する子どもたちや若者たちの心身およびスポーツ的レベルの発展にも取り組んでいる。国内外の大会を開催するために、競争力のあるそのキャパシティーを最大限に発展させることを目的としている。」

「すぐれたスポーツ選手となるには、まず第一に、規律が求められる。人格が求められ、スポーツへの興味や情熱が求められ、そしてとりわけ、献身が求められる。」


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1960年2月14日から29日まで開催された第九回中米カリブサッカー選手権開会式で、ニカラグアとアルバの試合の始球式をおこなうフィデル。キューバ代表チームのユニフォームを着ている。(撮影:リボリオ・ノバル)

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1959年7月24日、セロ球場での軍警察チームとの野球親善試合で、バルブードスのユニフォームを着たフィデル・カストロとカミーロ・シエンフエゴス。

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1964年1月2日、革命五周年記念式典で、五輪陸上競技銀メダリストのエンリケ・フィゲロラからトーチを受け取る。(撮影:リボリオ・ノバル)

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1943年、ベレン学校のバスケットチームのメンバーとして練習中。

このような写真をもっと見たい方や、キューバ革命指導者の思想や行動を知りたい方は、専用サイト「フィデル、思想の戦士」まで。

Fidel, principal impulsor del deporte en Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/23/fidel-principal-impulsor-del-deporte-en-cuba/#.WLNMXtLhDIU

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2017年02月22日

キューバ代表、WBC強化試合第三戦目は雨天中止に

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雨はキューバ西部の朝を台無しにしただけでなく、第四回WBCにむけてのキューバ代表の強化試合第三戦目である、中華台北大学生選抜とのきょうの試合を中止に追い込んだ。

カルロス・マルティ監督は、また変化をつけたスターティングメンバーを発表していた。ロエル・サントス中堅、アレクサンデル・アヤラ遊撃、ヨスバニ・アラルコン指名打者、ウィリアム・サアベードラ一塁、ユリスベル・グラシアル三塁、カルロス・ベニテス二塁、フランク・カミーロ・モレホン捕手、ビクトル・ビクトル・メサ右翼、ヨエルキス・セスペデス左翼。

キューバチームは、中華台北でおこなわれた現地代表チームとの強化試合で、一試合目は6対2で勝利し、二試合目は2対4で敗れている。

キューバは明日木曜日に試合したあと、同日に韓国に向けて移動する。韓国では同地代表チームとの強化試合が予定されている。WBCに向けた準備は続く。

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Suspendido tercer partido preparatorio entre Cuba y universitarios de Taipei
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/22/suspendido-tercer-partido-preparatorio-entre-cuba-y-universitarios-de-taipei/#.WK5vJdLhDIU



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2017年02月21日

キューバ代表、中華台北との二試合目は逆転負け WBC強化試合

Guillermo-Avilés.jpg
アビレースはタイムリーを放った

キューバ代表は、台中市で中華台北代表との第四回WBC強化試合二戦目をおこない、2対4で敗れた。

中華台北代表はキューバ代表のリリーフ、ノエルビス・エンテンサ・ゴンサーレス(Noelvis Entenza González)のたちあがりをとらえ、6回に3点を奪い、逆転した。その後8回にもさらに1点を加えた。

キューバは初回にギジェルモ・アビレース・ディフルノ(Guillermo Avilés Difurnó)とオスバルド・バスケス・ゴンサーレス(Osvaldo Vázquez González)の打点で2対0とリードしたが、エンテンサ・ゴンサーレスはこれを守ることができなかった。

先発のブラディミール・バーニョス・チョコン(Bladimir Baños Chacón)は、4回を投げ、2安打、1三振に抑えた。

中華台北は9安打、エラーひとつ、キューバは6安打、エラーなしだった。

投手陣はバーニョスとエンテンサのほかに、レアンドロ・マルティネス(Leandro Martínez、2/3回)、アライン・サンチェス(Alaín Sánchez、1回1/3、3安打)、ミゲル・ラエラ(Miguel Lahera、2回、2安打、1失点、1三振)、の順に登板した。

中華台北の左腕リリーフ、ニ・フ・テ(Ni Fu Te)は3回を投げ、1安打、3三振で、勝利投手となった。

キューバは初回、まずロエル・サントス・マルティネス(Roel Santos Martínez)が安打で出塁し、ヨルダン・マンドゥレイ(Yordan Manduley)の三塁ゴロで二塁に進塁、ジェフェルソン・デルガード(Jefferson Delgado)は遊撃手の失策で出塁、アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)は遊撃フライに倒れたが、アビレースが中堅に、バスケスが左翼に、それぞれ適時打を放って2得点をあげた。

中華台北代表は、6回に安打と四球で出塁したあと、チン・ルン・フー(Ching Lung Hu)が2点適時打を放ち、エンテンサはこの回アウトをひとつもとれず、レアンドロ・マルティネスに交代した。

グランマの左腕マルティネスは、外野フライで2人の打者を抑えたものの、その2つ目のフライは犠牲フライとなり、中華台北の3点目を防ぐことはできなかった。

この試合に向けてカルロス・マルティ・サントス(Carlos Martí Santos)監督は、以下のラインアップを用意した。ロエル・サントス・マルティネス中堅、ヨルダン・マンドゥレイ・エスカローナ遊撃、ジェフェルソン・デルガード三塁、アルフレド・デスパイネ指名打者、ギジェルモ・アビレース・ディフルノ一塁、オスバルド・バスケス捕手、ラウル・ゴンサーレス二塁、ビクトル・ビクトル・メサ(Víctor Víctor Mesa)右翼、ヨエルキス・セスペデス(Yoelkis Céspedes)左翼。


キューバ初回の攻撃


ハイライト

Equipo Cuba perdió segundo tope preparatorio (4×2) ante Taipei
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/21/equipo-cuba-perdio-segundo-tope-preparatorio-4x2-ante-taipei/#.WKx0JtLhDIU



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