2017年01月08日
ビジャ・クララ、シエゴ・デ・アビラを5対3で破りタイに持ち込む 準決勝第四戦
ビジャ・クララ、シエゴ・デ・アビラを5対3で破り準決勝タイとする
アルベルト・ビセ(Alberto Bisset)の見事なリリーフにより、ビジャ・クララがシエゴ・デ・アビラに5対3で勝利し、キューバ野球リーグの準決勝を2勝2敗のタイに持ち込んだ。プレーオフのための補強としてビジャ・クララに加わったサンティアゴ・デ・クーバの経験豊かな右腕は、5回から登板し、シエゴ・デ・アビラを封じ込んだ。
ビセがマウンドにのぼったとき、シエゴ・デ・アビラは3対5とし引き続き満塁のチャンスだったが、オスバルド・バスケス(Osvaldo Vázquez)捕手がダブル・プレーに打ち取られた。
以降の4イニングは1安打1三振のみで、2012年、2015年、2016年の王者チームを零封した。
キューバ中部のチーム、ビジャ・クララは3回にユリエン・ビスカイノ(Yurién Vizcaíno)の安打、ミカエル・ゴンサーレスのライナーに対するヨルビス・ボロート遊撃手のエラーなどにより、相手チームの先発エルリス・カサノバ(Erlis Casanova)から初得点をあげた。
ビジャ・クララは次の4回にも4点をあげ、この回、リリーフのアリオスキー・エルナンデス(Ariosky Hernández)とロヘル・マチャド監督の退場もあり、長く続くイニングとなった。
この回、合計5安打、4盗塁、2暴投で、カサノバから交代したエルナンデスはミカエル・ゴンサーレス(Michael González)への暴投により退場となった。
一方、王者シエゴ・デ・アビラは5回表に得点をあげ、ピナール・デル・リオからビジャ・クララへの補強選手である右腕ヨスバニ・トーレス(Yosvany Torres)のリーグ100勝目を再度おあずけにした。
1アウトのあと、ヨルビス・ボロート(Yorbis Borroto)は右翼に二塁打を放ち、ラウル・ゴンサーレス(Raúl González)はアレクサンデル・アヤラ( Alexander Ayala)遊撃手のエラーで出塁、続くアレクサンデル・ヒメネス(Alexander Jiménez)も四球で出塁し、満塁とし、そのあとダイニエル・ガルベス(Dainier Gálvez), フリオ・パブロ・マルティネス(Julio Pablo Martínez)、エディルセ・シルバ(Edilse Silva)の三連続安打による打点が続いた。
結局、ビセはきょうのMVPに選ばれ、試合を締めた。
2点のビハインドをかかえ、シエゴ・デ・アビラの指導陣はピナール・デル・リオからの補強である新人右腕ライデル・マルティネス(Raidel Martínez)を登板させ、4回を2安打4三振の無得点に抑えたが、それまでの失点を取り返せなかった。
ビジャ・クララの打撃陣では、若き捕手ハビエル・フステー(Javier Fusté)が2打数2安打1得点1打点、フレデリク・セペダ(Frederich Cepeda)が4打数2安打1得点と活躍した。
ビセは、きょうの目標はストライクを先行させることだったがそれを達成できたと話し、また以前のシリーズにおいて、きょうのライバルのユニフォームを着て王座についたことを回想した。
自身がもつ複数のタイトルキャリアのうち2004年のアテネ五輪優勝を大事にしているセペダは、負傷のため三ヶ月グラウンド外にいたあと、ビジャ・クララを最大限に支援するための準備をして戻ってきた、と語った。
「0勝2敗となった時点で私は、意気消沈してはいけないと言ったんだが、もう引き分けに持ち込めた」、と通常はサンクティ・スピリトゥスでプレーしているスター選手は話した。
もう一方の準決勝第三戦は、グランマが11対3と首位チームでありレギュラーシーズンの最多勝記録チームであるマタンサスを引き離したところで、雨のために、5回途中で休止となった。この試合の続きは月曜日の夜におこなわれ、もともと月曜日の予定だった次の試合は火曜日におこなわれる。
ビジャ・クララとシエゴ・デ・アビラの第五戦は、月曜日の15時15分から予定されている。
Villa Clara vence 5-3 a Ciego de Ávila e iguala la semifinal
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/09/villa-clara-vence-5-3-a-ciego-de-avila-e-iguala-la-semifinal/#.WHMnFNLhDIU
フィデル・カストロの革命勝利ハバナ入城から58年 (1月8日)
フィデル・カストロの革命勝利ハバナ入城
シエラ・マエストラからやってきた叛乱軍の若者たちが歓喜に満ちた都市に入城した。大群衆が通りで彼らを歓迎した。自由の叫びが聞こえ、キューバ国旗と7月26日運動の旗がふられた。
光のきらめきが戦車の上で遠くまでまたたいた。フィデル・カストロ・ルス最高司令官が勝利の入城をおこなった。キューバ国民は両手をかかげて彼を歓迎した。歴史は彼を世界の頂点に導いた。この勝利の反射は今後も存在し続けるだろう。ホセ・マルティが誓ったことを、フィデルは君のために遂行したのだ。
フィデルはシウダ・リベルタ(当時コロンビア兵営)での集会で群集にこう語りかけた。
「これはわたしたちの歴史にとって決定的な瞬間だと思う。圧政は倒された。この喜びは途方もない。だがしかし、まだやるべきことはたくさん残っている。この先すべてが簡単になると考える間違いを私たちはしない。おそらく今後はすべてがさらに困難になるだろう。本当のことを言うことは、すべての革命家にとって第一の義務である。国民をあざむき、いつわりの幻影をかきたてることは、つねに最悪の結果しかもたらさない。国民には過度な楽観主義に対して警戒させるべきだと私は考える。」
「きょう国民は望んでいた平和を手に入れた。独裁のない平和、犯罪のない平和、検閲のない平和、迫害のない平和を。」
ハバナ入城後に、コロンビア兵営(現在のシウダ・リベルタ学校)においておこなわれた集会における演説の一部を聴きたい方はこちらのリンク先へ。
http://www.fidelcastro.cu/es/audio/discurso-en-el-campamento-militar-de-columbia
キューバ革命指導者の思想と行動を知るには、フィデル・思想の戦士 http://www.fidelcastro.cu/ まで
Entrada triunfal de Fidel Castro a La Habana
http://www.cubadebate.cu/especiales/2017/01/08/entrada-triunfal-de-fidel-castro-a-la-habana-foto-y-audio/#.WHJ-vtLhDIU