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2024年04月18日

キューバ 11月のプレミア12でグループBに決定 日本・韓国・ドミニカ共和国らと対戦

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JIT、2024年4月18日、José Luis López Sado記者

世界野球連盟がきょう木曜日(4月18日)に発表したところによると、11月に中華台北で開催される第三回プレミア12野球トーナメント2024でキューバはグループBに出場することが正式に決まった。

この強力なグループには、力のあるアジアの三か国、日本、韓国、開催国中華台北に加え、このトーナメントで歴史を持つドミニカ共和国とオーストラリアが参加する。

世界のトップ12に位置する残り6か国は、グループAに登録され、メキシコでの開催となる。これらのチームは、米国、プエルトリコ、パナマ、ベネズエラ、オランダ、開催国メキシコである。

Bグループは、間違いなく、キューバチームにとって難しいグループとなる。直近の二大会連続でメダルを獲得している唯一の2チームである、韓国(2015年王者、2019年銀メダル)と、日本(2015年銅メダル、2019年王者)がいることに注目である。

今大会への出場を決める際に考慮された2023年ランキングで、キューバは3121ポイントで8位に終わった。2グループに分かれる出場12チームは、総当たり制でプレーする。

各グループの上位2チームはスーパーラウンドに進出する。スーパーラウンドでは、予選ラウンドの結果が反映される。各チームは、予選ラウンドで別のグループにいたチームと対戦し、上位2チームが優勝を争う。その舞台は日本の首都にある東京ドームとなる予定である。

キューバの野球指導陣は、強力なチームを構成するよう目指し、メジャーリーグのチームにいる選手たちとの対話を続けている。しかしながら、最初の招集は、第63期キューバ国内リーグと、その後のエリートリーグで活躍した選手たちとなることが、明らかにされている。


クーバビシオン・デポルテ(2024年4月20日) *開始時間設定済み

Cuba en grupo B del Premier 12 de Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=767919
タグ:Premier 12
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2024年04月15日

アルフレド・デスパイネがラティーノに帰ってくる

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アルフレド・デスパイネ

Cubadebate、2024年4月15日、Joel García記者

シーズンも三分の一を過ぎたところで、グランマのユニフォームを着たアルフレド・デスパイネの火曜日(4月16日)からのラティーノアメリカーノ球場への帰還と、第63期キューバ野球リーグの本塁打(歴史的なものも含む)への視点が、大きな注目をひく一方、少なくない心配な不規律事件がグラウンド内外で起き続けてもいる。

しかし、ひとつづつ行こう。日本リーグでの数年間の活動後、グランマの背番号54は、リーグ本塁打ダービートップ(11本)、打率.373、出塁率.556、OPS1.351という記録を携えてラティーノにやってくる。少なからず28打点をあげている。リーグいちの打撃を誇るチームにおいて彼の貢献は不可欠なものであり、同僚たちに向けられたエネルギーでもある。

グアイマロ出身の統計家ロドルフォ・アルバレスのおかげで、われわれはデスパイネの驚くべきデータを目の当たりにする。現在は存在しないメトロポリターノスとハバナを含むキューバ野球リーグの全チームから、デスパイネは本塁打を放っており、20本塁打以上を放っている得意のチームは5チームある。カマグエイ(26本)、マタンサス(26本、うち2本はプレーオフで)、ピナール・デル・リオ(23本)、グアンタナモ(23本)、オルギン(22本)である。

シーズン20本塁打について話すと、これはデスパイネがフルシーズンプレーできれば超えるのは何の問題もない数字であり、達成すれば彼にとって6度目となり、マタンサスのラサロ・フンコに並ぶことになるが、この回数を超えることができた2選手、ラス・トゥナスのホアン・カルロス・ペドローソと、サンクティ・スピリトゥス〜インドゥストゥリアレスのユリエスキ・グリエルに並ぶのにあと1シーズンということになる。

この種の打棒に関する興味深いデータで締めくくろう。キューバ野球リーグでシーズン20本塁打以上を放ったのはわずか61人の打者であり(うち17人はゴールドシリーズで)、インドゥストゥリアレスのケンドリー・モラーレスは唯一新人でこれを達成している(2002年、21本)。また、ピナール・デル・リオはこれらの選手を8人と最も多く輩出しているチームであり、現在のリーグで、マヤベケとアルテミサを除く全チームに、最低1人はこれを達成した打者がいる。

最近のシーズンで際立ったライバル争いが注目されたグランマとインドゥストゥリアレスの対決(火曜日・水曜日・木曜日の午後6時30分開始予定)は、デスパイネが第51期リーグで36本塁打というシーズン最多記録をつくったキューバ野球のメインスタジアムにおいて、彼をふたたび称賛する場となるだろう。4月15日までの国内リーグ274本に、日本での184本、メキシコリーグでの13本を加えると、その数字は471本に増え、キューバ代表としての国際大会は含めずに、今シーズンでキャリア通算500本塁打を超えるキューバ野球連盟傘下の最初のキューバ人選手となる可能性もある。

選手や審判の不規律やプロ意識欠如の問題についてはのちほど別途としよう。いまは、ラティーノに行き、デスパイネを、よい試合を、楽しみ、敬意を払おう。


デスパイネ今季第5号(オルギン戦)


グランマ対インドゥストゥリアレス第一戦(2024年4月16日) *日本時間4月17日7時30分開始

Out 27: Despaigne llega al Latino y ¿los jonrones?
http://www.cubadebate.cu/especiales/2024/04/15/out-27-despaigne-llega-al-latino-y-los-jonrones/
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2024年04月14日

通算100本塁打を争う4人の選手たち キューバ野球リーグ

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アレクセイ・ラミーレス

Prensa Latina、2024年4月14日

キューバ野球の国内シリーズでの通算100本塁打を今シーズン最初に達成する選手になる争いを4人の打者が競っている。

本塁打数では、マタンサスのヤリエル・ドゥケが4人のうち先頭を走っており、今季4本を放ち通算98本を記録、本塁打率は24.3打席に1本である。

そのチームメイトのアリエル・サンチェスは、100本塁打にはさらにもう1本必要で、今季3本を放ち、30打席に1本の割合である。

このすぐ近くにいるのが元大リーガーのアレクセイ・ラミーレスで、MLBでその才能を見せる前の7シーズンで90本塁打を記録し、今年のピナール・デル・リオへの復帰後は5本を放っており、19.4打席に1本の割合である。

ラミレスは、米大リーグでの9シーズンで115本塁打を放った実績を持っており、これは野球ファンをもっとも興奮させる本塁打の100号に4人のうち一番先に到達すると多くの人が考えうるデータである。

またラス・トゥナスのヨルダニス・アラルコンは100本塁打まであと5本必要だが、今シーズンはまだ第一号が出ていない。

統計家ベニグノ・ダキンタの豊富な資料によると、これまでキューバの野球シリーズで100本以上の本塁打を記録したのは合計143選手である。

この選手たちのリストのトップは、オレステス・キンデラン(487本)、ラサロ・フンコ(405本)、オマール・リナーレス(404本)で、この3人は国内リーグで400本塁打以上を放った唯一の選手たちである。

現役選手のなかでは、サンクティ・スピリトゥスのフレデリク・セペダが最多本塁打(361本)を記録しており、史上6位に位置している。

今シーズンの本塁打ダービートップは11本を放っているグランマの強打者アルフレド・デスパイネであり、キャリア通算274本を記録し、史上16位まで上昇している。

デスパイネは、日本プロ野球の一軍での10シーズンで184本塁打を放つ成功したキャリアを積んでいるが、7.5打席に1本という驚異的な本塁打率を維持するなら、キューバでの300本塁打に近づきうるだろう。

平均防御率5.50で、平均打率は.299という、キューバ野球シリーズでの投手陣の質の低さは、今年の本塁打数における重要な記録を予言している。

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アルフレド・デスパイネ

Cuatro bateadores se aproximan a los 100 jonrones en béisbol cubano (+Foto)
https://www.prensa-latina.cu/2024/04/14/cuatro-bateadores-se-aproximan-a-los-100-jonrones-en-beisbol-cubano/
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2024年04月06日

アルフレド・デスパイネ独占インタビュー 家族と300本塁打がモチベーション

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アルフレド・デスパイネ

Cuba Si、2024年4月6日、John Vila Acosta記者(ACN)

子どもたちの成長を見ること、残りの家族・母親・祖父と過ごすこと、そしてキューバでの300本塁打を目指すこと、これらがキューバ野球史上もっとも偉大な選手の一人とされるアルフレド・デスパイネ・ロドリーゲスにとって、キューバの野球場でいま野球をプレーするモチベーションとなっている。

「キューバニュース通信社」(ACN)との独占インタビューの中で、キューバ野球史上3位の本塁打率(13.5)を誇る強打者デスパイネは、日本野球でのほぼ10年間を経てグランマチームとの日々の試合に復帰してとても気分が良い、と告白した。

「ここではチームのキャプテンという私の立場にふさわしい行動をするよう努めており、そのために、特に若い選手たちとよく会話し、重要な懸念事項が生じたら首脳陣に伝えている」、と「カバージョ・デ・ロス・カバージョス」というニックネームを持つデスパイネは、ビクトリア・ヒロン球場でおこなわれた試合後に話した。

デスパイネ・ロドリーゲスは、「国内リーグ4度制覇のグランマチームとフルシーズンプレーし、そのあとは、11月のプレミア12に出場することに集中する」、と語った。この大会は、キューバのファンにとってうれしい驚きとなるであろう。

「われわれは手ごわい闘いができるし、大会に勝つことさえ可能だと思う。キューバチームはとてもよい状態だし、それはWBCで証明済みであり、すべては大会により良い形で立ち向かうためにわれわれが招集できる選手たち次第だろう」、とキューバ国内リーグで通算271本塁打を積み上げている37歳の選手デスパイネは述べた。

この頑丈な強打者デスパイネは、海外リーグでの在籍のあいだ、メキシカンリーグでの2シーズンで13本塁打、日本の2チームとの10シーズンで184本塁打を記録し、合計の通算本塁打数は468本という巨大な数字に達しており、サンティアゴ・デ・クーバ出身のこの選手が自身の目標を最終的に達成すればこの数字はさらに伸びうる。

「まずは300本塁打を達成したいが、健康と好運が私にあれば、キューバリーグでの通算400本にさえトライできるだろう」、と2012年4月以降シーズン最多本塁打36本の記録保持者でもあるデスパイネは明言した。


キューバTV アルフレド・デスパイネインタビュー(2024年4月19日)*開始時間設定済み

La familia y los 300 jonrones en Cuba, motivaciones de Despaigne
https://cubasi.cu/es/noticia/la-familia-y-los-300-jonrones-en-cuba-motivaciones-de-despaigne
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2024年04月01日

ビジャ・クララのエリオ・アルバレス キューバ野球史上初のリーグ初打席ランニングホームラン

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サンタクララのアウグスト・セサル・サンディーノ球場

Radio Habana Cuba、2024年3月31日、Prensa Latina

ビジャ・クララのエリオ・アルバレス選手がサンタ・クララで、リーグ初打席ランニングホームランという63期にわたるキューバ野球リーグ史上初の快挙を成し遂げた。

アルバレスは、リーグ初打席本塁打を達成したキューバ野球史上12人目の選手となったが、そのうちランニングホームランで達成したのはほかに誰もいなかった。傑出した統計家ベニグノ・ダキンタの資料による。

この本塁打は、3回の走者二塁の場面で放たれ、マタンサスとのサブシリーズで3連敗していたビジャ・クララの初勝利に貢献した。

キューバ野球リーグの自身初打席で本塁打を放った12選手のうち、3人は代打によるもので、4人はオルギンチームの選手だった。

本塁打で打撃デビューを飾った最初の選手はラミロ・レイバ(オルギン)で、1979年12月23日のグアンタナモ戦だった。そのあと、エドゥアルド・ヒメネス(シエゴ・デ・アビラ、1982年12月19日)、アリエル・ガルシア(フォレスタレス、1991年11月7日、代打による1人目)、ミゲル・ペレス(オルギン、1994年12月15日、投手としての3シーズン後)が続いた。

さらに初打席を本塁打で祝ったのは、アンドレス・デ・ラ・クルース(グアンタナモ、2004年12月2日)、オスバルド・バスケス(シエゴ・デ・アビラ、2008年12月17日)、ダビド・レメディオス(インドゥストゥリアレス、2008年12月21日)、マイケル・セラーノ(ピナール・デル・リオ、2014年12月21日)、ホルヘ・ルイス・ペニャ(オルギン、2015年9月1日)、ビクトル・ラブラダ(インドゥストゥリアレス、2018年8月12日)、ビクトル・パス(オルギン、2022年2月3日)がいた。

土曜日(3月30日)はこのほか、シエゴ・デ・アビラがサンクティ・スピリトゥスに4対3、ピナール・デル・リオがサンティアゴ・デ・クーバに9対3で勝利し、マヤベケがインドゥストゥリアレスに17対0でコールド勝ち、シエンフエゴスはアルテミサに4対3、カマグエイはグランマに6対5でサヨナラ勝ち、オルギンはグアンタナモを15対10で破った。


ビジャ・クララ対マタンサス(2024年3月30日)*アルバレスの打席に開始時間設定済み

Hecho inédito marca jornada sabatina en temporada cubana de béisbol
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/351007-hecho-inedito-marca-jornada-sabatina-en-temporada-cubana-de-beisbol
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ウィリアム・サアベードラ 週間MVP獲得 キューバ野球リーグ第4節

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ウィリアム・サアベードラ(ピナール・デル・リオ)

JIT、2024年4月1日、José Luis López Sado記者

ウィリアム・サアベードラ一塁手(ピナール・デル・リオ)とエディエル・ポンセ投手(シエゴ・デ・アビラ)が第63期キューバ野球リーグの先週第四節のMVPに選ばれた。リーグは明日火曜日(4月2日)から第五節のサブシリーズが始まる。

このMVPの発表はきょう(4月1日)、ラティーノアメリカーノ球場アドルフォ・ルケ・サロンでの、キューバ野球コミッション(CNB)の幹部の、専門記者との恒例記者会見において発表された。サアベードラとポンセは、一般・記者・CNBからの投票を受けた。

この会見では、サント・ドミンゴでのU15パンアメリカン野球選手権2024におけるキューバ代表チームの低調なパフォーマンスについても討議された。キューバ代表チームは同大会、メダル争いや、次回ワールドカップ出場権争いからも脱落した。

CNBのU15担当責任者エリベルト・コルベアは、このパフォーマンスに対する全員の不満に言及した。キューバ代表チームは打率.328、防御率5.14、守備率は.953だった。

今回の結果の基本的要因は、守備の失策、戦略的行動の不履行、集中力の欠如である、とコルベアは説明した。

コルベアは、今回の結果を改善するためにCNBは、EIDEや国内リーグにおける訓練プロセスをいかに改善していくか、またいかに若い選手たちに一層集中し、リーグや国際大会のスケジュールを遵守していくか、分析している、と説明した。

またわれわれは才能を可視化するための環境をつくり、国外流出を避けるために生活環境を改善しなければならない、とコルベアは述べた。

この会見では、首位シエゴ・デ・アビラとインドゥストゥリアレスとの次回サブシリーズは、セロ・コロシアム(ラティーノアメリカーノ球場)で、午後6時30分から行われることが発表された。


ピナール・デル・リオ対サンティアゴ・デ・クーバ(2024年3月30日)*サアベードラこの日2本目の本塁打

Los mejores en Serie de Beisbol y una mirada al sub-15...
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=761733
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2024年03月29日

今季キューバ野球リーグで歴史的記録を達成間近な選手たち アルフレド・デスパイネ フレデリク・セペダら

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アルフレド・デスパイネ

La Demajagua、2024年3月29日、Prensa Latina

自身のキャリアでの重要な記録の達成がいま、今季キューバ野球のベテラン選手たちのモチベーションの一つとなっている。

統計家ベニグノ・ダキンタの資料によると、なかでももっともメディアの注目を浴びるのは、フレデリク・セペダとヨルダニス・サモンによる通算二塁打の史上1位をめぐる争いである。

キューバ野球リーグでの自チーム、サンクティ・スピリトゥスの愛称にちなんで、「ガージョ・マヨール」として知られるセペダが今季4本を放ちその分リードしており、一方サモンは今季二塁打がまだ出ていない。

今リーグでの達成はほぼ可能性がないが、セペダはキューバ野球リーグ史上最多安打王にも手をかけようとしており、現在通算2434安打で史上2位につけている。

セペダがもし冬季リーグでプレーすればすぐに2500安打に達し、今年2502安打で引退したレジェンド、ダネル・カストロを抜く可能性がある。

同じサンクティ・スピリトゥスの選手ユニエル・メンドーサは、メディアでの注目が低い選手ではあるが、26シーズンのあいだひじょうに安定した活躍を見せ、通算2375安打を記録しており、2356安打のサモンとともに、キューバ野球リーグでの2400安打クラブに次に加わる選手と考えられる。

今季1000安打に届きそうな強打者には、ギジェルモ・アビレース(974本)、ヤリエル・ドゥケ(971本)、アンドレス・デ・ラ・クルース(966本)がいる。

現在ホームランダービートップ(7本)のアルフレド・デスパイネは通算270本を達成したが、その力のあるスウィングにリーグ投手陣の低い質が組み合わされれば、通算300本に近づく可能性は多分にある。

これは十分に超えるべきノルマである。というのも、デスパイネはキューバではまだ数年プレーできる年齢(37歳)であり、キューバリーグは40歳を超えた選手の主役がひじょうに日常的となっている。

通算100本塁打を目指す4人の打者、ヤリエル・ドゥケ(97本)、アリエル・サンチェス(96本)、ヨルダニス・アラルコン(95本)、元大リーガーのアレクセイ・ラミレス(92本)による争いもひじょうに活発となっている。ラミレスは今季ピナール・デル・リオチームに復帰し、すでに2本塁打を放っている。

セペダとサモンによる争いに期待が高まる一方、サンティアゴ・デ・クーバのベテラン投手陣のアルベルト・ビセとダニー・ベタンコートの動きもこれに負けてはいない。この2投手はそれぞれ通算163勝をあげ、現役投手最多勝利数を分けあっている。

通算100勝に近づいているのは、ダチェル・ドゥケンス(95勝)、アライン・サンチェス(94勝)、レアンドロ・マルティネス(93勝)である。

ホセ・アンヘル・ガルシア投手の場合、セーブする1試合1試合が大記録となる。先日キューバ野球リーグでの通算300セーブを達成したが、キューバでは彼のほかは誰も200セーブにすら達していない。

全75試合の正規日程の5分の1を終え、打撃が優勢で、投手陣と守備がダメージを負った、打高投低の最もアンバランスなキューバリーグの一つとなっている今季のプレーオフへの出場権8枠の争いに伴う個人のモチベーションはさまざまである。


アルフレド・デスパイネ、今季初本塁打(2024年3月9日)

Jugadores se aproximan a marcas históricas en el béisbol cubano
https://lademajagua.cu/jugadores-se-aproximan-marcas-historicas-beisbol-cubano/
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2024年03月24日

ホセ・アンヘル・ガルシア投手 キューバ野球リーグ史上初の300セーブ達成

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Juventud Rebelde、2024年3月24日、Norland Rosendo記者

アルテミサチームの投手ホセ・アンヘル・ガルシアがきょう日曜日(3月24日)、キューバ野球史上初となる自己通算300セーブを達成した。

ハバナ西部の生まれ故郷の名をとって「グアナハイの理髪師」の異名を持つガルシア投手は日曜日、マヤベケ県首都サン・ホセ・デ・ラス・ラハス市のネルソン・フェルナンデス球場でおこなわれたマヤベケとのダブルヘッダーの2試合目で、伝説的記録を打ち立てた。

43歳のガルシアは、キューバ野球リーグ26シーズンのキャリアを重ね、統計家ベニグノ・ダキンタの資料によると、781試合に登板し、そのうち774試合がリリーフである。

300セーブのほか、82勝103敗、1253奪三振、755四球、1265回1/3投球回数を記録している。

ガルシア投手はこれまで、キューバ野球リーグで11チームのユニフォームを着ているが、そのうちオクシデンタレスでのセーブが唯一ない。もっとも多くセーブを獲得したのは、旧ハバナチームでの115セーブと、現在のアルテミサチームでの134セーブである。

初セーブは1999年11月30日、マタンサスのビクトリア・ヒロン球場で対戦する打者に投げ勝ち、ハバナチームがマタンサスに6対5で勝利するのを救援したときである。100セーブ目は2007年2月7日、ギジェルモン・モンカダ球場で最終3イニングを投げぬき、サンティアゴ・デ・クーバに対する10対6の勝利を守ったときであり、200セーブ目は2016年3月27日、マタンサスの補強として、ピナール・デル・リオとの試合で3イニング投げ1失点に抑え、10対3で勝利したときだった。

2個の金メダルを獲得しており、その一つは2002年のスーパーリーグでのハバネーロス所属のとき、もう一つはバケーロス・デ・ハバナが2009年のキューバ野球リーグを制したときのものである。

ガルシアの記録は、他の100セーブ以上の投手と比較すると壮大な次元に達しており、他の選手はみな200セーブにすら達することなく現役をすでに引退している。

それらの投手には、イスラ・デ・ラ・フベントゥのダニ・アギレラ(149セーブ)、シエンフエゴスのドゥニエル・イバラ(124セーブ)、ビジャ・クララのヨレクシス・ウラシア(122セーブ)、ピナール・デル・リオのオレステス・ゴンサーレス(101セーブ)がいる。

現役選手のなかで、ガルシアに次ぐのは、80セーブのヤニエルキス・ドゥアルド(サンクティ・スピリトゥス)である。

国際大会でガルシアは、2015年のプレミア12、2017年のWBCでキューバ代表メンバーとなり、カリビアン・シリーズで2016年にシエゴ・デ・アビラ、2017年にグランマの代表チームのメンバーとなっている。


キューバTV(2024年3月24日)

José Ángel García, primer pícher con 300 juegos salvados en béisbol cubano
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2024年03月23日

アルフレド・デスパイネ キューバ野球のレジェンド

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アルフレド・デスパイネ

Prensa Latina、2024年3月23日、Boris Luis Cabrera Acosta記者

グランマの強打者アルフレド・デスパイネは、世界のあらゆるリーグにおける現役のキューバ出身の選手として、最多の本塁打数を誇っている。

先の木曜日のオルギン戦で走者2人を置いて本塁打を放ち、チームの12対2でのコールド勝ちに貢献した愛称「カバージョ・デ・ロス・カバジェーロス」(馬のなかの馬)は、これで自身キャリア通算461本目に到達した。

これはまたキューバ野球リーグでの16シーズンにおける269本目にあたり、今季はホームランダービートップに立つ6本を放っている。キューバリーグでは2012年に36本塁打という歴史的記録を達成している。

デスパイネは日本リーグでの10シーズンでは、千葉ロッテマリーンズで54本塁打、ソフトバンクホークスで130本塁打を記録し、ソフトバンクではリーグ4連覇を果たし、本塁打王と打点王を獲得している。

日本リーグに行く前には、メキシカンリーグのピラータス・デ・カンペチェと契約し、2013-2014年シーズンに13本塁打を記録している。

デスパイネは、公式シーズンで放った通算本塁打数では史上4位のキューバ出身選手であり、元大リーガーのラファエル・パルメイロ(569本)、オレステス・キンデラン(487本)、引退した元大リーガーのホセ・カンセコ(462本)に続く。

37歳のデスパイネは、本塁打率14.92のほか、2112安打、1468打点、28シーズンでの通算打率.307という数字を誇っている。

これらの数字はキューバ代表チームでの国際舞台の活躍は含めておらず、国際大会では、2015年のカリビアンシリーズ、2014年の中米カリブ選手権、2010年のインターコンチネンタルカップを制している。

また、2008年の北京五輪銀メダル、2007年と2009年のワールドカップ2個の銀メダル、2011年と2015年の大陸大会2個の銅メダル、2023年WBCでの4位を獲得しており、WBCには4回出場し、10本塁打を放っている。

打席に立つアルフレド・デスパイネは、もしかしたら170cmの身長と肥満によって印象に残らないかもしれないが、野球における彼の歴史と伝説的立ち位置をわかっている人間であれば、ストライクゾーンに球を投げるまえにそのことをよくよく考えることであろう。


アルフレド・デスパイネ、今季初の本塁打(2024年3月9日)

Una leyenda del béisbol cubano llamada Alfredo Despaigne
https://www.prensa-latina.cu/2024/03/23/una-leyenda-del-beisbol-cubano-llamado-alfredo-despaigne/
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2024年03月20日

アルフレド・デスパイネ トップタイの5号本塁打 キューバリーグ自己通算268本目

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アルフレド・デスパイネ(グランマ)

Radio Habana Cuba、2024年3月20日、Prensa Latina

強打者アルフレド・デスパイネは、今シーズンのキューバ野球リーグで5本塁打を放ち、ホームランダービーのトップに並んでおり、きょう水曜日(3月20日)にはキューバリーグでの自己通算270本塁打を狙う。

グランマチームの4番打者デスパイネは、きのう(3月19日)、今シーズン5本目の本塁打を放ち、グランマチームの対オルギン戦12対2の勝利に貢献した。

デスパイネは、キューバリーグで16シーズンプレーし、通算268本塁打を記録しているが、このほかにもメキシカンリーグでの2シーズンで13本塁打、日本での2チームでの10年間で184本塁打を放っている。

いまのキューバ野球リーグの平均をはるかに超える彼の能力は、自身を今シーズンの本塁打王の有力候補にならしめており、現在グアンタナモのオベル・クレメと並んでトップに位置している。

きょう火曜日(3月19日)の試合で、クレメも本塁打を1本放ったが、チームはカマグエイに8対12で敗れ、カマグエイは4連勝とした。

きょうは2試合の完封試合があり、サンクティ・スピリトゥスはビジャ・クララに10対0、アルテミサはマヤベケに4対0で完封勝利し、一方、残りの2試合は最少点差で終わり、インドゥストゥリアレスはシエンフエゴスに7対6で7回雨天コールド勝ちし、イスラ・デ・ラ・フベントゥはサンティアゴ・デ・クーバに4対3で延長10回サヨナラ勝ちした。

首位のシエゴ・デ・アビラは、マタンサスとの試合が悪天候のため途中中断となり、ピナール・デル・リオとラス・トゥナスとの試合はラス・トゥナスチームの交通の問題から中止された。

順位表では、シエゴ・デ・アビラが6勝1敗で首位に立っており、ピナール・デル・リオとラス・トゥナスが5勝2敗でこれに続き、そのあとをサンクティ・スピリトゥス、グランマ、インドゥストゥリアレスが5勝3敗で追っている。

それ以降は、マタンサス(4勝3敗)、マヤベケ、アルテミサ、カマグエイ(4勝4敗)、サンティアゴ・デ・クーバ、イスラ・デ・ラ・フベントゥ、オルギン(3勝5敗)、ビジャ・クララ、グアンタナモ、シエンフエゴス(2勝6敗)となっている。


キューバTV(2024年3月19日)*開始時間設定済み


キューバTV ボーラ・ビバ(2024年3月19日)

Alfredo Despaigne se acerca a 270 jonrones en béisbol cubano
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/350132-alfredo-despaigne-se-acerca-a-270-jonrones-en-beisbol-cubano
posted by vivacuba at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
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