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2014年06月14日

ウズベキスタンでの客人のもてなし方

ウズベキスタンに行って、私がウズベク人に抱いた印象は、とても客好きで、おもてなし精神があるということだ。今回は、私がウズベキスタンで食事に招かれた時のことを紹介する。


ウズベキスタンでの接待
ウズベキスタンでの接待


客人たちが食事に通されると、なぜか男性は男性だけの部屋に、女性は女性だけの部屋に招かれた。どうやら、ウズベキスタンではお客さんを招くときには、男女は別室で食事するようだ。なぜ別々で食事をするのか、とても不自然に感じたが、郷に従うことにした。

クルペチャと呼ばれる座布団のようなものに座り、食事をした。以下の花柄模様のものがクルペチャの写真である。



クルペチャ
クルペチャ


クルペチャ

クルペチャは長細い座布団のようなものだが、寝るときもこれを敷布団の代わりに使うため、日本語では何と訳すか難しい。










食事が運ばれてくると、お客の中で一番年配のおばあちゃんが、お祈りを始めた。お祈りの言葉が始まると、皆両手を前に出し、水をすくうように構えて、祈りの言葉を聞いていた。そして最後に、顔を洗うように、おでこから鼻、口元へと手で顔をなぞる。これがウズベキスタンでのお祈りの方法である。食事の前に行う訳ではなく、思い立った時にするようだ。


この後は、ウズベキスタン料理が次から次へと運ばれてきた。運ばれる順番は、ロシアと同じで、前菜、スープ、メイン、デザートである。ちなみに、このようなコース料理の起源はフランスであると勘違いしている人が多いが、コース料理はもともとロシアで生まれた概念である。ウズベキスタンは旧ソ連圏であることから、料理が出される順番は、ロシアの影響を受けていると考えられる。


ウズベク人から決まって言われた言葉が「オリン」。「オリン」とは、日本語に直訳すれば「(料理を)取って下さい」という意味で、要するに「召し上がって下さい」という意味である。

料理が出ると「オリン」。

ウズベキスタン料理

オリン。

ウズベキスタン料理

オリン!


ウズベキスタン料理

もうこれ以上食べられないと言うと、
「Asalhon、なんでそんなに小食なの?オリン。」
ちなみに私は決して小食ではなく、むしろたくさん食べる方である。


本当にお腹が一杯であることを説明すると、
「ウズベキスタンで、ちゃんとご飯を食べさせてもらえなかったってお家に帰ってから言われたら、こっちが困るじゃない。だからもっと食べなさい。オリン。」

ロシアでもそうであったが、ウズベキスタンでもお客さんには食事を何度も勧めるのが、礼儀のようだ。





オリン。


ウズベキスタン料理









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Asalhon(アサルホン) 日本人。 学生時代にウズベキスタンを旅行し、その料理に魅了されたのをきっかけにウズベク料理のブログを始める。 Facebookグループ「中央アジアの料理が好きじゃー!」の管理人。
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