ランクル70購入記

ランクル70購入をきっかけに知った年に一度の一大事、群馬トヨタＲＶパーク主催のランドクルーザーwithＦＪクルーザーフェスin群馬（片品ほたか牧場キャンプ場）。

今年は家族の都合が付かず、行かないつもりだったけれど、前夜になって諦められない気持ちがムクムク隆起。

いい年して「１人じゃ寂しい」なんて言ってもキモいだけ、男気満点（気取り）の往復500km一人旅に出てみた。（なんせヘナチョコなんで、大袈裟なのはご勘弁下さい）

愛車ランクル70ナロー化などの影響によるアベノミクスどこ吹く風の個人的不景気の折、少しでも旅費節減のため、高速道路の深夜割引を使うべく朝４時には圏央道の茅ヶ崎を通過することにして、気合の３時半出発。

平時の週末、カヤックフィッシングする時、４時には起きてるから、30分ほど早いだけなんどけど、随分頑張った感があるのは大人気ない寂しさのせいか？

途中、赤城高原SAで３０分ほど時間をつぶしても７時前には会場最寄りの関越道沼田インターチェンジに到着。

朝食をとるためインターそばのガストに立ち寄るも、開店の７時まで１０分ほどある。

試しに入口のドアを開けてみると優しい店員さんが、コーヒーだけでよければ、とのことで店内に案内してくれて、柔軟な対応に感謝しながらしばしの休息。

寂しい一人旅で初めて触れた人情に感激のあまり、ランクルそっちのけでコーヒーの写真が最初に登場。



途中の高速のＳＡや、高速を降りてから道路をみていると、ちらほらとランクルやＦＪが走っていて、いやおうなしに気分が盛り上がる、というか変に焦る。

どことなく落ち着かずに朝食を食べて７時半頃、ガストを後にして、久しぶりに山盛りの緑とランクル７０を記念撮影したりしながら会場に向かう。



曇り空なのがちょっと残念だけれど、この山の緑と川のある風景は、日ごろ海ばかり見て過ごしている目に新鮮でたまらない。



昔の１人で釣りするために車で走り回ってた頃の記憶が蘇ってきたりして、気持ちよくドライブしていると、受け付けは９時１５分からとのことだけれど、８時過ぎには牧場のゲート付近に到着。





牧場のゲートを過ぎてから、時折３速では辛い坂道をグングン上って行く。



かなり上ったところでようやく、会場入り口に到着。

受付開始までかなり時間があるけれど、車自体は会場に入れてもらたのでよかった。



入口では、個性あふれる３台のランクルがランドクルーザーフラッグとともにお出迎え。



到着した８時過ぎ時点では全部で１５台ほどのランクルなどの車が並んでいた。

自分の愛車ランクル70も気合の一列目に整列。

早すぎたこともあり、まだ顔見知りがだれもいなくてちょっと寂しい・・・

といいオッサンが寂しがっていても仕方ない。

家に帰って「あんた、あんなとこまで何しに行ったの？」と罵られないためにも、とりあえず、スマホ片手に撮影して回る。



















それにしても、短パン×アロハのすっかり夏仕様で来てしまった自分、外を歩き回っているうちに、寒いことに気が付く。

天気予報を見ていて暖かいと思い込んでいたせいか、歳のせいか、寒さに気がつくのが遅い・・・

なんか上着があったかな？と車に戻りついでに気温をチェックすると１１度！

天気予報では片品の気温は１８度〜２４度、とかだったはずなのに・・・曇ってるだけでなく、やはり高地だから寒いんだと、鼻水が流れてから遅ればせながら気が付いた。



幸い、車のなかに放置していたフリースがあったので、それを着用して、再度写真撮影の旅へ。

これが秋にも販売されるかと話題のハイラックスピックアップかとまじまじと見学。





うーん、やっぱりこの荷台を見ると心が揺れる。ピックアップを手放した後遺症か・・・

ハイラックスだろうとランクルだろうと、この荷台が魅力的に見えて仕方ない。





内装はハイラックス（High Luxury ？）の名に恥じない、高級感。ヨーロッパ？の車みたいとまではいかないまでも、ランクル70と比べればまさにラグジュアリー。









そしてこの、理想的なスタイルのトゥルーピー。超カッコイイ〜！！

個人の方で左ハンドルの７６でほぼ同じスタイルの車で来ている人もいたけれど、もう本当に涎もの。

やっぱり一日も早く「もどき」を完成させるため、シュノーケルを装着しなければと決意を新たにする。







そんな感じで撮影したり妄想したりしながら、ブラブラしていると、何やら立派なキャンピングトレーラーを牽いたランクル７９ピックアップと、もう一台の見慣れたランクル79が到着。

あの豪華キャンピングトレーラーを牽くランクル７９、やまさんだ。キャンピングトレーラーを購入したとは聞いてはいたけれど、実物を拝見するのは初めて。

そして一緒に到着したのは乱丸さん。ようやく現れた顔見知りに人見知り親父は少しホッとする。

それにしても、あのキャンピングトレーラー、もはや家でしょ・・・



車から切り離して、リモコンでクルクルと方向転換しちゃったりして、家以上？



最終的にはこんな感じでテントみたいな屋外ルームまで設営されてしまった。

住みたいです、正直。

その後、牧場に急遽建立された立派なお宅にお邪魔してコーヒーまでいただいてしまって、やまさん、本当にありがとうございました。

やまさんと、乱丸さんの奥様には茶飲み友達のように寂しいおっさんの相手までしていただき、恐縮です。







こんな濃い〜時間を過ごしていると、ようやく受付開始時刻になったらしく、ＲＶパークのブースに行って参加費５００円を払って、パンフレットやステッカーなどを受け取る。

今日は店長さん、いなかったみたいだったなぁ。お休みだったのかな？



その後、ＦＢでお知り合いになった方の車を見つけたのでご挨拶。

知ったかぶりで、「ワイルドなランクル１００ですね〜」と言うとまさかの「１００じゃないよ」とのお返事。

え！？自分には１００にしか見えないんですけど・・・



聞いてみると、「１０５」というものらしく自分は全く初めて知る車。

なんでも、オーストラリアなどではランクル１００の独立懸架方式ではなくリジットサスのニーズがあったため作られた海外仕様モデルで、それが１０５系というらしい。

そのガソリンＭＴ仕様とのこと。なんてマニアックな車にお乗りなんでしょ・・・

国内には５０台ほどしかないというのだから驚き。貴重な車を拝見させていただきありがとうございました。













給油口にはサブタンクも表示されていて、給油口のキャップをめくるとノズルの差し込み口が二つあった。

メインが９０Ｌでサブが４５Ｌだったかな？ちょっとうる覚えだけど、燃費は６ｋｍ/Ｌとのことなのでサイハンランクル７０と走行可能距離は同じくらいかな。



ヘッドライトのレンズはガラスで、スリットが入っているのだとか。細かいところでも色々と違うものなんだなぁ、と感心しきり。



コーションプレートを見ると、確かに「ＦＺＪ１０５Ｒ」の文字。

国内で製造されて左側のプレートがつけられてから、海外で海外のプレートがつけられていたらしい。



そんな楽しい初物の勉強をさせていただいて、今度は、出展メーカーのブースを見学。

例年、この会場での販売はなく、ここで話を聞いて、７月開催の群馬パーツショーの会場で購入という流れ。











個人的に気になったのは後部座席のうるせえ奴らを黙りこくらせることができそうな後部座席用モニター。

９インチとか１０インチとか大型で、ヘッドレストに簡単に装着できるらしいので、欲しいな〜、と思ったのだけれど・・・

ふと想像してしまったのは、言うことを聞かずにシートベルトを装着せずに座っているときに、急ブレーキで前方に吹っ飛んで、モニターに顔面をぶつけてモニターを破壊した上に血まみれで泣きわめく愚かな小人の姿・・・

もちろん、モニターも子供も悪くなくて、シートベルトを装着させてない運転手が悪いんですけど・・・自分の力量では購入見送りせざるを得ないか・・・















そんな感じにブラブラしていて、ふと気が付くと、ガランとしていて、ランクルブーム終焉かと心配になったほどだった会場が、たくさんのランクルやＦＪクルーザーで満杯状態になっている。

やっぱりみなさんお好きなんですね。





会場内で行われていたランクル２００、ハイラックスレボの試乗や、メガクルーザー体験は、親子連れの方々などで盛況な様子。







会場では、やまさんの他にも、ブログでお世話になっている、サトックスさん、↑矢印さん、豆さん、座る狼さん、乱丸さんなど、色々な方とお話をさせていただくことができて、寂しい一人旅かと思いきや、楽しい時間になり、あっという間に時間が過ぎていった。









会場に来た他の人たちを見ていると、ウロウロしながら、会話を楽しむ人や、家族で来て、車の後ろにいすなどを出してバーベキューや飲食をするなど思い思いにその場を楽しんでいる様子。









まぁ、こんな感じで、天気はイマイチで肌寒いながらも、しっかりと楽しませていただき、あっという間に予定していた出発時刻の１４時になったので現地を後にした。



一人旅でどうかなぁ、と思いながらも参加してみて本当に楽しかったしよかった。

お話したり、色々教えて下さった皆様、どうもありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。

ＲＶパークさん、お疲れさまでした。また来年も期待してます。