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2018年07月28日

学校教育における生徒指導の意味とは!生活指導リポート通信制大学



学校教育における生徒指導の意味とは!生活指導リポート通信制大学

 生活指導という言葉のイメージからは、あまり良いイメージは湧かない。例えば、学校や先生が生徒を服装や持ち物、生活態度などで制限を加えて校則で縛り、教師が生徒を一方的に叱るというイメージである。


 しかし、生徒指導という意味は、さまざまな事を含んだ意味として捉える事ができる。それは、生徒を叱って制限を与えることも含めるが、大きな意味としては生徒の相談役や進路の指導などである。学校の存在は生徒たちが社会に出る前の準備段階の訓練場所とも捉えることができるので、その中で教師の役割は人生の先輩として生徒を導く存在と言える。


 学校という存在理由は生徒が将来社会に出た時に必要となる知識や技能を身に付けさせることが目的である。学校で行う教科の指導だけで、生徒が将来必要となる技能や知識を補うことはできない。教科の指導は学校が目的とすることのほんの一部でしか過ぎない。学校は教科の勉強をするためだけにあるのではなく、その他にも、学校で生徒たちは将来必要となる知識や技能を学ぶのである。


 例えば、部活動を通じて、先輩と後輩の関係を学び、勝つ喜びや負ける悔しさ、勝つ為の努力を学ぶ。中には部活動がそのまま将来の職業と関連する人もいるだろう。部活動は将来会社に入社した時、上司と部下の上下の関係や同僚などの横の関係に役に立つ技能ともなる。その他、ホームルームなどを通じて行われる学級活動では、学級の問題を生徒と教師が1つになって考え、班をつくり、リーダーを決め、各個人のそれぞれの役割分担などを決め、また、学級対抗で運動会なども行う。学級は1つの国とも捉えることができる。」

学級活動を通じて将来、主権が国民である民主国家日本で暮らすための必要な知識を少しは得ることができるであろう。また、学校の校則を守ることは将来社会に出た時に法治国家日本で暮らすための訓練ともなるであろう。そして、学校生活ではクラスメートや同級生、下級生、上級生、先生などさまざまな人と出会う場所でもある。その中で、友達を作り、友人となり、好きな人見つけて恋人となることもあるかもしれない。これらの人との付き合いは、将来の人間関係をつくる上で役に立つし、また、友達やクラスメート、恋人などとの付き合いから、楽しさや悲しさなどを知り、人生勉強となるであろう。学校生活は人生のあらゆる要素が詰まっている空間と言える事ができる。


 従来日本の社会の価値観は学習指導重視の偏差値教育であった。教科の勉強も受験を対象とした教育法が取られていたと思われる。これがよい事なのか悪い事なのか私は分からないが、しかし、学校で良い偏差値を取って、良い大学に入学する事だけで、生徒を評価するのはいけないことだと思う。近年になって、従来の学習指導中心の教育法から特別活動中心の教育法へと切り替わる流れも出てきている。総合学習の時間の設置など、教科の勉強以外の時間を増やして、各学校独自の教育システムや地域に密着した教育なども検討されている。


 戦後からの日本社会のシステムの変化にともなって、学校の重要性がますます高くなってきた。日本は戦後の復興をとげ、高度経済成長期に突入する。そうなると、日本社会は大きく変わる。家庭では父親は仕事が忙しく、子育てにもなかなか参化できない。また、母親もパートなどに出かけて、いわゆる、鍵っ子が増えてくるのである。子育ての中心となるべき親が十分な時間を子供に割いてやる時間ができないので十分な子育てができないのである。そして、家族構成もおじいちゃんやおばあちゃんがいない、いわゆる核家族化があたりまえとなった。家庭での子育てが難しい状態となったのである。また、転勤族の増加やアパート暮らしや核家族化の現象によって、地域社会からの繋がりも弱くなったのである。そうなると、地域社会が子供を育てるシステムがなくなり、隣近所の子供であっても、よその子だから叱ることができなくなったのである。

この社会システムの変化によって、子育や子供の教育の中心が家族や地域社会から学校へと移るきっかけとなっている。子育てに対する期待を学校が担うことになるのである。学校の果たす役割や責任の範囲が広くなったのである。


 学校の果たす役割や責任の範囲が広くなることは、教師の負担も増える事を意味している。学校は勉強だけを教えていたのではダメとなり、子供のしつけに対する期待も含まれるようになるのである。


 教師の仕事は教育をつかさどることである。教育には教科と生活指導の意味を含んでいる。子供が大人との接点が少なくなった社会では、子供の生活や道徳に対する知識や技能を養う事が難しい。今後もますます、教師の特別活動(生活指導)に対する重要性は高くなるであろう。

(学校って何だろう 苅谷剛彦 講談社 参照)


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