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2018年04月27日

戦隊ヒーローシリーズ：ワシピンク

前回に引き続き今回はこちらのご紹介としましょう。

戦隊ヒーローシリーズ：ワシピンク

いつの頃から戦隊ヒーローにも女子が二人いたりする設定が増えてきましたね。こちらは正統的なピンク女子であります。ただし女子とは言っても素顔戦士ではなく変身前も着ぐるみなのですが、変身すると着ぐるみよりもスマートになる点がちょっと不思議な方です。考えようによっては可愛い雰囲気を持つ爬虫類のカメレオンに比べてモロに肉食系の猛禽類のワシをモチーフにしているワシピンクですが、予想位もつかないデザインセンスが光ります。マスクはワシをしっかりとデザインしなんと模様に至っては左右非対称のデザインであります。

とても攻めてるデザインだと思います。

そして鳥である最大の特徴である翼のデザインを背中に持ってくるあたりはさながらエンジェルのようでもありますね。頭部の攻めのデザインと定番とも言える背中の羽のデザインが見事に融和してる良いものだと私は思いました。

それではソフビをそのことを踏まえて見ていきましょう。全体的にカメレオングリーンと同じつや消しのピンク色で整形されています。柔らかな色調で各種モールドは柔らかく感じるのは同様です。微妙な色使いがなんだか甘い雰囲気を想像させてくれます。そして背中の羽根のおかげもあり上半身でも方の使い回しは無いようでちょっとサイズ的に違って見えるようでもあります。

頭部はデザイン通りの造形であります。ワシ・・・下手をすればショッカーのエンブレムになってしまいそうですがしっかりと造形されています。全体的にシンプルでありながら要所で見どころを作っているので意外と面白いですね。そしてキュウレンジャーのもう一つのマスクデザインの特徴である『口あり戦隊』の部分ですが気がついた方も多いとは思いますが口の部分を塗装していないマスクなのですよね。これが実際にはあまり気が付かなかったのですが、口ありの好きでない方への配慮ともとれるのがなんとなく伺えます。ソフビ人形に至ってはその部分がよくわかります。成型色と相まって実は意外と目立たないのです。これがとても素晴らしいと思うのです。しかもワシピンクは戦隊男子でもおかしくないデザインの頭部なので余計にこの効果は良いものかもしれません。

そしてこのソフビの最大の見せ所の背中の羽ですが、これがちょっと残念なデザインです。分割パーツ数も決まってると思うので別パーツ化は無理だったでしょうけれど見事な張り付き感で『なんとなく翼？』な感じは否めませんね。ただしこのパーツ数でそれをこなしてしまった所は逆の意味では素晴らしいのではないかとちょっと思います。ただしその翼のお陰で背中の塗装が側面からすべてオミットされている点はちょっとかわいそうですね。