2021年05月10日
手段が目的化してしまうよくある事例
マネジメントレベルが高くない、または機能不全の状態では様々な問題が起こります。今回は本来の目的を忘れてしまい目的達成の手段が業務の目的となり本来の目的を果たせない状況に陥ることについて述べていきます。
生産技術者がよく要求される案件として工法開発/改善による原価低減が挙げられます。この時具体的に適用する工程は効果がもっとも大きいものをピックアップして取り組みます。その努力が実って報告した後におこる『手段が目的化してしまうよくある事例』を紹介します。
もっとも効果の大きい工程では報告の内容もインパクトのあるものになります。その報告を聞いたトップ/シニアマネジメントは、すぐにその事例を横展開するよう求めます。そこで約束される横展開の日程が、その仕事しかしていない前提の日程とされることが多いと思います。さらにその時のミドルマネジメントが立ち止まって考えることを許さない勢いのある人だとたちまち手段が目的に変わります。
初めの適用検討していた時の前提を忘れてしまいます。顧客の要求性能、製品の細かい仕様、工程の特徴、生産負荷や材料特性など生産技術視点で横展開の効果と難易度を精査することなく業務指示がとびます。
するとかかった費用と得られる効果が見合わない仕事の山ができてしまいます。他の本来業務は滞り、簡単に悪循環の出来上がりです。
そうならないためには横展開の要件化が次の仕事にしておくべきです。勢いのあるミドルマネジメントにはまったときはどうすべきか今はアイデアがありません。また対策の手段が思いついたら更新いたします。
海外出向準備のためゴルフ始めました。サブブログもよろしくお願いします。
https://fanblogs.jp/golfinindia/
生産技術者がよく要求される案件として工法開発/改善による原価低減が挙げられます。この時具体的に適用する工程は効果がもっとも大きいものをピックアップして取り組みます。その努力が実って報告した後におこる『手段が目的化してしまうよくある事例』を紹介します。
もっとも効果の大きい工程では報告の内容もインパクトのあるものになります。その報告を聞いたトップ/シニアマネジメントは、すぐにその事例を横展開するよう求めます。そこで約束される横展開の日程が、その仕事しかしていない前提の日程とされることが多いと思います。さらにその時のミドルマネジメントが立ち止まって考えることを許さない勢いのある人だとたちまち手段が目的に変わります。
初めの適用検討していた時の前提を忘れてしまいます。顧客の要求性能、製品の細かい仕様、工程の特徴、生産負荷や材料特性など生産技術視点で横展開の効果と難易度を精査することなく業務指示がとびます。
するとかかった費用と得られる効果が見合わない仕事の山ができてしまいます。他の本来業務は滞り、簡単に悪循環の出来上がりです。
そうならないためには横展開の要件化が次の仕事にしておくべきです。勢いのあるミドルマネジメントにはまったときはどうすべきか今はアイデアがありません。また対策の手段が思いついたら更新いたします。
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