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2010年02月19日
怪盗おばあさん
今日は、映画『チェブラーシカ』の主要登場人物の一人である、
人呼んで 『怪盗おばあさん・シャパクリャク』 さんについて、
書かせて頂こうと思います。

「良い行いはまったくの無駄だからやめなさい。
    私を見習って悪いことをすれば、有名になれるわよ」

彼女は街の人々にそう吹聴しながら、相棒のどぶねずみ
「ラリースカ」とともに、街角のゴミ箱をひっくり返したり、
掲示板の張り紙に落書きしたりする悪さを繰り返します。

彼女のキャラクターを紹介する文句として、代表的なのものは
「悪戯ばかりする街の要注意人物」、「ずる賢いおばあさん」

はたまた絵本には「上品そうに見えて街いちばんの意地悪」
などと書かれていますが、私は少し違った見方をしています。

彼女の言葉はチャッチフレーズであるのと同時に、人々への
忠告なのかもしれません。誰かの為に心から尽力し、傷ついた
ことのない人の口から出る言葉ではない気がするんですよね。

おそらく過去に、ひたむきに人を信じ、困っている人を全力で
助けようとした経験があるのかもしれません。けれど運悪く
それが裏目に出て、大きな打撃を負うはめになってしまった。

その反動で考え方を180度換え、理不尽な世の中を斜にしか
見ることができなくなった、と勝手に分析したりしています。

彼女は、上手く世を渡るための駒として、無垢で正直な者を
利用する訳でもなく、自分にとって利用価値の見込めない者を、
人々の手で追い込ませるよう仕組んだりする訳でもありません。

自らを正当化しようとする「ずる賢さ」は一向に見えず、むしろ
真逆のことばかりしています。物語の中で、彼女のポジションは
いわゆる「憎まれ役」ですが、その生き方は、至って不器用です。

裏づけとして、第三話『チェブラーシカと怪盗おばあさん』の中で、
道に迷ったゲーナとチェブラーシカが、密猟者たちの
仕掛けたワナに、かかってしまうシーンがあります。

それを知ったシャパクリャクは憤怒し、相手が複数の密猟者で
あろうと躊躇せず、勇敢に立ち向かいます。得意の(悪?)知恵を
駆使し、こてんぱんにとっちめた挙句、自分の乗ったトロッコを
押させるなど子分並みに扱い、こらしめます。

さらに第四話、『チェブラーシカ学校へ行く』の中では、
新学期を明日に控え、一向に改修工事が進まない学校の校舎へ
乗り込み、のんきにトランプをしていた作業員たちを一喝。

彼女が本来持つ人の良さ、正直さが垣間見えるシーンです。
もちろんこれは、作者の意図的なものでしょう。

また、彼女がこまめに化粧をたしかめ、なおすさまや、
ゲーナに「レディ」扱いをされて、はにかむ仕草などからは、
可愛らしい乙女心を感じ、個人的に気に入っています。

考え方や方法は違えど、それぞれに世の常を噛み締めて生きる
ゲーナとシャパクリャク。心の奥にむなしさを抱えていることすら
気づかず、日々を送る彼らの前に現れたのがチェブラーシカです。

ゲーナから見たチェブラーシカの存在、
シャパクリャクから見たゲーナとチェブラーシカの存在は、

捨てることができずに、彼らが心の隅っこで持て余していた
『希望』の具現化のように思えてなりません。

それだけに、ゲーナはチェブラーシカを『本当の友達』として
大切に面倒をみます。一方、シャパクリャクは、ゲーナとチェブ
ラーシカが、なぜか気になり、つい悪戯を仕掛けてしまうのです。

日頃の悪さは、彼女の老後の趣味、ご愛嬌みたいなもので、
自分なりの正義感や信念をしっかりお持ちの、一本筋の通った
『愛すべき偽悪おばあさん』とでも言っておきましょうか。

ただ、警察の『悪ふざけをする年金生活者監督局』のリストに
登録されているそうですから、大概にしておかなくてはいけませんね。

(C)2010 まーりたん All Rights Reserved.



2009年11月11日
ゲーナというワニ
「主な登場人物について」で 書かせていただきました
ワニのゲーナについて、もう少しだけ お話したいと思います。

動物園の檻の中にある 小さな池のふちに寝そべり、
一日中 ワニらしく振舞うことが仕事の ワニのゲーナ。

終業時刻を知らせるベルが鳴ると、ゲーナは木陰に隠れ、
おしゃれな赤い上着に袖を通し、帽子を被ります。

蝶ネクタイの具合を確かめると、新聞片手に動物園の出口へ。
タイムカードを押し、職場を後にするのです。

帰宅後は音楽鑑賞をしたり、ティーポットを対戦相手に見たてて
チェスを楽しんだりしながら 独りの時間を過ごします。

几帳面で潔く、なおかつ エレガントな物腰の
50歳を過ぎた 若いアフリカワニ、ゲーナ。

そんな彼ですが、愚直なまでの振舞いを見せる時もあります。
とりわけ チェブラーシカに対する責任感と 度量の深さは、
まるで我が子のために奔走する 父親のようにも映ります。

また、ゲーナは常にアコーディオンをたずさえ、
雨の日には 雨の街角で、雨の日を楽しむ歌を演奏します。

現状と折り合いつつも、日々を迎え入れる悦びと、
明日へ想いをめぐらす推進力にあふれた ゲーナの歌。
アコーディオンの音色が、彼の歌声と物語に哀感を添えます。

なかでも第三話 「チェブラーシカと怪盗おばあさん」の
ラストシーンは、この映画の名場面のひとつと言えるでしょう。

チェブラーシカ、シャパクリャクと並び、最後尾の列車の屋根に
腰かけたゲーナが弾き語る 「青い列車」は、深く心に響きます。

(C)2009 まーりたん All Rights Reserved.



2009年11月05日
主な登場人物について
チェブラーシカの主な登場人物について 書いてみたいと思います。

まずは、ワニのゲーナ。

独り暮らしの彼は、動物園に勤めています。
ゲーナは「ワニ」として働くことで、生計をたてているのです。

身なりに気を配り、礼儀をわきまえた なかなかの紳士でも
ある彼は、自らの境遇を受け入れ、割り切って生きている
「大人なワニ」といったところでしょうか。

ただ 紳士であるがゆえに、損な役回りを負わされることも
しばしば。心の片隅には、孤独をかかえているようです。
アコーディオンの弾き語りが得意です。

次に、怪盗おばあさん シャパクリャク。

街の危険人物として名の知れた彼女は、ハンドバッグの中に
相棒の どぶねずみを しのばせています。人を驚かせたり、
意地悪をするのが彼女の楽しみであり、生き甲斐のようです。

シャパクリャクは、 「良いことをしたって まったくの無駄!
有名になりたいなら悪いことをなさいな」と街の人達に吹聴します。
年を重ねた分、世の中を知る彼女の言葉には確かに一理あります。

そして、おサルさんのようでもあり、小熊のようでもあるけれど、
どの動物にも分類されない正体不明の生き物 チェブラーシカ。

オレンジの木箱の中で 眠っているうちに出荷されてしまい、
ロシアの街にやってきました。物事に対し少々頓着がないものの、
ひたむきで、他人を思いやる優しい心の持ち主 チェブラーシカ。

ある出来事をきっかけに、この3人?がロシアの街角で出会います。

チェブラーシカの存在そのものが、ゲーナとシャパクリャクを
はじめ、出会う人達の心に、少しずつ変化を起こしていくのです。

この続きは、またの機会に。

(C)2009 まーりたん All Rights Reserved.




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