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2017年08月11日

私が大手塾を辞めた理由

@ 進路指導
 私は、上司から伝えられる実績目標が苦手でした。「君の校舎からは今年、○○高校に△△名を合格させなさい」というものです。
 苦手な理由は大きく2つありました。
 1つは、生徒が行きたい高校を受験させてやれないことです。「トップ校に行ける生徒」が「トップ校に行きたい生徒」とは限りません。余裕で合格する力があっても、やりたいことがあるから2番手校を望むというケースもあります。
 もう1つは、ギリギリで合格して苦しむ生徒を見たくないことです。私は高校受験で指導しているのですが、生徒たちの人生において、まだまだゴールではありません。頑張って受験に合格したとしても、その中でまた競争しなければならないのです。その時に、ギリギリの能力で合格してしまった生徒は、3年間必死で頑張らなければなりません。青春を適度に謳歌しながら、高校生活をある程度楽しむ余裕も無くなってしまうことでしょう。もしこの生徒が志望校をあえて1つ下げていたなら、その集団の中で優位に立ち、大学への指定校推薦などももらえるかもしれないのです。「1つでも上の高校へ」が必ずしも正しくはないのです。

A 生徒のために全てを犠牲にすることを美徳とする風潮
 これは、塾の業界ならよくあることですね。「生徒のためなら全てを犠牲にする」という考え方です。私自身、半年以上の連勤も経験しました。若くて家庭の無いうちは、それでも良いのかもしれません。実際、仕事に没頭するのは楽しかったですしね。しかし、結婚して家庭を持つようになると、やはりそれは違うと思います。家族を幸せにするためには、家族と共に過ごすための時間も必要だと思うのです。もちろん、生徒も家族も大事にできている方もいるのかもしれませんが、私の力量では無理でした。

B Aの風潮の結果、何をやっているのか
 では、「今の自分は、生徒たちに対して、手を抜いているのか?」と考えると、決してそんなつもりはありません。むしろ、以前よりかなり手厚くなっています。
 では、その時間をどこから捻出しているのか?―私が前職に比べて手抜きをしているのは、イベントや営業ですね。祝日返上で生徒獲得を目的とした説明会を行ったり、勤務時間内に営業電話をかけたり…そういった、今預かっている生徒のためにならないものを徹底して省いています。そこで浮いた時間を授業の準備にあてたりしています。生徒募集という観点では、私の判断は間違っているのかもしれませんが、私は今のスタイルを気に入っています。
 大手塾で、職員が授業準備のために使える時間は驚くほど少ないです。「生徒のために」と職員の休みを削っておきながら、イベントを実施していたりするのです。それに対して、本当に生徒のために仕事ができていると感じられるこの日常が大好きです。
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