2017年06月04日
元教室長が語る、大手塾のメリットとデメリット
今回は大きく4つの項目に分けて述べようと思います。それぞれの項目で、メリット→デメリットの順に記そうと思いますので、よろしくお願いします。
@ 上位生の競争意識を育てやすい
大手塾の多くは「入塾テスト」を実施しています。つまり、ある程度のレベルを下回る生徒はその塾には入れません。「その敷居を超えられた生徒だけが集まる」という意味でも、既に競争させられています。
そして、その上でクラス分けをする塾もあります。いわゆる学力上位のクラスと学力下位のクラスです。規模に応じてクラス分けされるので、多いところでは4クラス・5クラスなどもあるのではないでしょうか?
更には、目的に応じてクラスを設定している塾もあります。例えば、最難関の高校を狙うために、厳しい基準をクリアできる最上位生のみを集めたクラスです。各学校でトップ10に入るのが当たり前のような生徒たちばかりが集まるのですから、それはもう豪華なメンバーですよね。
また、そのエリアの複数の学校からの生徒が集まるので、普段は学校で顔を合わせない生徒とも競争できるという利点もあります。
ただ、ここにはデメリットも潜んでいます。それは、人数が多いことによる「放置」です。どうしても面倒見には限界があります。「入塾したけど、ついていけない」というケースも。また、上位クラスや特別クラスに在籍していても、「数学が弱いのにそれを重点的に見てもらえない」などのケースもあり得ます。一言でいうと、「小回りが利かない」というものです。
あるいは、そもそも競争させられるのが好きではない子にとっては、このメリットはデメリットとなるでしょう。そういった生徒は、塾よりも個別指導や家庭教師の方が適しているはずです。
A 立地や設備が充実していることが多い
やはり、資本力が段違いです。個人では手が出ないような物件を所有したり、借りたりできます。一等駅の一等地の物件など、そういう立地を望むのであれば、大手塾のメリットは大きいでしょう。
対してデメリットですが、「その資本力は生徒の月謝から供給されている」ということでしょう。言うなれば、月謝が割高になってしまうということです。
B 1教科専任制
人材の数も桁違いです。英語は○○先生、数学は◇◇先生、国語は××先生、…というように、教科ごとに違う講師が指導することもあるでしょう。
講師からすると、1教科に専念させてもらえるのは、非常にありがたいです。何せ、自分の一番得意なものに集中できるのですから。
しかし、ここにも短所が潜在しております。それは、「講師間での指導力の格差」です。英語の授業は素晴らしくても、数学は残念なケース…など、例を挙げればキリがありません。そして、以前の記事で書いた通り、塾はその離職率の高さゆえに、人材リスクはかなりの確率で存在するはずです。
では、このリスクを回避するためにはどうすれば良いのか。それは、体験しかありません。受講する科目をすべて体験させてもらいましょう。1科目だけだと、看板講師の授業を見せられている可能性もありますので。
C ブランド力
「大手塾だからこそ」の最たるものではないでしょうか?個人塾ではなかなか覆せないものだと思います。
ブランドによる安心感を得たい人は少なからずいるでしょう。そのような方たちにとっては、大手塾は魅力的に感じられるはずです。
それではデメリットは…やはりブランドにはお金がかかります。チラシ1つとっても、専門のデザイナーに頼んだり、本社のビルも立派なものにしたり…つまり、月謝に跳ね返ってくるわけですね。
@ 上位生の競争意識を育てやすい
大手塾の多くは「入塾テスト」を実施しています。つまり、ある程度のレベルを下回る生徒はその塾には入れません。「その敷居を超えられた生徒だけが集まる」という意味でも、既に競争させられています。
そして、その上でクラス分けをする塾もあります。いわゆる学力上位のクラスと学力下位のクラスです。規模に応じてクラス分けされるので、多いところでは4クラス・5クラスなどもあるのではないでしょうか?
更には、目的に応じてクラスを設定している塾もあります。例えば、最難関の高校を狙うために、厳しい基準をクリアできる最上位生のみを集めたクラスです。各学校でトップ10に入るのが当たり前のような生徒たちばかりが集まるのですから、それはもう豪華なメンバーですよね。
また、そのエリアの複数の学校からの生徒が集まるので、普段は学校で顔を合わせない生徒とも競争できるという利点もあります。
ただ、ここにはデメリットも潜んでいます。それは、人数が多いことによる「放置」です。どうしても面倒見には限界があります。「入塾したけど、ついていけない」というケースも。また、上位クラスや特別クラスに在籍していても、「数学が弱いのにそれを重点的に見てもらえない」などのケースもあり得ます。一言でいうと、「小回りが利かない」というものです。
あるいは、そもそも競争させられるのが好きではない子にとっては、このメリットはデメリットとなるでしょう。そういった生徒は、塾よりも個別指導や家庭教師の方が適しているはずです。
A 立地や設備が充実していることが多い
やはり、資本力が段違いです。個人では手が出ないような物件を所有したり、借りたりできます。一等駅の一等地の物件など、そういう立地を望むのであれば、大手塾のメリットは大きいでしょう。
対してデメリットですが、「その資本力は生徒の月謝から供給されている」ということでしょう。言うなれば、月謝が割高になってしまうということです。
B 1教科専任制
人材の数も桁違いです。英語は○○先生、数学は◇◇先生、国語は××先生、…というように、教科ごとに違う講師が指導することもあるでしょう。
講師からすると、1教科に専念させてもらえるのは、非常にありがたいです。何せ、自分の一番得意なものに集中できるのですから。
しかし、ここにも短所が潜在しております。それは、「講師間での指導力の格差」です。英語の授業は素晴らしくても、数学は残念なケース…など、例を挙げればキリがありません。そして、以前の記事で書いた通り、塾はその離職率の高さゆえに、人材リスクはかなりの確率で存在するはずです。
では、このリスクを回避するためにはどうすれば良いのか。それは、体験しかありません。受講する科目をすべて体験させてもらいましょう。1科目だけだと、看板講師の授業を見せられている可能性もありますので。
C ブランド力
「大手塾だからこそ」の最たるものではないでしょうか?個人塾ではなかなか覆せないものだと思います。
ブランドによる安心感を得たい人は少なからずいるでしょう。そのような方たちにとっては、大手塾は魅力的に感じられるはずです。
それではデメリットは…やはりブランドにはお金がかかります。チラシ1つとっても、専門のデザイナーに頼んだり、本社のビルも立派なものにしたり…つまり、月謝に跳ね返ってくるわけですね。
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